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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
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  • 罪な悪戯

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ3作目ごろちゃんモテモテ
    ネタバレ
    2025年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 面白くて途中でやめられないくらい面白い!!!寝る前に読まない方がいいです。結局犯人は!?動機は!?てなって、ページをめくる手が止まらなくなりますから…
    トミーの下の名前も出てきたんですが、秒で忘れました。あとで調べたいと思います。前の巻から、この男ウザい…目障り…(言葉が強いわよ)と思っていたのですが、今回盛大にしてやられますので、これ読んだ後だとなんか邪険にしづらい気持ちも湧き上がってきて、本当よく考えられてるな〜と感心する思いです。
    だって、夜の会社で残業中にキスですよ??しかもちゃんと恋人のいる人に…不倫でも構いませんだなんて言われても、迷惑よねぇ!?うるせ〜!(パンチ)ていう気持ち。なんですが、今回はトミーのおかげで助かりました。ごろちゃん、モテすぎるのも考えものよ…あなたのことが心配でたまりません。
    三条さんは登場してきた時から怪しかったのでさもありなんという感じなんですが、トミーとの騒動と良平の追っている事件とが段々とリンクしていく様子が面白いです!サメちゃんにミトモも登場でワクワクが止まりません。というか、良平東大法学部て上條さんの同期もしくは後輩とかじゃないの???と思いました。みんなまた出てきたら面白いなぁ。
    良平を心配させたくなくて、会社であったイヤなこととか話さないごろちゃんは健気なんだけど、こんな事になるなら最初からちゃんと話しておけばよかったよね。トミーがいろいろと騒いでしつこくするから、ごろちゃん自身あいつが勝手して騒いでるだけだ、みたいに事態を軽くみてるふしもあるし。このシリーズはこれからもごろちゃんが危険な目に遭うのだろうか…
    良平は、面白おかしくヘラヘラしてるだけじゃなくて、自分がトミーに嫉妬してる事とか、ごろちゃんの前では隠していた事知ってますます好きになった!!!カッコ悪いとこ見せたくないやん?って真剣な顔で言われたら絶対惚れると思う。ちょっと攻めの本心が覗けました。書き下ろし漫画のトミーとのやり取りが笑えます。笑いと事件、エロとの配分が程よい3巻でございました。
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  • 罪な約束

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ2作目湯けむり温泉殺人事件
    ネタバレ
    2025年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目ですわ!ごろちゃんと良平は相変わらずイチャイチャ、チュッチュしてとにかくずっと抱きしめあって、一緒にいる間はどこかしら触れ合ってるみたいな超ラブラブ新婚夫夫って感じで常時ハートが飛んでる。飛び交ってる。ごろちゃんがこんなこと聞いたら怒りそうだけど笑
    しかし!2作目にして早速ごろちゃんに歯向かうイヤミな奴が登場!!富岡ことトミーは最初こそ嫌〜なやつでしたが、なんと良平のライバルに立候補!?マ、マジか〜…1作目に出てきた里見さんなんか、10年も片思いして頭おかしくなっちゃったのに、またこんなポッと出の若造に……やりきれないよう…こういう輩からごろちゃんをずっと守ってあげて欲しかった。里見さんは友達のままそばにいて欲しかった。。
    まあ、ごろちゃんの2つ下だから言うほど歳の差はないんですが(攻30、受29、トミー27)、なんか攻め以外の男に軽い感じで迫られるのは腹立ちましたね!!!怒
    男とはヤッたことないし笑みたいな言い草にカチーンときて出てくる度にイラついたんですが、最後のおまけショートとか読んで、トミーも自分の気持ちに折り合いつかなかったみたいやし、許してやったらどうや?の精神になれた。残業してるごろちゃんのこと気にかけてくれたり、お前、ホンマにこれからの態度次第やからな???という気持ち。(何目線なんや?)だって、ごろちゃんのこと軽んじて、馬鹿にしてる感じしたんだもんー!!!なんなら、良平さんのこともチラッと見ただけのくせに、男同士でバカじゃねえのって思ってるの感じ取ったんだよ〜!!!許せないって思ったけど、それもこれもごろちゃんが可愛すぎるせいか…罪な存在〜♩
    全然触れてないねんけど、本編の殺人事件も面白かったです。本宮と南野の関係性エモいったらありゃしない。これもっと掘り下げたらこの2人の一生やって終わっちゃうもんね。絶対、お互いのこと特別に思ってたはずなのに、なんでこうなったのか。なかなか切ないお話で、軽く読めるのに味わい深いものです。
    というか、新宿サメ!!納さん出てきましたね。みだらシリーズでもお馴染みの!テンション上がるわ〜良平さんの周りではすっかりごろちゃん嫁扱いです。ごろちゃん今回は自分から攻めに頑張ってご奉仕したりして可愛かったな…本当はご飯作ってあげて、お風呂も炊いてあげたいのにお仕事忙しくなってきてしょんぼりしてるの可愛すぎる。ホンマいい嫁
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  • 罪なくちづけ

    愁堂れな/陸裕千景子

    作者様デビュー作♡
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この先生の長編はみだらシリーズがすごく面白くて、大好きで、一段落ついたらまた読もうと思って積んでありましたが、とうとう解禁です!
    はっきり言って受けに起こった出来事は本当に現実に起きたことだとしたら、辛くて、とても耐えられるようなことではないのですが、この先生の文章だとなんか平気なんですよね!不思議です。刑事物だから、事件はつきものっていうのもあるとは思うんですが、それよりも登場人物や話の流れが魅力的で、グイグイ読ませる力が凄いです。これがデビュー作とはとても思えません。本格的なミステリー、刑事物ではありませんし、犯人に目星もつくんですけど、とても面白いです。
    そして、警視なのに容疑者宅に泊まっちゃうような、軽くてすぐエチしたがる胡散臭い関西弁攻め!!!お前がすきだーー!!!なんでそんなに魅力的なんだ…辛いところ弱ってる受けが好き好き攻撃でそばに居てくれることにホッとして絆され、深く愛するようになったのも納得というか、軽い感じなのに、それもまた良いというか…一緒にいると楽しくて、いないと部屋中静かになったような寂しくてたまらない気持ちになる攻めなんだが……ヤバい、攻めがめちゃくちゃ好き……(攻めはごろちゃんのものよ)
    攻めのごろちゃん呼びもめちゃくちゃ好きなんだよ。とにかくすぐキスしてきて、甘くって砂吐きそうだわ。
    里見さんが、ちょっと可哀想かも…という気持ちもある。10年も好きだったなんて。もしかしたら、今ごろちゃんのそばにいるのは自分だったかもしれないんだよ???それを会ったばかりの人に奪われて。この関係を壊してしまうことをそんなにも恐れなければ、別の道があったかもしれないのに。本当は良い人そうなのに、10年もの月日が気持ちを捻じ曲げちゃったような感じ。切なかった。この人の強カンセも私は嫌いじゃなかったよ。ただ切なくて可哀想だった。
    おまけの一緒に家具を買いに行く話も良いです。少しずつ2人の気持ちが寄り添いあっていけたらいいよね。こんなにエチしてばかりの2人ですが、攻めの視点がないので本当はあの時何を考えていたのか?ていうのがないんですね。だから、読者にも攻めのことがミステリアスに映ります。余計なことはめちゃくちゃ喋るのに笑、自分の事はあんまり話さないし。ごろちゃんはかわいいし、攻めは面白いわで最高のシリーズの幕開け!
  • 50番目のファーストラブ

    月村奎/高久尚子

    全然合わなかったごめんなさいごめんなさい
    ネタバレ
    2025年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月村先生好きな方はこのレビュー読まない方がいいと思います。
    私月村先生好きだと思ってんだけど、好みが変わって好きじゃなくなったんだろうか…と思うほど、ここ最近読んだ先生の本みんな心からの星5評価付けられるものなくて泣いてます。2年ぐらい前に連続していくつか読んだ作品は結構好きだったのですが…
    まあ、この作品に関して言えば受けがヤリちんというのが設定としてあまり好きではないというのはありますね。経験豊富、ぐらいなら良いんですけど、この受けは女性に対するリスペクトもなくて、1人遊びと同じってハッキリ作中に書いてありますからね…そこでまずウワァ…となります。
    シングルマザーの家庭環境で、これまた独特の哲学を持つ母親に幼少期思う存分甘えられなかったことからくる、寂しさなんかは可愛かったんですけどね。母親の恋人に嫉妬して、そんなやつより、俺のこと抱っこしてくれればいいのにみたいな文は激しく萌えて、この受け可愛い!!!と思ったんですが、そういう可愛げはそこだけでした。あ、お母さんに踵とか爪にヤスリかけてもらうシーンも素直で可愛かったかな?でも、そこだけだったんです…
    攻めは大学の友達のお兄さんで、受けを弟と同じ感覚で可愛がってくれます。私には受けって、ヤッた人数だけでマウント取りするテクもおざなりなクソガキにしか思えなかったんだけど、セッ依存症じゃない?って返したりとか、攻めの返し秀逸です。内心めちゃくちゃ受けに馬鹿にされてて、それ気づかない訳でもないだろうに普通にいろんなところ連れて行ってくれたりとか、すごいんですよね。でも、それも立ってるステージがあまりにも違いすぎるからかなと思った。今の受けに1人の人を愛して幸せに生きることなんて説いてもただの綺麗事、もしくは、女引っ掛けられもしない男の負け惜しみくらいにしか響かないんだろうから、何言っても無駄というか…徒労に感じます。そんな相手を私ならそもそも好きになれない。
    攻めは攻めで受けのこと何回もかわいいって言うんですけど、だんだんとそれも皮肉か?って感じになって素直に受け取れなくなります。うーん…攻めも受けもダメだった。
    極め付けは受けの浮気ですね。あれが浮気じゃないなら、この世に浮気は存在しないことになると思うんだが…受けの浅はかな感じがおバカ通りこして、頭悪いなとしか感じられず、自分の感想に対して嫌な気持ちになりました。
  • ナゲキのカナリヤ―ウタエ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ最終巻リーマンカプ
    ネタバレ
    2025年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最後のカプが1番甘かったかも…!いや、この2人にもこのシリーズに相応しいトンデモなモンスター、サユババが出てきますけどね…笑 本当にこのシリーズは、登場人物に訪れる試練毎回大きすぎました。
    前作では、こんな小動物系のピルピルお兄さんになるとは思っていなかった受け。自分本当の子供じゃないんだー!とか、近所迷惑な騒音、正廣さんとの兄弟バトルなどなど、大暴れしたのになんかキャラ変わってない…???本当は生徒会長もやるくらい、優等生なんですは驚いた。勉強がんばってるのは知ってたけど。本当はあんな殴りあいの喧嘩できるような人じゃないんじゃん!うーん、後出し感がすごい笑笑 これは前作出た時には設定固まってなかったと見た。
    なんなら、攻めもダリさんになるとは決めてなかったみたいだもんね。
    内容!めちゃくちゃ受けかわいそうだった…これ男女逆だったらって思うと、すぐさま警察案件だと思うんだが。キショラインすぎる……しかも、ホテルにまで。飲み会で酔った日だけじゃなくて、素面になった後もしつこくて2回目行ってるからね。しんど…
    攻めは同じ会社の人間じゃないので、実質的に問題を解決してくれたわけじゃないんだけど、とても親身になってくれたし、攻めが励ましてくれたから受けも頑張れたって感じかな。受けが自力で味方見つけて、環境変えていって…えらいよ。も少し攻めの見せ場欲しかったけど。
    攻めは受けのこと最初から人として好きになったんだろうな〜っていうのはわかってましたが、わかりにくかったね〜
    受けが会議室でゲロ吐いて夢現のまま攻めの住む街へ行くのも、この辺のやり取りわかりにくい。なんかわけわからんまま攻めと遭遇して攻めに告白してキスして、そこから会議室での真実ぶっちゃけの流れなんですが、流れやや淀んでたと思う。ここもう少しコンパクトに読みやすくできなかったんでしょうか。そのままエチに雪崩れ込んで、その後で実は…ではダメなんでしょうか?正直言って一旦熱が冷めました。その熱いパッションのまま攻めに抱いて欲しかったんですけど、個人的にここの流れが悪いこと気になって集中できなかった。そもそも攻めと道で遭遇したこと自体無理がある。
    攻めが甘くて優しくて最高だったんですけど、最後にしたエチがやや変態くさくてちょっと…男の娘好き発言もあったし、ムッツリスケベか?うーん、なんか所々気になるところがあって星4かなあ
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  • リナリアのナミダ―マワレ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ6作目仮面浪人×売店店員
    ネタバレ
    2025年9月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作で出てきた悪そうな攻め、訳あり臭のプンプンする受け!面白かったです。しかし、このシリーズは本当に次から次へとヤバい人出てくるな…最初の巻に出てきた平井と繋がりのある人物がここで出てくると思いませんでした。冲村さんも中々大変な目に遭いましたけど、佐光は更にその上を行くかも…シリーズの中でも長い期間苦しめられた被害者。単純な家族間の行き違いか?と思わせて。やっぱり、お前が黒幕かー!そうだよね〜…という幕引き。こういう意味わからん粘着してくる輩は、執念が凄いよねほんと。ただ、兄弟で憎み合ってたとかじゃなかったのはなんか救いがあったかな。
    それにしても、受けの一栄さんの過去すごい気になるのに、思ってたよりサラッとやっておしまいでしたね!?元彼の廉とかいう人の話もやろうと思ったらこれだけで上下巻とかになりそうなのに…リナリアのタトゥーはエロすぎますね。花自体はそうでもないんだけど、お揃いっていうのがまた。。佐光もそれに合わせたタトゥー入れちゃうし、今作はエチシーンがエロいです。ただ、この2人は恋人になった後は、案外穏やかに過ごしてそうなイメージ。清白さんともっと揉めてガチャガチャやってるかと思ったけど、そうでもないみたいだし??なんかその辺はご都合主義っぽくもあるけど。ヤクザの姐さんポジの受けがその世界そうそう簡単に抜け出せるとは思えないし、絶対清白さんに体差し出してると思ったから、なんかその辺は肩透かしです。別に揉めろ!って言ってるわけじゃないんだけどね笑笑
    とにかく攻めの周辺があまりにもゴタゴタしてたので、それ解決するだけでも一冊丸々かかった感じ。あとがきも余裕ないので、書き下ろしもなしです。
    昭生さんが出てきて、またお客さんにモテまくってる描写とか、だんだんと佐光と打ち解けてくるシーンが見れて大満足です!欲を言えば、バイトの佐光にヤキモチ妬く伊勢さんとか見たかった〜!!!このシリーズおわっちゃうのが寂しいよ…まだまだ伊勢昭生カプのその後が足りないよ…いよいよシリーズも大詰め、あと一冊!!
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  • ミントのクチビル―ハシレ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ5作目王子×箱入り美少年
    ネタバレ
    2025年9月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 盛大なネタバレです!!まだヒマワリを読み終わってない人、順番抜かしてこれから読もうとしてる人は刊行順に読んで欲しい!!!
    あのね…【歓喜】昭生さん、伊勢さんと一緒に暮らしてた〜!!!!【号泣】朗は卒業して栢野先生のところに嫁に行ったそうです。薬指にもうちに越しておいで、という台詞があったので有言実行。マジで泣いちゃうよ…この2人が一緒に暮らしてて、もう朗いるから今日はダメとかいう押し問答をしなくて済むかと思うと…伊勢さん、もう今では毎日同じ屋根の下で暮らしてるんやね。おめでとう…おめでとう…
    昭生さんは、徳井のこと隠してたのほんとバカねって感じなんやけど、もう伊勢さんがたっぷり叱ってくれたので言うことないです。本当は徳井の襲撃にビビってたし、1人じゃなくて良かったと思ってるに決まってますからね。昭生さんが素直に慰められて、背中に腕を回す描写に感無量です。はっきり言って、この2人の登場に何もかも持ってかれました、ハイ。
    このお話は、前作に出てきた小島=邦海さんが主人公になってて驚きました。あ、そこ続くんだ!?と思った。それにしても昭生さんは本当いろいろと人を引き寄せちゃって、しかも色んな人の人生に間接的に影響を及ぼしちゃって、ひとかたならぬ人です。うーん、でもね〜正直言ってお話本編はあんまり面白くなかったです。たはは…マジで伊勢昭生カプのその後には散々興奮させられましたけど、桜哉くんがね〜…ぶっちゃけ好みじゃありませんでしたごめんなさい。。本編だけなら星2にしました。本当に、身内に1人人を見る目のない人間がいるだけで、こんなに苦労するんだな〜と思っちゃうと、桜哉くん自身がどんなにイイコでも、めんどくさいな思ってしまいました。すみません!みんな桜哉くんの気持ちとか、志向には気づいた上でそっと見守ってくれてたんだよね。天野さん、姉、義兄みんな優しいよ。どんだけ気を遣わせる受けなんだと思ってしまったよ…姫扱いされるのも納得だよ(この場合の姫は悪い意味だぞ)特に自分のお姉さんがそんな目に遭っていたのに、初恋に目が眩んで何も見えないみたいなのはドン引きかな。その後も徳井とかいう男ヤバいネタしか出てこなかったし、受けの人を見る目のなさはちょっと…頭お花畑の人かな?って感じで引きました。本当にごめんなさい。それを一応は好きだった邦海さんも同じくです。愛想つきたみたいだけど色々無理!
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  • 溺れた純愛【イラスト入り】

    中原一也/高嶋上総

    櫂みたいなちょっとシャイで優しい男すきだ
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になっていたのですが、いつか読もうと積読してました。めちゃくちゃ良かったです!!!短編なのに、中原一也先生の良いところがたくさん詰まってる!!!
    まず、エロのシーンはこれでもか!とエロいです。私、中原先生のエチシーン大好きなんですよね〜体内に残された精莢が蠢いて、あの日の夜を思い起こされるシーン最高。エロいし、櫂が居なくなってしまって寂しくて、切ない。多分、2人は両思いだったんだと思うから、人間の身体で一回くらい思い遂げさせてあげて欲しかった。お姫様抱っこで町医者連れていってくれる攻めに惚れないわけないでしょ。Dr.ナントカ診療所的な所に連れ込まれて、衣服を剥ぎ取る手付きもままならずに剥ぎ取られて、そのまま…とか、!多分、そこから攻めも気持ちに抑えが効かなくなっていったんじゃないのかなぁ…本当はイカが真の姿なのか、やっぱり食べられちゃったのかな…わからないけど、イカですか!?という驚きを凌駕する切なさ、こういう本別のテーマでまたやってほしい。めちゃくちゃ良かった。
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  • 白百合の供物【SS付き電子限定版】

    宮緒葵/ミドリノエバ

    読了後、リヒトの言動を振り返ってみよう!
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。やっぱり宮緒先生は最高です。大好き。受けが悲惨な境遇で教会から虐げられていたシーンや、アイスラーをはじめとする帝国側の腐った輩には嫌悪怒りが込み上げてきますが、最終的に全部攻めがぶっ潰してくれます!本当はアイスラーも攻めが終わらせて欲しかったけど、マリウス共々処刑確定エンドなのでOKです。攻めが無双するシーン好きすぎる…惚れ惚れしちゃう。狂気的に強すぎて、もはや殺戮って感じの強い攻め。目の前でみたら引いちゃうかもしれないけど、それでもやっぱり惹かれてしまうのだと思う。あの後から、ずったら俺のこと調べてたでしょ?の攻め、穏やかすぎて怖いんだが。ヨエルに見えてる俺が俺だよのゾッとする感じ。
    あとがきで先生自身おっしゃっていましたが、今ならこんな構成にしないかも、とのことで、リヒトとゼルの正体とか本編では曖昧なまま終わったのとか、ギースバッハの弱み、今ならもっとどんでん返し的に発表してくれたと思うから、なんか新鮮に感じた!
    書き下ろし2本読むことによって、この作品は完成する。攻め、めちゃくちゃこわいよ!人の死ぬところが見たかったとか、魂の在り方について疑問を解消したかったのはわかるんだけど、なんか人に大切な何かが欠けてる気がするよ…それをヨエルと出会ったことによって知っていったのであれば良いんだけどね…この人、ヨエル以外に関しては子どもの頃から何も変わってないんじゃないかな…怖いな…ヨエルから好かれていたリヒトの部分、すごい観察してコピーしたみたいに感じる。何もかもがヨエルを喜ばせるための振る舞いに感じた。登場してからもう一度リヒトさんの行動言動振り返ると違った見方ができるかもね。ヨエルと再会して感激したことは本当だと思う。アイスラーとの閨事を見た彼の反応はなんかおかしいですよね…多分、ヨエルの前ではリヒトを正しく演じていただけだと思う。…とか考えてると2度美味しく頂ける作品です。
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  • 崎谷はるひ作品集 薬指にたどりつくまで

    崎谷はるひ/山田章博

    信号機、不機嫌、グリーン、慈英臣!
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭のsicknessー病気ーが、なんと信号機シリーズの続きでした!!!歓喜。また伊勢&昭生カプに会えました。これが1番嬉しかったかもしれない。まさかまだこの2人の続き書いてもらえると思ってなかったから。前のヤスメでは、まだ復縁してから日が浅くて、伊勢さんの心労絶えない感じが強かったので、2人の絆もまだ不確かで、またいつ逆戻りして別れちゃうかもわからないような関係性だったので、風邪ひいて伊勢さん召喚して、朗いないから…って連絡してくるのほんとかわいい。昭生さん朗から風邪もらったこと隠してエッチして無茶するのも好きだ。風邪だから意識朦朧としてたわけじゃない。エチの時に言ったことは本心だから…みたい、不器用すぎるセリフも好きすぎる。とにかく、昭生さんが可愛すぎてどうにかなりそうでした。伊勢さんはまだまだこれからって感じに思ってるかもしれないけど、昭生さんだって結構伊勢さんのこと好きだし、今後はそんなに悲壮な感じにならないで欲しいな!
    グリーンは読んだのが結構前なんですけど、綾川社長が歳取って髪切った後も精力旺盛な感じで微笑ましかったかな。綾川乙耶カプ好きだった。その息子の寛編は、寛が誰とでも寝る頭良い嫌味なイケメンに成長してて、鼻について好きじゃなかったんですが、お父さん編は本当に好きでしたよ。
    で、慈英臣は本編の流れを汲んでます。慈英記憶喪失編裏側的な感じ。うーん、この2人はこの事件のせいで何もかもがいっぺんリスタートされて、関係性も変わっちゃって、この後の展開はいまだにあんまり好きになれないんだよね。。穏やかに田舎暮らし満喫して、時々事件が起きて、2人はそれでもラブラブ!みたいな日常が続くと信じてました。それを期待してました…。甘くない慈英に打ちのめされた読者としては、この時期の話読み返すのしんどいです。
    なんと!照映さんが指輪作る話が入ってます。これは照映ミヒロ編読み終わってもっと熱が熱いうちに読みたい話だった。いや〜どんな話か知れただけでもありがたいんですが、そうだった、案外照映さん煮え切らなくてグダグダしたところあるんだったわ、と思い出した。個人的には指輪くれるんならすぐ欲しいんだけど笑何年も考えてくれるの嬉しいけど、歳取ってデザイン合わなくなってきたら作り直しても良いんだから、早くミヒロにプレゼントしてくれない!?というのが本音そんなに待たせないで笑
  • ずっとここできみと

    月村奎/竹美家らら

    王道の幼馴染カプ
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれた病院から高校生、大学生まで一緒の幼馴染カプ。攻めが穏やかで親鳥の如く受けを甘やかして、受けなんて何もできなくたっていい。受けは自分に依存して、ずっとずっとずっと一緒にいられればいい…というタイプ。この攻めは病んでないのでヤンデレではありません。一応執着攻め。狂気的な感じもない。なんか…あまりにも普通すぎてやや拍子抜け…うーん、あんまり重すぎる恋愛ものも読みたい気分じゃなかったんだけど、あっさりしすぎてて、内容薄く感じてしまった。この超ワガママな気分をいい感じに埋めてくれる本求む。受けは付き合う前も、付き合ってからも、男同士ってことで悩んで、カミングアウトするかどうか悩んで、エチもそんなに濃厚じゃなくて、うーん、本当に普通でした。スルスル読めて良いんですが、ドキドキする気持ちとか、ハラハラなんかもなかったな。ちょっと肩透かし。あまりにも良くある話に終始してしまった感じです。月村先生の作品好きなんですが、これはそこまでオススメしたい感じでもないです。読んでも読まなくても……駄作に対するコメントよりも1番酷い感想かもしれない……攻めは東大行けるくらい頭いいみたいだけど、そこまで秀才って感じもしない。受けは両親を事故で亡くして、幼馴染の攻め一家に家族ぐるみでお世話になっている。でも、そこまでそのこと引きずって悲壮感バリバリとか人生投げやりとかでもない。多分その時期は乗り越えたんだね。その時期を支えてくれた攻めと受けの話とかの方が読みたかったかもしれない。2人の日常、青春の1ページが読みたい人にはいいかな。「それは運命の恋だから」に引き続き、たまたま生まれ育ったこの街で出会った受けと攻め。それこそが運命だという論調。この作者様は、恋愛している本人達が運命だ!と思ったら、それはもう運命だという感じなんですね。うーん、運命的な出会いとか、運命的な奇跡みたいな恋、通常ではありえないような出会い、みたいなの大好きなんで、その思想自体には反対しませんが、私は運命という言葉にもっと激しくドラマチックなものを要求したいな…と思ってしまう。。私個人と作者様との「運命」という言葉に対する定義や考え方のズレを感じます。これが価値観の違いというやつか…という感じ。BLには夢を見たいので、私はわかりやすく運命的なものが好きだ。
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  • それは運命の恋だから

