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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 心臓がふかく爆ぜている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    お仕事BLかつリアルな恋愛の揉め事
    ネタバレ
    2025年4月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ読み応えありました!!攻めはめちゃくちゃ大手企業に勤めていたエリート感溢れる転職組。イケメンゆえに、顔だけで中身を見てもらえないことに強いコンプレックスがあり、色々と辛い経験もあり。受けは実はこの会社を立ち上げたメンバーの1人でもあり、素顔の明かされていない彩の正体。男はなんやかんやと切れないものの、引っかかる男に難が多く恋愛は上手くいった試しがない。恋愛にはとても悲観的で後ろ向き。そんな2人のお話ですが、めちゃくちゃ泣きましたね。2人がケンカで言い合うシーンがリアルすぎて!状況的にはすごく怪しい攻め…しかも、受けの目線だとある日突然攻めが自分に冷たくなった…くらいに感じる。攻めは攻めで綾川社長と受けの関係に嫉妬して、もやもやしていたことも重なり、受けに優しくする余裕がありません。本音トークでは、かなりハッキリ受けの悪いところ、正味やっていけないかもみたいなことを言われます。受けは受けで、攻めからクリスマスの誘いもないまま、何も言われずに時が過ぎるのを待つしかなく、不安ばかりが募ります。正直、浮気してないと信じられるだけの信頼はまだ2人の間に出来ていません。えー…それケンカ中とはいえ、言ったらアカンことやないの???と思うことも2人ともバンバン言うし、受けはもう攻めとはおしまいなんだ…って泣くし、あんなにラブラブだったのに????という感じで辛いです。特に攻めは男と付き合うの初めてなので、その違和感を馬鹿正直受けに伝えたり、昔の彼女の話悪びれずにしたり、なんかデリカシーのなさが繊細な受けと相性悪くてちょっと…まあでもスパダリではない本当にイケメンなだけの普通の男の人なんです、攻めは。攻めは攻めで受けが愛され慣れてなくて、良かれと思って言ったことも裏目に出るし、デートでは先に帰って良いとか言われるし、元カノは友達として尊重もしたいし、これまでの恋愛観が通じません。ハッキリ言ってこの2人付き合わないほうがイイんじゃない?全然価値観合ってないよ…と思うんですが、そういう相手を好きになるんだよね…そういう時はどちらかが折れるしかありません。その辺のリアルさが凄いです。綾川社長が受けに向ける言葉は、あまりにも鋭くて受けのグラグラな心に刺さりまくり。受けのネガティブな面、わかり過ぎる〜!攻めとはまた絶対にケンカになるでしょう。受けは攻めのこともう少し信じてあげて。
  • 甘い融点

    崎谷はるひ/志水ゆき

    エロの比率が高い
    ネタバレ
    2025年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この攻め、のっけから可哀想な境遇の受けにいたたまれなくなり、同情心からの恋心へと変わっていき、あっという間に虜になります。しかも、受けがまあ世間知らずなのに健気にも奮闘しようとするもんだから、放っておけません。なんか、受けの彼氏は本当にひどい人で、受けが暴力に晒されていてそこは悲しい気持ちになった。攻めとは会うたびにレッスンを経て、距離も少しずつ縮んでいくんだけど、さすがにエッチシーン多かったかな!?まあ、話の内容が内容なもんで仕方ないんですけど、この先生にはもっと2人の気持ちの移り変わりとか書いて欲しかったぜい。この2人、ホテルでの逢瀬以外ないまま本編おわったんだけど!?なので、同人誌や小冊子でついて来たSSの方が個人的には面白かったかな!?魔法少女コンセプトのお店の話とか笑攻めは忙しそうだけど、普通に2人のデートとかも見たかった〜ちょっとそのへんが物足りなかったので星は一つ下げました。
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  • 恋よりさきに、キスをした

    崎谷はるひ/街子マドカ

    それぞれの恋の行き着く先
    ネタバレ
    2025年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんとタイミングよく既刊全て読了直後に、これまでに刊行された漫画シリーズが一つの本になって登場!これは今すぐ読むっきゃないっしょ!!ということで即ポチ。既刊の漫画に関しましては、そちらの方で感想投稿したんですが、やっぱり脩くんのサルみたいなうきゅ顔が可愛かった笑ねえねえ憲之それ嫉妬?嫉妬なのー?ところ。なんと、脩くんの勤め先なくなってました。ガビーン…なんだかんだで十年近くは頑張って働いてたよね?最後の方は店長だったみたいだし、素直に尊敬。多分、脩くんの人柄によって周囲に支えられながら店長業やってたと思うんだよね。あのめんどくさそうなハツカレもいまだに粉かけてきてたみたいですが、憲之さんによって就職先は彼のもとに決定しました。ここの准くんとカフェのマスターとのやり取りが面白い。あ、憲之さんって周りからも重い男扱いなんだ、と。まあ、冷静に考えれば何年もかけて自分好みの男に仕立て上げた執念すごいよね。脩くんのために半年間も寝る間も惜しんで某テーマパークの予約取りに行くような男ですから。しかも、パッと見そうは見えないようなクール系男子ですから、事情知らない人にはこっちもなかなかクソでか感情抱えてるとは思われてなさそう。准くんが高校生???えーと、恋愛証明スタート時は幼稚園の年長さんか?やっぱり作中で10年ちょいの時が流れてますね。おぉ…脩が30になるわけだ…個人的には憲之×脩カプの方が好きだったんで、表紙のお二人さんが幸せそうで何よりです。脩は無事にブーケトスゲットですかね?本編の切なさでいえば、両カップルともすれ違いが凄かったから、こんな幸せな結末が見れて感無量です。とくに遼一さんは実質もうお嫁さんみたいな感じじゃんね。すごくみんなに受け入れられて、あんなに自分は後回しだった人が幸せに笑ってるところが見れて良かったです。このイラストって晴海×遼一の結婚式と、それにお呼ばれされた友達カプということでイイんだろうか。みんなのタキシード姿素敵だよ。15年もかけて1つのコミックスとしてまとまって刊行されたことは喜ばしいです。私はここ数日の間にハマった人間なもんで、非常に出会うタイミングが良かった笑ブランクとかなしに一息でここまで辿り着いたのですが、ずっと追いかけて来たファンの方にとっては胸がいっぱいになるようなアニバーサリー的一冊と思います。超美麗イラストと書き下ろしSS付き!
  • 少年報告書 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    家族になろうよ
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編でうんこたれ!!と言い放たれた不愉快ばばあ撃退編です。強く言い返さない遼一さんの気持ちは十分わかってるつもりなんですけど、やっぱり腹は立ちますので、准くんありがとう!!!強い。晴海さんとの甘い結婚生活待ってます。この2人のもっとイチャラブしてるところも漫画で見たかった〜!!!しかし、准くん、もう彼女持ちですか。時の流れとはかくも速いものですか。ラストシーンの遼一さんが俺の初恋のお兄さんってことは秘密だ…はなんか胸がジーンと暖かくなりましたね。本編をしっかり読んでから読んだほうが良いタイプの続編漫画です。准くん遼一さんも一纏めにして抱っこしてる晴海さんのシーンがイチオシ。幸せってこういうことなんだ!!これが家族なんだ!!!
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  • 恋よりさきに、キスをした 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    攻めのいい笑顔炸裂⭐︎三
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さらにさらに続きを描いてくれてありがとう先生〜!!!眼福だよ。受けがハツカレと偶然再会!やけぼっくいに火がついて……???とはなりませんでしたが、攻めの知らない顔たくさん見れて、ニヤニヤが止まらなかった。特に後半の冒頭で、攻め妬いてるー?それヤキモチなのー!?な受けのサルみたいなウッキュッキュ〜〜♡顔が可愛すぎて、つねりたくなった。キュートアグレッションを刺激する表情だ。しかも、攻めとの待ち合わせ場所にハツカレがあらわれて!?少女漫画だったらここで次号につづく…となるところでしょう。さすがに抱き合ってるのが視界に入った攻め、やや冷静でない様子で、ここのコマそんなに大きくないんですけど、文明の利器万歳拡大しました。大好きな一コマ。修羅場か!?と思ったら、名刺交換で肩透かし笑ここの攻めがイイ顔してるんですわ〜というか、攻めは何枚も上手な感じで、昔の男はお呼びじゃない感が強いです。顔面はいいんですけどね、受けを振った経緯がひどすぎるので、許せないですね。そんなこんなで、家に帰ってからのエピソードも好きだ〜!とりあえずほっぺぐにり。攻めの惚れた発言に大歓喜…!やっぱり攻めも自分が受けのことかわいく育てた自覚あったことが発覚する!ヤキモチ妬いた妬いてない論争もいまさら違うと言っても不毛だな、で渋々認めるんですけど、俺愛されてる〜!な受け本当に可愛くて可愛くてたまらんのやけど。攻めからの好き、浮気するなよ発言ご褒美すぎる。ご褒美の後はたっぷりと美味しく頂かれてしまった受け。この2人、本編ではレスってましたけど、攻めあの期間相当我慢してたんじゃない???受けのこと大好きやんか…正面から抱っこするカット前作にもあったんですが、めちゃくちゃ好きですね。この攻め表面的なわかりやすい優しさは見せないくせに、キスとか抱っこが甘いの反則だよ。なんか、このハツカレ氏に今後も引っ掻き回されそう??なところで終わってて、つ、つづきを!!!続きを描いてくれ〜!!!って叫びたい。全然知らなかったんですけど、この漫画で続いたシリーズもうすぐ一冊の本にまとまって、書き下ろしもあるらしい。楽しみすぎる〜!!電子配信いつだろう〜要チェックなんだけど。そこでこの2人のその後がさらに見れたりするんだろうか〜わくわく
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  • スキが言えない、愛してる 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    夢の続きはここに
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんと挿絵も担当してくださっていた街子マドカさんが、続きを漫画で描いてくれていました!!!な、なんて美麗な…攻めは眼鏡かけてると遠目で見たらちょっと地味な雰囲気もあるのに、ベッドではすんごいやり手な感じになってるし、神経質そうなところが出てて頭の中で思い描いていた攻め原作の設定原文ママで飛び出してきた感じ!!!受けはおバカな感じは引き継ぎつつも、とんでもなくかわいい!!!これは惚れるわ…ちょびっとワガママそうな小悪魔顔がたまらなく可愛くてなんでも許してしまいますね。ていうか、こんな明るくてかわいい受けに振り回されてみたいわ。一緒にいて楽しいでしょうね、攻め…あなたとんでもなく可愛い子ゲットしましたわよ。いや、でも育てたのは攻めなんだよな…私が見せていただいたこのかわいい受けは攻めが頑張って育てた成果なんだな…晴海×遼一カプもチラッとお見え!いや、上品×上品に目が焼かれるわ。あけすけな脩のセリフに赤面するの攻めも受けもかわいいカプだ。マスターも渋くてかっこいい。とにかく出てきた登場人物みんな顔面がいい。みんな好きだ。いかん、内容について触れる前に絵への感想が終わらない…本当に最高なんだ!!!本編はですね、なんとあのシーへ本当に行きましたあの2人。はしゃいでる受け、本当に可愛くて、攻めはお澄まし顔なんですけど、受けのこと大好きなの私は知っているからな!!!攻めは本当はこういうところ興味ないのも知ってる。ああ…愛だ…。結局攻めの愛の言葉は花火とともに飲み込まれました。う、うわーずるい〜でも、2人が幸せそうなのでOKです。ラストシーンのみんなの前でキスする2人とか、幸せすぎるでじょ。なんか、受けだけじゃない。攻めもだいぶ変わったよね???公衆の面前でキスするタイプの攻めではなかったと思うんですが、あんまりにも愛がほしい、好きが欲しいっていうから、誓いのキス的な感じでしてくれたんですか!?その辺攻め様どうなんですか!?突撃インタビューしたら睨まれておわりそうだ。
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  • キスができない、恋をしたい

