このレビューはネタバレを含みます▼
身近に車椅子の方がいないので、晴人達に共感はできない。ただただ晴人達の想いや決断、選択に心揺さぶられる。そして泣く。身近にいないし経験もないので、映画館で晴人が感じた周りの人の対応を私もしてるなと。けど、いつ自分が事故にあったり、病気になったりするなんてわからないから、全くの他人事でもないなと。結局そのくらいの認識の私は浅いなーと。晃が晴人の事故の時に選択、決断したのは同情ではないと思うし、一緒に住むのだって同情ではない。同情から自分の夢より困難がわかってる将来を、他人を選ぶのなんて、無理じゃない?同情があってもそれを超える大きくて確かな愛がないと選べないよなと思う。意地でも執着でも共依存でも、自分の親でも一緒に住む、生活するという決断は難しいと思うのに。正しい決断、少しも後悔しない選択、決断があるかどうかはわからないけど、晃の選択も、晴人の選択も最後の2人の選択も、2人が納得して少しでも心穏やかであれば私は良かったなと思います。BLだけど、BLでとどまらない。けどやっぱりBLなので、もっと世界が、日本がいろんな愛な形を受け入れてくれるといいなという気持ちになる物語でした。語彙力と文才がない私に腹が立つw涙する場面も多いけど、和やかなところもあって、愛が溢れる素敵な作品でした。重そうで読み返せないかもと思っていたけど、全然読み返してしまう。色々考えさせられるし、深い話だけど、つまるところ愛の話だったなー!!ビッグラブ!!