どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
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どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます

セレン/碧貴子/すらだまみ

顔以外魅力がないんだが

ネタバレ
2024年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画が小奇麗なのでエロ漫画としてならいいが『少女漫画』ではないかな。
とにかく殿下が顔以外いい所ゼロ。頭がいい設定なんだろうけど、惚れた女一人手中に収められない、計画?も後手後手な時点で賢く見えない。漫画のキャラの顔が男女共に良い(女性向けなら尚更)のは最早”当たり前”なので、それ以外で「素敵」って思わせてくれないと、顔だけ男の事をズルズル引き摺ってる主人公の株も下がるんだよね。
子供の頃からの許嫁でずっと好きで家同士の問題(本人は最近知った)もあるだろうけど、周りにまともな男もいるし、隔離されてたわけでもない。最初は同情出来たけど真相や経緯が分かるにつれ、途中いくらでも機会はあったのに男にとっとと見切り付けられずにいたのは主人公自身。現状は自業自得にしか見えず、応援も出来なくなってくる。悲劇のヒロインではない。
原作の小説がそうなのか、ネームきった人が小説のキャラ落とし込めてないかは謎だけど、どっちにしても編集なり打ち合わせなりでその辺チェック入らなかったんだろうか?そしてとりあえず男女の恋愛が入ってれば『少女漫画!』っとでも思っているんだろうか……?製作者サイド全員、歴代の名作少女漫画をもっと読み込んでほしい。
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