    崎谷はるひ/街子マドカ

    攻めからのかわいいは愛してるのsign〜
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受け想像以上におバカだった笑まあ、攻めが呆れるのも仕方ないというか…でも、准くんが通ってる私立に通っていたのなら、受けも地頭は悪くないのでは!?(准くんへの信頼性の高さ)なんか、初恋の人もだいすきだいすき、受けかわいい〜してくれてたのに、共学になったとたん目が覚めたはマジでないと思った。。学生とはいえ、残酷すぎるおわりかたでしょ…かわいそうな受け…その後、受け自身のズボラさ、面倒くさがりも相まって、良い人にも出会えず。。奥さんがいたタカシはぜっったい良い人ではないでじょ。悪人ではなかったかもしれんし、小心者はそうかもしれんけど、良い人では無かったろ!(憤怒)ふられちゃった〜うわーん!まではまあ、受けも悪いところ多々あるし、擁護できることばかりではなかったんだけど、なんでこんなにかわいそうな気持ちにさせるんだ。多分わたしが受けのこと好きだからですね。なんか憎めなくて、かわいいなと思ってしまう受けです。攻めとホテルに行くまでの流れマジでめちゃくちゃすぎて笑った。しかも、そこで攻め思いっきり受けに落ちてるじゃん!きっちり人生設計立てて、ずっと一緒にいる未来考え始めちゃってるじゃん!!!攻めからのお前のウンって言い方かわいいな…は、超カッコよかった!!!言うタイミングが良い。俺たち付き合ってみるか?も軽い感じだったんですけど、最後まで好きだって言うの照れくさくて言えないような攻めですから、本当はこの時点でかなり本気だったことがわかります。ぎょえーなんだこの攻めはよ〜!!!なんでこんなに受けを夢中にさせるのが得意なんだ〜!!!めちゃくちゃ愛されているのが伝わってくるお付き合い編。始まり方無茶苦茶でも、こんな未来に辿り着けるなんて…イヤなことはちゃんと受けにわかるように伝えるし、見た目に反して優しい攻めでした。ただやっぱり一回くらい好きって言って欲しかった!!!攻めからの好き欲しかった!!!!取引先のお姉さんにも名前伝えてるくらいだから、攻めも本当はかなり受けのことすきだろー!!!いろいろめんどくせーから伝えたみたいな流れになってるけど、攻めだって少しは恋人のこと誰かに話したい気持ちあったでしょ!?素直じゃない攻めです。全然お休み取れなくなっちゃって可哀想だった。過労死に気をつけて…。攻めはもう少し受けに言葉で気持ちを伝えてあげて。そのほかはかなりスパダリでした。
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  • 恋愛証明書

    崎谷はるひ/街子マドカ

    嘘がつけない人だから
    2025年4月20日
    攻めはとっても素敵な男の人なんでしょうね。子どもが好きでも、お迎えだとか、食事の介助だとか、実際的なことは苦手だったり、ママに投げてしまう人っていると思うんですけど、いつも准くんのことしっかり見てて、仕事が忙しすぎる中、よくやってるな〜すごいな〜と思います。ママより家事が得意で、息子も懐いてて…これは奥さん、ちょっと引け目に感じても無理ないというか、拗ねたくもなります…。おまけに夫とは夜没交渉だし。でも、攻めは自分のセクシャリティに悩んだのが初めてで、自分のこと誰よりも自分がわかってないようなところがあって、危なっかしくて見てられない。初めて止まり木で会った時、ホテルに行って抱きたい方?抱かれたい方?って真剣に受けが聞くんですけど、この攻め受けにめちゃくちゃ愛されて、うんと愛でられるパターンもあったのかと思うとそれはそれで最高なんだがー!!!!この攻め、母親が再婚した時にはすでに立派な「男」だったんだと思いますね。義父はそこに母親のかつての結婚相手の姿を垣間見て、優しくできなかったんではないでしょうか。などと妄想しており。家族の愛に飢えてる人なのに、自分の家族を壊してしまったことに泣いてる攻めめちゃくちゃ見てられんのやけど、甘やかして慰めていい子いい子してあげたくなるー!!!受けはその後やっぱり泥沼かいって感じで。想像以上に切ないお話でした。一年も…よく音をあげなかったな、受けよ。会うのはホテルだけ。月に2回。それ以外のプライベートな誘いなし。自分から会いたいと言った事もなし。ピロートークなし。うわーん(涙)攻めもこの関係どうにかしたかったはずなんですが、仕事も忙しいし、いつも自分の都合で振り回してるからもっと甘えて欲しいとも切り出せず、受けは限界へ。受けが自分なんて攻めにとっていても居なくてもいいみたい。いずれ、別れる人なんだし…と決めつけてるのがほんと切ない〜…もうこれで最後って決めた日に、好きってどさくさ紛れで言うのとか、それにドキッとして掘り下げようとする攻めとの攻防戦悶えた。ただ、お風呂場行ってからが長くない?落ち着かないんですけど!?笑めちゃくちゃすれ違いLOVEでした。本編〆た後の攻め視点も最高で、なかなかイチャラブ出来てないけど奮闘する攻め素敵でした。一足跳びに同居とか結婚とかの前に普通にデートしてる2人とかも見たかったけれど、どこで見れますか!?
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  • 【合本版】ブルーサウンドシリーズ

    崎谷はるひ/おおや和美

    個人的には一位江上×京、二位嘉悦×藤木
    ネタバレ
    2025年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 役3週間ほど?どっっっぷりとブルーサウンドシリーズに浸らせていただき、ありがとうございます!!!面白かった〜!最初と最後に読んだカプが一番好きっていうね。特に最初のいつまでもこんなお付き合い続けていけるわけないじゃんとか言ってる藤木さん、最後まで読むとかなり捨て鉢というか、普段こんなこと言う人じゃないってわかってるから、すごくしんどいんだよな。嘉悦さんがなんとかやっていこうと説得するも、あんた重いんだよみたいに言うのとか。そのあと嘉悦さんは結婚しちゃって、それを遠い風の噂で聞くみたいなのもキツい。その後も勘違いしたまま再会して、なし崩しに。めちゃくちゃ大人たちの恋愛だ!それでも、足掻いて今度こそ間違えない!な嘉悦さんが好きだ。2人ともお互い以外を知っちゃったことは切ないし、嫉妬に身を焼かれそうな事もあるに違いないんだけど、それをもう嫌な形でぶつけ合わないのが素敵だ。番外編なんかもヤキモチ妬きつつ甘かった。大好きな2人だ。最後のお話では江上さんが謎めいた男としてチラチラ登場していたのが、しっかり解き明かされて大満足!2人の出会いとか、お互いにお互いの存在を尊重して、ずっと心の支えにし続けていたというエピソードすんげえ好き。好きなくせになかなか江上さんが落ちてくれなくて、切ないやら寂しいやらもどかしくてキュンとくる。うーん最高!江上さんもっと歳上設定だったかもしれないんだよね。出てきた攻め達の中でも一際夜凄そうだ。はじめましてから二ヶ月か…もう手を出すにしても遅すぎるくらいか?みたいな台詞味がありすぎて、これは歳上の攻めにしか口にできない台詞だわッとめちゃくちゃ顔熱くなった。疎遠になった経緯は辛いんですが、恋人になるまでの流れが好きなお話です。あーこの2人も続きが欲しかった!3位は和輝×ショーイかな。ショーイさん癖強でなびかない猫みたいな感じで、高飛車かと思ったら本気の恋愛は慣れてなさそうで可愛った。受けが可愛かった。瀬里、朝倉はちょっと面倒くさい受けだと感じた笑大智さんもあちゃこちゃ手つけてそうな感じが…ケンカした時の態度もなんかちょっと…ケネスは好き。和輝も最初に出できた時はいじめっ子で好きじゃなかったけど、その後活躍して好きになった。山下×一葡も普通に良い。最後の話が一番好きかな。お店関係なく面白かった。崎谷はるひ先生の本これからたくさん読みたいと思いました!
  • 最後の一滴 「一滴、もしくはたくさん」番外編【電子限定版】