    月村奎/橋本あおい

    運命の恋ってそんなに安っぽくないのでは?
    ネタバレ
    2025年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと重たい恋愛ものが続いたので、明るく楽しめそうなものを…と思って手に取ったのがこちら。2人が恋人になるまでをじっくり見れて良かったです。恋に恋する乙女もかくやと言わんばかりの乙女チックロマンス思考全開の受け!会社ではクールビューティ気取って結婚?コスパ悪いでしょ、とか言っちゃう冷めてる系気取った男子。でも、実際にはロマンチックな恋に憧れていて、本当は人一倍素敵な恋がしたいし、恋人が欲しい!結婚羨ましい!!みたいな冒頭の叫び面白かったですね。このまま、会社での顔と恋人としての顔、半々くらいで見せてくれればもっと差分が楽しめたと思うのですが、攻めと恋活パーティで出会った後はシニカルな受けが見られず残念。展開はややベタですが、性志向を茶化されて、その上好きな人に弄ばれていた疑惑はしんどいですわね。このお話の攻めはめちゃくちゃ万人受けしそうな家事スキル、生活力、人間力が高いので、安心して任せられます。後半は恋人になってからの2人。慎吾くん絡みでやや嫉妬したり、慎吾くんのストーカーがあれやこれやで中途半端におわりました。三本目の書き下ろしで事件解決ターンがありますが、これ雑誌掲載分の区切りが悪いと思うんですけど、こんなもんなんでしょうか…なんかそこでおわるんかい!という思いが強すぎて、やや困惑。お話自体は悪くなかったんですけど、構成がちょっと…結局、ストーカー撃退編は書き下ろしになってしまって、急ピッチで北村さんと慎吾くんがカプ成立するし、ええ〜…という感じでした。うーん、恋人になったくらいで終わってもよかったのでは?北村さんがそんなすぐに対男モードにスイッチ切り替わるのかどうか、懐疑的。知り合ってから三年は経つわけだから、まあ気持ちの熱いうちに盛り上がったままエチしてももちろんええとは思いますけど、それは「運命」か??まあ、この作者様は人との巡り合い、日常的出会いも運命だみたいな感じでこの言葉を使っているみたいだから、ドラマチックとか人智を超えたという意味は内包されていないようだけど。北村、慎吾カプには運命感じなかったし、軽い感じです。慎吾の節操のなさ、北村さんの無神経なところが合わさって、運命というコンセプトを逸脱しているように感じました。ページの都合でエチまで持ってかれたことも個人的にはナシな感じ。北村さんタイプの攻めは好きだから残念だ。運命という言葉が安く感じる
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  • プリズムのヒトミ―ヤスメ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズこれまでの3組のその後
    ネタバレ
    2025年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冲村×史鶴→この2人って、本当はあんまり相性良くなさそうだなぁ…一生を添い遂げる相手ではなさそうだなぁ……というのが素直な感想です(ごめんなさい)史鶴みたいな感じでろくに話もしないような旦那に愛想尽かして離婚する夫婦は多いと思う…初登場時は、冲村があまりにも輩すぎてうわわと思ったけど、人間力的には史鶴の方が問題多いと思った。不憫な子ではあるんだけど…お互いに頭冷やそうって言って、熱くもねえのにどうやって冷やすんだよっていう台詞は本当にもう別れる時の言い様でしょ。今は若いからお互いに噛み合わない部分があってもノリと勢いでなんとかなってるだけだと思う。あまり読んでて幸せな気持ちにはなれなかった。
    栢野×朗→栢野先生、しくじり事件。2人ともの気持ちがよくわかるだけに身悶えました!昭生&伊勢からも君を傷つけたくなかったんだよってたしなめられるんだけど、これまでの過去の経緯からまた自分だけ蚊帳の外だって拗ねてしまいます。みんなに可愛がられ、愛されすぎるっていうのも罪だよね。拗ねたくなる気持ちもわかります…特に栢野先生にはこういう種類のしくじりして欲しくなかったと、昭生さんすごく歯痒く思ってるだろうね。それにしても栢野氏の元彼ぶっ飛んでた。この2人はすごくお似合いのカップルって感じだから、朗がこのお話みたいに素直になったら上手くやってけいけると思う。栢野先生みたいな甘い彼氏すき
    伊勢×昭生→昭生さんの作るカレー美味しそう。付き合い始めてからも、伊勢さんは昭生の地雷を踏まないように戦々恐々。しかも、栢野先生がやらかしたもんだから、とばっちりが来ないか不安で仕方ありません。ところが昭生の反応はあっさりとしたものでした。なんで俺が怒ると思ったんだ、あてこすりじゃないぞ、うまく言えない、昔のこと思い出して欲しくなかったんだ…の流れが、しんどくて胃がキリキリします。この2人の緊張感ある関係すき。伊勢さんはやっと恋人の座もう一度手に入れられたのに、外野からの雑音で引っ掻き回されるのが辛くてたまりません。昭生さんにまだ愛されてるのかな、まだ2人は大丈夫だよね…って自問自答1人で繰り返していそう。悪い想像ばかり逞しくなって。昭生さんの部屋でイチャイチャしてる2人すきだな〜伊勢さんが腕の中で柔らかくなってる昭生さんのこと好きでたまらないのが伝わってくる。昭生さんだって伊勢さんのことだいすきだよ!
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  • ヒマワリのコトバ―チュウイ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ3作目町弁護士×喫茶店店主
    ネタバレ
    2025年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もし、自分にも小説がかけたなら、こんな話が書いてみたいと思うような特別な一冊です。何か一冊だけ崎谷先生のオススメ小説をあげるとするならば、これをあげるかもしれない。始終胸が痛くてたまりませんでしたが、読まない方が良かったなんてことは絶対に思えない。これまで1作目、2作目でチラリと顔を見せただけで、深く語られてこなかった伊勢×昭生編です。ひかりや朗が天使だとするならば、昭生は堕天使とでもいう感じでしょうか…昭生さんは繊細で傷つきやすくて、あまりにも生きにくそうで見ていて痛々しかった。しかも、どんどん自分から辛い方に行っちゃうんだよね。何度も伊勢は引き返す道が続いていることを謝罪と共に示すんだけど、昭生さんのあまりの強情と潔癖さで10年もの長きに渡り、その訴えは退けられます。もちろん、浮気されたことが辛かったのはわかるんだよ。わかるんだけどね…ていう。昭生さんの中にある滋さんへの想いも一緒くたになって、本来は筋違いの怒りもセットでぶつけ続けた時間が辛い。昭生さんは、その辛さからあまりにも長い間目を逸らし続けてしまって、本当に時間を無駄にしたとも思う。そんなに回り道してるほど、人生は長くないし、身体も心も若くはないと思った。でも、それを責めるには伊勢さんのした事が本当に悪手過ぎた…この人、昭生さんに対して1番やっちゃいけない事やったんだよ。それが簡単に許されるわけもない事は本人が昭生さん以上にわかっていたと思う。喜屋武が善人ほど、そうと知らずに人を傷つけるもんだろって言った言葉の重さよ。昭生さんから向けられる純粋さや信頼なんて、普通の家庭に育った人に推しはかれるものでもない。それに報いられる人なんて、昭生さんの基準から言えば家族だけなんだよ。そして、滋さんからも伊勢からも裏切られた。
    昭生さんはもう話すくらいなら、抱き合っていた方がマシだとでも思っていただろうし、伊勢はそんな昭生さんに何言われても、どれだけ傷つけられても対等でなんかいられなかった。
    でもね、伊勢の中では昭生さんはずっと恋人だったし、天使だろうが堕天使だろうが愛した人なんだよ。ずっと恋人のつもりでいたという台詞には、もう目を開けていられないほど泣きました。恋人らしいエッチなんて久しぶりで、攻めからの甘い台詞に懐かしくなる切なさ。枯れない花なんてないけど、1日でも長く輝いて、綺麗に咲いていてほしいそんな2人だ
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  • オレンジのココロ―トマレ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ2作目専門学校の講師×生徒
    ネタバレ
    2025年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目は1作目よりも個人的には面白かったです!まあ、今作も結構受けの家庭環境が想像以上に込み入っていたり、史鶴の元彼がいらんちょっかいかけてきて思い悩んだり、お母さん本当に死んじゃうかも…で、波乱続きの一冊でしたけどね。ふぅ…面白いんですが、やはり体力の消耗が激しい感じです。あと、恋愛についてはかなり後半までいかないと進展しません。攻めも受けもお互いのこと想ってるの伝わってくるのに、なかなか決定打を打たずに2人とも逃げ回ってる感じです。受けは恋愛経験全然ない子なので、攻めとのえちめちゃくちゃ萌えました!!!俺が剥いてもいいの?はめちゃくちゃ滾りました!!!ハイ、モノ慣れない受け、経験豊富な攻め、最高。最高…攻めが以前勤めていた学校が帝都アカデミーでした。おや、これは白鷺シリーズの後に刊行された作品でしたか。そこでの事件がこういう風に別作品に響いてくるとはなぁ…と、作者様のお話作りの上手さに脱帽です。何もかもが繋がって生きてくるこの感じはすごいです。相馬家をめぐるゴタゴタのなんやかんやは次の巻にひとまず持ち越しみたいですね!!かなり複雑怪奇な人間関係っぽいから、次の巻はかなり楽しみ!!!特に何度も意味深な登場をしては、全然その素顔が明らかにならない昭生さん伊勢さんカプからは既に受け止めきれないほどのクソデカ感情を感じるんだよね。滋ひかり夫婦もなんでそうなった???って感じだし。この巻は次巻への布石となる重要な巻でした。受けがもう少し素直になったら、すごく可愛いカプになりそう。攻めの包容力ある大人な感じも好きだし、もう少し2人が恋人になった後も見たいよ〜事件解決までが長かったので、別のお話で書いてくれると嬉しい。
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  • アオゾラのキモチ―ススメ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ第1作目派手×地味
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 信号機シリーズ第1作目から、結構内容が重くてくじけそうになりました。崎谷先生、シリアスの比重高めの先生みたいですね。(気づくの遅くない???)これまでいくつかのシリーズを制覇してきましたが、第2作目以降はもう少し明るくて楽しい恋愛ものが読みたいな〜とちょっと思ってしまいました。。受けの史鶴があまりにも可哀想な子で、イヤな男には引っ掛かるわ、変な騒動に巻き込まれるわ、もうもう、不憫すぎて見ていられない〜!!!なかなかしんどかったです。特に元カレの件は、本当にしんどいです。才能に嫉妬されたり、都合のいい扱いされたり。そりゃあ、世を儚んで何もかも打ち捨てたくもなりますわ。攻めもなかなかクセありましたけどね。でも、思ったより常識人で、思いやりのある寛容な子でした。そんな子が、平井みたいな本当にヤバい人に目をつけられるというか、出会ってしまったこと自体が運の尽きみたいなの、やめて…人怖が1番あかんねんから。まあ、でもこういう学校の中で自然とお互いに惹かれていくみたいな、流れはすきですね!オフィスラブ大好きなんですけど、久しぶりに学生もの読みました。19も21も変わらんやんと思わずツッコミ。まあ、でも学生の時の先輩後輩って、大人になってからの歳の差とはワケ違いますもんね。ただなんか、青いな…というか、なんというか。その年齢で若い、若くないといってるシーンはもうなんか、みんなひっくるめてみーーんな若いわ!!!と思った。(だんだん何言いたいかわからなくなってきた…)学校を舞台にシリーズが続くのか、登場人物繋がりで続くのかわかりませんが、新しいシリーズのはじまりです。
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  • 夜をひとりじめ

    名倉和希/富士山ひょうた

    文具メーカーの次期部長×新入社員2年目
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半攻め視点、後半受け視点でお話の雰囲気が変わります!前半は完全にノンケだと思っていた受けへの攻めの切ない片想いという感じなんですが、後半付き合った後すっかり攻めにメロメロな受け視点を読んでいるとなんか受けの方が攻めのこと好き…?とすら思ってしまうほど。攻めが良かったです!38歳と男盛りもいいところ。これまで酸いも甘いも噛み分けてきた攻め。すっかり、幸せで穏やかな恋愛から遠ざかってしまっていて、会社で同じ部署の受けをかわいいな〜と思いながらも遠くから見つめるだけ。受けは会社のアイドルで、上司として慕っていてくれるだけ。まともな恋愛なんてもう何年もしてない…寂しい…でも、もうこの歳になると自分の私生活を無闇矢鱈乱されたくもない、という感じです。わ、わかる〜!!!まあ、そんな攻めがばったり受けの幼馴染の店で出会ってしまい…という内容。攻めが受けから押されまくって、でも、受けは純粋に自分を慕ってじゃれついてるだけな感じで、攻めの恋愛感情に全く気づきません。段々と攻めは受けとの距離感に辛くなっていって、攻めの元彼現れた時にはハラハラしましたが、彼が2人の関係を後押ししてくれてなんとか恋人になれました。攻めの報われない片想いって感じで切なかった。これ後半読むと、攻めめちゃくちゃ泰然自若としてて、何回同棲しよぅって持ち掛けてもウンと言ってくれなくて、なんか軽くあしらわれてる感じすらするんですよね。攻めのあの謎の余裕はなんなん?でも、最後まで読み終わった後に読み返すと、攻め今日は疲れてるみたいだし帰るよって言った受けうまいこと言いくるめて引き止めたり、実家帰るために有給の申請受け付けてる時も何か心あらずな感じで、本当はそんなに余裕ない???というのがかすかに感じられます。これだから一回り歳上の攻めはよー!!!前半のあの必死さ、もっと欲しかったですね。しかし、受けが自分の知らないところで両親にカミングアウトしていたり、攻めが思う以上に受けの思いは本気でした。それを受けて、攻めも覚悟決めてくれたのは嬉しかった。受けの勘当されてもいいやカミングアウトはね〜この受けたっぷり家族に愛されて育ってきたからこんなこと言えるんだと思いましたね。本当に家族仲悪いと自分の情報何一つ渡そうと思いませんから。でも、それはそれとして、絶対攻めと一緒にいるっていう覚悟は伝わったし、楽しめました。歳の差ラブ。
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  • 恋のプールが満ちるとき

    名倉和希/街子マドカ

    元水泳日本代表選手×地元スクールのコーチ
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 水泳の現場が舞台のBLって初めてかもしれない…!なんか新鮮。名倉先生、舞台設定も多岐に渡り、読者を飽きさせません。スゴイ。なんと子どもの頃から憧れていたスーパースターが自分の地元、しかも、自分の職場に同僚として帰ってくる!?なんて、ビッグニュース。。私だったら、冷静に働ける気がしないです。まず、嫌われたくないあまり、まともに口も聞けなくなりそう…笑仕事もミスしたらいけないと思うあまり、空回ってしまって…(遠い目)受けは初対面時から親しげな感じに攻めから話しかけられて有頂天。もちろん、緊張してるし、恐れ多いんだけど、これから一緒に働く上で攻めの役に立ちたい!という気持ちの方が強くて、張り切っててかわいいです。そんな受けのことを最初、地元で軽く遊べる友達(ジットリ)になってくれたらいいなと思って声かけた攻め……攻め的には受けの純粋で、尊敬にも似た憧憬の思い、重かったんでしょうね……。数日これからのことを真剣に考えていたその期間、ここで受けとの関係切ることも視野に入れてたんだろうから、本当にままならないというか、なんというか…あまり純情な受けを弄ばないでほしいですね。勘違いもあったのはわかるけど、それにしてもひどい。受けは本当に攻めのこと好きだから、これから真剣に付き合ってくれるなら別にいい!みたいな感じで、またそれが泣けるというか…攻めも、受けが自分のお母さんが倒れたの介抱してくれたりして、受けが本当にいい子だってことはわかったと思うから、これから大事にしすぎるくらい大事にしなさいよね!!と思ったのが前半。いや〜でも、名倉先生にこういうゴタゴタ書かせたら天下一品です。本当に話が面白い。
    後半、攻めの昔の先輩登場。この先輩、やっぱ攻めのこと仄かに好きだったんだろうな〜…10年前に冗談みたいにして触り合ったの、あわよくば攻めともう少し特別な関係になりたかったからなのでは?2人とも遊び人っぽいから、本気になるつもりなさそうなだけに、本命できちゃった攻め見て、寂しくなったと同時に、あの時のチャンスモノに出来てたら、今とは違う関係築けてたのかな〜という後悔が滲んでいてやや切ない。お互いタチだけど、より強い雄に押し倒されてメロメロにされたい欲あったんじゃありませんか???この人にも幸せになって欲しいよ…作者様あとがきの剃毛萌?みたいなのに、ちょっとグッとキました。新しい扉開きそう…
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  • 神さま、お願い~恋する狐の十年愛~【電子限定SS付き】

    名倉和希/陵クミコ

    な、泣かせる話やんけ…(号泣の絵文字
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 名倉先生ブーム再来。攻めの両親は攻めが小学生の時に離婚してしまいます。受けが住む山は母方の祖母の家に近かったので、攻めは受けに会いに行く口実がなくなってしまい、幼い攻めにはどうしようもない不可抗力で疎遠に…。もう、ここの別れの時点でしんどい。受けは攻めが約束の季節になっても会いにきてくれない理由もわからないのに、健気に待ち続け、果ては山の神様に自分の寿命と引き換えに神通力を授かります。再会した攻め、めちゃくちゃ荒れてたね〜…お父さんも働くことで精一杯なのはわかるんだけど、軽いネグレクトだよね…もしかしたら、お父さん鬱だったのかもしれない。万引きしそうになる攻めを責めるでも叱るでもない受け。2人の穏やかな交流が沁みます。その後、高校、大学と着々と成長していく攻め。そんな攻めを遠くから時々見つめて、認知症のお爺さんを助けながら人間社会に紛れて暮らす受け。せ、せっかく人間になれたのに、全然攻めの側にいない…!!!受け、それでいいの!?そんなことに時間使ってる場合ちゃうで!?と、思っていたら、大学生の攻めとカフェで再会。攻めがやや強引に自宅に連れ帰って、恋人になります。ここから、老いていく受けを想像するとつらかった…攻めも、アレ?と思いながら、気のせいかな…いや、気のせいじゃないよな…となっていったはずなので……。攻めに醜い姿を晒す事に耐えかねて、また2人は疎遠になってしまい…いや、一度深く結ばれた後の別離は酷いよー!!!一緒に鎌倉旅行した事とか、思い出がありすぎてキツいよ。切ない。攻めの頭おかしくなっちゃうよ。すっかり新しい家庭のお父さんになっていた父が心配して迎えにきてくれたことは救いだったけども…。冒頭のおばあちゃんも亡くなってしまって…大人になってから、一度でもいいから会いに行けなかったことが悔やまれるな。受けと再会して、最後までどうなるんコレ…と思いましたが、最後は2人仲良く田舎暮らしエンドです。もう、2度と離れないでくれ…!!命ある限り、2人で幸せに暮らして…
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  • 隣の嘘つき《コミック版》

    須坂紫那/安西リカ

    原作小説が好きなのでセールで購入
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今ディアプラスの商品半額なんですが、そこからさらにクーポン利用で20%オフです!や、安い…安すぎる!!!これは買わない手はないでしょ、とこれまで購入見送ってきた全てのディアプラス商品買いました。シーモアさん、ありがとう!!!
    内容は、原作小説を丁寧に再現してくれています。須坂先生の漫画は読んだことありませんでしたが、線のスッキリとしたあっさり目の絵で読みやすいです。やっぱり、攻めがなかなか自分本当はゲイなんだと打ち明けられないまま受けと付き合い続け、世間からの評価を気にしてそっちの世界に踏み込めないまま、やっと告白した時には、なんで初めから言ってくれなかったの…と、受けから気持ちを見透かされる…。という原作通りの流れなんですけど、攻めの弱さ、狡さをもう一度再確認させられた気分。人は誰しもそういう弱さがありますが、受けは一度トオルにいたく傷つけられているので、もう間違わない、失敗しないという意思を持って攻めは拒絶されます。うーん、この辺の2人の気持ちのすれ違いがつらいよ。その後、トオル成敗した後、優しくエッチされた後に、もう帰っちゃうの?って言う受けも切ない…今までやったらおしまいだったんだろうな〜…ていう。この攻め、ヤクザ顔ですが、付き合ったらめちゃくちゃ優しくしてくれそうだし、受けの傷を癒して欲しい。なんといっても、オリジナルの書き下ろしが良かったです!牽制は年賀状…笑いや、最終的に送ったんかい!笑笑めちゃくちゃ面白かったです。安西リカ先生のあとがきコメント読んで思いましたけど、文庫化されていないということは、もしかして原作小説電子でしか配信されてないんですかね?なんてこと…安西先生の中でも一、二を争う最高傑作です。もう、小説でも漫画でもいいから是非読んでみてほしい!切なくてちょっと苦しいけど、ハッピーエンドな素敵なお話です。
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  • 殉愛のしずく

    名倉和希

    複数人の恋人を持つ遊び人社長×一途な秘書
    ネタバレ
    2025年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かったですー!!なんとなく、表紙のデザインから、これ切なくて重いやつかな?と感じ、ずっと後回しにしてきたんだけど、暗い話ではありませんでした。なんなら、刑事物かと思ってたわ、名倉先生の刑事物読んだことないけど。以下、感想!
    攻めにはたくさんの恋人がいます。その時々、気軽に付き合えて、楽しいことだけ共有するような軽ーい関係。実質セふれなんですが、攻めはその単語が下品で嫌いらしく、みんなひっくるめて恋人と呼びます。(ええ…)でも、ある時、恋人の内の1人に会いに行こうとしたら、受けが悲しそうな目で攻めのことを見つめていることに気づきます。大阪出張でホテルの部屋で受けと飲んでいる最中、酔っていることもあり、攻めはいつもの調子で手を出してしまい…心からの本心というわけではないのに、ずっとお前とこうしたかったとか、甘い言葉をかけられて、ずっと攻めのことが好きだった受けは、今だけのことだと思いつつも受け入れてしまい……くぅ〜〜!!!始まり方がいい!!攻めの軽いところはちょっと…と思うところもありますが、攻めに気付いてもらえたっていうだけで嬉しくてたまらない受け。母親からは早く結婚しろと圧をかけられて、これまたストレス発散のために別の女性を呼び出して鬱憤晴らそうとするんですが、泣いていた受けを思い出して気が咎める攻め。その後は、受けのことをお持ち帰りして、恋人の1人になろうと持ちかける。うわ〜悪いヤツ〜〜!!!攻めの恋人観は好きじゃありませんが、そこから唯一の恋人になっていくまでが見れます。本当に面白いので是非読んで!!攻めのお父さんと受けも色々と秘密があったりして、かなり盛りだくさんです。いつもの名倉先生とは一味違うかも?珍しく切ない要素もあり、受けの健気さに唸ってしまうようなそんな作品。攻めと一度は破局…?まで行きますが、攻めがいろんな感情に苛まれて冷静に話し合いができないくらい受けに参っちゃってる様子とか最高です。積んでおかず、早く読めば良かったと思う一冊です。今まで読んできた名倉先生の作品の中でもトップレベルに面白かったです。
  • 恋は青天の霹靂~君は天使か!?~【特別版】

    名倉和希/白崎小夜

    不器用で誠実な攻め×ピュアな大学生受け
    ネタバレ
    2025年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 喫茶店で働いでいる受け、癒しだな〜まさに会いにいけるアイドルって感じで、毎日でも通いたくなるような素敵な空間なんでしょうね。いいなぁ〜そんなお店があったらいいのにな〜という感じです。名倉和希先生はちょっとぶっとんだホストクラブの話とかも何個かありますが、いずれもこんな楽しいお店があったら良いのにな〜!って自然と思わせてくれるんですよね。そこが好き。喫茶店のマスターである祖父に隠れて週末デートしたり、そんな様子を知っているのに知らないふりで暖かく見守っていてくれるお店の面々。喫茶店のトイレで壁ドンされるシーンがだいすきです。壁ドンされるきっかけになった深夜のストーカーも笑そのあと、電話するよ!!攻め大歓喜受け抱っこ…ここの流れの何もかもがすきだー!!!コミカルなギャグっぽい感じなんですが、受けが大学に通えなくなった理由は悲しかった。こんな可愛い受けが、野中?のせいで自分に自信なくしちゃって、ふさぎこんでしまったかと思うと、静かな怒りがこみあげてきます。ま、この辺の問題解決ターンの怒涛の展開というか、一気に解決する感じもちょっと無理矢理な感はありますが、2人の恋愛軸にして読みたかったのでちょうどいい塩梅です。攻めのことが好きだったぽい柏木さんはその後、航一となるようになったのだろうか。深くは語られなかったけど、受けも攻めが取られちゃわないか不安だからそうなってほしいと思ってるの自分に正直でホント好感。元婚約者殿もサクッと退場。なんか、攻めも恋愛慣れしてなくてアタフタして、いちいち航一に相談したりして、可愛い恋のお話だった。最高!
  • 番になってしまったので消えることにしたんです

    SKYTRICK/まつだいお

    タイトルに惹かれて買ったのだけど…
    ネタバレ
    2025年9月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 期待はずれでした。とにかく長い!!!書きたいことがたくさんあるのはわかりますが、何かテーマとか主題とか絞った方がいいよ……と思いました。普段、BLは小説しか読まないので、よりそのように感じるんだと思いますね。とにかくやりたいことがあれもこれもって詰め込まれてパンパンになっています。まあ、知らなかったんですが、もともとWEB連載からの書籍化らしいので、ここまで壮大な話になると手の入れようもなかったのかもしれません。担当さんとかがいて、今回はこれで行きましょう!とか相談しながら書いてたら、こういう構成にはならないと思うんだけど…作者様のやりたいことが詰まった特別な一冊となるか、作者様の趣味に付き合わされたと感じるかは、読者によるところが大きいでしょう。何らかの理由で一緒にいられなくなった番を探すスパダリな攻めとかが読めるかと思っていたのに、それが話のメインじゃありませんでした。攻めの第一印象は悪いわ、スゲ〜攻めによる暴力的な報復シーンがあるわ、番になったのに一緒にいられないわ…なんか私が読みたくて買ったことはあまり書かれていませんでした。1番読みたかった攻めが受けを探すという部分、かなり後半にならないとそこまで辿り着けません。あのまま話し合いによって2人が幸せな番になる展開で良かったでしょ…と思いました。それもこれも、そこに至るまでの学校生活とか、攻めの豪邸での生活とか、エピソードがあまりにも多く、読むのに疲れたからだと思います。攻め、受けそれぞれの複雑な境遇、攻めの両親の人生、スクールカースト、これらはどれか要素を減らしてもう少し読みやすく出来たと思います。ひとつひとつはお話としてまとまりもあって、内容も面白かったのに、致命的に萌がなかった。作者様のあとがき読んで思ったのは、この人はBLが書きたいというよりも、攻めと受けの人生とか、そこに付随する出来事、人々の想いを書きたかったからなんだな、と納得しています。私はそれあんまり求めてなくて、もっと2人の恋愛が読みたかったです。作者様との温度差を感じました。まあ、こういう作品もあって良いと思いますけど、他の作品もこういう感じなら、もうこの先生の本は読まなくていいなと思う。やりたいことはわかりましたけど、もっとストーリー上手くかける作家さんたくさん知っていますので、私は恋愛とのバランスがもっと上手い先生の本が読みたいです。
  • 理事長様の子羊レシピ

    名倉和希/高峰顕

    なんか思ってたのと違った
    ネタバレ
    2025年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は、とにかく攻めが横暴でちょっとうーんでしたね。いや、野々垣の攻め像が横暴なだけで、自分の命令に背いたらどうなるかわかってんのかアアン?系だっただけで、実際にはそうじゃない。ただ言葉足らずな不器用系攻めなんじゃない?とか思って読みましたが、普通に横暴俺様でした。始まりが強引な合意のないえちなのはちょっと…やり方も飲み物に薬混ぜるとかちょっとやり過ぎだし…。攻めが執着攻めとか、ヤンデレとかなのかな?とも思ったけど、全然違いましたし、なんか攻めがあまり好きじゃなかったかなコレは。まあ、あとがきで2012年の年末の話してますからね。今とは時世も違ってたんでしょうが、あまり昨今流行りそうな設定ではないです。もちろん、昔の作品でも名作はたくさんありますが、難点をカバーするほどの萌をあまり感じませんでした。前半はマリエとかいうちょっと厄介系学生に目をつけられて、危ない目に遭います。しかも、マリエのその後の処遇わからずじまいで終わった!モヤつく!家でも攻めが好きな時に抱かれるだけ。しかも、体の準備しておけとか言われるし、それだけって感じしてイヤな感じ…監視カメラもあるし、自由がない。受けの窮地を助けて、その後攻めの心情が語られて、両思いだと心通じ合います。この辺から、まあ受けも攻めのこと大好きだし、まあいっかとも思ったんですが…後半、年末年始に泊まりにいった旅館に攻めの元彼がいました。いや〜そんなことだろうと思ったんですが、嫌味な元彼でした。最後までこの人にいらんちょっかいかけられて、あんまり2人のイチャラブに集中できなかった…無念。受けもそんなに攻めとのプライベートな時間なかったのかっ!と驚いたし。ズゴイ攻めも受けのこと好きな感じしてたのに、そこは受けとの時間作ってくれないんだ……ちょっと、やっぱりこの攻めあまり良い攻めじゃないかも…とがっくし。なんか、前半ほど横暴な感じは受けなかったし、2人の仲も親密な感じに変化しているような気はしましたけど、支配者と支配される者の関係性は結局変わってない感じもあり、うーん。野々垣さんも前半では随分冷たかったけど、後半では受けの相談相手になってたりして、時間の経過が伺えます。なんであんなに冷たかったのかの説明はなし。どのキャラにもあまり感情移入できない感じで終わった。攻めが好きになれない作品は読むのが結構大変…
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  • 傲慢アルファと秘書の初恋

