世界でいちばん遠い恋
」のレビュー

世界でいちばん遠い恋

麻生ミツ晃

これはもう純文学!

2024年9月13日
1巻から2人の気持ちの変化がとても丁寧に描かれていて、BLというジャンルを超えて純文学だと感じています。
重度難聴者というハンデキャップを持っている五十鈴の人物像についても、障害者である前に1人の魅力的な人として好感が持てます。主人公の壬生君はバイオリン奏者とさて天才的ながらも大衆と迎合出来ない疎外感や、才能を開花できないでいる問題を2人の恋愛観の中で発見していくこの2巻はとても読み応えがありました。3巻で完結するようですが、今からとても楽しみです。
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