    沙野風結子/湖水きよ

    続きが漫画で出てたんだ〜!
    ネタバレ
    2025年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 続編があったとは。ノーマークでした。やっぱり漫画じゃなくて、小説で続き書いて欲しかったかな〜すごく淡々としてますけど、受けにとって攻めはなくてはならない大切な人で、結構本編の方でも受けは攻めのこと好きになってからは甘かったように思うんだが。弟にも攻めは俺のだからみたいなことを言っていたような…(あやふや)兄LOVEな弟も健在。この3人の奇妙な関係だいすき。やっぱり攻めのヤキモチって良いよね〜!話の内容めちゃくちゃ良かったのに、攻めめちゃくちゃオジサンぽく描かれてて夢みがちな女にはちょい厳しいものがあったのでその分星マイナス。受けの素直じゃないところとか、攻めの受け放っておけない世話焼きみたいなところもっと見たいよ〜!
  • 渇仰

    宮緒葵/梨とりこ

    達幸が本当に幸せだと思える世界〜狂愛〜
    ネタバレ
    2025年4月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 宮緒先生の作品のなかでも特に狂気的な愛、執着攻め、ヤンデレ攻め。受けは絆され愛、とでも言うのかな。攻めに復讐しようと思って達幸との同居を受け入れます。最初の頃、受けの気まぐれで攻めのこと呼び出したりとか、大事な顔合わせがあるのにそれ潰しちゃうような真似させてたのが可愛く思えるくらい、攻め本人がヤバいです。そんなの全然痛くも痒くもない。とにかく明良、明良、明良〜!!!!俺の明良!他の雄は排除!2人だけの世界!!!みたいな感じで、攻めと日常的に普通な会話を交わす受けは出てきませんでした笑一度はカン・キンもしちゃうしね。そうしないと生きていけないって感じで、攻めの望むままにしてあげられないことがだんだんと可哀想にすら思えてくる。でも、やっぱり達幸にはまだ人間の世界で輝いてほしいからさ。1巻目の最後のお話では30代になったパパ役をこなす達幸も出てきます。最初に思ってのは、良かった、10年経っても受け生きてる!ということでした。受け、抱き潰されてなくて良かった。すっかり大人になっても攻めは全然変わってなかったけど。同人誌を纏めた一冊ということで、渇欲の方は本当に濡れ場が多いです。達幸の家族の話とかは面白かったけど、振り回されてばかりな受けとマネージャーが不憫だったかな。まあ、宮緒先生の代表作と言っていいと思います。これを読めば宮緒作品に流れる狂気的な攻めの血が、他作品にも流れていることがわかると思います。もう少し正気な攻めも見たかった笑
  • 悪い男は飼い馴らせない

    成宮ゆり/桜城やや

    攻めが何考えてるのかわからないすぎた
    ネタバレ
    2025年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 途中まで面白かったのに、後半はなんかもう、全然面白くなかった。びっくり。攻め×攻め、ええやんええやん、と読み始めたはずなんですが………。攻めは自称無職のカメラマンで、それもきっかけがあったから知ったって感じ。本当にな、この攻めが何考えてるのかわからないすぎて…最後まで読むとこの攻め受けのこと2年も前から事務所の近くで見かけてて、行きつけのお店で偶然会って、粉かけてみたりもしてたことがわかります!西垣さんに俺がいない間、手出すなよとか言うくらいですから、攻めの片想いだったようなんです。…なんですけど、なんかこの攻め太々しくて笑そんな、片想いとかいうものに胸締め付けられてなさそうだし、恋愛が生きることの軸じゃない男の感じがするんですよね。まあ、それはそれでカッコいいんだけど、わたしゃBLが読みたいんじゃわ。なので、初めてえっちした時もなんか西垣さんからわざわざ嫌なこと言われたり、されたりして傷ついた受けのことただ慰めてくれただけなの???なんなん、そのあとも一緒の家に住んでるのに、全然距離縮まらないんだけど???という感じで、攻めがタイプじゃなかった。ここまでの謎はいらなかったです。西垣さん酷いの知ってるのに、ちゃんと牽制してくれないので、受けは何度も嫌な目に遭うし。なんなら攻めもカメラ盗まれてるし。西垣さんにお灸を据えるのはもっと速い段階から刻んでいっても良かったよね??なんだかんだ自分のカメラの師匠の息子だし、カメラマンとしての腕は買っていたということなんでしょうけど、本当にそれだけなんですかね。全部語りが西垣なもんで、攻めからの言質取れていないんだが…。攻めが何考えてるのかわかりにくい!!初めてえっちした時の嘘でもいいから好きって言えよって言われて、好きだよオウム返しも酷いし、甘くないんですよ。受けは自分から誘えないくらい自信もないし。もっとたくさんキスしておけばよかった…だからね。初エッチの感想それ悲しすぎん???最初の段々と単なる同居人からランクアップしていく感じとか、受けの仕事のお手伝いしてくれて攻めとの仲が一歩前進するとかはすごく良かったのに、恋愛面は結構ひどかったかな。攻め自体は別に悪い男ではなかったと思う。本命には不器用で日本にいないだけで笑まあ、でもこんなに受けを悩ませた点において悪い男なのか??これからはお互いに告白も済ませたし、ラブラブでいてくれ
  • 錬金術師の最愛の悪魔

    宮緒葵/麻々原絵里依

    雑誌掲載分とんでもねぇところで終わってる
    ネタバレ
    2025年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。本当に雑誌掲載分だけだと、えっ…!?ルベドどうなってまうん!?(涙)てなるから、先生単行本一冊分書いてくださってありがとうございます。意外にもメリクリウスあんまり出てこなくて、もっと現世を引っ掻き回して欲しかった!笑とか攻めがヤキモチ焼いて拗ねるとかプリーズ!!!とか思いましたけど、神々の話までやってたら到底終わりそうにないので、、あとがきに出てきた日記とかも読みたいし。お話は本当に不憫な王子な受けって感じで城の誰からも大切にされないし、錬金術狂いとか言われて軽んじられてるのが可哀想だし悲しかった。でも、攻めがありったけの愛を注いでくれるので、それだけで受けは生きてこられたんだ。愛し、愛されてな関係の理想的なカップル。でも、前半がとんでもないところでおわっちゃって…!!!無垢なルベドはもういなくなってしまいました。瞳には暗い陰が過ぎって、受けを愚弄する者にはもう容赦しません。王族にもたくさんの罰を与えました。この辺の攻め闇堕ちダークゾーン感はやろうと思えばもっと出せたと思うんだけど、お話自体の設定が色々と入り組んでいることもあり、案外アッサリめ。この先生が書くダークに堕ちた暗い感情を持つ執着攻め好きなんですが、受けからも同じくらいの愛を返されて、最終的にはハッピーエンドです。二人とも人外となった事によって、あの城で永遠に仲良く暮らすんだろうなという感じ。やっぱりまぐわった事は周知されるスタイル。なんといっても宰相のジョセフさんが成長するというのがお話として面白かったかな。攻めは始終わたしのフレイ様…わたしの最愛…みたいな感じで好きな攻めだった。受けもちょろいかもしれんけど、逆行をモノともしない強さを持った人で気持ちいいです。かなりオススメです!
  • 蜜を喰らう獣たち

    宮緒葵/笠井あゆみ

    シナトもイービスも好きな攻めだった
    ネタバレ
    2025年3月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 実は何回も読もうと思って挫折した作品。最初のファンタジー満載な世界観についていけなくて、犬とか蜜花とか…うーん……で、やめちゃって、そのあとしばらく(2年くらい)積んでいたのですが、今!読めそうな機運の高まりを感じ、無事読了!!!こんな感じで、なんか今気分じゃないかな〜で積んでる本たくさんあるので、ひとつずつ読んでいきたいッ蜜花は雑音を癒すためのいわば道具なんだけど、蜜花を道具として使わない、使えない攻め。そんな攻めを見ていて、嫉妬やらいつか奪ってやるからな闘志メラメラなもう一人の攻め。個人的にはファビアンがちゃんと苦しめられて終わるシーン欲しかった。受けに嫌味ったらしいこと言ったり、シナトにもらったブレスレット取ったり、結構イラついたので、調子こいてんじゃねえぞ!と思った。そんな受けを助けにきてくれた攻めは、この時どんな役割なのか全然わかっていなかったので、意味ありげに何度も出てきて3Pものだと知りました。たしかに表紙も3人だね!(今さら?)なんか本当にイービスから奪われるまでシナトは煮えきらない態度な感じで、最終的にイービスの方が好きだったかも。。エリヤとのいざこざもあったしね。珍しいパターン。兄弟ものは好きなんですけど、この二人は、シナトの葛藤が長かった。なんかストレートに愛してくれそうなイービスの方がいいかな〜お話的にもシナトが攻めなのが王道だと思うから、若い頃はまず思わない感想だと思う。最後の学校に通ってるナギはよかったよ!毎日二人に送り迎えされて、たっぷり愛されて〜花園での日々は夢だったのかと思っちゃう。異能だの、なんだののくだりがなかなか入ってこなかったけどそれ乗り越えたら面白いです!
  • 魔神皇子の愛しき小鳥【特別版】(イラスト付き)