    名倉和希/秋吉しま

    傲慢アルファとのハラハラドキドキ切ない恋
    ネタバレ
    2025年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最高…!最高…!!最初は自分のやり方に色々口出ししてくるクソ生意気で小うるさいヤツだと思っていた秘書が、あまりにも有能で、ちょっとちょっかい出してみたら思った以上にウブでたどたどしくって…何コレ…コイツ案外可愛いところあるじゃん……ってなるまでの攻めの気持ちの変化も良い。最初、受けだってあまりにもお盛んな攻めに呆れるというか、ちょっと失望…って感じで、オメガや女性には容赦なく前時代的な偏見の目を持って対応するし、差別的でイヤ〜な人とすら思っていたのに、いつもお昼ご飯で買う物覚えてたり、それで強引にお会計したりとかはやっぱり傲慢なアルファっぽいけど、自分の仕事ぶりも陰で認めてくれてて、アレ…なんかこの人に信頼されるって嬉しいかも…という気持ちの変遷が最高…。このへんのくっつくまでの段々と惹かれあっていくまでのエピソード好きすぎて永遠にくっつかなくてもいいよとすら思った。でも!くっついてからも良かった!!!一度身体を重ね合わせたら、もうお互いのことしか見えなくなって、あの攻めがヤリ部屋即解約した。(まずヤリ部屋あること自体ひどいんだけど)なんか底なしの体力で何度も何度も求められて、受け幸せだろうな〜ってキュンキュンしましたね。薬飲み忘れたのも自分がしっかりしてなかったから、あの人にひどいことしないでって泣くの健気すぎてたまらんわ…オメガだったとわかった時の攻めの態度は本当ひどいんですけど、やっぱりそんな簡単に人の信条ともよべる物を覆すことなんて出来ないと思うから、受けにもう一度会って話し合うために、自分自身の意識改革を行なってくれた攻めはかっこいいと思いますね。週に一度、月に一度でもいいからお前と子供に会わせてくれっていうのも、昔の攻めからは考えられないくらい遜った態度だと思うし。それにしても、受けのお父さんに向かってクソジジイ、エロジジイのコンボは笑いました。その後のスライディング土下座もマジで声出して笑った。いや、そんなシーンじゃないんですけど、名倉先生の文章テンポ良すぎてつい笑った。面白いし、笑って泣ける最高の一冊でした!!!
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  • 箱の中 【講談社版】

    木原音瀬

    格好つかなくて見苦しく時に恥ずかしいけど
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こんなに好きになるなんて思わなかったんだと思う。こんなに好きになってしまった後で、離れ離れになって、せっかく会えたのに一緒には暮らせない。自分が思うほど想ってはもらえない。気持ちが返ってこない。寂しさ。初めに崇史さんの家族が三百万騙し取られてもう死のうと考えていた時にも喜多川さんは隣の席に座っていたんだよな。どんどん生気が無くなっていって、夜中に涙が止まらない崇史さんは可哀想だった?哀れだった?あの時の喜多川さんは、ただ泣かないで欲しかっただけかもしれない。ただいつか会えるかも、もしかしたら二人で一緒に暮らせるかもしれないって夢をみるだけで幸せ。夢さえも見れなくなってしまったら、もう生きている意味さえも見失ってしまうような無闇矢鱈で投げやりな極限。自由はなかったけど、あの頃の方が近かったと感じる虚しさ。ハズレの自分。あまりにも世界は自分に優しくなくて、この先良いことなんてありっこないよと思える。でも、喜多川さんがずっと願い続けたただ一つの思いが叶うまでの長い道のりをほんの少しだけ垣間見ることができる。これはそんなお話です。私はこの講談社版を読み終えたすぐ後に紙も買いました。崇史さんは本当にどこにでもいる普通の男の人なんだと思う。迷ったり、自信がなくなったり、とても運が悪かったり。でも、喜多川さんの不遇な生まれに同情して、優しくしてあげたくなったり、知らないことを教えてあげたり、そういう気持ちの優しさって後からどうこうできる物じゃないと思う。生まれ持った気質が、心が本当に優しい人で、だからこんなに好きになったんだと思う。この人じゃなきゃダメなんだよ。講談社版には未収録の短編でその本当の優しさってヤツに打ちのめされて、あまりにも喜多川さんが幸せそうで何度も泣きました。涙なしには読めません!喜多川さんにとっての幸せっていうのは、あまりにもささやかで、図にのった特大のわがままも全然わがままじゃない。木原音瀬先生の本は2年ぶりぐらいに読みましたが、本当にめちゃくちゃ胸の中刺されまくって、しばらく何も手につきませんでした。崇史さんに撫でられると本当に気持ちよくて、幸せで、でも切なくて泣きたいような気持ちになるのなんかわかる気がするんだよな。崇史さんすきすきっていう気持ちにすごく引きずられて、しんどいです。犬を飼う相談をしてみたかったという可愛すぎる攻めが幸せになってくれて感無量
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  • mother

    丸木文華/門地かおり

    天使みたいな人間の男
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでいくうちに結末はこうなるんだろうな…というのが、迫ってくるような感じです。そうなるってわかってるんだけど、なぜ攻めがそんな選択をしたのかわからない…わかりたくない……というような。。現在と過去を何度か行き来して、2人の高校生活が覗けます。受けみたいなポジティブな考え方っていいな〜と思いました。その頭足りてねーんじゃねえかコイツ…という部分が自分でも自覚できた時、みんなが自分を天使と呼ぶ理由について思い至った時、本当の苦しみが始まったんだと思うけど、あなたはあなたのままで良いんだよ…と言ってあげたい気分だ。そんなに自分を否定しなくていいよ。神崎くんは嫉妬もあったのかもしれないけど、ひどいと思うよ…受けじゃなかったらそれこそ登校拒否よ。。攻めがちゃんと意思を持って神崎を許さないことにしたのは嬉しかったんですが、攻め本当にいろいろ画策しすぎてて怖いです。これも愛故なのかもしれませんが。攻めの感情も複雑怪奇なんだよな。あ、本当のお母さんからも大切にされてなかったんだ、という悲しみ。死んだ母親に感じた美しさ。そして運命の出会い。攻めが普通の人ならやらない方法で人を囲い込み、自分の思い通りにする方法を何通りも会得していることはよくわかりました。そんなやや不気味な攻めを前にしても、何もかも包み込むみたいにして抱きしめてくれる受けのことは、もうやっぱり天使と呼ぶしかないんでしょうね。
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  • 蜜は夜よりかぎりなく

    崎谷はるひ

    退屈なこの世界から抜け出したかったんだ
    ネタバレ
    2025年8月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 知靖×藍→弥刀さんと知靖さんの関係については、藍も感覚的にやはり違和感というか何か引っ掛かるものがあったんだということがわかりました。弥刀さんにはこれ以上、2人の恋愛について相談したい感じではないと判断したその感覚こそ、人はセンスとか感受性と呼ぶものだと思う。昔弥刀さんと寝たという話、ちゃんとやるのか〜…と思いました。気にはなってましたけど、この2人、いつだって知靖さんは藍に遠慮して、そんな彼に藍はいつだって寂しさを覚えてて、最後までこの2人は何遍もそういうやり取り繰り返してしまうんだろうな…と寂しい気持ちのまま読了です。この2人大好きなんだけど、お行儀よくしてなんかいられねぇ!!!っていう熱いパッションも感じたかったかな。弥刀×朋樹→最高…最高…!間に挟まったこの話が1番良かったです。警察官になった朋樹は手始めに街のお巡りさんになっていました。朋樹にピッタリだと思った。弥刀さんとの関係もだいぶ落ち着いて。やっぱりわかりやすく寂しいとか会いたいとか言ってくれない朋樹に弥刀さんは時々八つ当たりしちゃうんだけど、そんなやり取りにも段々と慣れてきて、あの朋樹が弥刀さんに愚痴を言えるようになる日がくるとは思わなかった。繊細でどんどん涙脆くなる弥刀さん。あーなんかきたからの流れが良過ぎて、これは攻守交代すぐそこやなと思いました。元々私は弥刀さん受けだと思ってたので、受けに尻で抱かれる弥刀さん最高でした。弥刀さんは愛されるのが合ってる。福田×衛→いやいや…その2人は本来一冊使っても終わらない話でしょうがよー!!!という気持ちと、短くても書いてくれてありがとうございますという複雑な感情が入り乱れ。衛は私が思う以上に福田という男についてわかっていました。完璧に理解していたんだと思った。本編読んでいる時にはその辺がわからなかったので、ひたすらに衛は可哀想な人というイメージだったのだけど、福田は衛にとって神にも等しい存在だったのだから、福田の気持ちが揺れて、衛の言動に心が左右されるようになった時からもう2人はおしまいになってしまったのだなと思った。あのまま衛が輝かしい賞の一つでもとっていればずっとあのまま2人で暮らし続けたかもしれないし、画壇で名声を得るようになった衛が憑物が落ちたかのように福田を捨てる未来もあったかもしれない。それでも、退屈な日常から衛を見つけ出したのは福田だったんだ
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  • 垂直線上のストイシズム

    崎谷はるひ

    この映画はあなたのために
    ネタバレ
    2025年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 弥刀さんの作り上げた映画はそれはもう素晴らしいものなんでしょうね。誰か大切な人のために作られた、心からのものっていうのは、それがどんなものでも美しくって尊いものなんだよ。それがその人のためだけじゃなく、一般に公開されて関係のない人々もそのおこぼれに預かれるっていうのは幸せなことだと私は思う。弥刀×トモキ編はモラトリアムが弥刀さん編で、ストイシズムがトモキ編だったんだなと最後まで読むことによってわかりました。どうしようもなく停滞していた弥刀さんはトモキの言葉によってストーリーが動き始めました。本当はトモキの世界も彼の厳格なまでのストイシズムによって、凍りついていたんだけど、それを色鮮やかに蘇らせてくれるのは弥刀さんだけなんだよ。最初は弥刀さん知靖さんとも寝るし、なんとあの姫とも昔結婚してたし、靖那のことはどうしようもなく捨てられないし、そのどうしようもなさ、あまりの甘さ、人の良さに呆れるというか…周囲の人に構いすぎる性質に辟易する思いだったのですが、そんな彼でなければ作れない世界、トモキに与えることのできる感動みたいなものも生まれなかったのだと思うと、まあ…とんでもない回り道してしまったようなものなのかも、と思えるようになりました。そもそも、どこにも寄り道せず、間違わず、正解だけに価値があるというわけでもないというのに。時々自分は本当に正しいもの以外取るに足らないものだみたいに考えてはいなかっただろうかと考えるきっかけにもなったというか、この一冊でかなりたくさんのことを気付かされた気持ちです。2人の恋愛はあまりにも若くて、苦くて、もう勝手にしたら?とすら思う瞬間があったけれど、このシリーズの中でもこのお話は最高傑作といっても過言ではないと思う。もちろんそれは私の勝手な感想なんだけど、本当に素晴らしいものはまだこの世界にたくさんあるという事に気づかせてくれたことに感謝です。ありがとうございました。
  • プロポーズは花束を持って~きみだけのフラワーベース~【特別版】

    夢乃咲実/みずかねりょう

    外交成立スタイル
    ネタバレ
    2025年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めが受けと付き合うことになった時、嬉しすぎてこれからよろしくって手を差し出すシーンの不器用さ大好きですね。この外交成立スタイルの奇妙なおかしみぜひご賞味あれ。受けが花屋さんで働いているという設定昔からなんかすき。何個か読んだけど、この受けは最終的に公園とか公共施設の整備がしたいというデカい夢持ってて、素直に叶うといいね、と思えるような、暖かなお話です。受けが暮らす昭和な感じのアパートとその住人たちのやり取りも良いです。兄や親族から逃げ回っていた受けですが、蓋を開けてみればなんということはない。兄も不器用で上手く気持ちが伝えられなくて、行き違いまくり、攻めとも結構くだらないことでアイツ嫌いとか言ってて面白かったです。お兄さんのキャラ良かったな〜受けってそういえば未成年だったのか、と読んだる最中に思い至り、この2人結構歳の差あるなと気づきました。歳の差っプル。ところどころ社長な攻めの口調がオッサンくさすぎないか???とは思いましたけど、花屋に通い詰めるシーンとか、アパートの管理人を真剣に頑張り過ぎちゃう受けを心配するシーンとか、好きな場面がたくさんあります。面白かったです。
  • まるで、彼みたいな彼

    夢乃咲実/蓮川愛

    SF(すこし不思議)
    ネタバレ
    2025年8月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かったです!蓮川愛先生のイラストがお話の雰囲気にとてもピッタリです!!鏡の国の恋人とか以前読みましたけど、それと近い感じのSF(すこし不思議)具合です。12年も前に失ってしまった恋人のことを忘れられなくて、思い出してしまって泣く受けが出てくるんだけどわたしも一緒に泣いてしまったよ。う、うお〜〜(;o;)なんて切ない…この受けは12年経っても攻めのことを失った悲しみが鮮烈で、傷口まだぐちゃぐちゃなんだなって思った。それなのにどこか攻めを思わせるような人物が現れて、心乱される。何度も意味ありげに受けの前に現れる長谷川友彦。ちょっと偶然が重なり過ぎて、ストーカーなのか?というレベル笑実際、家がどこか知りたくて1〜2度後をつけたらしいので、ストーカーの素質あり。まあ、攻めも今の受けが恋人いるのかとか、どんな大人に成長したのかとか、わからないので、ヤキモキしてはいたと思うな。だって、かつては自分の親友だったのに越川さんに迫られてる受け見て、全然冷静でいられなくなってたもんね。あの後越川さん出てきませんでしたけど、やっぱりまた3人で仲良くって難しいのかな……攻めがいない間受けを支えてくれた人ってことで、結構好きなキャラだったので、できれば越川さんも幸せになって欲しいし、3人でまた集まって欲しいけど…。まだよくわからないまましてしまった長谷川友彦とのキスも好きだし、何もかもわかってからの我慢できない〜ッてなってするエッチも良かった。なんか、この攻め優しくて、受けのこと大好きで、めちゃくちゃエッチ上手そうだなと思った。昔は1人でスキーやら登山やら行ったけど、今は2人の時間をもっと大事にしたいと思うようになったというエピソードも好きだ。もし受けに他の恋人が出来ていたら、この攻めどうなってしまってたん???考えたくないよ…めんどくさがりなモノグサ神さまも面白かったので、もっとちょくちょく出てきて欲しかったかな。買った次の日に値下げされてちょっぴ悲しかったけど、お話は最高だったよ!
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  • 平行線上のモラトリアム

    崎谷はるひ

    白鷺シリーズ弥刀×佐倉編
    ネタバレ
    2025年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちらのシリーズ読めば読むほど味がある、そんな作品です!必ず白鷺シリーズを読んでからスピンオフに入ってほしいですね。本編では明るくて、藍に色々と助言をくれて、知靖さんのことさりげなくサポートしてくれて、イイところばかりクローズアップされていた弥刀さんですが、今作では結構自分の事で手いっぱいで、悩んで苦しんでぐるぐるしています。いや〜前から知靖さんとの関係怪しいな〜とは思ってたんですよ。だって、知靖さんの自宅で時々ご飯作ったりもしてたとかサラッと書いてありましたけど、ん?って引っかかって、この2人もしかして…っていうのはずっと思ってたんだよね〜〜〜!!!確かに知靖さん若い頃には受け身の行為もしたって書いてあったけど、最初弥刀さんが攻めだと思ってませんでした笑笑なんか、素顔というか本心見せない感じが頑なで、そういう弥刀さんを歳下攻めのトモキが懐柔していくのかと思ってました。全然違いました。弥刀さんの美貌で怒涛の人たらしテク炸裂からの陥落!とか思ってたけど、そう甘いお話でもありませんでした。弥刀さんはずっと長い間、靖那さんとの間こと忘れられずにいたんだなと思いました。若い頃本当に好きだったんだろうな。でも、その時に抱いた好きって感情すらも本物だったんだろうかと、振り返ってみると何もかもただ自分の信じたがっていた夢の残骸があるだけで、自分の手元に残ったものは結局何もなかったんじゃないかって、もがき苦しむシーンが続きます。そこでもっと可愛く誰かに甘えられるタイプなら良かったんですが、弥刀さんは自分を許してあげるのが下手だったみたい。うーん、この辺の佐倉トモキからバシッと言われちゃうシーンはめちゃくちゃ胸に刺さる言葉が多いよ…抱かせてもらっちゃって、情けないシーンが続きます。藍くんも、本編ではすごく幼く感じる事すらあったのに、今作では知靖さんとの間にあったことも知ってます。あの人が辛い時にそばにいてくれてありがとうって、人間出来すぎだろ…と尊敬の念を抱きました。藍はここまで読んできてとっても好きになった。うーん、トモキ×弥刀編も待ってます笑弥刀さんみたいな人はどっしりしたトモキみたいな攻めに愛されて甘やかされてほしいよ〜でもとっても面白かったし、この2人のベタベタし過ぎない関係性が良いです!もう少し続くようなので期待大!
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  • 白鷺シリーズ

    崎谷はるひ

    白鷺溺水をめぐる一代スペクタクル
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 崎谷はるひ先生の作品の中でも一際物語性が強く、三冊に跨ってしっかり話が続いています。この作品は順番にじっくり読んだ方が良いです。表紙のイラストはなんと高永ひなこ先生ですね!?挿絵はないのが残念なのですが、素敵すぎるよね〜〜〜!!!藍の無垢で柔らかい感じと知靖さんの知的で冷静な感じがめちゃくちゃしっくりきて、この作品とイラストめちゃくちゃ合ってると思いますね!内容は日本画の大谷一ノ宮清嵐が亡くなったところからスタート。こんな何も世間のことを知らない受けが一人ぼっちで放り出されて、一体これからどうしたら…と思っていたら、攻めからお祖父さんの絵を美術館に寄贈することを提案されます。これが2人の運命の出会いでした。途中ちょくちょく出てくる弥刀さんや佐倉くんがとても良いキャラしてて、2人の悩みとか聞いてくれたりしてメインのこの4人の関係がめちゃくちゃ好きですね。藍は恋愛経験も知識も足りない部分が多すぎて、最初思いっきり攻めの地雷踏んじゃってハラハラしたり、友靖さんとは15歳も歳の差があることから、大人である攻めは受けに遠慮して恋人になってからもなかなか上手く愛し合えません。切なくももどかしい2人の恋愛模様。でも、素直で気持ちのまっすぐな受けにいつも攻めは救われていたと思うな。福田とかいう胡散臭い男から最後の最後までつけ回されて、それは志澤グループを巻き込む大事件へと発展してゆくのですが、最後まで読むと藍の決然とした態度に大人になったな〜なんて感じたり、藍のお父さんの辛い人生に思いを馳せてこの作品って、福田と衛さんの話でもあったんだな…と思います。その辺は三巻の最後の数ページで何もかも明かされるのですが、ぜひ読んで感じてほしいところです。声をあげて笑う攻めの笑顔が見れるとは思っていませんでした。もしかしたら今まで読んできた先生のシリーズの中でも一二を争うほど好きかもしれない作品に出会いました。ありがとうございました。
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  • 頑張って番を見つけるから友達でいさせてね

    貴志葵/渋江ヨフネ

    無自覚恋愛
    ネタバレ
    2025年7月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クールな御曹司α攻め×大学生になっても未分化のまま暮らしていたが発熱が続きΩになった受け。2人は最初からお互いのことをとても好き合っていたということがわかるのですが、いろんな要素が絡み合い番になった後も恋人とは言い切れないまま関係が続きます。うん、悶える展開だ。まず前半、突然Ωになってしまった受けですが、βだったころの自分にやけに固執して、攻めと変わりのない関係を続けようとします。ヒートが来てるのにαの攻めの家に行って、抑制剤あるから大丈夫は本当に…人によってはここで受けとの関係切ると思うなぁ。保健体育とかで授業受けてきたと思うんだけど、ヒート期間舐めすぎでは?(お前は保健体育の何を知っている?)いとこ夫婦が優しく教えてくれて、いかに自分が危険な行動をとったのか理解してくれたみたいだから良いけど、この件についてだけは本当に受け加害者だし、攻めとの関係取り返しのつかないものになってしまった可能性が否めず、ちょっと…おバカな受けだなぁ…と思ってしまった。うーん、長いことβだったんだからこそ、慎重に行動しようとか、自分を大切にしようみたいなムーブがないんだよな、この受け。番探すためにコンパ開催するくらいガッツというか、ノリと勢いだけはいい受けなので、とにかく攻めと良い友達関係を続けるため、ならなんっでも出来ちゃう受けです。攻めは受けについた別のαの匂いに嫉妬したり、受けが契約番を得る直前までいっちゃって、ようやく自分の気持ちに正直になるんですが、これも攻めの回想挟まれてめちゃくちゃ先が気になりました。読ませる構成です。攻めがホテルに間に合わなかったらどうなってたの??無事番になりましたが、月島美人助手に嫉妬して一緒に花火大会行く約束してたのにそれもブッチしてしまう受け。この辺の自分の気持ちがコントロール出来てない受けは可愛いし、攻めはもっとしっかり受けのこと捕まえててよ!!!と思いますね。ギクシャクした2人の間に入ってくれる須藤がいい味出してました。卒業旅行に出てきた友達とかもスゴイ良いキャラだったから、この先生魅力的な脇役キャラ書くのお上手です。昔の人に冷たかった頃の攻めエピソードもあって、なかなか読み応えありました。しかもイラストもめちゃくちゃイケメンなお二人さんで、豪華です。よくあるすれ違いものですが、ちょうどこういうベタなやつ読みたかったので、結構面白かったです。
  • 孤独な犬たち

    愁堂れな/葛西リカコ

    う、うおー(´;ω;`)
    ネタバレ
    2025年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュータイトルで絵文字使ったの初めてです。マジで最後まで読んだら最終的にこういう顔になった。よむびーちゃんの顔でレビュー出来た時なら、泣いてる顔を選択したと思う。自分の兄を殺したかもしれない男を追って、自身も重傷を負った身ながら、真相に辿り着くべく、リハビリに励み、果敢にもヤクザ達の巣窟へ単身乗り込んでいった受けが好きです。いやいや、そんな簡単にヤクザの懐に潜り込むなんて無理よ?と思わなくもないのですが、なんせ続刊がないので、話の流れ重視です。これ上下巻くらいにしてくれたら、攻めがどう思っていたのかもっと掘り下げてくれたと思うし、2回目のエチももう少し関係を深めてから出来たと思うので、ところどころ惜しい点はあるのですが、そんなことよりも本がおもしれーーー!!!ストーリーが気になってぐぃぐい読ませてくれます。愁堂れな先生はみだらシリーズとダークナイトしか読んだことありませんが、他のシリーズも絶対面白いじゃん!!!と確信を得た。やっぱり大ベテランの先生は読ませる力すごいです。なんで攻めと思わしき男敵なの?お兄さんはなんで死んでしまったん??ヤクザとの関係は???とどんどん引き込まれて、テンポ良く読了です。お兄さんの人生に想いを馳せるととても悲しくなったけど…。この攻め本当はすごく優しくて、受けのこと包み込んでくれるような人だと思うからもっと恋人になった後のシーンも欲しかったけど、これはこれで綺麗におわっています。葛西リカコ先生の絵がとても素敵で、話の雰囲気に合っています。攻めも受けもきっとこれから先、まだ苦しいことあると思うけど、2人一緒ならきっと大丈夫だよね。受けのお兄さん殺したのは案外若頭補佐のあの人に殺されかけた人だったりして…と思った。ああいう時弾除けとかで命張るのが極道の世界かもしれんけど、割に合わんと思われて何もかも暴露されたとかじゃなかろうか。
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  • 沼底から【SS付き電子限定版】

    宮緒葵/北沢きょう

    お義母さんんんんんんんんッ
    ネタバレ
    2025年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 喪服の義母萌えは持っておりませんでしたが、作者様の萌ポイントたっぷりと堪能させていただきました。ありがとうございます。宮緒葵先生のこの突拍子もない感じ、えっ?と二度見してしまう設定、今の自分にとても合っているようで昨年末〜今年に入ってから読んだものは全て美味しくいただいております。ただ、昔の自分もそうだったとは思いがたく、適切な読む時間、出会う時期、みたいなものがあるのではないかと、そう思っています。今作、初めから攻め一強です。濫さんも出てきますが、受けは幼少期からおかあさん、おかあさん状態なので1ミリも勝ち目ありませんでした。北沢きょう先生の喪服攻めが麗しいです。でも、もっと雄みの強い攻めも見たかったような。変若水の古屋前でにゃんにゃんしてるシーンが1番男らしい顔つきしてるような感じするけど、麗しいがすぎて、個人的にはやや好みから外れる攻めですが、話の内容が良かったのでお義母さん攻め気になりませんでした。この話はあんまりツッコミ入れたり、深く考えすぎずに読んで、見て、感じて、楽しんでほしい一冊ですね!作者様のわくわくがたくさん詰まった素敵な一冊です。宮緒先生の執着攻めからしか得られない栄養があると思うので、ぜひ。というか、本編これスゴイところで終わってるわね。書き下ろしなかったらその後どうなったのかモヤモヤしてたまらないと思うので、リクエストに応えてくれたことに感謝です!
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  • 海底1000mで、はじめまして

    中原一也/兼守美行

    海の支配者人外×海洋学者の卵
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今作はちょっと…やや文章のキレが悪いです。昨日のことを振り返って、あの時は…みたいなターンに入る際の場面転換がややわかりにくいです。普通に場面切り替えずに、そのまま回想に入ったほうがわかりやすいような?会話中の違和感はああ、今はその出来事の後だからなのね、と読んでればわかるのですが、なんだか場面転換のリズムが悪いです。中原先生の作品はもうだいぶ読みましたが、こんなふうに感じたことは初めてです。あえて書き方を変えてみたのかもしれませんが、文章の読みづらさで星を下げたのは初めてだと思います。勿体無いと思いました。お話はよく出来ていて、その点は安心安定の中原一也クオリティかと思います。ただテンポの良さとライトノベル感は表裏一体なので…攻めが受けの住むマンションにいきなり現れて俺の話を始めるシーンとかは、なかなか唐突です。中原一也先生の魔王モノ、ランプの魔人モノ辺りはかなりライト寄りで、個人的にはあまり好みではありませんでした。それらに比べればこの作品は、そこまでライトではありません。が、ファンタジーの得意な作家さんではないという印象は今作を読んで強まりました。お話の感想→攻めが自分に海の素晴らしい光景を見せてくれて、喜ぶ受けですが、それもこれもいずれこの肉体と魂を貰い受ける為かと思えば、その喜びも半減して、人外との恋愛には付きものの気持ちのすれ違いが描かれています。幾千の夜を超えて〜みたいなエンドかな?と思っていたのですが、今作は万人受けするハッピーエンドかと思います。父、姉を殺した犯人を追い詰め、負傷する攻め。その後十年の別離。なかなかドラマチック。何年経っても攻めのことを忘れられずに恋慕う受けは良いです。純也さんは人間の交尾の仕方教えてくれてありがとうね笑受けの命が続く限り、2人で幸せになっておくれね
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  • 純真にもほどがある!

