それでも、やさしい恋をする
」のレビュー

それでも、やさしい恋をする

ヨネダコウ

とても素晴らしいお話です。

ネタバレ
2014年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「どうしても触れたくない」のスピンオフ作品です。
互いに知り合って仲良くなって、友達なのにすきになってしまって、気持ちをセーブをしようとしてうまくいかなくて、逢いたいし逢えると嬉しいし期待もするし、恥ずかしかったり気まずかったり、微妙な距離感が居心地悪かったり、でも幸せで。
想いが通じてもやっぱり苦しくて、でもとても幸せで、だからこそ不安で、大切にしたいし独占したいし嫉妬もするし幸せにしたいし。すきで、すきで…。

みたいな感じなことが、ふたりの間でとてもリズム良く強引な展開でもなく、自然な流れでお話が進んで行きます。
お洒落でもあるテンポのお話なのに、不思議とリアリティもあって、私がBL作品に求めるすべてのものが詰まったお話です!
主人公たちのちょっとした表情や態度や、台詞やモノローグや絶妙の間に、ときめく場面が何度もあります。
読み進めていくうちに、いじらしくて可愛らしいのに、男らしくてかっこいい出口に、小野田がどんどん惹かれる気持ちがわかる気がしました。
さすがヨネダコウ先生だと思います。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!