今まで読んだBL漫画で初めて泣きました。それくらい感動的な作品でした。
主人公のふたりの抱える問題や孤独を互いにゆっくり打ち解けあっていい方向に成長する描写が良かったです。
とくに攻めの十嘉が受けの五十鈴との長いふれあいの中で自分の音楽への考え方が変わっていく様はとても良かったです。
実写化やアニメ化に発展しても全然おかしくないくらいの名作。
昨今、BL界隈はファンタジーが多いです。刺激的な展開が多くて商業展開もしやすいのでしょうが、それ一辺倒ではなくこのような恋愛描写だけでないキャラクターの人生について考えさせられる、ゆったりと時が流れていくような、冬に飲む温かいココアのようなじんわりとした現代BLが増えたらいいなあと思わせる作品でした。