    崎谷はるひ/佐々成美

    なんでお前なの!?
    ネタバレ
    2025年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューまだ1つもなくてなんで!?ってなってる。出版されたのは結構古いですけど、めちゃくちゃ面白いですよ!崎谷先生の本好きでまだ読んでない方はぜひ読んでみてほしいですね。なにせこちらの先生、シリーズものが多いので、ちょっと読んでみるか…と思ったら、これはシリーズの真ん中のやつだから後にして、えーと…みたいなこと多いので、一冊で楽しめる著作、貴重です!こちらのお二人は幼馴染、腐れ縁カプ。付き合いは小学生から。前半攻め、後半受け視点。前半は付き合うまでなんですけども、なかなかプレイボーイな攻め様、受けとは失恋による傷心からヤケ酒記憶喪失ックスなはじまり。受けは平気そうな顔してたけど、全然そうじゃなかったことがわかる後半。という構成。本当は恋人には甘々で、デロ甘に甘やかしたい攻めなのに、受けに気を遣って受けのプライドを守ろうとしてくれていた所がすきですね!なのに、受けは変わってしまった関係性に心も体もついていけなくて、攻めに結構辛く当たってしまって、付き合い始めたはずなのに、とんでもなく関係が冷え込んでしまったり、なかなか恋人らしくなれません。お前、俺のこと好きじゃん発言は受けの精一杯の虚勢だったんだな、と思う。書き下ろしのショートでも、指輪つけてなかった件で最後まで揉め続けます。ちょっとゴタゴタしすぎではありますが、2人の気持ち、どうして素直になれないのか?など、BL読みたいわたしのツボが全て抑えてあり、めちゃくちゃ満足度の高い一冊でした!こういう恋愛恋愛してるやつが読みたかったんだよ!!!崎谷先生ありがとう!!!受けは自分が攻めのこと守ってるつもりだった、攻めから頼られる自分でありたかったというエピソードがあるんですが、この話かなり好きですね〜受け、攻めのこと大好きなんじゃん……ってなるから。こんな男がずっと自分の側にいたのに気づかなかった攻めなんなん???攻めがいろんな人と付き合っては別れてる間、受けどういう気持ちだったんですか???多分、どうせこれからも茅野はここにいるし、俺もここにいる。それでいいんだとでも思ってたんでしょ!?健気だ…受けが本当は気持ち伝えるつもりなかったということも、攻めが言わせたくせに忘れたということも、それによるすれ違いもとても良かったです。時々は、攻めに好きだって言ってあげてほしい。攻めも受けもかわいい2人でした。
  • きみに殺されたい、なんて告白は背負いきれない

    崎谷はるひ/蓮川愛

    受けが男前ですき!!!
    ネタバレ
    2025年7月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっとこのシリーズ読んできて、久遠さんは100パー受けだろうと思って読んできたので、口絵でそうでなかった事を知った時の衝撃!!!あ、え!?久遠さん攻めかぁ〜〜〜!!!ってなりました。私だけかもしれませんが。慈英きらーいぷいんみたいな皮肉屋なところとか、真剣に慈英マジで人としてアカン(素)ってアタリの強いところが印象深いと思うのですが、全部この話に繋がっていました。久遠さんの中で、相当照映さんが大切なんだってことも。同じ時期に強いショックを受けて、どこか久遠さんの中では照映さんと自分が切り離せない存在になってしまっているのかもね。だからあんなに慈英に厳しかったのか〜と納得しました。まあ、新海さんに言わせるとそれって結構重い男ってことになるのかもしれませんけど。恋愛について言うと、久遠さん10年もかけてやっと自分の気持ちに正直になって、けじめつけられたことにホッとしてます。多分、ミッフィーと同じような気持ち。新海さん体育会系らしくサッパリとした人で、好感持てます。足るを知る。良い言葉ですよね。久遠さんが彼氏だか、彼女だかわからんけど、目の前に連れてきて紹介した件は普通激怒するところだと思うんですが、冷静に説教されておわります。このシーンとかもすきだなあ。長いと半年もスパンが空いてたみたいだけど、その間久遠さんはどのツラ下げて会いに行けばいいのかわからなくなってたのかなぁ。新海さん、なかなか手強いです。2人とも良い年の大人なので、恋愛恋愛って感じじゃなくて、お互いに生活、仕事第一みたいな所あるしね。最終的にまあ付き合ってもいいよ、ですからね。この2人から今後も目が離せません笑
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  • つむぐ幸福論 慈英×臣作品集

    崎谷はるひ/蓮川愛

    少しずつ読み進めました
    ネタバレ
    2025年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ショートストーリーがぎゅぎゅっと一冊の本になりました。崎谷先生はショートも面白いので、すごいです!特にお気に入りのお話は、倒れた後のミッフィー見舞いにきた久遠さんとか、照映さんと穏やかな関係になったミヒロ、照映さんと慈英のとんでもない夢、慈英との遠距離恋愛中テレフォンセッでめちゃくちゃ恥ずかしがる臣!!!(大興奮)、なんか慈英が吸血鬼で!?怪しい雰囲気満載…などこの辺り。佐藤くん、アキト、碧あたりも出てきますが、本当この3人は最初に出てきた頃から全然ノリが変わらない。灰汁島先生とイサくんのラブラブな毎日も相変わらずで、とても良かったです。あとがき読んで知ったけど、先生慈英帰国編とかも書くつもりあったんですね!!!大歓喜!!!!本編はあんな感じで終わってしまって、ショートストーリーでは慈英がいつか帰ってくるかも〜みたいなの仄めかされていましたが、いずれも本編締めた後のことだったので、慈英帰国編(第三部)が始動する予定あるの知ってマジで嬉しい!!!やっぱり2人には一緒に暮らしてほしいからね!!!!
  • 前世は龍のツガイだったようです。【小説&漫画収録】

    天野かづき/陸裕千景子

    何も考えずに何か物語を読みたい時に!
    ネタバレ
    2025年7月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 天野かづき先生の作品は箸休め的な感じでちょうど良い作品です。長編のあと、疲れて頭を使いたくないとき、などにオススメです。今作は前世の記憶を持ったまま生まれた受けが主人公。夢の中でかつての恋人に愛される夢をみる受け。なんとその相手は男性、しかも龍でビックリ!女の子と付き合おう、あれはただの夢なんだから!と思ってもままならなくて…飲み会に行った帰り、夜空を眺めていたらなんと異世界へ飛ばされて夢の中の攻めと再会〜!前世ではルカだった受け。ルカと自分は違う人間だ。このまま攻めの気持ちを受け入れても良いのかなあ…モヤモヤ。というあらすじ。受けは龍のメンズにモテモテのようでして、イサラ?(名前忘れた)とかいう当て馬も出てきます。ただ、この当て馬チラッと出てきて、すぐにいなくなりました!アラ!?今回、なんだか話の流れがあまりにも軽くないですか?雑とまではいかないですが、なんだか薄いです。天野かづき先生のこのライトな感じは普通に好きなんですが、今回はさすがに薄すぎではないですか!?もったいない。全然龍とか番の関係性の詳しい世界観の説明とかもないし、よくあるテンプレのあれだから脳内補完よろしく〜と言わんばかりに読者に丸投げです。普段はもう少し身が詰まったお話書いてくれてる先生だと思います。ショートストーリーとおまけ漫画合わせて、紙面が厳しかったのかもしれません。残念。本編より、ショートストーリーのラウルとレグナ、スバルの3人暮らしの方が面白いまであった。やっぱり、本編力出しきれてないと思いますよ!?私は陸裕千景子先生の絵が大好きなので、おまけ漫画のイラスト可愛くって最高でした〜!!攻めはカッコよく、受けは可愛らしい。先生のイラストは星五です。まあ、でも良い気分転換になりましたので、これからも先生の本読みたいです!
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  • 不謹慎で甘い残像

    崎谷はるひ/小椋ムク

    完結巻だよーん
    ネタバレ
    2025年7月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 完結巻が1番微妙でした。。目次見て、あ!今回は前半後半に分かれてない!長いお話一本だ!!とテンション上がったのですが、わりと序盤で謙ちゃんの元カノが忘れていったピアスが見つかるシーンくらいから面白くなかった…です…。まず、攻めの元カノの話はいらなかったな〜…案の定、元カノにいいように使われて、元々もうすぐ同棲する予定ではあったけど、攻めの家居候先として搾取されるし…。なんて図々しい…もちろん、最後まで読めば、元カノ氏は前作で出てきたストーカー女撃退に一躍買ってくれましたし、妊娠流産リストラの三コンボくらって人生お先真っ暗気分でいたこともわかるんですけどね……攻めの家に住むはナイ。ストーカー女撃退も攻めがなんとかして欲しかったし。攻め、元カノ氏に押されて今回何もしてないからね。見せ場ありませんでした。うーん…残念だなあ、他人にどうにかしてもらっておしまいですか。前回みたいに話し合ってもわかってもらえないのは理解してますけど、攻め自身にまあ少し頑張って欲しかったです。もう本当トラウマ級に怯えてたから平穏な毎日が返ってきそうなことは喜ばしいんだけどね…ストーリーとして、攻めの見せ場欲しかった。受けは前回生理中か?っていうくらいキーキーして見ててしんどかったけど、今作は大丈夫でした。ただ、受けが連れて行った先にいたクラブのお兄さんやらの話も聞きたく無かったかな。そういう世界があるのは知ってますけど、純粋な攻めにそんな話聞かせないでほしかった。クラブの奥の方にヤリ部屋があって…みたいなのも萎えました。この2人の話が始まった時には本当に攻めが純粋で、颯月さんも男とこういうことしてるのかなぁ…(妄想照れ)みたいな感じですごく可愛かったのに、開き直りすぎて、めっちゃエロ魔人みたいになってて、なんかなぁ……おてて繋いで、仲良くデートみたいなのが好きな、爽やかイケメンだった攻めどこ行ったの???2人とも穏やか系なカップルだから、こういう刺激的なエロやそういう雰囲気、シチュエーションは求めてなかったです。一巻の、出会ったばかりの2人の雰囲気が好きだった……。同棲してからの普通にラブラブいちゃ甘な毎日⭐︎三でよかったよ。巻き起こるトラブルがあまりにも心労のかさむトラブル続きであまりシリーズとしても好きになれませんでした。このシリーズはここでおわるのが定めなんだと思います。
  • 不条理で甘い囁き

    崎谷はるひ/小椋ムク

    2人のケンカ、攻めのストーカー
    ネタバレ
    2025年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は受けと攻めがひょんなことからケンカしてしまい、仲直りするまでのお話。攻めの好きな人の全てが知りたいって気持ち、すごくよくわかるんだけど、大抵聞かなきゃ良かったって思うことばっかりなんだよね、これが…あまり、誰も幸せにならない。受けは結構キツめにしつこい!結局身体ばっかりじゃんみたいに言って、攻めは再起不能になります。う、うーん、、このあたりの受けはかなりキツい。ホテルで置いていかれたときも、は?ふざけんなよって言ってるからね。そこはショックで項垂れるとかじゃないんだ。これは相当気が強いわ…と思った。確かに前作でも付き合う前までの流れは相当強かった気がする。まあ、その後本当にこのまま別れちゃうかも。って不安になって、悲しくなって、しばらくして攻めの方から連絡くるんだけど…ちょっと受け可愛くない描写多かったかな?攻めはあんなに穏やかで優しくて素敵な人なのに、あんなふうに追い込まれて可哀想だった。生理前か?っていうくらい受けカリカリしていたような…しょっちゅう疎遠になる2人。数ヶ月、間を置くのがデフォになってません?仲直りエッチは良かったですけども…。後半はストーカー女登場&会場で盗難被害発生。ストーカー女怖かったですね〜話が通じない人の思考回路。攻めもきっぱりお付き合いできませんって言ったのにあれだから、ちょっと手に負えない感じ。攻めは頑張りました。ケンカしてからちょっとしおらしくなった受け、ストーカー女のことはいろいろ聞いてたんですが、あえて攻めに言わず。攻めの合鍵借りて、いない間に洗濯とか掃除、冷蔵庫の補充やってくれてて、奥さんみたいになってる!健気でした。今度は攻めのお仕事が忙しくて全然ラブラブできません。いつか落ち着く日はくるのかなぁ。前作より攻めがエロに積極的だった。
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  • 不機嫌で甘い爪痕

    崎谷はるひ/小椋ムク

    時計宝飾店勤務歳下攻×フリーデザイナー受
    ネタバレ
    2025年6月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃよかったです!甘々な物語が読みたい方におすすめ。なんだかんだ、最初に惚れたのは受けだと思いますね。攻めはどことなく少年っぽい幼いような男臭さを残したわりと普通の男です。よくあるスーパー攻め様とかではないです。受けはわりと仕事では言いたいことズバズバ言うタイプで、性格もキツいのかと思われましたが、恋人には甘えたいベッタリしたいタイプで、そのギャップがかわいい〜!ゆったりとした2人の恋愛模様を追いかけたい方にぴったりの一冊。前半後半でお話が分かれています。前半は2人が付き合うまで。マジで攻めが言わなくてもいいこと混乱したままワーワー言っちゃうから焦った。受けはよく許してくれたよ。この2人には正直身体から始まってほしく無かったけど、攻めが受けのことこれから大事にしてくれそうだし期待。後半は付き合った少し後。受けはフリーのデザイナーらしく、日々忙しい。しかも仕事を持ちかけられた会社が結構なトンデモでさあ大変。すぐに攻めと会える時間がなくなりました。でも、このお話の攻め受けのために豚まん蒸してくれたり、料理作ってくれたりして優しくてジーンときました。素敵な攻めです。昔の嫌味な受けの恋人も出てきて、八つ当たりされたりもしますが、攻めがビシッと言い返してくれてスカッとします。このシリーズは続き物のようですが、なかなか良い感じです!次の巻もたのしみ。
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  • その目で見るな

    可南さらさ/高宮東

    攻めの笑顔がこわい
    ネタバレ
    2025年6月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 可南先生の書く攻めは大体受けにストレートに好意を伝えてくれなくて、受けばかり攻めのことを好きになって苦悩するというパターンなんですが、こちらも御多分に洩れずしてそういった展開でございます。今回の攻めは同じ大学に通う歳上大学生兼モデル。受けはそのお隣さん。お隣さんっていいな〜!って思うのと同時に別れたら隣の部屋ってイヤだな〜〜!!ていう思いが…。最初の騒音問題とかも個人的にはナイな。もうそんな部屋の家主ってだけで、好意を持たないので、最初に視野を狭めない受けは凄いし偉い。受けはいとこのお兄さんだかが出張中居候させてもらってるんだけど、結局最後までそのいとこ出てきませんでした!残念。受けを保護者的な感じで猫可愛がりしていてほしかった。攻めは大学のアイドルなので、だんだんと受けと距離が縮まるとともに取り巻きの女の子から嫌がらせを受けます。最後までビシッと成敗されるシーンなかったな。モデルのくせに食生活だらしない攻めのために食事係に任命されます。だいぶ良い感じになってきても、受けって俺のこと好きだよね?としか言わない攻め。うおおおいつもの可南先生のパターンキタァ!今作の攻めはニコニコ笑顔で顔はイイけど、毎度の如く受けのことどう思ってるのかは伝えてくれません。しつこい女の子たち冷たくあしらってるのも目撃してるし、受けは素直になれません。切ない…しかも、意地悪してきた女の子たちから、攻めとその友人で受けのこと落とせるかどうか、賭けの対象にしてるって聞いて、もう気分はドン底。この辺の絶望半端ない。しかも2、最後まで読んだけど、賭け自体は本当のことだったからね。常識とデリカシーのない攻めです。この辺は攻めの出自とも関係ありそうだったけど、記述なし。やっぱり、攻めは攻めのお母さんが浮気して出来た子どもなんだろうか。真偽不明。ちょいちょい書いていて欲しい部分がありませんでした。エチシーンそう多くないのですが、なんだかドキドキしました。攻めが好きってハッキリ言ってくれないから?もう少し気持ちを通じ合わせた後の展開も欲しかったかな。攻めにはもう少し常識持ち合わせていて欲しいし笑さらっと読了しました。
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  • 目眩

    谷崎泉/藤咲なおみ

    話を聞かねぇ男たち
    ネタバレ
    2025年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻だけなら星五つけました。二巻はあの屋上で攻めからもう逃げられないという思いを深く刻まれた受けが、香港で攻めに愛される話かと思っていました。全然違いました笑笑二巻もずっとトラブります。一巻は魔性の受けがあらゆる良い男を惹きつけて、同期は完全に人生狂わされて会社から去ります。そのあとは職場の上司氷室、高校の先輩三崎と再会。この時点で半分くらい物語が過ぎたと思うのですが、遠峰はまだ出てきません。わたしこの作品が総受けものだと知らなかったので、そこに仰天したっていうか…最近のはあらすじとか表紙にメンズが沢山いるからわかったりするんですが、これはヒントなしです!そもそもこれは地雷の多い人にはお勧め出来ないな。正直私が読みたい部分と作者様の書きたい部分のズレが大きい作品でした。私が読みたかったのは→顔が似ていると言われてる遠峰の元奥さんに関する過去、本家の坊ちゃんとの確執、氷室さんとのエチ、遠峰さんの本心・遠峰さんとのイチャラブ。この辺が無かった。二巻でもっと坊ちゃん絡んでくるかと思ったら、完全に話の舞台が香港に移されて影もありませんでした。一巻はすごい面白かったんですよ。いろんな男を虜にして、不憫な受け。それに一巻に出てくる男たちはみんな受けのことを愛してるしね。だからエチシーンも楽しく読めたのですが、二巻は強カンされるし元エリックはもう何もかも面倒くさいから流されて関係持っただけなのに異様に執着心強くてノイローゼ気味だし、抗争みたいなのにまず興味を待てないしうーん…萌えなかった。遠峰さんとのラブラブとか夢のまた夢でしたね。残念。遠峰さんは自分のこと愛してるって気づくのも遅かったし、7年後に突然飛んで再会しておしまいです。ちょっとあまりにも突然すぎで、私は感動できなかった。えっ!?てゆーてるまに終わったというか。これ「しあわせにできる」の後すぐ読もうとして、あまりにもテイストが違って挫折したんですけど、二度挫折した気分。元々のギャグパートはナアレフの恋人とかに持ってかれた感じで、一巻にはまだ同人誌時点でのコミカルな感じの残滓が感じ取れるのですが、二巻は本当にシリアス。この屋敷を遠峰に紹介したのは私ですよ(ドヤ)はちょっと驚いたけど、それぐらい。序盤の毎晩流れでエッチしてるシーンと最後の再会くらいしか好きなシーンがない。あ!遠峰さんがキスする描写は好きだった。照れる…///
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  • こじらせ作家の初恋と最愛

    崎谷はるひ/蓮川愛

    水地さん再登場!八郷くんのお守り兼保護者
    ネタバレ
    2025年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 灰汁島先生、世を儚んで未遂、自己肯定感低い、低いが故の傲慢みたいなところがあったと思うんですが、そういったところがだいぶ丸くなって、とても良いです。良い攻め。そんな良い攻めになったのは瓜生くんのおかげ。今回は、珈琲探偵がドラマ化。主演の八郷くんはなぜか灰汁島先生につっかかってきて、なんだか怪しい雲行きなんだけど…?という内容。前回ラスボスみたいな感じで出てきた水地さん、再登場です!八郷くんに振り回されて、疲労困憊気味。でも、この2人のコンビすきなんですが、さらに脇役たちが主人公になって続いたりするのかな!?八郷くんみたいなタイプは誤解されやすくて、当然若い頃は受け入れられないキャラだったと思うのですが、今回はなんか可愛く思えました。ドラマ撮り終えた後の無邪気な先生〜!ブンブンみたいな感じが、なんか天然っぽくて、まあ許してやるか(鼻息フンッ)てな具合に。まあ、人によって評価の分かれそうな子です。そんなこんなで、いつもなら早坂氏に頼りっぱなしな先生だったように思うんですが、最初のドラマ撮影の見学以降、早坂さん出てきませんでした。灰汁島先生の成長を感じる。10年越しに声を聞くことの出来たヒヅメさんとやらも謎か多く、気になります。絶対、攻めだと思う!!!ヒヅメさんの話書いておくんなまし!!!うみねこ亭のマスターもちゃんと物語のイチ登場人物として、実態を得た感じ。とても面白かったです!ショートの付き合い始めて間がないころの初々しい2人もよかったね。なんか、こっちが照れちまったぜ。ショートですが、挿絵2枚あります。贅沢です。ただやっぱり蓮川先生の絵は昔の方が好きだったかな。髪の毛のベタ塗りとか、昔はもっと艶とベタの濃淡がハッキリしてて、まあそれが古いってことになるのかもしれんけど、その時の方が繊細な感じで好きだった。個人的には目も、切れ長で細い感じの目の方が好きかな…慈英×臣のショートは今回ありません。スピンオフ作品にはなんだかんだで2人の小噺あったんだけど、今回初では?このこじらせシリーズはかなり面白かったので、主人公変えてもいいから同じ世界観で、続いてほしいですね!
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  • きみに愛をおしえる

    崎谷はるひ/蓮川愛

    面白すぎて爆速で読了
    ネタバレ
    2025年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっとだけ、冒頭だけ読んで寝るつもりがラストまで一気読み!ヤバいぞこれ、シリーズの中でも随一クラスに面白かった。話の内容、物語の構成、作りなんかもだいぶ今っぽい感じになってきたので、とっつきやすく、読みやすいです。シリーズずっと追いかけてくると、作者様が本当にその時の時流に合わせて努力されているのだな、と感じます。今作は、前回あまり明かされなかった受けの瓜生くんがかつて関係のあった半グレに近い五十公野とかいう輩につけ回されて、うんぬんです。本当にウザかった。。しかも、昔こんな人と本当に寝てたとか、瓜生さんあなた……若干、受けにはがっかり。。付き合うにしても、もう少しまともな人とつるんでいて欲しかった。でも、その後そんな自分のこと死ぬほど後悔してるのもわかるし、若い頃にはまあ、そういう失敗もするよね!と切り替えて読んでいきます。本当に、灰汁島先生だいすきなのに、ほとんど登場シーンなくて悲しかった〜〜!!ただ、事件の渦中にいるあいだ、優しく見守っていてくれたことが嬉しいですね。いろいろと思うことあったろうに、灰汁島先生のそういうところ好きですね。それに灰汁島先生も常にデットロード進行って感じで、多忙すぎ笑早坂さんが差し入れ持ってきてくれて、それ受け取ったからまだ実体はありますね、とかいう会話おもろすぎるから。早坂さんにその判断を委ねないで!とか。会話のテンポとかもかなり令和っぽいです。なんでしょうね、この何となく現代っぽい感じってどこから生まれるものなのかわかりませんが、今作は明らかに時代意識して描写されてると思います。芸能とかラノベ作家が舞台だからかな?やっぱり作家さんもアップデートされているんだな、と感じた次第です。あと、水地さんがかなり良いところで助けてくれてカッコよかった!この人続けて登場するのかしら?このシリーズでバンバン出てきた名前のついてる役者さんとかも他のシリーズの主人公とかなのかな?気になります。とりあえず、面白くて一気読みです。ショートはお正月をほのぼの迎える慈英×臣。ぶっ倒れて病院送りになったことを知る照映×未紘。瓜生の舞台見にいくために無理する灰汁島先生です。ショートも三本ともクオリティ高かった!かなり満足度の高い一冊です。
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  • ぼくは恋をしらない

    崎谷はるひ/蓮川愛

    灰汁島先生だいすき
    ネタバレ
    2025年6月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 灰汁島セイ先生の本名にドッキドキ!気になった方は、ぜひ買って読んでみてね!!自分の書いた本の声優である瓜生さんとゆっくり縮まる2人の距離。声優でもあり、舞台俳優でもあり、テレビにも出演って、売れっ子すぎて、2人で会う時間本当になさそう。作家先生も1人の時間大切だしなあ。この2人のお話は続くみたいなので、そこでもっと瓜生さんてどんな人なの?というのを掘り下げて欲しいところです。今回は灰汁島先生が、前の担当にされたえげつないアレコレが詳らかになっております。でも、最後には誰にも頼らず自分の手で決着をつけます!灰汁島先生がんばった!カッコよかった!最初は何でもかんでも早坂さん(ミヒロのこと)に相談してて、モヤついていた瓜生さんですが、旦那がいると聞いて安心やらびっくりやら。前作から2年経っていた模様!照映さんともう籍入れたのかしら?照映さんが作るって張り切っていた指輪の話が気になります。同人誌とかでやっちゃわないで、ぜひ商業ベースでお願いします。灰汁島×瓜生カプめちゃくちゃすきなんだけど、2人とも多忙で出来立てほやほやカップルです。今後に期待!何回かめちゃくちゃ笑いました。灰汁島先生童貞確定で解釈一致は笑うでしょ。しかも、いろいろ教えてあげようと思ってたのに、事前学習バッチリの攻めにたじたじなのとか、瓜生さんもともと受け耐性あったんですかね?受けは攻めのこと10年前からファンとして知ってたわけだけど、攻めの作家デビューが大学生とかで、実際にはそんなに歳の差無さそうなんだけど、その辺の設定もプリーズギブミー。慈英×臣のショートが短いのにすごくよかった!ふーん、慈英帰ってくるんだ。まあ、仕事あるし行けねーやくらいだった臣に発破かけてくれたアキトくんありがとうね!!!もう、無茶と頑張りの区別さえつかなくなってしまった臣には君みたいな子が必要なんだ!!2人の適切な距離とかお互いの自立とかいいから、2人でまた暮らしてくれ〜キスしてバイバイするシーンとか切なくて見てられないよ〜ひーん(しくしく)照映×未紘の本編の裏側てきショートもよかったです。なんか未紘ってこういう時、あんまり照映さんにお願い事とかしないで自分で何とかしようとするイメージあったから、頼られて照映さん嬉しかったろうなと思う。ある意味奇人変人慣れしてる旦那でよかったね。新しいシリーズも期待大です。
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  • あまく濡れる呼吸

    崎谷はるひ/蓮川愛

    なんだかとっても穏やかな2人
    ネタバレ
    2025年6月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 照映×未紘はとても穏やかで大人なカプに仕上がっていた!干支一回り…現実世界では20年ですか…たはは。もう、ミッフィーだった頃の未紘はいなくなっちゃった感じ。痴漢と間違えて照映さんの手怪我させたり、方言バリバリで何言ってだ??だった彼はいません。もはや、別人にすら感じる…ウッさみしい。あのお転婆というか、思い立ったがすぐ走り出しちゃうみたいな子どもっぽいところも大人になるにつれて、繊細な気遣いマンへと変化していったのかな。思春期に少年から大人へと変わっちまったぜ。そんなにも長いこと一つのシリーズでお話を続けてこれるって凄いですよね〜でも、未紘がヘロヘロになるまで働きすぎちゃって疲弊みたいなのは心配になったし、照映さんのところで昔みたいに働いているエンドも見てみたかったな〜なんて思ったり。久遠さんにも会いたいなぁ。これはこれでとても面白かったです。未紘が編集として作家さんと真摯に向き合ってくれてるところすきだよ。やっぱり、現実世界でも、握り潰されたとか、本当に表現したいことは別にあったのに意図せず曲解されたとかあると思うから、灰汁島先生お疲れさまでした。これ、作中の出来事は先生に起きた実体験とかじゃないよね…(ガクブル)照映さんとは随分ご無沙汰気味で、あんまり二人の時間取れてなさそうなのもちと寂しかったかな。やっぱり片方大学生だった時とは違うもんね。でも!だからこそ!!この二人のえちしーん萌えました。照映さんとにかく空気読むのとか、人に気を遣いすぎるとこあると思うから、そういうの見抜いてて未紘は手がかかりすぎないように振舞っていたという話も好きだ!本当に大人になって…でも、久しぶりのえちでドキドキして緊張してるのもかわいくて、前作超えてきたな、と思った。ただ、照映さんの働いてるところもまた見せて欲しいな。やっと俺の作ったリングあげられる…(へへ)な照映さんが1番すき。ショートの佐藤×伊吹、慈英×臣はまあちょっとだけでも出演してくれてありがたい反面、せっかくならラストまで照映×未紘でやって欲しかった気持ちもある。シリーズとしては4作目なのに、それからず〜っと音沙汰なく、続きのショートも一本とかしかないの寂しいよ!もっとかっこいい照映さんみたいよ!!スペック、キャラ設定的には照映さんが1番すきなので、これからもお待ちしてます。
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  • 溺れてみてよ

