月はみちかけケモノの恋【コミックス版】
」のレビュー

月はみちかけケモノの恋【コミックス版】

野白ぐり

儚い

2024年9月7日
ぐり先生の作品は、柔らかな絵のタッチ、清潔感、儚さ、ストーリーがドンピシャで大好きです。ただ、この作品だけは、人外ものだったのでスルーしていたのですが‥何でもっと早く読まなかったのかと悔やんでしまったくらい秀逸。他の方のレビューにある通り、もっとラブラブな2人の生活や寿命の違い、将来、狛を残していく苦悩等、欲を言えば読みたかったエピソードですが、最後、数ページ、余白で読者に全てを理解させ、1人でも満たされて生きていけるだけの有り余る程の愛情、想い出があったことが分かるからこそ、切なくて、淋しくて‥やっぱり幸せで感動し泣けました。迷ってる方は、是非、読んでみて欲しいです。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!