うる星やつら 〔新装版〕
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うる星やつら 〔新装版〕

高橋留美子

思い出補正かもしれませんが

ネタバレ
2024年9月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の頃やってたアニメは欠かさず観ていた訳でもない。OP/ED曲もなんか大っぴらに聴くのが小っ恥ずかしい曲ばっかりやなと。どっちかって言うと、ドキドキしながら観たのはめぞん一刻の方で。

だからこの作品、特に漫画を読んだのは20代の大人になってからです。終盤にかけて上手くなっていきますが、それでも特別に可愛い絵という訳でもないし、女の子女の子してる女の子も幽霊の子位かな?しか出てきませんが、なんというかハチャメチャなんですけどみんな楽しそうで自然で、しかも登場する人達がほぼ全世代で、みんな上下関係もなく同レベルでわちゃわちゃなんです。

普通は若者中心の作品なら、親世代の人や先生は、どちらかと言えば小馬鹿にするというか、愚かな描き方をするか、目上の人という断絶した描写をするのですが、この作品はみんな同レベルなんです。

これは貴重で、あたるとラムの関係も魅力的ですが、作品全体の雰囲気がとても好きで、セリフをほぼ覚えてるくらい、何度も読みました。ドタバタギャグマンガなんですが、強く女々しくない女の子達、あたるもそうですが、大概はアホでどこまでもスケベな男の子達、ですがみんな心根は良い人達。古典と言ってもいい作品ですが、オススメです。

で、大人になって洋楽やら色々聴いて、改めてアニメのOP/ED曲を聴き、クオリティの高さとオリジナリティー溢れる内容に驚いたりもしています。(今ではルパンと同レベルに好きです)
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