    崎谷はるひ/蓮川愛

    佐藤くんがイイ男
    ネタバレ
    2025年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 伊吹くんの昔からの友達、戌井編はないんですかね!?前作では、嫌がらせの犯人に隙を与えてしまったりもしましたが、妹襲来の際にはなんかとんでもなくカッコよく助けてくれたし。今回は、懐かれたキッズどうしような伊吹くんに自分の実体験も踏まえていろいろと深いアドバイスもくれたり、彼も母子家庭だとわかったり…あれ?わたし…戌井さんすきなんだけど!?という感じで、もう少し彼のことが知りたくなりました。一匹狼タイプが手に職つけて、強くたくましく生きるまでに至ったその背景が見えてくると、戌井さんも誰かに愛されてほしくなりました。個人的には戌井さんは攻めかなと。でも、昔の実体験から誰かを愛すること自体もう怖くなっちゃってそうな感じもして、身体だけ経験積み重ねてて、本当に心許してる人はそんなにいなくて、そのうちの1人は伊吹さんだったり、そんなことはありませんか!?(なげ〜妄想乙)戌井さん以外にもあったろうよ。佐藤×伊吹カプはもうどこよりも安定してるくね?もうなんも心配いらんのよ。ママの帰りが遅い!佐藤くんに会ってた!と言われても1ミリも妬いてないからね、受け。信頼と安心の佐藤ですわ。読んでいて面白かったです。ラストのショートは、臣には会わずに帰る予定だった慈英が、サプライズされる胸熱展開だった。伊吹くんも慈英臣に紹介されて、どんどん仲間が増える。ずっとこのシリーズ追いかけてきたファンへのご褒美的ショートストーリーですね!
  • 愛されててよ

    崎谷はるひ/蓮川愛

    慈英×臣しんどすぎるので佐藤くんだいすき
    ネタバレ
    2025年6月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第一部の臣さんに構いまくる慈英が帰って来たかのような感じ!佐藤さん!!!わたしはあなたのような攻めを待っていました!!!!慈英のことは大好きだったのですが、もう第二部の慈英は気難しくて、そこも大好きだったんですけど、これ読んだ後にはもうちょっと慈英×臣しんどいな、という気持ちでいっぱいです。わたしはこういうちゃんとした恋愛ものに飢えていたようです。自己分析。佐藤さん、18年も前からずっと脇を固めてきてくれた大切なキャラクターなんですが、やっとメインカプの主人公になりました!真面目そうに見せかけて、茶目っけもあって、自分の周囲の人々に親切で、それでいて受けを見守ってくれて、ピンチには駆け付けてもくれる最高の王子様でした。もう文句のつけようもございません。素敵でした…。受けはストーカー被害に怯えて、妹もヤバみ溢れてるし、どうなる!?って感じだったけど、攻めが何もかも解決してくれました。安定感のあるカプが誕生しております。なんか2.5次元俳優で有名になった受けに、おかしな感じで絡んでくる男とかででくるんですけど、ちょっとこのシリーズが現代のこの時代に追いついてきたのを感じでいるところ笑一気読み勢なので、時代の変遷はすごい感じる。確かに昔のこのシリーズ、タイトルのフォントとかが時代溢れてるよね。とーの春日先生とかも、昔の作品ああいう表紙のああいう構図なんで、やっぱりデザインの流行りあるんでしょうね!慈英×臣シリーズほど大きな事件は起きませんが、私にはちょうど良かったです。もう少し、日常的な2人のラブを堪能させて欲しいところなので、続刊もあるみたいだし、期待大!!!しいて言うなら、受けのイラスト、ビジュは解釈違いかな。なんか表紙はそうでもないんだけど、ライブとかバーのシーンで出てきた受け思ったよりロン毛で驚きました。平成初期ジャ2感ある襟足。蓮川愛先生のイラスト大好きで昔はジャケ買いもしたくらいすきだったんですけど、今作は全体的にイラストの好みが合いませんでした。昔の絵の方が好きだったかな…初期〜あなたは怠惰で優雅あたりまでの絵がすき。とか言いつつ、イラスト出てくるとつい、しおり挟んでしまうんですけどね笑お話の内容がとても良かったので、あえて気になった点を挙げるとなるとそのくらいです。
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  • あどけない日々はめぐり

    崎谷はるひ/蓮川愛

    評価低いけど、普通に良かったよ!?
    ネタバレ
    2025年6月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 長く連載続いているので、もう前の巻のことは忘れてしまったとか、このメインカプの話の間に出てきたカプなんだっけ…?思い出せない…ということありますよねー!!!わかる〜!!私もまさしくそれなので完結してから読むとか一気読み出来るくらいまとまった巻数でてから読んでるんですよね〜碧×朱斗とか正直、本編でここまでの関係になった2人見せて欲しかったけどね…朱斗がここまで碧に言いたいこと言い合えるような関係まで行き着いていたら、星あんなに下げませんでした。関西弁もショートな為か、今回はあまり気になりませんでした。碧の金持ち具合が別荘にプールっていうのがちょっと…やっぱりこの男のことあまり好きになれない…と思った。嫌味すぎる。ちょっと素直になったかと思ったら、別荘でやりたい放題されました。朱斗はマジで人を見る目磨いた方が良いよ…このシリーズ通して読んできて、マジで碧だけは全然ときめかないし、好きになれないなぁ…。一回、何もかもに挫折する経験してみたら?もう少し優しくしても良いと思うけど…照映×ミヒロカプは唯一エッチなし。工房の会社でセレブパーティ。このおばあさまがまた出てきて、話続いたりするのかいね?ミヒロが編集っていうのは向いてるかもね。法学部いたくらいだから、お勉強バッチリだし、校正なんかも安心出来そう!慈英×臣は、もう慈英が海外行っちゃって、2人の家だった場所も今は空き家になってる。かつて慈英の車を停めていた駐車場でカーックス!山近い田舎なので珍獣が現れたり、捌いて食ったり、今回もおおわらわ。扉絵の浴衣な2人がいいですね。でも、やっぱり慈英とはこれから先、いつでも一緒ってわけにはいかないんですよね……本編でも言ってましてが、10分やそこらで慈英の家に行けたあの日々はもう帰ってこないんですよ…なんか、その悲しみは癒えなかった。でも、あまりにもレビューの星評価悪かったのであたしだけは星5から落とさないでおこうと思っての星5です。慈英が海外拠点にしたことは本当に受け入れ難くて気持ち的には星3くらいです。もう40代までこの2人は時を移していいので、もう一回日本で同棲させてほしい。お願いだよ…もうアインに邪魔されて、わーわーしながら人の目盗んでエッチする2人見たくないです。なんか妙に悲しくて泣いたわ…。これも思い入れが強すぎるが故かもしれん。読者のエゴなんかな。臣さんが幸せだと思えない
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  • あでやかな愁情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    第二部完結巻だよーん
    ネタバレ
    2025年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第二部は慈英の記憶喪失から始まり、その後のふたりのギクシャク、宗教団体のイザコザと盛り沢山。第一部の2人がもはや懐かしいや…慈英はいつでも臣のこと優しく包み込んでくれて、臣はちょっとめんどくさい凹み方するけど、それも込で可愛いし、好きだ〜!って感じだったんだけど、まあ、作者様も何回かあとがきでおっしゃっていますように、慈英さんに一度ぶっ壊れて頂いて、もう一度初めからやり直そうというお話でした。それが第二部3巻目までくるととにかくもう長いわ!という感想に至る。もう少し心穏やかになれるようなラブはないの!?というくらい田舎なのに事件起きまくり。まあこれ一応受けが警察なんだから、警察モノと割切ればそれでも良いんですけど、やっぱり最初の頃のなんちゃって警察官、くらいのノリで読んできた者にとっては、最後の宗教団体絡みのアレコレとか面白いんだけどこの慈英×臣シリーズ追いかけてきた読者からすると、これ別にこのシリーズで読みたい感じのお話じゃなかったな〜と少し残念な気持ちで読了です。ブルーサウンドシリーズとかは、途中全然カフェから離れちゃったけど、話の内容は恋愛ガッツリ軸にして、そこから離れないでやってくれたからすごく面白かったんだけど、このシリーズは臣が警察官なのもあって、最初の長野市内シリーズとか読んでた頃とはかけ離れてしまったイメージ。慈英にはずっと日本にいて欲しかったし、こんな大きな事件の後に臣さん1人にしないで欲しかったかな〜…アインさんも本当にうざくてお邪魔だしな〜…某田ユーリ先生の作品読んでる時に似た嫌〜な感じして、恋愛面以外のことでそんなに掘り下げ求めてないよ。その為に慈英怪我する必要あった?見たくなかったよ。臣さんは昔言ってた好きな人とただ一緒にいたいだけの恋に生きる男のまま、自分らしくいて欲しかったかな。何でもかんでも成長しなくちゃ!みたいの、しんどいよ。甘くても子供のままでも別に良いじゃない。好きな人と一緒にいられれば。正味、臣さんの本音ってそれでしょ?ただ慈英と一緒にいたいんだよ。それだけでいいんだよ。せっかくここまで読んできたのに、あんまり私の好きな感じで終わりませんでした。警察懲戒免職になって慈英についていくエンドでも良かったよ…もっと恋愛恋愛してる2人が見たかった。入籍ももっとハピラキ最高!状態でやって欲しかった。せっかく入籍エンドまで辿り着けたのに…
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  • あなたは怠惰で優雅

    崎谷はるひ/蓮川愛

    関西弁が気になって…
    ネタバレ
    2025年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作者様は、方言に挑戦しない方がいいのでは…などと思ってしまった。照映さんの恋人、ミヒロも九州男児という設定で、正直かなり読みづらかったのですが、あえてレビューでは触れませんでした。博多生まれの知人、あんまり訛ってなかったし、まあツッコまんとこ、と思って。私は関西に長いこと住んでたので、関西弁なら親近感もあるし、エセ関西弁だとしても雰囲気重視で全然受け入れられますよ!服口平次とか、村口信ゴだってあんなんだいぶ上の世代のオッサンしか使わんような関西弁オンパレードやけど、あれはああいうもんやと思って楽しむもんやしな!…と思っていたのですが…これはだいぶキツかったです。まず、エッチのときとか、意地悪された時の「ややッ」みたいな拒絶。いやや!とかちょ、やめーや、みたいな感じで言うことはあるけど。や〜や♡(あざとい声、計算された角度)みたいなのはあるかもしれん。まあでも言わないかな。しかもこれ最後のお話のエッチ中、何度もこの言い回し出てくるんですよね。うーん萎えました笑堪忍して…みたいなのも、使わんな〜時代劇か?笑笑ってなってしもて…本当に時代モノならそれも良いんですけど。エッチ中ならせいぜい、もうあかん…とかかなぁ。受け本人の気質も平次みたいにコテコテの関西人って感じでもないので、もっとナチュラルに語尾とか関西っぽいくらいで良かったかなと。あとは単純にこのカプ攻めも受けもそんなにハマらなかったな。攻めはもう少し優しくして欲しかったし、受けは言いなりすぎな感じだし。最初のニューイヤーキスの話とか、2人の中学時代の話、最後の慈英の個展の話はエピソードとして好きなんですけど、2人のやり取りとかコミュニケーション的な面ではあまりにも攻めの一方通行で受けが可哀想だったかな。好きと最後まで言いませんでした攻め…俺が本気でそっち向いたらお前に逃げられるみたいな話は一本丸々使って攻めの心情とか、その後の気持ちの移り変わりやれるくらいいい題材だと思うんですが、話が一話ごと終わって切り替わる度にエッチしてなあなあにされてました。うーん、髪の毛ワカメ攻めのビジュめちゃくちゃ好きだから、残念だった。攻めがさとーくんに受けの視線掻っ攫われて拗ねてた話はもっと詳しくやって欲しかったよ!四つに区切れてる分、サラッと読了できますけど、一冊の本としてのクオリティとしては照映カプより更に一段落ちるかな…と。
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  • たおやかな真情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    ひどい男は一体どっち?
    ネタバレ
    2025年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一難去ってまた一難〜音符てな感じで、2人はまだギクシャクしてました!あれ!?なんか、前回のラスト結構いい感じの2人で終わったと思ってたけど、継続できてなかったみたい!?でも、読み込んでいって思ったのは、慈英が一度二つに分かれてしまって、完全に元通りにはならないの当たり前だわなと。芸術やっている人は気が強くて、もともとアタリが強い人も多くて、攻撃的というのもさもありなんという感じやし。慈英って本当にこれまで画家としては穏やかな方やったんやな、と思いました。そして負けしらず、挫折知らずでここまできて、失礼で傲慢で幼稚なところを残しているのも、それ込で慈英らしさだと思うし、書いてあることひとつひとつあ〜わかる〜と共感できることばかりでした。この辺の慈英が混乱してしまったわけとか、臣さんとすれ違ってしまった要因については、マジで読んでほしい。崎谷先生、この辺の説明やら人の心の機微に関する文章がお上手です。個人的には早く籍入れたい。もっと一緒にいたい。と焦る慈英も好きです。余裕がなくてキツい物言いしてしまう慈英、新鮮だった。愛ゆえにという感じで。そして、臣はもう腹括るしかなくなりました。そもそも7年も付き合ってたら、亭主元気で留守がいいという人もいるからね。いつまでもお熱くて羨ましいわね。臣はすぐ別れを念頭におきますが、距離ができるぶん、本当に覚悟決めるしかないとおもうので、がんばってほしい!男の娘ヒトツさんもなかなか一筋縄ではいかない強烈なキャラクターで、田舎で伸び伸びすくすく育って面白かったです。浩三さんと仲良しな風景もグッドでしたわよ。田舎の夏休みじゃ。三島再登場にも驚きました。アインさんは良い人…?悪い人…??まだわからない。なんか、いよいよフィナーレが近づいてきたな〜っていう終わり方じゃない!?次巻へつづく…なんてしたこと無かったじゃんよ!?ひえ〜ミサキさんも老体に鞭打ってここまで来たけど限界近し。環境やら、人々思惑、価値観など色々なものが変化しつつ流れてゆく日常。次巻も楽しみ。今作は照映さんへの嫉妬続行中な慈英、髭のないカットが素敵だったな。
  • はなやかな哀情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    叩きつける蝉時雨、ここは巨大な迷路
    ネタバレ
    2025年6月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 慈英、記憶喪失回です。表紙からも不穏な雰囲気は感じ取っておりましたので、試練くるだろうな…とは思っていましたが、やっぱりでした!!わたし、記憶喪失もの大好きなんだけど、苦手で(?)いったん話の流れがどうなるのか大まかに攫いました。でないと、つづきの展開が受け止められないくらい悲惨だった場合、日常生活に支障が出るので(のめり込み過ぎやろ)それにしても、臣さん可哀想で見てられなかった…あの照映さんも余裕なくして臣のこと責めた後に抱きしめてくるシーンで、グワっといろんな想いが込み上げてきて、辛かった。もちろん、久遠さんが抱きしめてくれるシーンでも同じ思いを味わった。胸がヒリヒリとして、痛かった。臣さんと出会えなかったversionの慈英ってなかなかにひどい男だなと実感した。弓削くんに対する態度とか、忘れてしまったなんやかんやに対する執着のなさ、周りの人への無関心ぶりが…全然そんなふうに生きるのだってアリじゃん?それが、自分が1番生きやすくて、自分らしくいられるならね、と思わなくもないんだけどさ。慈英ってそこにいるだけでどうしたって他人を傷つけるんだよね。本人に加害性があるわけじゃなくても、自分の意思に関係なく。イリアとか三島さんがいい例ですけど。でも、やっぱり臣と生きてきた7年間は、ものすごく努力して、人々を傷つけないように細心の注意を払って過ごしていたんだ彼は。とても、窮屈でストレスだろうなと思う。それを忘れてしまった慈英に記憶が戻ったら後悔するよって真剣に忠告してくれた照映さん、久遠さんは優しいよ。親切だ。臣の手を払うシーンとか、あなたは僕のストレスだとかももちろん辛かったんだけど、臣からのもうやめよう発言もかなりしんどかった。実質別れようってことだよな。昔の臣を知ってる人からしたら、よくここまで耐えたと思うぐらい臣は頑張ったんだけど、それでも…本当にラストのラストまでどうなるのかわからなくてハラハラしましたね。照映さんに嫉妬して髪も短くして、髭も伸ばすのやめたって判明するシーンが1番すき。まだ慈英の中に心の狭さ残ってた!今はそれが何よりも嬉しくてたまらないよ。
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  • やすらかな夜のための寓話

    崎谷はるひ/蓮川愛

    溶け出したアイスキャンディ、初恋の雫
    ネタバレ
    2025年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 堺さん、臣のことなんかエロくさいのだこの男はって思ってたの知って爆笑したんやが草ァって感じでハイ、その前の話ヲセンチメンタルな臣さんが慈英に甘えて抱いてもらった話の後に読むと、笑い飛ばすことができて良かったです。この頃は、慈英もどこかに行っちゃうのかなぁと言われても、嗜められて終わってますが、この巻の後半に出てくる慈英からはしっかりと怒られてそうな気がする。この2人の関係、時期によって立場が逆転してておもしろい。どんどんヤキモチ焼きで、自分の心が狭いこと隠さない慈英さんへと変貌を遂げています。やっぱり、長野に越してきたときに、はっきりあなたと一緒に居たかったから、とかほんのりとでもいいから臣のこと好きで、離れたくないから来たんだよって言ってあげなかったこと、臣もはっきりとしたこと聞けなかったことが長い間2人の関係をギクシャクしたものにさせてしまったと思うから。いっぺん臣には何回エッチしたと思ってんの!?(怒)したとあるんですが、そのエピソードは個別で書いてくれませんか!?慈英が個展で忙しそうだから会いたいって言えない臣さんとか、久しぶりに会うからなんか緊張してアイス買って時間かけて慈英の家行ってピンポン押したのに、帰ってくれって言われて、もうおしまいなの…???みたいになる臣さんとか、短編で終わらせないでほしい話めちゃくちゃたくさんありました。照映×慈英も!!(誤解を招く表記)若い照映さんはかっこいいし、慈英は壊れそうな感じ…2人の絆、初恋に例えて表現されてますが、とにかくこの話は気になる人がいればぜひ読んでほしい。そこに全てが書いてあるからよぉ!!!この2人の関係は複雑で唐突に訪れた照映さんに気を使いまくって臣の存在が宙に浮く慈英とか、照映さんに煽られまくってプンスカな臣とか、逆に臣からからかわれてたじたじな照映さんとか、いろんな顔が見れるから。ぜひ、読んで。照映さんの汗を舐める慈英は1番好きなカットです。途中で出てきた弓削くんとか朱斗くんの出てくる話はこのシリーズを読み進めていくと読めるみたいなので、まずは順番通りに読んでいこうと思う。
  • インクルージョン

    崎谷はるひ/蓮川愛

    照映さん脇役で出てた時の方がカッコよかた
    ネタバレ
    2025年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ だいだいだい大好きな照映さんがメイン!?ちゃんと主役の話あった!!!と狂喜乱舞。からの、あ、あら…?本編ではものすごく大人な男、慈英の憧れの人だった照映さんですが、なんだか思ったより……という感じで、少し落胆。な、なんでしょう。照映さんはもっとミステリアスであっても良かったかも?口は悪いけど、もっと包み込むような大人な男性像を抱いていたもんですから、わたしの解釈違いだったようです。読む前に人物像を固め過ぎました。。受けより一回り近く大人なのに、好きとか愛してるとかその辺ちゃんと言ってくれなかったところかな。いや、口下手で不器用な攻めめちゃくちゃ好きなんですけど、照映さんはもっとサラッと決めてくれるかと思ってました。うーーーん、ちょぴっと残念。初めてのエッチも、初めてで最後までいくの!?相手はミッフィーぞ!?と思ってしまった。恋愛初心者も初心者にちょっと急ぎ過ぎじゃない?もう少し2人の仲がゆっくりと深まっていくのでも良かったような。出会いから、照映さんの工房でバイトするまでの流れ、久遠さんとの絡み、照映さんがミッフィーに惹かれていく様子はめちゃくちゃ好きなんですけどね。エッチした後は、なんかもうなあなあで恋人になり、なし崩しに毎日お持ち帰りみたいなのもなんかなぁ。あまり心惹かれなかった。急に恋人同士になっちゃって、後半2人にドキドキする展開がほぼなかった。職場のやな奴どうにかしておしまいです。もっと照映さんが慈英に対して抱えていた想いとか知れるかと期待してましたが、全然俺はそういう蟠りみたいなものはないよってサラッとやっておしまいだった。まあ、シリーズ通して読んでない人に配慮したら慈英に対する語りはノイズになるか…でも、残念。ミッフィーは大学でも友達できただろうか。ノートコピー男の後、大学の話はないままおわったので、それも気になったよ。照映さんの恋人になる人はそれこそ臣みたいに繊細で、慈英と似たような人好きになるのかと思ってた。照映さんは慈英と違って口悪いから衝突しつつも、歳上な分譲ってくれる所も多くて、やっぱり好み似てるね〜みたいなことになるかと勝手に想像していたので、全然違いました。うーん、照映さんは脇役で出てた時が一番好きだったよ。受けももう少し大人な人が良かったかな。ちょっとすぐ泣く所が気になる。イラストは髭ボウボウな怪我したてのシーンが1番カッコいいです!
  • あざやかな恋情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    美麗イラスト大盤振る舞い!10枚も!!
    ネタバレ
    2025年5月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく慈英と臣が好きだ〜!!!なんだこの名カップルは…どこまでもわたしのツボをついてくる…今作はなんか蓮川先生のイラストが多いです!いや、昔の文庫ってこんなに豪華やったんか!?太っ腹がすぎるやろ。どんどんやってくれ…特に好きなのは、カバーめくってすぐの口絵、きれいな駐在さんに意地悪する5秒前みたいな慈英かな。みんなにきれいきれいな駐在さん言われて悋気が激しい慈英の図。顔は笑ってるけど目は笑ってない。駐在員の制服がまたいいんです。。読み進めてすぐのパン届けに来た慈英と臣のカットも最高です。2人とも爽やか。でもこのあと、田舎に良くあるコミュニティの中、あまりにも住民との距離が近過ぎて爆発する臣さん郊外へ。ふふ。それにしても、また時間が経過していました。付き合い始めてから6年か!長くなってきたね〜絶対それまでの道のり平坦じゃなかったと思うんだけど、その頃の話もまた読みたいな。臣がすぐに自分なんて…みたいになって、卑屈で引け目な感じはもうさすがにありません。2人の絆が深くて微笑ましい。でも、あの頃の2人も好きだった。お話的には、臣の育てのお父さんというか、数ヶ月母の恋人だったやさしい人のお話。そして、田舎で起きた窃盗事件。慈英と臣の助手&謎解き役みたいな回でした。崎谷先生ってこういう話も書くんだ、と思った。今まで読んでた本、全部ガチガチに恋愛ものばっかの印象だったので、新鮮でした。面白かったです!駐在員編はこれでおしまいなんだろうか。村の人に隠れて恋愛する2人好きだったな〜タイトルはあざやかな恋情ですが、十分にひめやかなお二人さんだったよ。恋の横槍みたいなのは入らないので、事件の重さはさておき、恋愛的には一番落ち着いてる2人が見れたかな。作者様はこれで一区切りみたいなことあとがきでおっしゃってましたが、いやいや〜もっともっとこの2人のイチャラブがみたいよ!?わたしはこれこのあとも長く続くこと知ってるけど、リアルタイムで追っかけてた人はマジでおわらないで〜の気持ち真剣やったやろうな。などと思ったり。籍入れるところまでお願いします笑
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  • ひめやかな殉情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    絆なんてもう出来てると思い込んでた
    ネタバレ
    2025年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作中でなんと4年経ってる…!2人はもういつのまにか同棲してて、すっかり新婚さんじゃん。よかったよかった♡とはいきませんでした。同棲自体は1年くらい前から始めたそうです。ああ…その同棲始めるまでのぐちゃくぢゃは見せていただけないのですか???なんてこと…三島とかいう慈英の大学時代の同期が現れてさあ大変。なんと、2人の愛の巣にしょっちゅう急襲してくるのです!大学時代の友達なんて1人、2人しかそんなに仲良い人いないよ!?信じられない…。しかも、慈英は乗り気じゃないみたいなのに、断ることもしなくて臣はモヤモヤが止まらない!とうとう実家に帰っちゃう、この流れ超つらかった。だって、2人は同棲するくらい仲が深まって、多少のことではもう離れ離れになったりしないと思ってたから、油断しました!!!というか、慈英と臣もそうだったんじゃないかな。連絡手段を断たれた攻めが可哀想…受けもハッキリと攻めに問いただしたり、もうこんな生活イヤダッて言ってよ!!と思うんだけど、そこまではやっぱりまだまだ全然みたい。臣は慈英にいつもしてもらってる。付き合わせてるという感覚がなくならないみたいで。自信がないんだね。4年経っても自分の身体見られるのは得意じゃないみたいだし。引け目に感じがちな子です。とりあえず三島出禁にした後も、昔の彼女から昔の慈英の話を聞くことになったり、心にダメージを負うエピソードが続く…攻めは攻めで確かにちょっと変わってる人だけでは済ませることの出来ない問題を抱えていそうだけど、それにしても浮き名を流しすぎである。受けだってそれなりに経験あると思いますけど、攻めみたいなタイプの人が身体だけとはいえ、相手にした人がそんなにたくさんいるっていうのはちょっとショックだ。。当時は全然その人たち大切にできてはいなかったと思うけど、それでも。そんな感じでずっとモヤつく展開。そこからの三島と一騎打ち編は良かった!攻めが駆けつけたタイミングが最高だった。攻めが考えてたこともわかったし、三島が哀れでならなかった。三島は慈英に出会わなければもう少し幸せになれたと思う。イリアちゃんも、その他臣以外の恋人も全部。攻めの執着が特別な感情であったことを知る回です。あと、今作毎回えっち濃厚だった。挿絵もかわいいし、カッコいいし、この2人のことがもっと好きになった2巻です。この2人の関係性にどっぷりハマっちゃう予感!
  • しなやかな熱情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    崎谷はるひ先生といえば!!書ききれないよ
    ネタバレ
    2025年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと前から読もうと思って、大事に取っておいてありました。崎谷先生の作品、いくつか読ませて頂いたので、ウォーミングアップ(?)は出来てるし、そろそろこれに入ってもいいかな!?と思って、とうとう読み始めました!!!超有名作品なんで、なんとなく知ってはいましたけど、やっぱり最高だよ〜!!!長く続いてるシリーズって、その面白さ既に折り紙付きみたいなところあるんで、読み終えるのがもったいなくてわたしは後回しにしてしまうんですけど、これは本当にイイぞ!!!まず、攻めと受けの出会い。容疑者扱いで連行された攻め、強引な捜査に付き合わされ、受けは上司にしこたま怒られる…ちょっと昭和感ある始まり方ですけど、そこがいいよ!!攻めは若くして既に画家としての地位を築こうとしていましたが、色々あって妨害に遭う。この辺はめちゃくちゃしんどくて、腐った世の中への憤りみたいなものが渦巻きます。攻めがそんな中、いつでも穏やかに毎日を送ってたのスゴイと思うんだよな。もちろん、攻めなりに胸中複雑で、ぽっかり胸に穴が空いたような空虚な感じもあったと思うんですけど、わかりやすく生きることから逃避したりはしません。わたしは割とゼロか百かでしか考えられない人間なもんで、同じ状況に立たせられたら、もう何もかもぶっ壊してこの世から去ると思いますね。そんな中での出会いです。……てゆーか、受けお前攻めのことそんな前から好きやったんかい〜〜〜〜!!!!ほぼ一目惚れじゃん!?なのにあんなに噛み付いて、、かわいいなー!!!ええ、受けが驚くほどかわいいんですよ!!あの初めての時の受け本当にかわいくて、なんか捲し立てるようにいろいろ言ってくるのが、不安でいっぱいなんだけど、とにかく今は攻めが欲しくて仕方ないというどうしようもなさも出てて、純情な男って感じがした。いや、身体は色々経験豊富かもしれないんだけど、心は攻めを一途に思ってて、すれたようなことわざと言うのも切なくて、不憫だった。こんな風にしか誘えない受けの不器用さ。攻めもそんな受け相手に踏み込み過ぎないように加減したり、やっぱり気持ちの上でも深く通じ合いたくて、でも拒絶されて踏み込めなくてぐるぐるがめちゃくちゃ良かった。こっちは受けが攻めのこと大好きなの知ってるからな。安心して読めたんだわ。受けからあんなに熱烈にアプローチされるパターン最近読んでなくて、とても良かったです。
  • カラメル屈折率