    宮緒葵/みずかねりょう

    愛しき我が小鳥
    ネタバレ
    2025年3月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かって3時間?とかぶっ通しで読み続け一気読み!!超面白かった。大体主要なロボものアニメも履修済みなんで、情景が頭に浮かんだし、敵陣営と自陣の関係、愛憎入り乱れる一方的な恋、兄弟の確執、死んだはずの想い人…などなど面白いポイントたくさんあるので、みんなどれかは刺さるはず!個人的には「金糸雀の君」呼びはかなりすき。高貴なるお方に金糸雀の君!とか呼びかけてぇ〜その呼び方はよしてくれよ、とか言われてぇーーー!!!名前を呼ぶことすらも禁止ですか…そうですか。一番好きなシーンは、攻めが受けを取り戻したと思ってたのに、朝目覚めたらどこにもいなくなってて、パニックで部屋中ひっくり返しちゃうシーン。ベッドの下、カーテンの影、お風呂の中…そんなとこにいるはずもないのに。カイを見て、良かった、やっと見つけた…って言うんだけど、この時の攻めめちゃくちゃしんどいよ。この世の全てをそこに置いてきたみたいな目してるよ。ほんで、僕はヴィルベルじゃありませんよ…って受けが言うのがまたツライ。正気に戻った攻め、そこからはじっくりじわじわ時間をかけて、受けを追い詰めていきましたけど、攻めが孤独じゃなくなってホッとした。その後、すぐに受けが心配になった。いや〜フェニクスにお前しか頼れないんだ!みたいな事言ったら、攻めが何?顔するし、18年分の思いぶつけられるし、最終的に孕ませてずっと一緒にいるエンドですからね。ちょ、ちょっと狂気的…???戦闘機に宿る魔人達にはまぐわったことまで筒抜けだし。は、恥ずかし〜!でも、幸せ〜!宮緒葵先生はだいぶ久しぶりに読みました。むかーし、攻めが記憶喪失になっちゃうやつとか、やっぱり執着攻めのとか何個か読みましたが、その時はどハマりはしなかったんですよね。そこまで執着攻めスキーでもなかったしな。でも!今!!沼に片足突っ込んでしまった予感がしてる!!!ちょっと狂気的なくらいの愛…すきかもしれない。全力でオススメします!
  • 寺野くんと熊崎くん 【電子限定特典付き】

    依子

    ときめかなかった
    ネタバレ
    2025年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻が出たということで、とりあえず1巻をおさらいしましょうかね!と思って開いたら、なんで自分これ買ったんだっけ……と思うぐらい合わなかった。多分、2〜3年前に買ったと思うんだよね。その間に自分の好きなものが変化したのか、あの時も広告とかみて買いたくなったのか……今となってはわかりませんが…。受けがカラオケでバイトしてる姿とか、攻めのこと気遣って家に遊びにきてもすぐ帰ったり、受けは好きなところもあったんだけどな。でも、実は純情で優しくてイイ子です!だけでおわっちゃって、もう少しギャグに振り切れてる本とかだったら良かったかな。そもそもだけど高校生ものがもうあんまり心惹かれないのかもしれない……。あと攻めが飄々としてる感じ、あまり好きじゃなかった。爽やかな生徒会長、、とありますが、うーんなんかめんどくさい人に感じてしまった。絵柄かもしれないけど、それが魅力的に映らなかった。
  • シンプル・イメージ

    砂原糖子/円陣闇丸

    あんま余裕ないって素直に伝えてくれる攻め
    ネタバレ
    2025年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんか作品全体に漂うノスタルジーな雰囲気。ど田舎の海が近い街。遠くから眺めているときは、どんなものも綺麗な見えるけど。工事の時から話題になっていた新築のマンション。越してきただけで、あの人ってどんな人だと思う?と話題になる程、小さな街。人々の素性は割れ、プライバシーなんてあってないような、秘密を抱えるには優しくない街。でも、攻めは全然そんなこと気にしてなくて、意外にも話はそういう方向には向かいません。なんか、すごく大人っぽい考え方する攻めだな〜と思った。…でも、やっぱり、喧嘩するたびにまだ子どもなんだなってわかる。そんな人です。受けが10年も砥綿さんのこと思っていたのは、どうやってもなかったことにはならないし、今更どうこうなるでもないのですが、宣戦布告みたいに恋人宣言したり、嫉妬が止められない攻め。次の男とはあっという間にゴールイン?っていうセリフ、すごく子供っぽい。時間なんて、関係ないのに。同じだけの時間遠回りしてたら、2人はいつまでも恋人になんてなれないじゃない。なんていうか、思いの「質」みたいなものが、軽く見積もられたように感じて、プラトニックなままずっと思い続けていたのが、純愛、本当に心からの愛みたいに見受けられたのかな…。そんなふうに考えて自信無くしてしまった攻め切ないよ。しかも、受けは追いかけてこないしな…それに攻めは攻めで受けについちゃいけないような種類の嘘つくし、年齢だとか肩書だとか大人になると本当にめんどくさいことばっかり。それでも、攻めがすごく優しくて、自己主張のあまり強くない受けのこと良く見て、最終的に歩み寄ってくれる人でよかったよ。受けも随分と攻めに懐いて、かわいくなったし。そんな可愛いところみて、砥綿さんもグラッときたんでしょうからね。あそこで砥綿さんとキスしてほしかった。砥綿さん、私の中ですごくイイ男設定なんだよね。。受けが10年も好きだったような人ですよ???今は攻めだけだけど、2人のキスみたかった…最近、受攻固定厨だったとは思えないくらい、とにかく受けが攻めに愛されてほしいという気持ちが強くて困る。まあ、受けがあんなふうに人に甘えられるようになったのは攻めのおかげです。これからもあの海辺の街で2人仲良く暮らしてほしいなぁ。攻めにお見合いとか結婚の話とか持ち上がりそうだけど、2人で乗り越えてほしいなぁ。
  • 甘えない猫 【イラスト付】

    成瀬かの/高星麻子

    笑顔あふれる日々が待ってる
    ネタバレ
    2025年3月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けはつらい事故で母親を亡くし、お父さんも自分のことを認知してくれていませんでした。お母さんはそんな複雑な身の上を、受けがもう少し大きくなって、受け止められるようになったら教えてくれるつもりだったのかなぁ…でも、受けから知りたいと言わなければ、いつまでも何も言わずに過ぎていきそうな気もする。そんな生い立ち複雑受けです。攻めは世話焼き体質で、昔の恋人上谷さんに振られたのすごい可哀想だったー!!!え〜ひどくないですか???もっと好きな人ができたからじゃーねーみたいなの、あたしの中にはない別れ方ですね。どこか嫌いなところがあるとか、直してほしい、価値観が合わないとかでもないのに、好きな人が別にできてしまうというのが解せんな…本当はいろいろいいたいことあったけど、攻めのこと傷つけないように言わないでくれたのかなぁ……なんていうか、恋人いるのに、別の人好きになってしまうのは、浮気性っぽいかんじして、上谷さんに対する印象は良くないですね。周りにそういう友達いたら、距離置いてしまうかもしれない。一緒にバーに行って新しい出会い探そうとしてくれたのも、あわよくば今彼よりさらにイイ男探したかったからでは??としか思えず、やっぱり上谷さん恋人としては好きになれない。サバサバしてて面白い人なのかもしれないけど……でも、昔の恋人に会って、あー恋してぇ〜〜!モードに切り替わった攻めは可愛かった。この攻め、甘えるのも甘えさせるのも好きな人みたいで、もし恋人ができたらの妄想がかわいすぎた。受けとのイチャラブが少なかったので、ぜひ恋人になった2人を見せて欲しかった。玄二さんも飽き性っぽいですけど、幸せになってほしいな〜この3人がカフェで働いてるシーンとかも見たかったかも。ま、そんな感じで読みやすくサラッと読了です。あんまり、甘くない話だったので、星は4ですが良かったです。
  • 英雄はアンブロシアを喰む

    小綱実波/円陣闇丸

    汝ら天を揺るがす破とならん
    ネタバレ
    2025年3月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かったんですけど、世界観に周波数を合わせるのに時間を要し、なかなかのめり込めず、上下巻読むのに1ヶ月近くかかりました。でも、その分長くこのお話を楽しめたかな、と思っております。藍さん、役者としては物足りない…もっと我を出していかなきゃ、エキストラみたいになっちゃうよ?とか言われて、かわいそうだった…芝居のダメ出しの中でもかなりキツい部類じゃない?なんか、自分じゃなくてもいいんじゃないか。役者になりたい人なんかたくさんいるんだから、誰からも求めてもらえなくなってしまうんじゃないか。そんな不安も吹き飛ぶ異世界転生。正直ユウトくんは、八つ当たりで怒ったり、ヤリちん暴露したりと話が進むごとにうわ〜ってなって好きじゃなくなってしまった…藍のために身体はっていろんなピンチを乗り越えてくれたその男気に拍手。その他、脇を固めてくれた大好きなキャラクター達ありがとう!シメオンが藍に並々ならぬ想いを寄せていて、あまりにも不憫で見てられんからセルジオスと結ばれてくれ!!!神殿兵士同士仲良くして…電子特別ショートでセルジオスだけ白けた顔してるの、藍とニキアスがあまりにも熱々すぎてまーたイチャイチャしてる、みたいな感じで呆れていたからですよね!?そんな2人をみて切なくなってしまうシメオンをよしよししてくれるのはお前だけだーー!!!!(ハァハァ…息切)あと、カイロスね。お前…ニキアスに向けるそのクソデカ感情、重すぎるだろ!結局ニキアスのこと大好きで、300年ぶりに会えたのに挨拶にも来ねえし、寂しかったんですよね!?カーッかわいいやつ!ニキアスのこと、もっと知りたいから藍のことも知りたいし、奪ってみたいなの、沸る。正直3P欲しかった。カイロスともガッツリ交歓してほしかった。その時、どう思うのか聞いてみたかった。さらにオケアノスさん。藍発見時の興奮状態怖かったけど、なんか古の神子って感じがすごく出てた。愚かで力無い人間を愛いっていう感情表現がいいなと思いました。最後にニキアスさんですが、誓いを守り抜いた男。カッケー!イーサンっぽいところも、神子っぽいところも全部合わさって今のニキアスなんだ。何度ボロボロになっても立ち上がる。天使みたいに綺麗じゃないところもたくさん見せつけられたけど、2人の運命に乾杯、合唱です。2人が最後まで一緒にいるエンドを迎えられて感無量だよ。髪が短くなったのもすきだよ。
  • 図書館戦争 LOVE&WAR 番外編

