寄宿舎の黒猫は夜をしらない
」のレビュー

寄宿舎の黒猫は夜をしらない

鯛野ニッケ

迷ったら即買いするべき

ネタバレ
2024年9月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 評価がとても良かったので買ってみたのですが想像を上回る神作品でした。
簡単にあらすじを紹介します
この世界にはヒトの他に吸血人類というヒトと同じ姿をした種族が存在しています。彼らはヒトに存在がバレないように招待を隠しながら生活をしているのですが、ヒトが彼らを愛した時に「星の鱗粉」という成分を分泌します。それを吸血人類が吸い込むと抗えないほど強い吸血衝動に駆られてしまいます。
しかし、吸血人類の牙は吸血した後の相手を行動不能にする幻惑作用を持っているため吸血するとヒトに苦痛を与えることになります。
この作品の肝はヒトは「愛しているから噛まれてもいい。」と思い星の鱗粉を無意識に出す、吸血人類は「愛する人を苦しめたくない」と思い本能に抗う。このすれ違いです。
吸血人類はヒトを愛することを許されないこの世界で1人のヒトを愛してしまった。
その結果巻き起こるトラブルと2人の愛の話に涙が止まりませんでした😩
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