    崎谷はるひ

    もう別れるとか口をついて出る受け苦手です
    ネタバレ
    2025年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ このシリーズの受け、宇佐美さんとはとことん合わないようです。読み終えるのが大変だった…苦痛だったと言ってもいいかも…。攻めの矢野さんは、わたしの大好きな無口なぶっきらぼうむっつり攻めでスゴイ良かった為、⭐︎1にはしませんが、気持ち的には⭐︎1。ここ最近読んだ本の中ではダントツで合わなかったかも…。前作でも受けの奔放っぷり、目に余るものがありましたが、今作でも遺憾無く発揮されています。この受け見てると、女のヒステリックなところがまま置き換えられてる感じがしてイヤなんだよな。会ってくれない、構ってくれないで泣く。もう別れるって泣いて叫ぶ。連絡手段を断つ。冷静に話し合えない。攻めが余程受けからの信頼を損ねるような不貞行為を働いたならまだしも、進学先の話してくれなかった、みんなから釣り合わない2人…というような目で見られるっていうのが一番の理由っていうのがなんとも…。それに進学についてはちゃんと受けに話すつもりだったし、なんならずっと先の未来のことまで考えて悩んでいたからね、攻めは。そういうのわかってあげずに、自分の気持ちを優先してくれなかった!みたいなキレ方する受けとは、私やっていけないです。私が攻めならあの別れる発言で本当に別れました。また、本当は別れたくないのに人の気持ち試すみたいにして別れる!って言う人昔から苦手です。あー、この受け私の許容ライン超えたな、と思ってそこからは気持ちが激萎えました。釣り合わない自分が恥ずかしいっていうなら、もっと努力して周りを見返してやればいいじゃない。そもそもそんなふうに下世話な視線で見てくる輩なんて相手にしなければいいじゃない。好きとか言ってるけど、この受けの軽い感じってそういうところから馴染み出てると思うんですよね。だから、攻めからもLOVEホテル行った事ないの?って言われて、新鮮に驚かれるんですよ。。しかも、もうクラブには行かないって言ったのに、ゆりちゃんとの約束優先。ありえない。別にクラブに行った事攻めから咎められたりしませんでしたけど、自分で決めた事すらも守れないなんてルーズすぎると思う。別に攻めはああしろ、こうしろなんて一言も言わなかったのに、自分から台無しにしていく感じがして、受けはもっと自分で自分のことに責任を持つ必要があると感じました。高校生なのに、あまりにもしっかり者すぎる攻めと比較されたくないならそれぐらいしよう
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  • ハチミツ浸透圧

    崎谷はるひ

    攻めは好きだった
    ネタバレ
    2025年5月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生のメンズたちにはもっとピュアな恋愛をしていて欲しかった………。夢をみすぎました。ごめんなさい。冒頭はすごい良かったんですよ。本当はキスなんかしたことないくせに、ちょっと背伸びしてキス教えてやろうか?とか言って攻めを翻弄する受け。そういう小悪魔感は嫌いじゃなかったんですけど、その後高校生になってからの受け、素行がひどかった………。⭐︎1にしようかと思いましたが、攻めの口下手で不器用、武士みたいなところはすごい好きだったので、思いとどまりました。まあ、わたしは先にチョコレート密度を読んでいたので、城山先輩とそうなることはしってたんですけど、あまりにもいろんな人とにゃんにゃんしすぎだろ、受け。後半、攻めにやや避けられたり、俺は全然経験なくて上手くないから…って引け目に思わせたのもつらかったな。うーん、何がいやって、この受け気持ちはずっと攻めのことを思ってたから、自分尻軽ではないと思ってそうなところなんだよな。色々遊んでたこと自体は認めそうだけど、尻軽だとか、ヤリちんみたいなこと言ったら否定しそうな感じが腹立つ(それあんたの妄想では?)しかも、攻めにバレてないと思ってましたからね。なんか、攻めのこと侮りすぎでは???攻めみたいなタイプは無口な代わりに心は敏感で、あんたほど鈍くないと思うけど????(睨みつけるような流し目の絵文字)という感じで、始終受けの軽はずみで浅慮な行動にイラついてしまい、攻めがかわいそうだった。受けは攻めには何言われても仕方ないと思いなさい。攻めは優しいから絶対にこれまでの行動を詰ったりはしないと思うけど、経験人数多いこと歓迎してるわけないんだからな!!!あと、比熱に例えた2人の思いの深度に関する文章はすきでした。
  • なつめさんは開花(ほころ)びたい

    マミタ

    攻めの知らない顔が見れる
    ネタバレ
    2025年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め、お前以外と不器用やったんか……!ギャップ萌えが凄かったです。なんか、よくわからないけど、なつめさんが自分が知らない人と過ごしてるみたいなのに、何も言ってくれなくて、モヤモヤイライラして、この感情ってなに…?みたいになってるのがかわいかった。というか、マミタ先生本当に絵が上手い。とにかく攻めの顔面がいいので、嫌いになった…?の攻めとか、2人分の食器洗ってあるの見つけてしまった攻め、急になつめさんに夜迫られて今日疲れてるから!してしまったり、イケメンが台無しよ!とか、もう数え切れないぐらい攻めが良い顔してて、とにかく攻めが良い。エピソード6かな?カラーの扉絵のなつめさんも可愛いしカッコいい。うーん、ただ攻めカッコいいでおわってしまったかな。今作は。2人の気持ちがすれ違ってしまってモヤモヤドキドキももちろんあったんですけど、てゆーか胡桃とかいう男誰!?一緒に丸3年も住んでた!?幼馴染!?約束!?て感じで、説明不足じゃない!?なんで、こんな顔面のいい男がプロフィールもそこそこなのよ。しかも作者さんの中で胡桃の設定かなりちゃんと決まってるみたいでそれを作品に反映させてくれ〜〜!!!と思った。当て馬苦手なのはまあわかります。わかりますけど、なんか最後まで胡桃の存在ふわっとしたまま終わって星一つ下げました。うーーーん、なんか勿体無い…こんなモヤついた気持ちにさせられるくらいなら、わかりやすく当て馬でてきて、2人の仲が深まるとかで良かったですよ??なつめさんの僕はそんなふしだらじゃないッ(くわっ)もなんか驚いたかな。そんな感じで怒って家飛び出したりするタイプじゃないと思ってた。あとは、攻めの家な笑笑11階でカーテンなしは強い。最後は同棲しておしまいです。胡桃にも紹介して、アッサリおわりました。攻めの新しい仕事も結局何やってるか全然わからないままおわりました。とにかくオシャで顔面がいい攻め。それだけは力強く推せます!他はいろいろと勿体無い感じでした。やや残念。
  • 美しい彼

    凪良ゆう/北野仁

    びびり図体でかいくせに
    ネタバレ
    2025年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 清居の自然とこぼれ落ちた笑顔ってこんなに可愛くて美しくて、守りたくなるものだったのか…レビュータイトルは4巻の1番好きなコマです。みんな見てね。いや…こんなふうに清居のことを好きになってしまうと、誰しもがヒラのように謎の呪文を呟いて、彼を崇め奉る言葉しか紡げなくなってしまうようです。清居中毒でもあるし、ヒラ症候群でもある。わたしの胸の中は大変忙しい。特に4巻はみんなが待ち望んでいた清居視点があるので、悶えること間違いなし。人によってはいじめのシーンとかもあるし、スクールカーストとかのトラウマからこれ読めない人もいるんだろうな〜と思うのですが、3巻の後半から高校卒業して大学生編が始まるのでそこまで我慢するとしんどいシーンが減ります。代わりにままならない清居の恋心に胸打たれ、ヒラへの攻撃性がやや高まります。いや…原作読んでても思ったんだけど、ネガティブな俺様攻略むずかしい〜!!!駅のホームで電車待ちしてる時、電話掛け間違えたフリをする清居の健気さは、ヒラじゃなければ、ぜっっったいに引き出すことのできなかった部分でしょう。心の中ではどうやって打ち上げでヒラのこといぢめてやろう?とかわくわくしてるのに、あっさりと振られて。あいつの事は忘れよう、なかったことにする。もう気にしないって何回も何回も言い聞かせるようにしてるのとか、完全に恋する乙女ですよね???そんな可愛らしいもんじゃありませんけど…ヒラのお母さんに会った時、これからもよろしくね、されて、自分はヒラをパシリにしていたのだ。なにもよろしくお願いされるいわれはないのだ。のシーンとか、ちゃんと自分の悪いとこも自覚あるしね。清居もヒラも両方難しいカプ。強くてカッコいい攻め、優しくて壊れそうに繊細な受け、とかわかりやすいBLではありません。だが、それがいい!なんとも不思議な組み合わせ。人って自分に優しくしてくれた人を好きになるってわけでもないんだよね。キモくてウザい彼氏を好きになったりもするし。憎らしく、悩ましい、そして儘ならない…凪良ゆう先生の小説をそのまま漫画にしてくれたような素晴らしいコミカライズです!個人的には笑った清居ってどうしても想像が上手くできなくて、漫画で見れて良かったです。ありがとうございました。続刊も楽しみにしております。
  • 吐息はやさしく支配する

    崎谷はるひ/志水ゆき

    グリーンシリーズ笹塚兄編あるじゃないのヨ
    ネタバレ
    2025年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いや、あのシリーズはあの三作でおわったもんだとばかり…!!笹塚兄健児編があるじゃないのよおおおお!!!前作で好きだった彼が!!!びっくりしました。この攻め無口だと思ってましたが、思ったよりたくさん喋ってくれて嬉しかったです(そこ?)なんでも屋アノニムに舞台を移してのスタートです。のっけからやってるシーンから始まる大人な方たちです。この時点では、攻めマジでやることやるだけの相手としか思ってなさそうです。もちろん、所長の元嫁の弟なので、そこまで軽い気持ちでもないと思いますが、そうだと知ってたら本当に手を出すこと自体なかったと思います。受けはストーカー被害に遭っている元モデルさん。ゆるふわのほほーんなふにゃふにゃした感じ。多分、攻めはライカ(変換諦めた)のことで凹んでなかったら、受けの付け入る隙もなかったかも??受けのビジュ麗しいという描写こんなにたくさん出てくるのに!攻めは名前もろくに覚えてなかったんですからね。そんな反応がなんだか新鮮で、はじめて振り向かせてみたいと思ったのではないでしょうか。えーと、盗聴器とかそんなにたくさん仕込まれてるお部屋いやだ…なんかホテルとか泊まるの急に怖くなったんだけど。こんなこと普通に暮らしてたらそうそうないよね?受けは幼少期からこんなん慣れっこで多少のことでは根をあげたりしません。なのに、避難先のホテルに着いたらもうどうしようもなく嫌悪感が湧き上がってきて、そのまま攻めのお宅へ。わたし、攻めのお宅環境もっと詳しく知りたかったです!!家に帰ってからの会話とかももっと細かく欲しかった!!最後にはなんだかんだで受けの粘り勝ち?攻めはどんどんやり手ばばぁ顔負けの周囲に外堀埋められて、逃げ場無くされた感じ。なんか最後までどう転ぶかわからなかったんだけど、受けから好きって言われたことによって、交際認めてくれた。この辺の素直じゃない流れ大好きで、やっぱSな攻めはいいわ〜好き〜と思いました。もちろん、寂しそうな顔してる受けみて、ほっとけなくなったという世話焼きな部分もあったかと思いますが、好きって言うまで言わせる意地悪なところ好き〜。多分、受けもそうだと思う。攻めのこと正直にカッコいい、頭いいってベタ褒めしてる受け。めちゃくちゃ惚気るやん!ご馳走様です。ライカ氏もチラッと出てきて、ヤキモチ妬いてる受けは本当に可愛かったで。これの続きはもうないのかな??
  • あの夏から戻れない【特別版】(イラスト付き)

    宮緒葵/笠井あゆみ

    【ゾッ】ドアスコープから覗く攻めの姿
    ネタバレ
    2025年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。ここ最近読んだ本の中では一番面白かった。幼少期には攻めの方がいじめられっ子で、それをいつも受けが守っていたというのいいですね。あんなに弱くて、守ってあげなきゃいけない対象だった男が、10年ぶりに会ったらとんでもないいい男に育っていたという。攻めにとっては15年ぶりですか。まず、生きて会えた喜び。小田牧村とかいう、現代での常識が通用しない奇怪な村。医者も病院もいない。警察も弁護士もいない。全てはおだまき様の御心一つ。なんとなく宗教じみた恐ろしさを感じる村。電子レンジもテレビもない生活。このやや昔の時代設定がなんとも言い難いノスタルジーを誘います。そんな村で生きていた攻め。攻めはヤバい女にロックオンされていました。悦子とかいうキチから覗かれながらキスするシーンがまず最高なんですよ。まだ受けは攻めの気持ち受け入れたわけじゃないんですが、攻めの視線で受けの抵抗は黙殺されます。その後もおだまき様に認められたことから、受けは少しずつ村へと馴染んでいくのですが…攻めと村長の関係はなんか怪しいな〜と思っていたのですよ!この辺の真実はぜひ、ネタバレなしで読んでほしい。また、攻めが長々と並行世界について語っていましたが、これもちゃんと伏線でした!ひゅ〜〜!!宮緒先生最高〜〜!!めちゃくちゃ面白かったぜぃ〜!!!最後、受けだけ元の世界に帰ってしまうのですが、笠井あゆみ先生のドアスコープから覗く攻めの姿は何遍見てもゾッとします。攻め、やはり宮緒作品に恥じない執着攻めでした。「命あるかぎり、死んでも離れない。」これってロマンチックにも深い愛の言葉にも聞こえますが、最後まで読んだ一読者としてはもはや呪いの言葉にも聞こえるんですが…攻めの深い執着愛、受け入れてもらえてよかったね。受けも、攻めに愛されて幸せに思える世界線に辿り着けてよかった。零番目にまさかのおだまき様登場。先生は読者の想像にお任せしますっておっしゃってますが、これが受けと攻めの運命の始まりであることには変わりないと思うんだよな。小田牧村の呪いに巻き取られる運命だったんですよ、この2人は。それを攻めが何度もチャレンジして捻じ曲げてみせたのは本当に深い愛によって成し遂げたものだと思う。本当に攻めがだいすきだ。すんごいお話の中身濃いのにページ的にはそんなに大ボリュームでもないから宮緒先生初めての人にもオススメ
  • チョコレート密度

    崎谷はるひ

    ブルーサウンドシリーズから気になってまし
    ネタバレ
    2025年5月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ブルーサウンドシリーズの後半に出てくるケネス×朝倉編にて、意味深に登場する風見さん。同じくらいの時期にこちらを執筆していたようで、ゲスト出演的に登場されています。その時から、風見さん何者よ、、と気になっていました。朝倉さんは、風見さんとはちょっと顔合わせただけで、昔の思い出が蘇って真っ青になってしまう。その後も、自罰的に風見さんに会うかも…と思って同じ店を訪れる。しかも、会ったら何が起きてもおかしくないと思って会いに行ってるからね。これ、風見さんの恋人っていうのが今作の受け城山さんなんだけど、彼がいなかったら朝倉さんどうなってたの???あのころの自分ひどかった。汚れるようなこといっぱいしたって言ってたのがずっと気に掛かってたんだよな。今作読んでみて思うのは、風見さんはそんなメンヘラみたいな奴が側に居ても、自分がどうにかしてあげようとか、そういう親切心起こすようなタイプの攻めじゃないってことなんだよな。ドSな上に、自分のこと良くも悪くもすごくわかってて、自分にできることと出来ないことの線引きがしっかり定まってる人だからさ、朝倉さんがその時どうにでもしてくれっていう気分だったなら、それを望むなら、風見さんは徹底的にやり込めてくれちゃったと思うんだよね。とにかく作中風見さんのドSが凄すぎて、これは受け苦労するな〜と思いました。でも、そんな気難しい攻めにめちゃくちゃ思われてるって素敵です。顔採用かもしれないけど、だんだんと本気で好きになっていったんだろうな〜というのが、わかります。ただ攻め視点が全くないので、受けからするとハッキリした気持ちのやり取りがなくて切なくなったり寂しくなったり。もう疲れたやめる!って言って焦って引き止める攻めとかもっと見たかったんだけど、ちょっとアッサリ終わってしまったかな?これ矢野×宇佐美が出てくる別シリーズのスピンオフだったみたいで、そっちは続編まで出て続いてるんだよね。正直これの続き書いて欲しかった…なんか、受けが人妻にこまされたり、攻めに彼氏とか考えたこともない、とか言われて凹むことばかり続きます。攻めがドSなまま優しくしてくれる続編いつか書いてくれませんかね…アニマルセラピーではカバーし切れない分をお願いします。でも、この雰囲気ある攻めの設定とか好きだった。風見さん他にも出てくる作品あったら知りたいなぁ
    いいね
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  • 爪先にあまく満ちている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    王子さまはまだ本当の愛を知らない
    ネタバレ
    2025年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 綾川寛二の息子、寛編です。あれから早15年。まだバブ感の強かった寛くんが、すっかり女も男も知ってる酸いも甘いもそこそこ経験して来た大人の男に…!と思ったら、結構性善説地で行くようなリスクヘッジガバ男だったり、女見る目なかったり、結構女遊び男遊びも普通にやってる若者に成長していて、ちょっとだけ夢壊されたかな…。前作で動物園連れて行ってもらって、ぞうさーん!きりんさーん!てはしゃいでるの読んだばかりの身としては、色々とついていけなかったよ……。特に相互理解済みで身体だけの人もまあ「「普通」」にいましたけど、お互い納得済みですから???みたいな感じが一番キツかったかな。開き直って俺モテるから、やりたいから!女寄ってくるしって感じでもなく、まあいっか、みたいな感じじゃないですか。誰彼構わずじゃないですよーとも言ってるけど、君は許容範囲が広いから普通の人に比べて大分誰彼構わず状態になっていやしないかい??と思い、個人的にはナシナシのナシなんだよな。。王子様タイプのやりチンとかだいぶキツいわ。君のお父さんはその点本当に純愛に生きた人だぞ。自分のお父さんとか白瀬さん見てて、自分もそういうふうになりたいとかは思わなかったんかい???お話は面白かったけど、寛くん、いえ寛サンの成長っぷりが残念でした。そして、攻め&受けの過去も残念というか、読んでてだいぶしんどい展開でした。まあ、一番はあの女が悪いんですけどね。なんか、やり切れない思いですホント。しかも、自由祭のあと結局付き合うことになるし、妊娠騒動も…この攻め、やることはちゃんとやってるんだよな…と思うと一気に気持ち冷めるんだよね。あんなに受けのこと邪険にされて、そういう態度見ててもあれと付き合ったんだ?一度は自由祭がおわったら受けに告白したいとすら思っていたのに、アッサリしてるよね。まあ、綾川父に言わせるとその当時はそれだけの繋がりでしかなかったんだらしいのですが…。綾川父の考え方は大人すぎて、あんなふうに言ってくれるお父さんって素敵だなあと思いました。頼りになる人です。攻めじゃなくてあのまま笹塚兄と結ばれてもよかったかなぁ。大人になった攻め、あまり好きになれませんでした。これから幸せにしてくれるんだとは思うけど、あまりにも色々な人と簡単に繋がって、簡単に終わって、友人に戻って…日頃の行いが悪い人ってやっぱり信用されないと思います。
  • 静かにことばは揺れている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    綾川社長×白瀬
    ネタバレ
    2025年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ グリーンシリーズ、続いてた〜!!!毎回大量まとめ買いするので読み始めた時は繋がりを知らなかったのですが、心臓がふかくはぜているの続編です。たまたま一巻から読めてよかったやで。な、なんと!前作ではとてもキッパリばっさり斎藤さんのいじいじした恋愛相談斬ってくれていた綾川社長が主人公です!好きだったから嬉しい。亡くなった奥さん一筋みたいなイメージあったけど、やっぱりこんなイイ男にはちゃんと側に居てくれる人がほしいよね。受けとなるようになるまで健全な夜過ごしてて、やっぱり子持ちのシンパパちゃんとしてるな〜と思いました。仕事が忙しかった、妻の遺言、女がダメになったなどなど理由は色々ありますけど、やっぱり子ども優先に考えてくれてたから今まで1人だったっていうのもあると思うんだよね。あんまりそこは強調されてなかったんですが、それがかえって謙虚さを感じさせます。意外だったのは、攻め結婚してすぐに一回浮気していたこと!!!これは衝撃的で、斎藤さんが攻めのこと美化し過ぎていたように、私も攻めのことよく知りもせず評価していたかもしれないと思いました。しかも、籍入れてすぐ、大学の同期と、周到に用意されてっていうのがもうね〜めちゃくちゃリアル〜…美人局とかじゃなくてよかったね……本当に攻めはバカなことしたな〜と思って少しがっかり。自分で自分の価値下げてるようなもんだと思うんだよね。せっかく13歳で付き合って、ここまでずぅっと純愛だったのに。なんで自分からそれブチ壊すようなことできるの?魔がさしたのかもしれんけど、当人同士だけじゃなくて、他人からの信用も失うよ。女はそういう話題キャッキャ言いふらすからね。攻めが浮気した件は堂々と面と向かってなんか言ってくる奴いなかったかも知らないけど、友人知人はみ〜んな知ってると思うし、サレ妻シタ夫でめちゃくちゃに拡散されたと思いますよ。ここで一旦攻めが結構イヤになるんですが、その後白瀬さんを救うためにめちゃくちゃがんばったし、白瀬さんのこと必死で口説いてる姿がカッコよかったので許します笑白瀬さんのバックボーン結構重かった。私もど田舎生まれだから、田舎のしんどいとこ思い出したよ。止まり木のマスター出て来て驚きました!崎谷作品読み込んでいくとこうやって前の作品の登場人物がちょこちょこ出てくるのかもしれませんね。いつ出会うかもわからないけど、楽しみが一つ増えました
  • 心臓がふかく爆ぜている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    お仕事BLかつリアルな恋愛の揉め事
    ネタバレ
    2025年4月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ読み応えありました!!攻めはめちゃくちゃ大手企業に勤めていたエリート感溢れる転職組。イケメンゆえに、顔だけで中身を見てもらえないことに強いコンプレックスがあり、色々と辛い経験もあり。受けは実はこの会社を立ち上げたメンバーの1人でもあり、素顔の明かされていない彩の正体。男はなんやかんやと切れないものの、引っかかる男に難が多く恋愛は上手くいった試しがない。恋愛にはとても悲観的で後ろ向き。そんな2人のお話ですが、めちゃくちゃ泣きましたね。2人がケンカで言い合うシーンがリアルすぎて!状況的にはすごく怪しい攻め…しかも、受けの目線だとある日突然攻めが自分に冷たくなった…くらいに感じる。攻めは攻めで綾川社長と受けの関係に嫉妬して、もやもやしていたことも重なり、受けに優しくする余裕がありません。本音トークでは、かなりハッキリ受けの悪いところ、正味やっていけないかもみたいなことを言われます。受けは受けで、攻めからクリスマスの誘いもないまま、何も言われずに時が過ぎるのを待つしかなく、不安ばかりが募ります。正直、浮気してないと信じられるだけの信頼はまだ2人の間に出来ていません。えー…それケンカ中とはいえ、言ったらアカンことやないの???と思うことも2人ともバンバン言うし、受けはもう攻めとはおしまいなんだ…って泣くし、あんなにラブラブだったのに????という感じで辛いです。特に攻めは男と付き合うの初めてなので、その違和感を馬鹿正直受けに伝えたり、昔の彼女の話悪びれずにしたり、なんかデリカシーのなさが繊細な受けと相性悪くてちょっと…まあでもスパダリではない本当にイケメンなだけの普通の男の人なんです、攻めは。攻めは攻めで受けが愛され慣れてなくて、良かれと思って言ったことも裏目に出るし、デートでは先に帰って良いとか言われるし、元カノは友達として尊重もしたいし、これまでの恋愛観が通じません。ハッキリ言ってこの2人付き合わないほうがイイんじゃない?全然価値観合ってないよ…と思うんですが、そういう相手を好きになるんだよね…そういう時はどちらかが折れるしかありません。その辺のリアルさが凄いです。綾川社長が受けに向ける言葉は、あまりにも鋭くて受けのグラグラな心に刺さりまくり。受けのネガティブな面、わかり過ぎる〜!攻めとはまた絶対にケンカになるでしょう。受けは攻めのこともう少し信じてあげて。
  • 甘い融点

    崎谷はるひ/志水ゆき

    エロの比率が高い
    ネタバレ
    2025年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この攻め、のっけから可哀想な境遇の受けにいたたまれなくなり、同情心からの恋心へと変わっていき、あっという間に虜になります。しかも、受けがまあ世間知らずなのに健気にも奮闘しようとするもんだから、放っておけません。なんか、受けの彼氏は本当にひどい人で、受けが暴力に晒されていてそこは悲しい気持ちになった。攻めとは会うたびにレッスンを経て、距離も少しずつ縮んでいくんだけど、さすがにエッチシーン多かったかな!?まあ、話の内容が内容なもんで仕方ないんですけど、この先生にはもっと2人の気持ちの移り変わりとか書いて欲しかったぜい。この2人、ホテルでの逢瀬以外ないまま本編おわったんだけど!?なので、同人誌や小冊子でついて来たSSの方が個人的には面白かったかな!?魔法少女コンセプトのお店の話とか笑攻めは忙しそうだけど、普通に2人のデートとかも見たかった〜ちょっとそのへんが物足りなかったので星は一つ下げました。
  • 恋よりさきに、キスをした