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    みんなのジュエルボックスは?
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小牧さんが若造にヤキモチ妬く話すきーーー!!!あの小牧さんがだよ!?職員専用階段の踊り場まで連れて行かれて…足元に転がってるファイルエロすぎでしょ。普段そんなふうに余裕のない小牧さん見れることそうないので、胸が熱くなりました!堂上教官のジュエルボックスのお話もすきーー!えー、これ結構初めのほうじゃない?かなり序盤から郁のこと意識していたのが伺えます。人に言えない夢って、一体どんな夢だったのーーー??!!漫画では手を繋いでいるカットでお茶を濁されていますが、結構赤裸々な夢を見ていそうな堂上教官。しかも、このころはマジで跳ねっ返りの生意気新人な郁ですから、心の奥底では想っていてもなかなか現実が追いつくまでに至らなさそうなのがなんとも。手塚に告白された事件とかあったよねー!あの時の堂上教官の心境詳しく知りたいわ。勝手にしろ、としか言わなそうだけど、内心めちゃくちゃモヤモヤしてそー!!最後はなんかもう、登場人物たちみんなの幸せって感じで大団円です。最終回でも出てきた緒方さんや、玄田隊長にも幸せになってほしいものです。いつまでも見ていたいけど、ここで本当のおしまいです。。連載十三年に慄いた。かなりのご長寿番組よ???これからもたくさんの作品、楽しみにしております。
  • 図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    いつまでも、おわらないでー!!!!
    ネタバレ
    2025年3月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ つい最近アニメ図書館戦争を見て、めちゃくちゃ懐かしくなり、とりあえずアニメの続きにあたる番外編を購入!漫画の絵柄とっても郁がかわいくて、小説で読んでいた時のガサツで山猿な感じ(笑)はすこしマイルドになっているけど凄くいいです!番外編は郁と堂上教官が恋人になった病院のシーンからスタートするよ!いや〜この番外編は本当にご褒美と言っても過言ではないよ…あの2人があんなにラブラブになって……なかなかキス以上の関係になれなくて、ヤキモキしてる堂上教官とか、図書館戦争スキーはみんな見た方がいいよ!?そんで、柴崎手塚編もめちゃくちゃしっかり尺とって丁寧にやってくれてます!あの意地っ張りだった口車クイーン柴崎陥落!笑事件自体は重くて苦しいんですが、素直になった柴崎は本当にかわいい。キャンプとかプールに行く話とか最終回の郁の地元に行く話とかは、原作読んだのが十年以上前のことなので正直覚えていないのですが、結構漫画オリジナル要素あったと思うんだよね〜でも、キャラクターの個性が損なわれず、上手いことハマってて弓きいろ先生マジ天才だと思う。あとがきで有川先生も大絶賛!読み終わっちゃったことが寂しくて、もうみんなに会えないんだ〜と思ったらまだ特別編?みたいなやつがまだ一冊あるみたいだから、それも買う!無印もポイントに余裕が出来たらすぐ買う!!!原作も読み返したい!!!いや〜有川先生の自衛隊三部作とか図書館戦争のブーム、数年おきに何遍も来るんですよね〜!紙の本手放したこと後悔するんですけど、いつでも電子書籍で買える安心感があって、良い時代になりました。少女漫画のコッテコテなイチャアマラブは苦手ですけど、図書館戦争は好きだ。ありがとうございました。
  • 塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~

    弓きいろ/有川ひろ/有川浩

    大人しくて可愛いだけの女じゃないヒロイン
    ネタバレ
    2025年3月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりに読み返したくなり、小説で読んだことあるけど、漫画も出てたんだー!と嬉しくなって購入。この先生、図書館戦争に引き続き、塩の街もコミカライズしてくれてすっっっごく嬉しい。可愛い絵柄なんだけど、お上品で清楚な女の子描くのうますぎひん!?秋庭さんの寡黙で強面な感じ、でも堂上教官よりも堅物すぎなくて家ではだらしなかったりするところすきですね!弓きいろ×有川ゴールデンコンビすぎて、ずっと大好き。結構、原作も人々が塩害で亡くなっていく様子とか、近所のオバサンの優しくなさには痛めつけられた記憶あるなぁ。初めて読んだの中学生とかだからね。主人公の女の子に気持ちが移入しすぎて、つらかったなぁ。まず、一話に出てくるカップルの話で号泣するからね。でも、グリーングリーンの歌教えてくれて、あんなふうに優しくしてくれる歳上の男の人…好きになるでしょこれは……!!!!あそこボロボロ泣いた。そんな中、秋庭さんは世界を救うために、一度は捨てた世界を立て直すために行ってしまう。この辺の、主人公の無力感もキツいんだよな。ただ、待ってるだけの女になりたくないよ。秋庭さんの「自分の視界に映る範囲にいるヤツで、自分に救えるヤツは守ってやる」みたいな一貫した態度好き。あくまで自分とその周りに対しての行動であって、世界を救うだの変革だのと御大層なお題目掲げたりとかそういうことしない人なんよ。とても現実を生きてる人だ。でも、自分の行動の結果、世の中に与える影響についてはちゃんと視野に入れてる…大人すぎない???自衛隊の航空パイロットあまりにも理性的。そんな理性的なところ大好きだけど、それで彼女を不安にさせた面もあると思うよ。2年近くもたまのキスだけで、好きだよ〜とかも言ってくれないし、それ以上の関係に進展しないの切なすぎるから!からの喧嘩。秋庭さんのお父さん、いらないならあたしに下さい。あたしのほうがずっと大切にするから!!とかキッツイことも二十歳越えるとね、言えるようになるんだわ。まあ、なんて似た親子だこと。クーポン使って一気読み〜とても面白かった。この頃の有川先生の作品、やっぱりすきだなぁ
  • インディゴの気分

    丸木戸マキ

    これ読んで城戸さんのイメージ変わった
    ネタバレ
    2025年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ インディゴの気分で、これまで読んできたポルノグラファーで何度も意味深に登場してきた城戸さんのことが丸わかりです!好きな人は読みましょう!でも読むと少し夢打ち砕かれちゃうかも!?ゼミの教授の葬式から始まります。学生の時の受け、ポルノグラファーに輪をかけてイヤなやつで、ちょっと読むのイヤになりましたがここで負けてらんねえー!!!!という一念のみで読み切った。人の女寝とっておいて、別に僕のモノでもないし、お好きにどうぞはお前一発殴らせろムカつきマーク×10000だった。本当にここで受けめちゃくちゃ嫌いになって、目的のある小説はただの道具だ。文学とは言わないって言うのも文学崩れが何ゆうたんねん。お前が思ってるよりみーんなお前のこと知らねーからな怒りって感じで、この時代の受けとことん合わなかった。まあ、お父さんから認めてもらえなくて、そのまま死に別れてしまうし、受けも辛かったんでしょうけど、態度と世の中舐め腐った感じの顔つきが気に入らず、攻めがこいつぐちゃぐちゃにしてやりテェって気持ちで仕事紹介したんだ、とわかった時にはすっとしました。全然親切心からじゃありませんでした。もうこの時点で2人が本当に恋人になるなんて無理だったんだな〜と腑に落ちましたね。攻めは受けのことが羨ましかった。自分はああはなれないって学生の時思い知ったから。そんな人間が久しぶりに会ったら全然人生上手く行ってなかった。しかも、自分の仕事馬鹿にしてくるし。思いつきではありますが、攻めも自分の人生掛かってたので受けを利用しました。そのままあの子と結婚するのかと思ったのに、結局受けと微妙な関係ズルズル続けて、しまいには自然消滅みたいになって、城戸さんは別の人と結婚します。その辺は結局曖昧なまま物語は終わってしまいます。城戸さんのプライドとか内面の整理がつかなかったことが原因ではないかと個人的には思う。だって受けは攻めのこと思ってひとりえちしたり、結構城戸さんのこと真剣に好きだったと思う。城戸さんの狡さ、覚悟のなさ、受けの才能に対する嫉妬が複雑怪奇に絡まった結果、恋人ではいられなかった。城戸さんのこと好きでしたが、結構最低な人でもあった。そしてもちろん優しい人だった。そういうことが包み隠さず書いてある。城戸さんの中にはきっと一生木島理生の席があるんだろうな。逆もまたしかり。でも、もう何もかも全部おわったことだ。
  • 續・ポルノグラファー プレイバック

