ダイヤモンドの功罪
」のレビュー

ダイヤモンドの功罪

平井大橋

もはやグロい

2024年9月17日
"才能"というものの残酷さがびっっしりと描写されていて、主人公というよりは周りに自分を投影してしまう。

小さい頃の競争なんて大きくなったら忘れるだろうし、あんま気にすんなよ!って読みながら思ってましたが、スポーツ推薦だったり周りの親の思惑が絡み始めてさらにグロさが増していきます。

小さい頃から出来すぎるが故に爪弾きにされてきた主人公の性格が歪まないわけがなく、どこか卑屈でコミュニケーションに難点があるのがリアル。

心理的安全性、承認が心や人格形成にいかに重要かがわかる。
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