どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】
」のレビュー

どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】

セレン/碧貴子/すらだまみ

怒涛の展開で飽きさせない

ネタバレ
2024年9月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ よくある悪役令嬢ものかと思ったら全く違いました。賢く美しい侯爵令嬢アニエスの恋心と勘違い(王太子リュシーが素直じゃないのとポーカーフェイスが過ぎるせい)による策略、伯爵令嬢リーリエが起こす事件、父親であるドラフィール侯爵と王太子の取引など、様々に絡み合い、すれ違いながらストーリーは進みます。アニエスのモノローグには涙を誘われる場面も多かった。あんなに冷たくされていては好きでいるのが辛くなるのは確かで、気持ちを態度と言葉で伝えるのは大切だと本当に思う。アニエスとリュシーには幸せになって欲しい。展開が早くて飽きないのもあるけれど、1話のページ数がかなり多いのもお得感満載。このポイントでこんなに読めて良いの?!と有り難いくらいに読みごたえあり。オススメですよ。
最終話まで読んでの追加の感想です。ヤキモキさせられましたが収まるところに収まって、素直にお互いの愛情を伝えられるようになって良かった。子どもの頃からのすれ違い(というかリュシーの強烈な思い違い)が解消されて、心も繋がり信頼で結ばれて、、、アニエスは今までの辛かった年数分も幸せになっておくれ。最後リュシーがイイオトコになって惚れました。大人になったね。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!