    丸木戸マキ

    月の満ち欠け
    ネタバレ
    2025年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作は遠距離恋愛なんて…この2人うまく行くのかしら?という感じでおわりましたが、続きがありました。間にインディゴの気分が発刊されていたようなのですが、わたしは続編をいの一番に読みました。そんなに影響らしいものはないかと。んで……やっぱり、上手くいってないんかいいぃぃ!!!はい、この2人遠距離恋愛上手くいってませんでした。攻めがブチギレて、限界顔で長台詞垂れ流すところめちゃくちゃ面白いんでみんな読んでね。あそこで君意外と狭量だねはマジで言われたらブッ飛ばすかもしれん。攻めは凄いなあ〜受けのことは面白いキャラクターだなぁ、物語の登場人物として設定が光っているなあという意味で好きだけど、人としては普通に好きじゃないんで、今作は受けのすきじゃないところがクローズアップされた感じで、序盤はあーあって気持ちかなあはは。だって、なんか受け本当にめんどくさいんだもん笑前の巻までで終わっておけばいいのに、また攻めとの思い出なぞって別の場所で同じ事始めてるし、流石に成長のなさを感じたかな。ちょっとウンザリって気分で、だから城戸さん離れて行ったんだろうなということがよくわかります。城戸さんとの過去もチラッと見せてくれてありがとうございます!!!やっぱり、前の巻で感じたあたしの直感は当たってたんだ〜!!!という感じで、起こったことほぼ想像通りでした。離れたかったと感じるって相当だよ。もう無理って言葉を綺麗に言い繕ってるだけで意味一緒なんだからさ。受けのこと背負いきれなかった城戸さん、受けの運命ではなかったということなんですけど、わたしはすごくあなたの事好きでしたよ。ここでもキープはお前だよとかいってる受けは臆病で繊細で本当、これが若くて美形で綺麗な男なら良いですけどもう中年の冴えないタイプのおじさんですからね。(ヒドイ)(個人的には前の巻よりもオジサン臭感じた)(なんか歳食ったよね)もう嘘つきも、世の中斜に構えて見るのもそろそろ終わりにして、自分が幸せになる事を恐れないでほしいと思った。正直、2人の恋愛はそっちのけでこの物語からは何が得られるのだろう、行き着く先はどこだろうという、それありきの本でした。ふつうに恋愛漫画を読みたいなら他を当たった方が良いかもしれない。これは人々の人生について書かれた本です。受けは不器用で、イラつく言動も多いですが、最後まで読んで良かったなと思ってます。
  • ポルノグラファー 単行本版

    丸木戸マキ

    嘘つきな、きみが好き
    ネタバレ
    2025年2月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けに振り回されっぱなしな一冊。きっと本当は寂しがりやなんだと思います。寂しがりやと称されるのが嫌なら、めんどくさい人、かまってちゃん、と言い換えても良いでしょう。あまり物語の結末までネタバレは読まずに読んでほしいタイプの本ですね。その方がきっと面白いと思います。わたしは絵柄が好きじゃないと漫画は読めないタイプなのでいつも困ってます。今作も受けは好きなんですけど、攻めのビジュアルはタイプじゃなくて(フーン?)ギリギリまで別に買わなくても良いんじゃないの〜?と自分と闘っていました。クーポンで半額だったのでお試し程度の気持ちで買ったのですが、あの時の自分買ってよかったな!!!でかした!!!という気分です。なんというか、昨今あまりないタイプの本です。読み終わったあと、こんな自由に書かせてくれる雑誌ってまだこの世にあったんだ、くらいに思いましたから。世の中に数多流通しているBLの主流じゃない結末だと思います。でも、そこに惹かれました。雑誌on BLUEのX自己紹介文「作家の描きたいがここにある!」って文言に偽りなしです。まず、こんなにも難解で嘘つきな受けでゴーサイン出してくれた編集部にありがとうございます。わたしの読みたいもここにある!状態だったよ。あと何か言うことがあるとしたら、子どもも奥さんもいる担当編集めっっっちゃタイプだったで!!!!この2人のどエロ読みたいと思ってたから、攻めの妄想の中で見せてくれてどうもありがとう〜〜〜!!!最高ーーー!!!いやー、あの2人はズブズブでじょ!不倫とかじゃないからね!?は絶対不倫だし、攻めいなかったら、あのまま2人でベッドインしてたでじょ!?(大興奮)なんなら、君もテキトーなとこで帰りな(しら〜)は攻めへの牽制でじよ!?結婚してもなんだかんだ昔の女気にかけちゃう男みたいなムーブ、あのヨレヨレ髭髪ボサ男にやられるとたまらんのやけどーーー????担当編集木戸?くんめっちゃ良かった。最後には合鍵返して卒業したって事なんだろうけど、いつまでもだいすきだぞ木戸?!!!!多分、木戸世話焼きでほっとけないタイプなんだろうな。だから、何だかんだ様子見に来ちゃうし、仕事も紹介した。残念ですが、その役目はこれから攻め君がやってくれるそうです。多分、ほっとけないと思うのと同じくらいコイツとはやっていけねーと思って結婚したんだろうな。(最後まで攻めの話せんのかい)
  • 余命宣告からはじまる婚約者様との最期の一年

    八橋はち/海野はな

    やりたい事がたくさんの一年は短いものです
    ネタバレ
    2025年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冷やかすことも憚られるような、真摯で穏やかな愛。普段男女ものはあまり読まないのですが、短話にも関わらずランキング1位に躍り出た今作をこの目で確かめずにはいられませんでした。ソフィがやりたいことっていうのが、結局ローレンスのやりたかったことだというのがいいなーと思いましたね。ローレンスも、口ではごちゃごちゃ言ってますけど、ソフィのやりたい事を一緒にやるって言ってくれて。好きな人がやりたいことっていうのはね、自分もやりたくなるものなんですよ。同じものを共有して、ほんの少しでも相手に近づくと、昨日よりは今日の方が、今日よりは明日の方がずっと相手と親しくなれたような、そんな気持ちになれます。そんなささやかな幸せを胸に抱いて、ソフィは満足して死ぬつもりだったのかと思うと、お前目を覚ませ〜〜!!!(往復ビンタ)ってやりたくなりますね。これ、本当はソフィの意識ない3年半とかローレンスもつらかったはずなんですよ。長編で焼き直してくれませんかね。でも、ユリアナさん悪女っぽいからその辺は詳しく見たくないかも…てへ。繊細な絵のタッチも作品と合っていてとても素敵です。短くても個人的には満足度の高い一冊。
  • 3月22日、花束を捧げよ

    小中大豆/笠井あゆみ

    恋愛以外がしんどくて色々考えさせられた
    ネタバレ
    2025年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ エロの内訳→上巻はえっちなし。下巻の半分よりちょい手前くらいでキス一回、後半にしっかりえっち一回です。感想→まあ、長いです。上巻はタイムリープものという目新しさもあり、わくわくして読みましたが、ホワイト蓮になってからのこれまでのおさらい的流れがちょっとめんどくさくなってしまいました。個人的には受けが強風の日に足がもつれて光一のお母さんに轢かれかけるのとか、何もないところ(これカラオケ店だっけ?)でコケて蓮に気をつけろよって言われるのも、実は光一助かると受けが死んじゃうんじゃないの?という伏線かと思っていたのですが、この辺の言及はありませんでした。どれも死神のターゲットとして受けがロックオンされる前の出来事だと思うのですが、あれはただの受けの不注意なのか、これ以上邪魔するなという死神からの警告なのか、説明欲しかったですな。落語の死神はたまたま内容を知っていたので、ハーンそう来たか〜という感じでしたね。実際の落語死神はオチが演者によってやや異なります。蓮が落語好きというのも、ちゃんと意味のある事柄だったんだなと思いました。2人の恋愛について言うと、上巻の約5〜6年にわたるタイムリープの中で攻めと受けの関係が全く進展しなかった、蓮が何もかも自分で解決しようとして受けは最終的に不登校になり、大学も受験しなかったというのがまず悲しいね…バッドエンドじゃん…て感じ。攻めは本当はこういう人だったんだ〜というのは、全部下巻で明かされます。あんなにも長い時を一緒に過ごしたのに、あの6年間はあまりにも長すぎたと思います。学校生活に関しては、なんか陰キャ陽キャを小説でしっかり説明されるのしんどいなぁ〜という感じでしたね。まあ学校てそういうもんだし、多少そういうところあるよ?でも、基本的にみんな結構仲良い学校に通ってたし、グループもあるけど、そんな線引きされた空間ではなかったので、受けがわざわざ隣のクラス行ってお昼食べてるのとかも寂しい感じしたな。まあ、いいんだけどな、誰と飯食ってもさ。それも含めての青春だし。蓮を取り巻くグループ環境も結構最悪で学校行きたくなくなるわ…なんかこの2人が通ってる学校が好きじゃなかったかな。光一のお母さんももっと詳しく描写されてたら、多分マイルドな毒親だと思うし、1番最初のドラスト事故の時に蓮のこと責め立てたの忘れてねーからなこっちは。光一に依存してる母親しんどいね
  • TOKYO光オークション

    時羽兼成

    受け攻め一体何歳なんだい?話はそれからだ
    ネタバレ
    2025年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 青年誌とかに載ってそうな絵柄です。受けが良いなと思って買った。試し読み部分が面白い。なんやかんやあってオークションに売られる攻め。売りに出されたとは思えない能天気な態度。2円で売れるもキャンセルされる…エッ!?オモロ!買お!でしたね。しかも、そのまま受けの家までついてくるし。速攻で手を出されます。なんかこの2人は2人いるだけでエロい雰囲気がある。多分受けがえっちだからだ!ここの自分で俺手が大きいからとか言ってる攻めだいすき。その後、攻めはもともと別の店の同じ界隈で働いていたことが判明。この辺りまではスゴイ面白かったんですが(序盤も序盤やん)、中盤のごちゃごぢゃ具合がちょっと…。まず、なんでそんなにすぐ攻めが受けに懐いて忠実な犬みたいにワンコわんわんになったのかという点がわかりにくい。これは人生雁字搦めにされて身動き取れなくなっていた攻めに「自由になればいい」と受けが言ってくれたからっていうちゃんとした設定・エピソードもあるのにあまり生きていない。あの一言がそんなに攻めにとってはとても大切で、胸に響くものだったのだということが読者に(お前にじゃねの?)届いていない。攻めが受けに懐くまでの物理的、心理的距離、時間の経過とかももっとわかりやすくあってほしいなぁ。攻めが単純に受けのこと気に入っただけなのか、なんなのかが分かりにくい。攻めのこと訪ねてやってきた輩とかもいたし、その絡みか?とも思ったけど違ったし、攻めの情報もう少し小出しで出てきても良かったと思う。個人的に攻めは謎の人です。さらに、オーナー何者やねんで終わってしまったのも勿体無い。なんか場を引っ掻き回すだけで退場してしまったけど、攻めのことを気に入った理由とかもちょっと駆け足だったし、うーんです。本来なら星3くらいですけど、安く買えたこと、受けが可愛かったことで星4とします!顔に傷がある理由も…なんか、この人苦労してきたんだなって、一気に好きになってしまって…。自分が求められる理由がお金でもいいからそばに居たかったんだよね?自分馬鹿だなと思いながらも、離れられない感じとか、健気なところがすきだ!!!その後も恋人とか全然出来てなさそうだもんね。人に甘えるの苦手そうだし。恋愛に臆病で1人で自分慰めてるところ想像するとめちゃくちゃ胸が騒ぎます。攻めとのえっちでもう1人でいられなくなっちゃった感じ。この受けの男らしい喘ぎ大好き
  • しあわせにできる