    崎谷はるひ/街子マドカ

    それぞれの恋の行き着く先
    ネタバレ
    2025年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんとタイミングよく既刊全て読了直後に、これまでに刊行された漫画シリーズが一つの本になって登場!これは今すぐ読むっきゃないっしょ!!ということで即ポチ。既刊の漫画に関しましては、そちらの方で感想投稿したんですが、やっぱり脩くんのサルみたいなうきゅ顔が可愛かった笑ねえねえ憲之それ嫉妬?嫉妬なのー?ところ。なんと、脩くんの勤め先なくなってました。ガビーン…なんだかんだで十年近くは頑張って働いてたよね?最後の方は店長だったみたいだし、素直に尊敬。多分、脩くんの人柄によって周囲に支えられながら店長業やってたと思うんだよね。あのめんどくさそうなハツカレもいまだに粉かけてきてたみたいですが、憲之さんによって就職先は彼のもとに決定しました。ここの准くんとカフェのマスターとのやり取りが面白い。あ、憲之さんって周りからも重い男扱いなんだ、と。まあ、冷静に考えれば何年もかけて自分好みの男に仕立て上げた執念すごいよね。脩くんのために半年間も寝る間も惜しんで某テーマパークの予約取りに行くような男ですから。しかも、パッと見そうは見えないようなクール系男子ですから、事情知らない人にはこっちもなかなかクソでか感情抱えてるとは思われてなさそう。准くんが高校生???えーと、恋愛証明スタート時は幼稚園の年長さんか?やっぱり作中で10年ちょいの時が流れてますね。おぉ…脩が30になるわけだ…個人的には憲之×脩カプの方が好きだったんで、表紙のお二人さんが幸せそうで何よりです。脩は無事にブーケトスゲットですかね?本編の切なさでいえば、両カップルともすれ違いが凄かったから、こんな幸せな結末が見れて感無量です。とくに遼一さんは実質もうお嫁さんみたいな感じじゃんね。すごくみんなに受け入れられて、あんなに自分は後回しだった人が幸せに笑ってるところが見れて良かったです。このイラストって晴海×遼一の結婚式と、それにお呼ばれされた友達カプということでイイんだろうか。みんなのタキシード姿素敵だよ。15年もかけて1つのコミックスとしてまとまって刊行されたことは喜ばしいです。私はここ数日の間にハマった人間なもんで、非常に出会うタイミングが良かった笑ブランクとかなしに一息でここまで辿り着いたのですが、ずっと追いかけて来たファンの方にとっては胸がいっぱいになるようなアニバーサリー的一冊と思います。超美麗イラストと書き下ろしSS付き!
  • 少年報告書 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    家族になろうよ
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編でうんこたれ!!と言い放たれた不愉快ばばあ撃退編です。強く言い返さない遼一さんの気持ちは十分わかってるつもりなんですけど、やっぱり腹は立ちますので、准くんありがとう!!!強い。晴海さんとの甘い結婚生活待ってます。この2人のもっとイチャラブしてるところも漫画で見たかった〜!!!しかし、准くん、もう彼女持ちですか。時の流れとはかくも速いものですか。ラストシーンの遼一さんが俺の初恋のお兄さんってことは秘密だ…はなんか胸がジーンと暖かくなりましたね。本編をしっかり読んでから読んだほうが良いタイプの続編漫画です。准くん遼一さんも一纏めにして抱っこしてる晴海さんのシーンがイチオシ。幸せってこういうことなんだ!!これが家族なんだ!!!
  • 恋よりさきに、キスをした 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    攻めのいい笑顔炸裂⭐︎三
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さらにさらに続きを描いてくれてありがとう先生〜!!!眼福だよ。受けがハツカレと偶然再会!やけぼっくいに火がついて……???とはなりませんでしたが、攻めの知らない顔たくさん見れて、ニヤニヤが止まらなかった。特に後半の冒頭で、攻め妬いてるー?それヤキモチなのー!?な受けのサルみたいなウッキュッキュ〜〜♡顔が可愛すぎて、つねりたくなった。キュートアグレッションを刺激する表情だ。しかも、攻めとの待ち合わせ場所にハツカレがあらわれて!?少女漫画だったらここで次号につづく…となるところでしょう。さすがに抱き合ってるのが視界に入った攻め、やや冷静でない様子で、ここのコマそんなに大きくないんですけど、文明の利器万歳拡大しました。大好きな一コマ。修羅場か!?と思ったら、名刺交換で肩透かし笑ここの攻めがイイ顔してるんですわ〜というか、攻めは何枚も上手な感じで、昔の男はお呼びじゃない感が強いです。顔面はいいんですけどね、受けを振った経緯がひどすぎるので、許せないですね。そんなこんなで、家に帰ってからのエピソードも好きだ〜!とりあえずほっぺぐにり。攻めの惚れた発言に大歓喜…!やっぱり攻めも自分が受けのことかわいく育てた自覚あったことが発覚する!ヤキモチ妬いた妬いてない論争もいまさら違うと言っても不毛だな、で渋々認めるんですけど、俺愛されてる〜!な受け本当に可愛くて可愛くてたまらんのやけど。攻めからの好き、浮気するなよ発言ご褒美すぎる。ご褒美の後はたっぷりと美味しく頂かれてしまった受け。この2人、本編ではレスってましたけど、攻めあの期間相当我慢してたんじゃない???受けのこと大好きやんか…正面から抱っこするカット前作にもあったんですが、めちゃくちゃ好きですね。この攻め表面的なわかりやすい優しさは見せないくせに、キスとか抱っこが甘いの反則だよ。なんか、このハツカレ氏に今後も引っ掻き回されそう??なところで終わってて、つ、つづきを!!!続きを描いてくれ〜!!!って叫びたい。全然知らなかったんですけど、この漫画で続いたシリーズもうすぐ一冊の本にまとまって、書き下ろしもあるらしい。楽しみすぎる〜!!電子配信いつだろう〜要チェックなんだけど。そこでこの2人のその後がさらに見れたりするんだろうか〜わくわく
  • スキが言えない、愛してる 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    夢の続きはここに
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんと挿絵も担当してくださっていた街子マドカさんが、続きを漫画で描いてくれていました!!!な、なんて美麗な…攻めは眼鏡かけてると遠目で見たらちょっと地味な雰囲気もあるのに、ベッドではすんごいやり手な感じになってるし、神経質そうなところが出てて頭の中で思い描いていた攻め原作の設定原文ママで飛び出してきた感じ!!!受けはおバカな感じは引き継ぎつつも、とんでもなくかわいい!!!これは惚れるわ…ちょびっとワガママそうな小悪魔顔がたまらなく可愛くてなんでも許してしまいますね。ていうか、こんな明るくてかわいい受けに振り回されてみたいわ。一緒にいて楽しいでしょうね、攻め…あなたとんでもなく可愛い子ゲットしましたわよ。いや、でも育てたのは攻めなんだよな…私が見せていただいたこのかわいい受けは攻めが頑張って育てた成果なんだな…晴海×遼一カプもチラッとお見え!いや、上品×上品に目が焼かれるわ。あけすけな脩のセリフに赤面するの攻めも受けもかわいいカプだ。マスターも渋くてかっこいい。とにかく出てきた登場人物みんな顔面がいい。みんな好きだ。いかん、内容について触れる前に絵への感想が終わらない…本当に最高なんだ!!!本編はですね、なんとあのシーへ本当に行きましたあの2人。はしゃいでる受け、本当に可愛くて、攻めはお澄まし顔なんですけど、受けのこと大好きなの私は知っているからな!!!攻めは本当はこういうところ興味ないのも知ってる。ああ…愛だ…。結局攻めの愛の言葉は花火とともに飲み込まれました。う、うわーずるい〜でも、2人が幸せそうなのでOKです。ラストシーンのみんなの前でキスする2人とか、幸せすぎるでじょ。なんか、受けだけじゃない。攻めもだいぶ変わったよね???公衆の面前でキスするタイプの攻めではなかったと思うんですが、あんまりにも愛がほしい、好きが欲しいっていうから、誓いのキス的な感じでしてくれたんですか!?その辺攻め様どうなんですか!?突撃インタビューしたら睨まれておわりそうだ。
  • キスができない、恋をしたい

    崎谷はるひ/街子マドカ

    攻めからのかわいいは愛してるのsign〜
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受け想像以上におバカだった笑まあ、攻めが呆れるのも仕方ないというか…でも、准くんが通ってる私立に通っていたのなら、受けも地頭は悪くないのでは!?(准くんへの信頼性の高さ)なんか、初恋の人もだいすきだいすき、受けかわいい〜してくれてたのに、共学になったとたん目が覚めたはマジでないと思った。。学生とはいえ、残酷すぎるおわりかたでしょ…かわいそうな受け…その後、受け自身のズボラさ、面倒くさがりも相まって、良い人にも出会えず。。奥さんがいたタカシはぜっったい良い人ではないでじょ。悪人ではなかったかもしれんし、小心者はそうかもしれんけど、良い人では無かったろ!(憤怒)ふられちゃった〜うわーん!まではまあ、受けも悪いところ多々あるし、擁護できることばかりではなかったんだけど、なんでこんなにかわいそうな気持ちにさせるんだ。多分わたしが受けのこと好きだからですね。なんか憎めなくて、かわいいなと思ってしまう受けです。攻めとホテルに行くまでの流れマジでめちゃくちゃすぎて笑った。しかも、そこで攻め思いっきり受けに落ちてるじゃん!きっちり人生設計立てて、ずっと一緒にいる未来考え始めちゃってるじゃん!!!攻めからのお前のウンって言い方かわいいな…は、超カッコよかった!!!言うタイミングが良い。俺たち付き合ってみるか?も軽い感じだったんですけど、最後まで好きだって言うの照れくさくて言えないような攻めですから、本当はこの時点でかなり本気だったことがわかります。ぎょえーなんだこの攻めはよ〜!!!なんでこんなに受けを夢中にさせるのが得意なんだ〜!!!めちゃくちゃ愛されているのが伝わってくるお付き合い編。始まり方無茶苦茶でも、こんな未来に辿り着けるなんて…イヤなことはちゃんと受けにわかるように伝えるし、見た目に反して優しい攻めでした。ただやっぱり一回くらい好きって言って欲しかった!!!攻めからの好き欲しかった!!!!取引先のお姉さんにも名前伝えてるくらいだから、攻めも本当はかなり受けのことすきだろー!!!いろいろめんどくせーから伝えたみたいな流れになってるけど、攻めだって少しは恋人のこと誰かに話したい気持ちあったでしょ!?素直じゃない攻めです。全然お休み取れなくなっちゃって可哀想だった。過労死に気をつけて…。攻めはもう少し受けに言葉で気持ちを伝えてあげて。そのほかはかなりスパダリでした。
  • 恋愛証明書

    崎谷はるひ/街子マドカ

    嘘がつけない人だから
    2025年4月20日
    攻めはとっても素敵な男の人なんでしょうね。子どもが好きでも、お迎えだとか、食事の介助だとか、実際的なことは苦手だったり、ママに投げてしまう人っていると思うんですけど、いつも准くんのことしっかり見てて、仕事が忙しすぎる中、よくやってるな〜すごいな〜と思います。ママより家事が得意で、息子も懐いてて…これは奥さん、ちょっと引け目に感じても無理ないというか、拗ねたくもなります…。おまけに夫とは夜没交渉だし。でも、攻めは自分のセクシャリティに悩んだのが初めてで、自分のこと誰よりも自分がわかってないようなところがあって、危なっかしくて見てられない。初めて止まり木で会った時、ホテルに行って抱きたい方?抱かれたい方?って真剣に受けが聞くんですけど、この攻め受けにめちゃくちゃ愛されて、うんと愛でられるパターンもあったのかと思うとそれはそれで最高なんだがー!!!!この攻め、母親が再婚した時にはすでに立派な「男」だったんだと思いますね。義父はそこに母親のかつての結婚相手の姿を垣間見て、優しくできなかったんではないでしょうか。などと妄想しており。家族の愛に飢えてる人なのに、自分の家族を壊してしまったことに泣いてる攻めめちゃくちゃ見てられんのやけど、甘やかして慰めていい子いい子してあげたくなるー!!!受けはその後やっぱり泥沼かいって感じで。想像以上に切ないお話でした。一年も…よく音をあげなかったな、受けよ。会うのはホテルだけ。月に2回。それ以外のプライベートな誘いなし。自分から会いたいと言った事もなし。ピロートークなし。うわーん(涙)攻めもこの関係どうにかしたかったはずなんですが、仕事も忙しいし、いつも自分の都合で振り回してるからもっと甘えて欲しいとも切り出せず、受けは限界へ。受けが自分なんて攻めにとっていても居なくてもいいみたい。いずれ、別れる人なんだし…と決めつけてるのがほんと切ない〜…もうこれで最後って決めた日に、好きってどさくさ紛れで言うのとか、それにドキッとして掘り下げようとする攻めとの攻防戦悶えた。ただ、お風呂場行ってからが長くない?落ち着かないんですけど!?笑めちゃくちゃすれ違いLOVEでした。本編〆た後の攻め視点も最高で、なかなかイチャラブ出来てないけど奮闘する攻め素敵でした。一足跳びに同居とか結婚とかの前に普通にデートしてる2人とかも見たかったけれど、どこで見れますか!?
  • 【合本版】ブルーサウンドシリーズ

    崎谷はるひ/おおや和美

    個人的には一位江上×京、二位嘉悦×藤木
    ネタバレ
    2025年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 役3週間ほど?どっっっぷりとブルーサウンドシリーズに浸らせていただき、ありがとうございます!!!面白かった〜!最初と最後に読んだカプが一番好きっていうね。特に最初のいつまでもこんなお付き合い続けていけるわけないじゃんとか言ってる藤木さん、最後まで読むとかなり捨て鉢というか、普段こんなこと言う人じゃないってわかってるから、すごくしんどいんだよな。嘉悦さんがなんとかやっていこうと説得するも、あんた重いんだよみたいに言うのとか。そのあと嘉悦さんは結婚しちゃって、それを遠い風の噂で聞くみたいなのもキツい。その後も勘違いしたまま再会して、なし崩しに。めちゃくちゃ大人たちの恋愛だ!それでも、足掻いて今度こそ間違えない!な嘉悦さんが好きだ。2人ともお互い以外を知っちゃったことは切ないし、嫉妬に身を焼かれそうな事もあるに違いないんだけど、それをもう嫌な形でぶつけ合わないのが素敵だ。番外編なんかもヤキモチ妬きつつ甘かった。大好きな2人だ。最後のお話では江上さんが謎めいた男としてチラチラ登場していたのが、しっかり解き明かされて大満足!2人の出会いとか、お互いにお互いの存在を尊重して、ずっと心の支えにし続けていたというエピソードすんげえ好き。好きなくせになかなか江上さんが落ちてくれなくて、切ないやら寂しいやらもどかしくてキュンとくる。うーん最高!江上さんもっと歳上設定だったかもしれないんだよね。出てきた攻め達の中でも一際夜凄そうだ。はじめましてから二ヶ月か…もう手を出すにしても遅すぎるくらいか?みたいな台詞味がありすぎて、これは歳上の攻めにしか口にできない台詞だわッとめちゃくちゃ顔熱くなった。疎遠になった経緯は辛いんですが、恋人になるまでの流れが好きなお話です。あーこの2人も続きが欲しかった!3位は和輝×ショーイかな。ショーイさん癖強でなびかない猫みたいな感じで、高飛車かと思ったら本気の恋愛は慣れてなさそうで可愛った。受けが可愛かった。瀬里、朝倉はちょっと面倒くさい受けだと感じた笑大智さんもあちゃこちゃ手つけてそうな感じが…ケンカした時の態度もなんかちょっと…ケネスは好き。和輝も最初に出できた時はいじめっ子で好きじゃなかったけど、その後活躍して好きになった。山下×一葡も普通に良い。最後の話が一番好きかな。お店関係なく面白かった。崎谷はるひ先生の本これからたくさん読みたいと思いました!
  • 最後の一滴 「一滴、もしくはたくさん」番外編【電子限定版】

    沙野風結子/湖水きよ

    続きが漫画で出てたんだ〜!
    ネタバレ
    2025年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 続編があったとは。ノーマークでした。やっぱり漫画じゃなくて、小説で続き書いて欲しかったかな〜すごく淡々としてますけど、受けにとって攻めはなくてはならない大切な人で、結構本編の方でも受けは攻めのこと好きになってからは甘かったように思うんだが。弟にも攻めは俺のだからみたいなことを言っていたような…(あやふや)兄LOVEな弟も健在。この3人の奇妙な関係だいすき。やっぱり攻めのヤキモチって良いよね〜!話の内容めちゃくちゃ良かったのに、攻めめちゃくちゃオジサンぽく描かれてて夢みがちな女にはちょい厳しいものがあったのでその分星マイナス。受けの素直じゃないところとか、攻めの受け放っておけない世話焼きみたいなところもっと見たいよ〜!
  • 渇仰

    宮緒葵/梨とりこ

    達幸が本当に幸せだと思える世界〜狂愛〜
    ネタバレ
    2025年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 宮緒先生の作品のなかでも特に狂気的な愛、執着攻め、ヤンデレ攻め。受けは絆され愛、とでも言うのかな。攻めに復讐しようと思って達幸との同居を受け入れます。最初の頃、受けの気まぐれで攻めのこと呼び出したりとか、大事な顔合わせがあるのにそれ潰しちゃうような真似させてたのが可愛く思えるくらい、攻め本人がヤバいです。そんなの全然痛くも痒くもない。とにかく明良、明良、明良〜!!!!俺の明良!他の雄は排除!2人だけの世界!!!みたいな感じで、攻めと日常的に普通な会話を交わす受けは出てきませんでした笑一度はカン・キンもしちゃうしね。そうしないと生きていけないって感じで、攻めの望むままにしてあげられないことがだんだんと可哀想にすら思えてくる。でも、やっぱり達幸にはまだ人間の世界で輝いてほしいからさ。1巻目の最後のお話では30代になったパパ役をこなす達幸も出てきます。最初に思ってのは、良かった、10年経っても受け生きてる!ということでした。受け、抱き潰されてなくて良かった。すっかり大人になっても攻めは全然変わってなかったけど。同人誌を纏めた一冊ということで、渇欲の方は本当に濡れ場が多いです。達幸の家族の話とかは面白かったけど、振り回されてばかりな受けとマネージャーが不憫だったかな。まあ、宮緒先生の代表作と言っていいと思います。これを読めば宮緒作品に流れる狂気的な攻めの血が、他作品にも流れていることがわかると思います。もう少し正気な攻めも見たかった笑
  • 悪い男は飼い馴らせない

    成宮ゆり/桜城やや

    攻めが何考えてるのかわからないすぎた
    ネタバレ
    2025年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 途中まで面白かったのに、後半はなんかもう、全然面白くなかった。びっくり。攻め×攻め、ええやんええやん、と読み始めたはずなんですが………。攻めは自称無職のカメラマンで、それもきっかけがあったから知ったって感じ。本当にな、この攻めが何考えてるのかわからないすぎて…最後まで読むとこの攻め受けのこと2年も前から事務所の近くで見かけてて、行きつけのお店で偶然会って、粉かけてみたりもしてたことがわかります!西垣さんに俺がいない間、手出すなよとか言うくらいですから、攻めの片想いだったようなんです。…なんですけど、なんかこの攻め太々しくて笑そんな、片想いとかいうものに胸締め付けられてなさそうだし、恋愛が生きることの軸じゃない男の感じがするんですよね。まあ、それはそれでカッコいいんだけど、わたしゃBLが読みたいんじゃわ。なので、初めてえっちした時もなんか西垣さんからわざわざ嫌なこと言われたり、されたりして傷ついた受けのことただ慰めてくれただけなの???なんなん、そのあとも一緒の家に住んでるのに、全然距離縮まらないんだけど???という感じで、攻めがタイプじゃなかった。ここまでの謎はいらなかったです。西垣さん酷いの知ってるのに、ちゃんと牽制してくれないので、受けは何度も嫌な目に遭うし。なんなら攻めもカメラ盗まれてるし。西垣さんにお灸を据えるのはもっと速い段階から刻んでいっても良かったよね??なんだかんだ自分のカメラの師匠の息子だし、カメラマンとしての腕は買っていたということなんでしょうけど、本当にそれだけなんですかね。全部語りが西垣なもんで、攻めからの言質取れていないんだが…。攻めが何考えてるのかわかりにくい!!初めてえっちした時の嘘でもいいから好きって言えよって言われて、好きだよオウム返しも酷いし、甘くないんですよ。受けは自分から誘えないくらい自信もないし。もっとたくさんキスしておけばよかった…だからね。初エッチの感想それ悲しすぎん???最初の段々と単なる同居人からランクアップしていく感じとか、受けの仕事のお手伝いしてくれて攻めとの仲が一歩前進するとかはすごく良かったのに、恋愛面は結構ひどかったかな。攻め自体は別に悪い男ではなかったと思う。本命には不器用で日本にいないだけで笑まあ、でもこんなに受けを悩ませた点において悪い男なのか??これからはお互いに告白も済ませたし、ラブラブでいてくれ
  • 錬金術師の最愛の悪魔

    宮緒葵/麻々原絵里依

    雑誌掲載分とんでもねぇところで終わってる
    ネタバレ
    2025年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。本当に雑誌掲載分だけだと、えっ…!?ルベドどうなってまうん!?(涙)てなるから、先生単行本一冊分書いてくださってありがとうございます。意外にもメリクリウスあんまり出てこなくて、もっと現世を引っ掻き回して欲しかった!笑とか攻めがヤキモチ焼いて拗ねるとかプリーズ!!!とか思いましたけど、神々の話までやってたら到底終わりそうにないので、、あとがきに出てきた日記とかも読みたいし。お話は本当に不憫な王子な受けって感じで城の誰からも大切にされないし、錬金術狂いとか言われて軽んじられてるのが可哀想だし悲しかった。でも、攻めがありったけの愛を注いでくれるので、それだけで受けは生きてこられたんだ。愛し、愛されてな関係の理想的なカップル。でも、前半がとんでもないところでおわっちゃって…!!!無垢なルベドはもういなくなってしまいました。瞳には暗い陰が過ぎって、受けを愚弄する者にはもう容赦しません。王族にもたくさんの罰を与えました。この辺の攻め闇堕ちダークゾーン感はやろうと思えばもっと出せたと思うんだけど、お話自体の設定が色々と入り組んでいることもあり、案外アッサリめ。この先生が書くダークに堕ちた暗い感情を持つ執着攻め好きなんですが、受けからも同じくらいの愛を返されて、最終的にはハッピーエンドです。二人とも人外となった事によって、あの城で永遠に仲良く暮らすんだろうなという感じ。やっぱりまぐわった事は周知されるスタイル。なんといっても宰相のジョセフさんが成長するというのがお話として面白かったかな。攻めは始終わたしのフレイ様…わたしの最愛…みたいな感じで好きな攻めだった。受けもちょろいかもしれんけど、逆行をモノともしない強さを持った人で気持ちいいです。かなりオススメです!
  • 蜜を喰らう獣たち

    宮緒葵/笠井あゆみ

    シナトもイービスも好きな攻めだった
    ネタバレ
    2025年3月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 実は何回も読もうと思って挫折した作品。最初のファンタジー満載な世界観についていけなくて、犬とか蜜花とか…うーん……で、やめちゃって、そのあとしばらく(2年くらい)積んでいたのですが、今!読めそうな機運の高まりを感じ、無事読了!!!こんな感じで、なんか今気分じゃないかな〜で積んでる本たくさんあるので、ひとつずつ読んでいきたいッ蜜花は雑音を癒すためのいわば道具なんだけど、蜜花を道具として使わない、使えない攻め。そんな攻めを見ていて、嫉妬やらいつか奪ってやるからな闘志メラメラなもう一人の攻め。個人的にはファビアンがちゃんと苦しめられて終わるシーン欲しかった。受けに嫌味ったらしいこと言ったり、シナトにもらったブレスレット取ったり、結構イラついたので、調子こいてんじゃねえぞ!と思った。そんな受けを助けにきてくれた攻めは、この時どんな役割なのか全然わかっていなかったので、意味ありげに何度も出てきて3Pものだと知りました。たしかに表紙も3人だね!(今さら?)なんか本当にイービスから奪われるまでシナトは煮えきらない態度な感じで、最終的にイービスの方が好きだったかも。。エリヤとのいざこざもあったしね。珍しいパターン。兄弟ものは好きなんですけど、この二人は、シナトの葛藤が長かった。なんかストレートに愛してくれそうなイービスの方がいいかな〜お話的にもシナトが攻めなのが王道だと思うから、若い頃はまず思わない感想だと思う。最後の学校に通ってるナギはよかったよ!毎日二人に送り迎えされて、たっぷり愛されて〜花園での日々は夢だったのかと思っちゃう。異能だの、なんだののくだりがなかなか入ってこなかったけどそれ乗り越えたら面白いです!
  • 魔神皇子の愛しき小鳥【特別版】(イラスト付き)

    宮緒葵/みずかねりょう

    愛しき我が小鳥
    ネタバレ
    2025年3月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かって3時間?とかぶっ通しで読み続け一気読み!!超面白かった。大体主要なロボものアニメも履修済みなんで、情景が頭に浮かんだし、敵陣営と自陣の関係、愛憎入り乱れる一方的な恋、兄弟の確執、死んだはずの想い人…などなど面白いポイントたくさんあるので、みんなどれかは刺さるはず!個人的には「金糸雀の君」呼びはかなりすき。高貴なるお方に金糸雀の君!とか呼びかけてぇ〜その呼び方はよしてくれよ、とか言われてぇーーー!!!名前を呼ぶことすらも禁止ですか…そうですか。一番好きなシーンは、攻めが受けを取り戻したと思ってたのに、朝目覚めたらどこにもいなくなってて、パニックで部屋中ひっくり返しちゃうシーン。ベッドの下、カーテンの影、お風呂の中…そんなとこにいるはずもないのに。カイを見て、良かった、やっと見つけた…って言うんだけど、この時の攻めめちゃくちゃしんどいよ。この世の全てをそこに置いてきたみたいな目してるよ。ほんで、僕はヴィルベルじゃありませんよ…って受けが言うのがまたツライ。正気に戻った攻め、そこからはじっくりじわじわ時間をかけて、受けを追い詰めていきましたけど、攻めが孤独じゃなくなってホッとした。その後、すぐに受けが心配になった。いや〜フェニクスにお前しか頼れないんだ!みたいな事言ったら、攻めが何?顔するし、18年分の思いぶつけられるし、最終的に孕ませてずっと一緒にいるエンドですからね。ちょ、ちょっと狂気的…???戦闘機に宿る魔人達にはまぐわったことまで筒抜けだし。は、恥ずかし〜!でも、幸せ〜!宮緒葵先生はだいぶ久しぶりに読みました。むかーし、攻めが記憶喪失になっちゃうやつとか、やっぱり執着攻めのとか何個か読みましたが、その時はどハマりはしなかったんですよね。そこまで執着攻めスキーでもなかったしな。でも!今!!沼に片足突っ込んでしまった予感がしてる!!!ちょっと狂気的なくらいの愛…すきかもしれない。全力でオススメします!
  • 寺野くんと熊崎くん 【電子限定特典付き】

    依子

    ときめかなかった
    ネタバレ
    2025年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻が出たということで、とりあえず1巻をおさらいしましょうかね!と思って開いたら、なんで自分これ買ったんだっけ……と思うぐらい合わなかった。多分、2〜3年前に買ったと思うんだよね。その間に自分の好きなものが変化したのか、あの時も広告とかみて買いたくなったのか……今となってはわかりませんが…。受けがカラオケでバイトしてる姿とか、攻めのこと気遣って家に遊びにきてもすぐ帰ったり、受けは好きなところもあったんだけどな。でも、実は純情で優しくてイイ子です!だけでおわっちゃって、もう少しギャグに振り切れてる本とかだったら良かったかな。そもそもだけど高校生ものがもうあんまり心惹かれないのかもしれない……。あと攻めが飄々としてる感じ、あまり好きじゃなかった。爽やかな生徒会長、、とありますが、うーんなんかめんどくさい人に感じてしまった。絵柄かもしれないけど、それが魅力的に映らなかった。
  • シンプル・イメージ

    砂原糖子/円陣闇丸

    あんま余裕ないって素直に伝えてくれる攻め
    ネタバレ
    2025年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんか作品全体に漂うノスタルジーな雰囲気。ど田舎の海が近い街。遠くから眺めているときは、どんなものも綺麗な見えるけど。工事の時から話題になっていた新築のマンション。越してきただけで、あの人ってどんな人だと思う?と話題になる程、小さな街。人々の素性は割れ、プライバシーなんてあってないような、秘密を抱えるには優しくない街。でも、攻めは全然そんなこと気にしてなくて、意外にも話はそういう方向には向かいません。なんか、すごく大人っぽい考え方する攻めだな〜と思った。…でも、やっぱり、喧嘩するたびにまだ子どもなんだなってわかる。そんな人です。受けが10年も砥綿さんのこと思っていたのは、どうやってもなかったことにはならないし、今更どうこうなるでもないのですが、宣戦布告みたいに恋人宣言したり、嫉妬が止められない攻め。次の男とはあっという間にゴールイン?っていうセリフ、すごく子供っぽい。時間なんて、関係ないのに。同じだけの時間遠回りしてたら、2人はいつまでも恋人になんてなれないじゃない。なんていうか、思いの「質」みたいなものが、軽く見積もられたように感じて、プラトニックなままずっと思い続けていたのが、純愛、本当に心からの愛みたいに見受けられたのかな…。そんなふうに考えて自信無くしてしまった攻め切ないよ。しかも、受けは追いかけてこないしな…それに攻めは攻めで受けについちゃいけないような種類の嘘つくし、年齢だとか肩書だとか大人になると本当にめんどくさいことばっかり。それでも、攻めがすごく優しくて、自己主張のあまり強くない受けのこと良く見て、最終的に歩み寄ってくれる人でよかったよ。受けも随分と攻めに懐いて、かわいくなったし。そんな可愛いところみて、砥綿さんもグラッときたんでしょうからね。あそこで砥綿さんとキスしてほしかった。砥綿さん、私の中ですごくイイ男設定なんだよね。。受けが10年も好きだったような人ですよ???今は攻めだけだけど、2人のキスみたかった…最近、受攻固定厨だったとは思えないくらい、とにかく受けが攻めに愛されてほしいという気持ちが強くて困る。まあ、受けがあんなふうに人に甘えられるようになったのは攻めのおかげです。これからもあの海辺の街で2人仲良く暮らしてほしいなぁ。攻めにお見合いとか結婚の話とか持ち上がりそうだけど、2人で乗り越えてほしいなぁ。
  • 甘えない猫 【イラスト付】

