コスメティック・プレイラバー
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コスメティック・プレイラバー

楢島さち

読み始めたら止まらん……

ネタバレ
2024年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 化粧品ブランドの男性美容部員である間宮棗と、その後輩の佐橋斗真。真っ直ぐな性格の棗が、才能があるにもかかわらず無気力だった斗真を変えていくお話。

正直、1巻ではこの2人にハマりませんでした。ロッカールームで斗真が棗に××しちゃうのも酷いし、棗のお客様トラブルもさっさと職場で情報共有しときゃ済んだのに、と。

ただ巻末収録のスピンオフ「ビターネス・プレイラバー」にハマりました。棗の過去の因縁の相手であり外商員の柿崎と、柿崎のお客様であり斗真の知人である西園寺のラブコメ。2人のキャラが立ってて面白い。全巻の巻末に掲載されていて、少しずつお話が更新されていきます。

このビタラバ目的で続巻を読んでいたら、だんだんメインのコスラバにもハマっていっちゃった。2巻以降は普通に面白い。最初はいろんなことにウジウジしていた棗も斗真の成長と成功を心から応援するようになって、物語の芯がスッと通るようになった。2人の前向きな関係が眩しいし、どんどんお互いに甘々になっていくのもヨロシ。

最新刊9巻は、もうひとつのスピンオフ「トワイライト・プレイラバー」のその後も掲載されています。
基本的には満足なんだけど、そろそろビタラバの柿崎くんが西園寺に屈してラブラブになるところが見たいです(笑)
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