    谷崎泉/陸裕千景子

    しあわせにできるは【人生】語りきれないよ
    ネタバレ
    2025年2月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直言って最初の6巻まではだいぶキツかったです。なんせ、攻めはほぼレープみたいな感じで怒りに任せて乱暴にするし、その後も久遠寺兄弟の昴と映が本田さんにちょっかいかけてきて、それに閉口する…という感じでした。特に映さんは本当に嫌で、本田さんの気持ち無視ですか?社長だかなんだか知らないけど、やって良いことと悪いことあるぞ、警察呼ぶか?ア?ぐらいの気持ちで、料亭事件は許せないですね。妻子持ちの男がやる事ですか?で、一旦この本から距離を置きました。さらに追い討ちをかけたのが日芳の環境です。落合をはじめとする御三家、噂好きな課長豊川、仕事は出来ないのに宴会やら幹事やらにばかり注力する各務。読んでて、令和の感覚からするとあり得ない…と思うことが続きます。まず、本田さんの生い立ちって結構複雑なんですが、超絶綺麗な母が電話かけてきたり、ロビーに会いにきたりするだけで、大騒ぎ。人のプライバシーにこれでもか!と言わんばかりに立ち入るし、デリカシーないです。根は悪い人達じゃないの伝わってきますけど、マジで昭和の時代に生まれなくて良かったと思う瞬間ですね。本当に序盤の本田さんの様々な苦労がキツイです。正直まゆりとの関係もよくわからないし、好きじゃない。でも、そんな中寮の鍵取り替えても窓ガラスを割って侵入してくる攻めと段々心の距離が縮まっていきます。(説明それで合ってる?)なんだかんだ、本田さんの狭い寮で一緒に暮らしてる描写は好きでしたね。後からあれは好奇心だったと言ってる攻めに若干殺意湧きましたけど、最後まで読みましょう!(ヤケクソ)退寮勧告を受けて、白金の家に引っ越した辺りから2人の関係は劇的に変わります。まず、あんなに拒絶してた本田さんが、空っぽになった寮の久遠寺の部屋みて、泣いちゃうシーンはこっちも胸が熱くなったよ。先に引っ越してた白金で再会して、安堵してしまうのも。昴の策略によって引き裂かれそうになった時も、「お前が欲しいよ」は本当に痺れました。昴編を経て、東郷会心編、久遠寺退職編と7巻辺りからは本当に面白くて、前半耐えた甲斐がありました!段々と日芳の人間関係にも諦めがつき、愛着さえ湧きます。後半は昭和感マイルドになったかも?12巻のお花見の買い出しに行く2人にはまた泣きました。本田さんがあまりにもしあわせそうで。脇役だと森田がすき。結婚迫られて可哀想。深雪と一緒になるのはありですか?
  • 君と濡れる

    夜光花/嘉弖苅クロエ

    入眠前に読むのはやめましょう
    ネタバレ
    2025年2月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 眠れなくなります。ちょっとはじめの方だけ読んでみよかな〜〜で読みはじめると、辞めどき見失います。というのもね!攻めが既婚者!?え!?というスタートなんですよ。でも、受けのこと好きそうなビーム出してるし、奥さんのこと聞かれると離婚できないんだから仕方ねーじゃん、とかいうし、結末が気になります!!!まんまとラストまで読んでしまいましたよ、寝不足で出勤しました。ハッキリ言ってこの2人のラブはそこまで深くないと思います。大学生の時に同じサークルで、そのままくっついて大人になっても一緒にいれたらかなり良い感じですけど、この2人すれ違って攻めが別の人と結婚しちゃってるからね。キスしてそっけなくなった受けを追いかけろよ!!!受けは積極的になれないんだからよぉ!、!という心の叫びはしまっておきましょう。あの冒頭のキスがとても良かったので、if世界でどうかあのままくっつくTRUE endに辿りつきたいもんです。雨男な攻めがミステリアスで冒頭ほんとに良いんだよ。それで引き込まれて買ったんだ。しかし、時は流れて…なんか、攻めがまた手を出してきたのが軽い感じな気がして、それ以外は面白かったです。幽霊がでる家を探してるとか、話の始まり方もおもしろい!攻めが受けのことからかって、怖がらせ過ぎたせいなんですけど、受けは先輩呪われてるんですよ!とめちゃくちゃ騒ぎまくります。それに対してお前ちょっとウザいよとか言っちゃう攻めです。攻めはちょっとSだし、受けはややM。とにかく夜光花先生の作るストーリーが面白いのでのめり込みましたが、カップルとしてはそこまで心惹かれる2人じゃありませんでした。やっぱ攻めには受けを追いかけて欲しかったからさ(まだ言ってるわ)マジでストーリーで読ませてくれる本でした。それはそれでスゴイ。作家さんの腕の見せ所ですもんね。面白くて一気読み。攻めの奥さんと子どもどうなったん?という謎部分は本当に最後の最後まで明かされないので、ぐんぐん引き込まれました。
  • キス7回。

    赤いシラフ

    甘酸っぱええええええ悶えてキュンとしてあ
    ネタバレ
    2025年2月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ベッドで読みながら悶えまくり!!!うっきゃーあ!ちゃーーーん!!!って感じで、ただただ2人の恋人未満友達以上の関係に悶えるばかり。この2人は最初っから距離近いですね。攻めは暇さえあれば受けの肩抱いてて、他を寄せ付けない感がスゴイです。マジでいつ見ても狭い机の上とか、一つの椅子にぎゅうぎゅうになっておさまってて、そんな2人がすきだ。かわいすぎるっっっしかも、このキス7回を経て、2人の関係が恋人へと変わっていく様子が!!!!へらへら、飄々としてていつもポーカーフェイスな攻めが、どんどん余裕なくなっていくところは必見です!!これ以上急に関係が縮まったら頭がついていけない!な受け、5回目のキスおざなりにちゅってするだけで終わらせるのもめちゃくちゃすき。なんだその小悪魔テクはーーー?!もう攻めは君からキスされたときから、理性の崩壊カウントダウンが始まってるんだぞ!?さらに、6回目のキスは攻めの暴走によってもう何かもおしまい……???というドキドキハラハラが素敵でした。キスできなかった6回目もちゃんとカウントされてるんがすきだ。キスしないというキスだと捉えてるぞこっちは(何言ってんの)受けが言ってた通り、受けの気持ち見透かして面白がってるだけだったら本当に攻め悪趣味すぎるんですけど、そうじゃありませんでした。攻めのこの顔面で中学生のころから片想い温めてきたというのが胸締め付けられる。だって、この攻め恋愛とかにまず興味なさそうな表情してるじゃなあですか。季節外れの転校生で、周りからは遠巻きにされるし、ドッジボールは非人道的とかいう中学生ですよ?周りと話し合うわけないって感じで、大人な攻めです。そんな攻めに普通に話しかけてくれて、好きな歌は誕生日の歌とかいう受けは、なんかあそこ尊すぎて涙出ました。なんて優しい気持ちになれる漫画なんだこれは。攻めはあっという間に受けなしじゃいられない身体になってました。高校卒業までヤダも視野に入れていた攻め気が長い。いや…もう最高すぎるでしょ…友情バイぶレーションのナオヤとマコトもありがとうございます。いや、あのトイレのシーンは大好きすぎて無修正で見せてくれと思った。ナオヤ、あんまり見ないで…ッもう終わったからとか何もかもエロすぎる。私も新しい扉開きそうだったんですけど。ナオヤとマコトは続編の大学生編で!!!とにかく胸キュンで可愛くて切なくて最高の一冊!
  • 極道さんは先輩パパで愛妻家

    桜城やや/佐倉温

    桜城先生どんどん絵が上手になりますね
    ネタバレ
    2025年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 原作のさちが双子を預かっていっぱいいっぱいになっちゃう話は、マジで子育てのリアルオンパレードって感じで、余裕のないさちが賢吾と喧嘩しちゃって泣いちゃったり、個人的には結構しんどい巻だったので、そこの掘り下げがないのは助かりました。まあ、あれで賢吾の人としての器のデカさとか、史くんが自分のことないがしろにされたように感じて拗ねちゃうエピソードもあったりして、より東雲一家の家族としての絆が深まる重要エピソードではあるので、気になる方は原作を読んで欲しいですね。賢吾ってちょっとさちとは違う視点で物事見てたりして面白いんだよね。漫画だけ見てるとただのさちラブ一直線の人みたいに見えるかも知れませんが、この人もう本当にさちしか見えてなくて、そうであるが故に苦しんだり、苦労したりしている人です。この巻は椿さんも仮にも極道の組長なのに、長いこと組空けたり、よくわからないまま犬飼の子供だと勘違いして子供預かったり、賢吾宅に殺し屋が入り込んだり、ちょっと目が点になる展開もありますが、これが極道さんスタイルなので、まあ慣れて頂ければと…。桜城先生の絵、昔はもっと癖が強くて読んでなかったのですが、このシリーズ始まってからはどんどん綺麗になってて驚きます。さちは色気があってセクシーだし、賢吾は男らしくて頼りになる感じがして、絵が好きです。話の構成はやっぱり、原作小説の方が読みやすいです。漫画にするために省いてる話とかもありますから、これは絵でこのシリーズ楽しみたい方向けですね。でも、コミカライズにしてはかなり読みやすくまとまっています。ぜひまた次の巻も出て欲しいですね!
  • ラブシッター【イラスト入り】

