とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】
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とめどなく、シュガー 【電子限定特典付き】

児島かつら

泣いた

ネタバレ
2024年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ こっちの作品を先に買おうとしたらスピンオフと知り、先にあっちを読んできました。
距離を置かれながも、毎日返事の来ない連絡をする。
自語りになってしまうけど、私も今の旦那とまだ付き合っていた頃に色々あって距離を置いたことがあった。
旦那は毎日メールをくれた。
それこそ作中の敬太みたいな、日記みたいなメール。
私は返事はしなかったけど、それでも旦那は毎日送り続けてくれて。
そのあとまた色々あり仲直りしたんだけど、旦那に「毎日うちから返事ないのにメール送るのだるくなかった?」と聞いたら「だるくないよ。自分のことを忘れられないように必死だったから」と言われ、その時になんて自分は酷いことしてたんや…と思ったのでした。
読みながら、自分の当時のことを思い出してました。
辛かったろう、敬太。
よく頑張ったしよく我慢したし、理一も家族へのカミングアウトは勇気を振り絞っただろう、よく頑張った。
もうね、久しぶりに会った2人のシーンで良かったなぁ…ってなった所へ敬太の涙で私の涙腺の堤防が決壊しましたわ…。
良かった良かった。
語彙力なくてごめんだけど、ホンマに良かった。
でもひとつだけ気になったの、理一の父親へのカミングアウトのシーン欲しかった。
どんな風に告げて、父親からどんな言葉を貰ったのか。
もちろんカフェを出店するにあたり理一の父親がサポートしてくれた的なこと書いてあったので関係は良好なんだろうけど、理一が敬太との先を見据えるにあたって1番の難所?とも言うべきポイントが理一の父親へのカミングアウトだと思ってたから、そこが無かったのがちょっと残念。
それでも星5つです。
星が5つしかつけられないから、5つなのであって、なんなら7個8個、いや10個ぐらいつけたいほど良い作品でした。
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