愛しき年上のオメガ
」のレビュー

愛しき年上のオメガ

遠野春日/みずかねりょう

両方の視点から楽しめます

ネタバレ
2024年10月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱり遠野春日先生の書く攻めがだいすきです。この攻め、高校生でまだなんの力もない、貴族のボンボンなんですが、本人もそのことをわかってて、歯痒い気持ちとか、それでも自分に出来ることをしたいっていう思いが好きですね。2人の心の内側がたっぷり書いてあるので、わたしはこのスタイルとてもすきです。受けが本当に辛い人生送ってて、情熱シリーズの佳人さん超えたかも…佳人さんはいちおうヤクザの囲われモノだったし、大学まで行かせてもらえたけど、雅巳さんはマジで知らない人ともだし、両親もわからないし。かわいそうな人だった。攻めがこれからは受けのこと守って包み込んでほしい。どうしようもなく惹かれ合う2人の気持ちがよかったです!ただ、事件の畳み方があっさりしてて、あんだけ受けのところに来てた警察のいけすかない刑事とかコテンパンにしてやりたくなったし、写真送りつけてきた元番相手の妻は蹴り飛ばしたいです(中指立てるポーズ)あと、卒業式に燕尾服はまあ良いとして、シルクハットは恥ずかしいと思った。ちょっと物馴れ無さ過ぎて、、攻めの父親たちのお話もあるようなので、そっちも読みたいです!
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