    成瀬かの/高星麻子

    笑顔あふれる日々が待ってる
    ネタバレ
    2025年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けはつらい事故で母親を亡くし、お父さんも自分のことを認知してくれていませんでした。お母さんはそんな複雑な身の上を、受けがもう少し大きくなって、受け止められるようになったら教えてくれるつもりだったのかなぁ…でも、受けから知りたいと言わなければ、いつまでも何も言わずに過ぎていきそうな気もする。そんな生い立ち複雑受けです。攻めは世話焼き体質で、昔の恋人上谷さんに振られたのすごい可哀想だったー!!!え〜ひどくないですか???もっと好きな人ができたからじゃーねーみたいなの、あたしの中にはない別れ方ですね。どこか嫌いなところがあるとか、直してほしい、価値観が合わないとかでもないのに、好きな人が別にできてしまうというのが解せんな…本当はいろいろいいたいことあったけど、攻めのこと傷つけないように言わないでくれたのかなぁ……なんていうか、恋人いるのに、別の人好きになってしまうのは、浮気性っぽいかんじして、上谷さんに対する印象は良くないですね。周りにそういう友達いたら、距離置いてしまうかもしれない。一緒にバーに行って新しい出会い探そうとしてくれたのも、あわよくば今彼よりさらにイイ男探したかったからでは??としか思えず、やっぱり上谷さん恋人としては好きになれない。サバサバしてて面白い人なのかもしれないけど……でも、昔の恋人に会って、あー恋してぇ〜〜!モードに切り替わった攻めは可愛かった。この攻め、甘えるのも甘えさせるのも好きな人みたいで、もし恋人ができたらの妄想がかわいすぎた。受けとのイチャラブが少なかったので、ぜひ恋人になった2人を見せて欲しかった。玄二さんも飽き性っぽいですけど、幸せになってほしいな〜この3人がカフェで働いてるシーンとかも見たかったかも。ま、そんな感じで読みやすくサラッと読了です。あんまり、甘くない話だったので、星は4ですが良かったです。
  • 英雄はアンブロシアを喰む

    小綱実波/円陣闇丸

    汝ら天を揺るがす破とならん
    ネタバレ
    2025年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かったんですけど、世界観に周波数を合わせるのに時間を要し、なかなかのめり込めず、上下巻読むのに1ヶ月近くかかりました。でも、その分長くこのお話を楽しめたかな、と思っております。藍さん、役者としては物足りない…もっと我を出していかなきゃ、エキストラみたいになっちゃうよ?とか言われて、かわいそうだった…芝居のダメ出しの中でもかなりキツい部類じゃない?なんか、自分じゃなくてもいいんじゃないか。役者になりたい人なんかたくさんいるんだから、誰からも求めてもらえなくなってしまうんじゃないか。そんな不安も吹き飛ぶ異世界転生。正直ユウトくんは、八つ当たりで怒ったり、ヤリちん暴露したりと話が進むごとにうわ〜ってなって好きじゃなくなってしまった…藍のために身体はっていろんなピンチを乗り越えてくれたその男気に拍手。その他、脇を固めてくれた大好きなキャラクター達ありがとう!シメオンが藍に並々ならぬ想いを寄せていて、あまりにも不憫で見てられんからセルジオスと結ばれてくれ!!!神殿兵士同士仲良くして…電子特別ショートでセルジオスだけ白けた顔してるの、藍とニキアスがあまりにも熱々すぎてまーたイチャイチャしてる、みたいな感じで呆れていたからですよね!?そんな2人をみて切なくなってしまうシメオンをよしよししてくれるのはお前だけだーー!!!!(ハァハァ…息切)あと、カイロスね。お前…ニキアスに向けるそのクソデカ感情、重すぎるだろ!結局ニキアスのこと大好きで、300年ぶりに会えたのに挨拶にも来ねえし、寂しかったんですよね!?カーッかわいいやつ!ニキアスのこと、もっと知りたいから藍のことも知りたいし、奪ってみたいなの、沸る。正直3P欲しかった。カイロスともガッツリ交歓してほしかった。その時、どう思うのか聞いてみたかった。さらにオケアノスさん。藍発見時の興奮状態怖かったけど、なんか古の神子って感じがすごく出てた。愚かで力無い人間を愛いっていう感情表現がいいなと思いました。最後にニキアスさんですが、誓いを守り抜いた男。カッケー!イーサンっぽいところも、神子っぽいところも全部合わさって今のニキアスなんだ。何度ボロボロになっても立ち上がる。天使みたいに綺麗じゃないところもたくさん見せつけられたけど、2人の運命に乾杯、合唱です。2人が最後まで一緒にいるエンドを迎えられて感無量だよ。髪が短くなったのもすきだよ。
  • 図書館戦争 LOVE&WAR 番外編

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    みんなのジュエルボックスは?
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小牧さんが若造にヤキモチ妬く話すきーーー!!!あの小牧さんがだよ!?職員専用階段の踊り場まで連れて行かれて…足元に転がってるファイルエロすぎでしょ。普段そんなふうに余裕のない小牧さん見れることそうないので、胸が熱くなりました!堂上教官のジュエルボックスのお話もすきーー!えー、これ結構初めのほうじゃない?かなり序盤から郁のこと意識していたのが伺えます。人に言えない夢って、一体どんな夢だったのーーー??!!漫画では手を繋いでいるカットでお茶を濁されていますが、結構赤裸々な夢を見ていそうな堂上教官。しかも、このころはマジで跳ねっ返りの生意気新人な郁ですから、心の奥底では想っていてもなかなか現実が追いつくまでに至らなさそうなのがなんとも。手塚に告白された事件とかあったよねー!あの時の堂上教官の心境詳しく知りたいわ。勝手にしろ、としか言わなそうだけど、内心めちゃくちゃモヤモヤしてそー!!最後はなんかもう、登場人物たちみんなの幸せって感じで大団円です。最終回でも出てきた緒方さんや、玄田隊長にも幸せになってほしいものです。いつまでも見ていたいけど、ここで本当のおしまいです。。連載十三年に慄いた。かなりのご長寿番組よ???これからもたくさんの作品、楽しみにしております。
  • 図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    いつまでも、おわらないでー!!!!
    ネタバレ
    2025年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ つい最近アニメ図書館戦争を見て、めちゃくちゃ懐かしくなり、とりあえずアニメの続きにあたる番外編を購入!漫画の絵柄とっても郁がかわいくて、小説で読んでいた時のガサツで山猿な感じ(笑)はすこしマイルドになっているけど凄くいいです!番外編は郁と堂上教官が恋人になった病院のシーンからスタートするよ!いや〜この番外編は本当にご褒美と言っても過言ではないよ…あの2人があんなにラブラブになって……なかなかキス以上の関係になれなくて、ヤキモキしてる堂上教官とか、図書館戦争スキーはみんな見た方がいいよ!?そんで、柴崎手塚編もめちゃくちゃしっかり尺とって丁寧にやってくれてます!あの意地っ張りだった口車クイーン柴崎陥落!笑事件自体は重くて苦しいんですが、素直になった柴崎は本当にかわいい。キャンプとかプールに行く話とか最終回の郁の地元に行く話とかは、原作読んだのが十年以上前のことなので正直覚えていないのですが、結構漫画オリジナル要素あったと思うんだよね〜でも、キャラクターの個性が損なわれず、上手いことハマってて弓きいろ先生マジ天才だと思う。あとがきで有川先生も大絶賛!読み終わっちゃったことが寂しくて、もうみんなに会えないんだ〜と思ったらまだ特別編?みたいなやつがまだ一冊あるみたいだから、それも買う!無印もポイントに余裕が出来たらすぐ買う!!!原作も読み返したい!!!いや〜有川先生の自衛隊三部作とか図書館戦争のブーム、数年おきに何遍も来るんですよね〜!紙の本手放したこと後悔するんですけど、いつでも電子書籍で買える安心感があって、良い時代になりました。少女漫画のコッテコテなイチャアマラブは苦手ですけど、図書館戦争は好きだ。ありがとうございました。
  • 塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    大人しくて可愛いだけの女じゃないヒロイン
    ネタバレ
    2025年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに読み返したくなり、小説で読んだことあるけど、漫画も出てたんだー!と嬉しくなって購入。この先生、図書館戦争に引き続き、塩の街もコミカライズしてくれてすっっっごく嬉しい。可愛い絵柄なんだけど、お上品で清楚な女の子描くのうますぎひん!?秋庭さんの寡黙で強面な感じ、でも堂上教官よりも堅物すぎなくて家ではだらしなかったりするところすきですね!弓きいろ×有川ゴールデンコンビすぎて、ずっと大好き。結構、原作も人々が塩害で亡くなっていく様子とか、近所のオバサンの優しくなさには痛めつけられた記憶あるなぁ。初めて読んだの中学生とかだからね。主人公の女の子に気持ちが移入しすぎて、つらかったなぁ。まず、一話に出てくるカップルの話で号泣するからね。でも、グリーングリーンの歌教えてくれて、あんなふうに優しくしてくれる歳上の男の人…好きになるでしょこれは……!!!!あそこボロボロ泣いた。そんな中、秋庭さんは世界を救うために、一度は捨てた世界を立て直すために行ってしまう。この辺の、主人公の無力感もキツいんだよな。ただ、待ってるだけの女になりたくないよ。秋庭さんの「自分の視界に映る範囲にいるヤツで、自分に救えるヤツは守ってやる」みたいな一貫した態度好き。あくまで自分とその周りに対しての行動であって、世界を救うだの変革だのと御大層なお題目掲げたりとかそういうことしない人なんよ。とても現実を生きてる人だ。でも、自分の行動の結果、世の中に与える影響についてはちゃんと視野に入れてる…大人すぎない???自衛隊の航空パイロットあまりにも理性的。そんな理性的なところ大好きだけど、それで彼女を不安にさせた面もあると思うよ。2年近くもたまのキスだけで、好きだよ〜とかも言ってくれないし、それ以上の関係に進展しないの切なすぎるから!からの喧嘩。秋庭さんのお父さん、いらないならあたしに下さい。あたしのほうがずっと大切にするから!!とかキッツイことも二十歳越えるとね、言えるようになるんだわ。まあ、なんて似た親子だこと。クーポン使って一気読み〜とても面白かった。この頃の有川先生の作品、やっぱりすきだなぁ
  • インディゴの気分

    丸木戸マキ

    これ読んで城戸さんのイメージ変わった
    ネタバレ
    2025年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ インディゴの気分で、これまで読んできたポルノグラファーで何度も意味深に登場してきた城戸さんのことが丸わかりです!好きな人は読みましょう!でも読むと少し夢打ち砕かれちゃうかも!?ゼミの教授の葬式から始まります。学生の時の受け、ポルノグラファーに輪をかけてイヤなやつで、ちょっと読むのイヤになりましたがここで負けてらんねえー!!!!という一念のみで読み切った。人の女寝とっておいて、別に僕のモノでもないし、お好きにどうぞはお前一発殴らせろムカつきマーク×10000だった。本当にここで受けめちゃくちゃ嫌いになって、目的のある小説はただの道具だ。文学とは言わないって言うのも文学崩れが何ゆうたんねん。お前が思ってるよりみーんなお前のこと知らねーからな怒りって感じで、この時代の受けとことん合わなかった。まあ、お父さんから認めてもらえなくて、そのまま死に別れてしまうし、受けも辛かったんでしょうけど、態度と世の中舐め腐った感じの顔つきが気に入らず、攻めがこいつぐちゃぐちゃにしてやりテェって気持ちで仕事紹介したんだ、とわかった時にはすっとしました。全然親切心からじゃありませんでした。もうこの時点で2人が本当に恋人になるなんて無理だったんだな〜と腑に落ちましたね。攻めは受けのことが羨ましかった。自分はああはなれないって学生の時思い知ったから。そんな人間が久しぶりに会ったら全然人生上手く行ってなかった。しかも、自分の仕事馬鹿にしてくるし。思いつきではありますが、攻めも自分の人生掛かってたので受けを利用しました。そのままあの子と結婚するのかと思ったのに、結局受けと微妙な関係ズルズル続けて、しまいには自然消滅みたいになって、城戸さんは別の人と結婚します。その辺は結局曖昧なまま物語は終わってしまいます。城戸さんのプライドとか内面の整理がつかなかったことが原因ではないかと個人的には思う。だって受けは攻めのこと思ってひとりえちしたり、結構城戸さんのこと真剣に好きだったと思う。城戸さんの狡さ、覚悟のなさ、受けの才能に対する嫉妬が複雑怪奇に絡まった結果、恋人ではいられなかった。城戸さんのこと好きでしたが、結構最低な人でもあった。そしてもちろん優しい人だった。そういうことが包み隠さず書いてある。城戸さんの中にはきっと一生木島理生の席があるんだろうな。逆もまたしかり。でも、もう何もかも全部おわったことだ。
  • 續・ポルノグラファー プレイバック

    丸木戸マキ

    月の満ち欠け
    ネタバレ
    2025年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作は遠距離恋愛なんて…この2人うまく行くのかしら?という感じでおわりましたが、続きがありました。間にインディゴの気分が発刊されていたようなのですが、わたしは続編をいの一番に読みました。そんなに影響らしいものはないかと。んで……やっぱり、上手くいってないんかいいぃぃ!!!はい、この2人遠距離恋愛上手くいってませんでした。攻めがブチギレて、限界顔で長台詞垂れ流すところめちゃくちゃ面白いんでみんな読んでね。あそこで君意外と狭量だねはマジで言われたらブッ飛ばすかもしれん。攻めは凄いなあ〜受けのことは面白いキャラクターだなぁ、物語の登場人物として設定が光っているなあという意味で好きだけど、人としては普通に好きじゃないんで、今作は受けのすきじゃないところがクローズアップされた感じで、序盤はあーあって気持ちかなあはは。だって、なんか受け本当にめんどくさいんだもん笑前の巻までで終わっておけばいいのに、また攻めとの思い出なぞって別の場所で同じ事始めてるし、流石に成長のなさを感じたかな。ちょっとウンザリって気分で、だから城戸さん離れて行ったんだろうなということがよくわかります。城戸さんとの過去もチラッと見せてくれてありがとうございます!!!やっぱり、前の巻で感じたあたしの直感は当たってたんだ〜!!!という感じで、起こったことほぼ想像通りでした。離れたかったと感じるって相当だよ。もう無理って言葉を綺麗に言い繕ってるだけで意味一緒なんだからさ。受けのこと背負いきれなかった城戸さん、受けの運命ではなかったということなんですけど、わたしはすごくあなたの事好きでしたよ。ここでもキープはお前だよとかいってる受けは臆病で繊細で本当、これが若くて美形で綺麗な男なら良いですけどもう中年の冴えないタイプのおじさんですからね。(ヒドイ)(個人的には前の巻よりもオジサン臭感じた)(なんか歳食ったよね)もう嘘つきも、世の中斜に構えて見るのもそろそろ終わりにして、自分が幸せになる事を恐れないでほしいと思った。正直、2人の恋愛はそっちのけでこの物語からは何が得られるのだろう、行き着く先はどこだろうという、それありきの本でした。ふつうに恋愛漫画を読みたいなら他を当たった方が良いかもしれない。これは人々の人生について書かれた本です。受けは不器用で、イラつく言動も多いですが、最後まで読んで良かったなと思ってます。
  • ポルノグラファー 単行本版

    丸木戸マキ

    嘘つきな、きみが好き
    ネタバレ
    2025年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けに振り回されっぱなしな一冊。きっと本当は寂しがりやなんだと思います。寂しがりやと称されるのが嫌なら、めんどくさい人、かまってちゃん、と言い換えても良いでしょう。あまり物語の結末までネタバレは読まずに読んでほしいタイプの本ですね。その方がきっと面白いと思います。わたしは絵柄が好きじゃないと漫画は読めないタイプなのでいつも困ってます。今作も受けは好きなんですけど、攻めのビジュアルはタイプじゃなくて(フーン?)ギリギリまで別に買わなくても良いんじゃないの〜?と自分と闘っていました。クーポンで半額だったのでお試し程度の気持ちで買ったのですが、あの時の自分買ってよかったな!!!でかした!!!という気分です。なんというか、昨今あまりないタイプの本です。読み終わったあと、こんな自由に書かせてくれる雑誌ってまだこの世にあったんだ、くらいに思いましたから。世の中に数多流通しているBLの主流じゃない結末だと思います。でも、そこに惹かれました。雑誌on BLUEのX自己紹介文「作家の描きたいがここにある!」って文言に偽りなしです。まず、こんなにも難解で嘘つきな受けでゴーサイン出してくれた編集部にありがとうございます。わたしの読みたいもここにある!状態だったよ。あと何か言うことがあるとしたら、子どもも奥さんもいる担当編集めっっっちゃタイプだったで!!!!この2人のどエロ読みたいと思ってたから、攻めの妄想の中で見せてくれてどうもありがとう〜〜〜!!!最高ーーー!!!いやー、あの2人はズブズブでじょ!不倫とかじゃないからね!?は絶対不倫だし、攻めいなかったら、あのまま2人でベッドインしてたでじょ!?(大興奮)なんなら、君もテキトーなとこで帰りな(しら〜)は攻めへの牽制でじよ!?結婚してもなんだかんだ昔の女気にかけちゃう男みたいなムーブ、あのヨレヨレ髭髪ボサ男にやられるとたまらんのやけどーーー????担当編集木戸?くんめっちゃ良かった。最後には合鍵返して卒業したって事なんだろうけど、いつまでもだいすきだぞ木戸?!!!!多分、木戸世話焼きでほっとけないタイプなんだろうな。だから、何だかんだ様子見に来ちゃうし、仕事も紹介した。残念ですが、その役目はこれから攻め君がやってくれるそうです。多分、ほっとけないと思うのと同じくらいコイツとはやっていけねーと思って結婚したんだろうな。(最後まで攻めの話せんのかい)
  • 余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年

    八橋はち/海野はな

    やりたい事がたくさんの一年は短いものです
    ネタバレ
    2025年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冷やかすことも憚られるような、真摯で穏やかな愛。普段男女ものはあまり読まないのですが、短話にも関わらずランキング1位に躍り出た今作をこの目で確かめずにはいられませんでした。ソフィがやりたいことっていうのが、結局ローレンスのやりたかったことだというのがいいなーと思いましたね。ローレンスも、口ではごちゃごちゃ言ってますけど、ソフィのやりたい事を一緒にやるって言ってくれて。好きな人がやりたいことっていうのはね、自分もやりたくなるものなんですよ。同じものを共有して、ほんの少しでも相手に近づくと、昨日よりは今日の方が、今日よりは明日の方がずっと相手と親しくなれたような、そんな気持ちになれます。そんなささやかな幸せを胸に抱いて、ソフィは満足して死ぬつもりだったのかと思うと、お前目を覚ませ〜〜!!!(往復ビンタ)ってやりたくなりますね。これ、本当はソフィの意識ない3年半とかローレンスもつらかったはずなんですよ。長編で焼き直してくれませんかね。でも、ユリアナさん悪女っぽいからその辺は詳しく見たくないかも…てへ。繊細な絵のタッチも作品と合っていてとても素敵です。短くても個人的には満足度の高い一冊。
  • 3月22日、花束を捧げよ

    小中大豆/笠井あゆみ

    恋愛以外がしんどくて色々考えさせられた
    ネタバレ
    2025年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ エロの内訳→上巻はえっちなし。下巻の半分よりちょい手前くらいでキス一回、後半にしっかりえっち一回です。感想→まあ、長いです。上巻はタイムリープものという目新しさもあり、わくわくして読みましたが、ホワイト蓮になってからのこれまでのおさらい的流れがちょっとめんどくさくなってしまいました。個人的には受けが強風の日に足がもつれて光一のお母さんに轢かれかけるのとか、何もないところ(これカラオケ店だっけ?)でコケて蓮に気をつけろよって言われるのも、実は光一助かると受けが死んじゃうんじゃないの?という伏線かと思っていたのですが、この辺の言及はありませんでした。どれも死神のターゲットとして受けがロックオンされる前の出来事だと思うのですが、あれはただの受けの不注意なのか、これ以上邪魔するなという死神からの警告なのか、説明欲しかったですな。落語の死神はたまたま内容を知っていたので、ハーンそう来たか〜という感じでしたね。実際の落語死神はオチが演者によってやや異なります。蓮が落語好きというのも、ちゃんと意味のある事柄だったんだなと思いました。2人の恋愛について言うと、上巻の約5〜6年にわたるタイムリープの中で攻めと受けの関係が全く進展しなかった、蓮が何もかも自分で解決しようとして受けは最終的に不登校になり、大学も受験しなかったというのがまず悲しいね…バッドエンドじゃん…て感じ。攻めは本当はこういう人だったんだ〜というのは、全部下巻で明かされます。あんなにも長い時を一緒に過ごしたのに、あの6年間はあまりにも長すぎたと思います。学校生活に関しては、なんか陰キャ陽キャを小説でしっかり説明されるのしんどいなぁ〜という感じでしたね。まあ学校てそういうもんだし、多少そういうところあるよ?でも、基本的にみんな結構仲良い学校に通ってたし、グループもあるけど、そんな線引きされた空間ではなかったので、受けがわざわざ隣のクラス行ってお昼食べてるのとかも寂しい感じしたな。まあ、いいんだけどな、誰と飯食ってもさ。それも含めての青春だし。蓮を取り巻くグループ環境も結構最悪で学校行きたくなくなるわ…なんかこの2人が通ってる学校が好きじゃなかったかな。光一のお母さんももっと詳しく描写されてたら、多分マイルドな毒親だと思うし、1番最初のドラスト事故の時に蓮のこと責め立てたの忘れてねーからなこっちは。光一に依存してる母親しんどいね
  • TOKYO光オークション

    時羽兼成

    受け攻め一体何歳なんだい?話はそれからだ
    ネタバレ
    2025年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 青年誌とかに載ってそうな絵柄です。受けが良いなと思って買った。試し読み部分が面白い。なんやかんやあってオークションに売られる攻め。売りに出されたとは思えない能天気な態度。2円で売れるもキャンセルされる…エッ!?オモロ!買お!でしたね。しかも、そのまま受けの家までついてくるし。速攻で手を出されます。なんかこの2人は2人いるだけでエロい雰囲気がある。多分受けがえっちだからだ!ここの自分で俺手が大きいからとか言ってる攻めだいすき。その後、攻めはもともと別の店の同じ界隈で働いていたことが判明。この辺りまではスゴイ面白かったんですが(序盤も序盤やん)、中盤のごちゃごぢゃ具合がちょっと…。まず、なんでそんなにすぐ攻めが受けに懐いて忠実な犬みたいにワンコわんわんになったのかという点がわかりにくい。これは人生雁字搦めにされて身動き取れなくなっていた攻めに「自由になればいい」と受けが言ってくれたからっていうちゃんとした設定・エピソードもあるのにあまり生きていない。あの一言がそんなに攻めにとってはとても大切で、胸に響くものだったのだということが読者に(お前にじゃねの?)届いていない。攻めが受けに懐くまでの物理的、心理的距離、時間の経過とかももっとわかりやすくあってほしいなぁ。攻めが単純に受けのこと気に入っただけなのか、なんなのかが分かりにくい。攻めのこと訪ねてやってきた輩とかもいたし、その絡みか?とも思ったけど違ったし、攻めの情報もう少し小出しで出てきても良かったと思う。個人的に攻めは謎の人です。さらに、オーナー何者やねんで終わってしまったのも勿体無い。なんか場を引っ掻き回すだけで退場してしまったけど、攻めのことを気に入った理由とかもちょっと駆け足だったし、うーんです。本来なら星3くらいですけど、安く買えたこと、受けが可愛かったことで星4とします!顔に傷がある理由も…なんか、この人苦労してきたんだなって、一気に好きになってしまって…。自分が求められる理由がお金でもいいからそばに居たかったんだよね?自分馬鹿だなと思いながらも、離れられない感じとか、健気なところがすきだ!!!その後も恋人とか全然出来てなさそうだもんね。人に甘えるの苦手そうだし。恋愛に臆病で1人で自分慰めてるところ想像するとめちゃくちゃ胸が騒ぎます。攻めとのえっちでもう1人でいられなくなっちゃった感じ。この受けの男らしい喘ぎ大好き
  • しあわせにできる

    谷崎泉/陸裕千景子

    しあわせにできるは【人生】語りきれないよ
    ネタバレ
    2025年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直言って最初の6巻まではだいぶキツかったです。なんせ、攻めはほぼレープみたいな感じで怒りに任せて乱暴にするし、その後も久遠寺兄弟の昴と映が本田さんにちょっかいかけてきて、それに閉口する…という感じでした。特に映さんは本当に嫌で、本田さんの気持ち無視ですか?社長だかなんだか知らないけど、やって良いことと悪いことあるぞ、警察呼ぶか?ア?ぐらいの気持ちで、料亭事件は許せないですね。妻子持ちの男がやる事ですか?で、一旦この本から距離を置きました。さらに追い討ちをかけたのが日芳の環境です。落合をはじめとする御三家、噂好きな課長豊川、仕事は出来ないのに宴会やら幹事やらにばかり注力する各務。読んでて、令和の感覚からするとあり得ない…と思うことが続きます。まず、本田さんの生い立ちって結構複雑なんですが、超絶綺麗な母が電話かけてきたり、ロビーに会いにきたりするだけで、大騒ぎ。人のプライバシーにこれでもか!と言わんばかりに立ち入るし、デリカシーないです。根は悪い人達じゃないの伝わってきますけど、マジで昭和の時代に生まれなくて良かったと思う瞬間ですね。本当に序盤の本田さんの様々な苦労がキツイです。正直まゆりとの関係もよくわからないし、好きじゃない。でも、そんな中寮の鍵取り替えても窓ガラスを割って侵入してくる攻めと段々心の距離が縮まっていきます。(説明それで合ってる?)なんだかんだ、本田さんの狭い寮で一緒に暮らしてる描写は好きでしたね。後からあれは好奇心だったと言ってる攻めに若干殺意湧きましたけど、最後まで読みましょう!(ヤケクソ)退寮勧告を受けて、白金の家に引っ越した辺りから2人の関係は劇的に変わります。まず、あんなに拒絶してた本田さんが、空っぽになった寮の久遠寺の部屋みて、泣いちゃうシーンはこっちも胸が熱くなったよ。先に引っ越してた白金で再会して、安堵してしまうのも。昴の策略によって引き裂かれそうになった時も、「お前が欲しいよ」は本当に痺れました。昴編を経て、東郷会心編、久遠寺退職編と7巻辺りからは本当に面白くて、前半耐えた甲斐がありました!段々と日芳の人間関係にも諦めがつき、愛着さえ湧きます。後半は昭和感マイルドになったかも?12巻のお花見の買い出しに行く2人にはまた泣きました。本田さんがあまりにもしあわせそうで。脇役だと森田がすき。結婚迫られて可哀想。深雪と一緒になるのはありですか?
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