    夜光花/周防佑未

    お互いの欠点が2人の関係を繋ぎ止めている
    ネタバレ
    2025年1月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 夜光花先生の作品続けて色々読んでおりますが、「愛にふれさせてくれ」「深紅の背徳」など、どうしようもねぇ攻め書くのが本当にうますぎると思います。人間味ありすぎる、欠点や短所を包み隠さない攻め。今作の攻めは、受けのこと無理矢理従わせて身体を奪うし、手もあげるし、自分の気持ち上手く伝えられない人です。でも、そんな攻めのことどうしようもなくヤンチャな犬に例えて、なんか憎めない。元気ないと気になっちゃう、というふうに受けの気持ちが変わっていくのは良かったです。最初は隣の動物病院の幼馴染が攻めかと思ってましたよ。前島、受けに複雑な気持ちを抱いていて見合い結婚させられそうになり、椚とかいう、いけすかない野郎がまた現れて初めて自分の気持ち自覚するパターンくるか?と思ったら来ませんでした。この前島さんが結構受けの性質見抜いてて、受けは人間に興味ない。犬と戯れていられたらそれでいいんだろ?とかバッサリ言ってくるのなんか小気味良かったですね。別にそれが悪いとも言ってないし、前はそれでも良いって言ってたじゃん!な受け、完全に罪悪感抱いてて、前とは違う感情を見せてくれて、この辺から攻めへの気持ちが変わってくる描写が好きかな。ラストまで読んでも、受けと攻めが普通のカップルみたいにラブラブとまではいかない感じが、攻め可哀想なんだけど笑犬みたいに舐めるなよふふふエンドは個人的にかなりハッピーエンドだと思うしほっこりしましたね。いや、あなたが思うより受けは攻めに惚れてるよ?と思う。確かにたまには好きだよって言葉で伝えて欲しいけどね〜なんか、攻めの方が女々しいのも可愛いかなーって。攻めは激ヤバ女と結婚歴があったり、自暴自棄というか、頭ピーマンか?というところもありますが、これからは受けのこと大切にしてくれるって信じてる。一度好きになったものには、深い愛情を捧げる攻めとか良いよ…その背景となった攻めの過去も。受けがあんなに動物ラブなのに攻めには塩、と見せかけてこっちも特別な感情抱いてるのも良いよ。本当に人物を詳細に描くのが得意な先生です。面白かったです。
  • それが愛なのさ【イラスト入り】

    夜光花/門地かおり

    今が楽しければそれでいいじゃん?
    ネタバレ
    2025年1月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔、学生時代に大好きだった親友。夜の街で再会!からの…受けさん、野外でなんて大胆なお方……!!!攻めが会社に電話かけてきてアポ取るまでが早かった。もう一度再会するときにはてっきり受けの会社とか仕事のクライアントとしてだと思ってたよ。攻めも行動早くてすごい。正直前半のそれが恋なのさの方がすきです。2人が普通にデートしてなんかあっという間に仲良くなってラブラブに。でも西井さんが現れてからはすっかり険悪な雰囲気。あんなに何もかも上手くいってたのに。あれなんだったんでしょうね〜2人ともこの関係を壊したくなくて、無意識に気を遣ってたのかな。結構この攻め、喧嘩すると本音が出て、それは思ってても言っちゃだめでしょー!ということもバンバン言います。貢はゆるい、てゆーか軽いんだよ!とか、セフがいるとかありえない気持ち悪いとか、結構グサグサ言います。この辺の流れは、ちょいリアル。こういう仕草女に多いイメージがあったけど、喧嘩の時にこんな何もかもぶっちゃける攻めちょっと嫌かな笑そこだけはタイプじゃないかも。俺は悪くないから絶対謝らないとか会社で豪語してるのも聞いちゃったし…。でも、受けがすごく攻めのこと好きな気持ち伝わってくるから、許しちゃう笑なーんか、この攻めとの価値観の違いはいつか別れに直結しそうな感じするけどね〜それが愛なのさでは、もうお前とは別れるッとまで言ってるからね、この攻め。うわー別れるって言ったよーこの攻め。という感じで、直情径行なところが体育会系ぽかった。自分だって源一郎のこと、自分のこと好きって知ってて泊めてあげてたのに、なんか一方的に責められた気持ち。受けはパートナーの浮気許さないし、軽くないよ!自分の恋人が嫌がるからって言って源一郎のこと追い出してくれるのが本当に良い恋人だと思うけど。源一郎ネコだったら、それこそ攻め流されないでいられたんですかね。この人の自分だけは大丈夫みたいな考え方が透けて見えるの好かんわ。でも、素直に嫉妬したとか、自分は受けとこれからずっと一緒にいるつもりでいるのに、受けが自分との将来の事とか考えてくれないことに傷ついてて萌えました。少し子どもなところを残した攻め。あまりタイプではありませんでしたが、面白かったです。後半はちょっとドタバタしすぎでは?2人の落ち着いたラブも読みたかったかな。
  • 官能小説家

    藤崎都/蓮川愛

    いけません先生…ッ
    ネタバレ
    2025年1月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 藤崎都先生、10年くらい前(いや、もっと前?15年くらい前)まではよく名前も見かけたのですが、ここ最近、新刊本見ないですね。お元気でいらっしゃるんでしょうか。むかーし純情ロマンチカや世界一初恋にハマって、そのときノベライズ担当されていたのが藤崎先生だったので、関連本は全て購入してあったのでずが、いかんせんあのシリーズ長いですからね。趣味も変わって何年か前に手放してしまったのですが、いい加減あのシリーズも電子化してもらえないかなぁ(遠い目)また読みたいわ。そんな感じで、あのシリーズのノベライズ作品以外のもので、オリジナル作品ではあまり読んだことのある作品なかったのですが、結構面白かったです。すれ違いものですね。ちょっと、良くも悪くも分かりやすく書きすぎと言うか、平易な文章になりすぎているきらいはありますが、概ね面白かったです。先生に実はファンだってこと隠してたのは、ラストあたりまで引っ張って、そんなのとっくにわかってたっつーの、こんだけ一緒にいるんだから、それくらいわからぁ!くらいの方が個人的には好みです。いや、そこで白状しちゃうんかい、と思った。なんか、状況の説明とか、すれ違いの様子、わかりやすいのは良いんですけど、やや情緒にも欠けていたように思います。やりすぎると、中高生が読むような恋愛ライトノベルになってしまうような気がする。結局先生と一緒に執筆していた静華はどうなったの!?と、作中作品も少し気になりました。作中作品の文章すごく好きなので、こういう純文学寄りのBL書いて欲しい。待ってます!また2人で受けの旅館に行ってお泊まりとかもしてほしい。旅館でのシーンめちゃくちゃ良かったので、冒頭で引き込まれました。お兄さんの誓さん編もあったりしませんか???兄情報多くないけど、設定だけでめちゃくちゃたぎるんだが。事情持ちの弟、父死去、父から引き継いだ旅館のインテリ主人…めちゃくちゃ良くないですか!?そんな旅館に泊まってるスランプ中の作家大先生。攻めは強引なんだけど優しさも垣間見えて、なかなか素直に受けのこと好きだって口割らないし、あたしの大好きな攻めでしたね!なんか、さらっと最後に恋人なんだからプライベートで会えば良いだろって言ってましたけど、お前は受けに好きだとか愛してるだとかを言えーー!!!もしかして、口下手なのか?2人がくっつくまでを堪能させていただきありがとうございました
  • 愛にふれさせてくれ

    夜光花/ひたき

    俺の好きなお前
    ネタバレ
    2025年1月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ これの前作に当たる「灼熱をよべ」は電子化していただけないのでしょうか!?とても気になりますが、この一冊だけでもだいぶ満足出来ましたので、紙の本で中古品を買うまでには至っておりません。いつの日にか、読めたらいいね…受け失明からの手術明けスタート。前作は相当な事件があったみたいだけど、それによってやっと恋人になることができた2人というところですかね。序盤に出てきた隣の家の明という男児も、結構前作ではキーパーソンだったようなんだけど、なんとなくの文脈、雰囲気で感じ取るしかありません。前半はやっぱり、前回からの続きものという側面を強く感じさせます。この作品は前作での爆弾事件後日談のため、その時のこともいろいろと引きずってるしややPTSD、光とかいう攻めに惹かれてて意地悪な美形お兄さんも出てきて、攻めにちょっかいかけてくるヤクザ、お父さんは認めません!なんか、知らないおじいさんから渡された謎の封筒…などなど、思った以上に内容てんこ盛りです!!スゲ〜面白かった!やっぱ前作配信すべき!!よくぞ綺麗に謎パート回収したよ…後半はそんな感じで前作未読でも楽しめます。なんか、光が攻めと寝たことある発言、本当にショックなタイミングで言ってくるし、攻めはなんで君みたいな人好きになったんだろうねみたいなこと、本人に言うし、本当に嫌な感じ。マジでなんで攻めは受けに会わせたの。。その後、怒涛の受けからの拒絶は当然の反応です。攻めはあまりにも自分のことに無頓着というか、デリカシーないよ。ここで一度攻めをスゴイ嫌いになりましたが(え?)、攻めが昔誘拐された話とか、攻めのお父さんが本当に嫌な人で(嫌な人パートⅡ)攻めも家庭環境複雑で、だから冒頭とかの執着に繋がってくるのか〜と理解した。攻めはちょっと暴力的というか、もう少し受けの気持ちに寄り添ってほしいな〜と思うシーンもあって、もどかしいやらその強引さがカッコイイやらまあ乱高下激しい。最後、攻めはどうなってしまったんだろう…なんか、受けが一緒に暮らそうって誘ったことにOKしたのも、攻めの都合のいい夢なんじゃないかと思ってしまうような終わり方です。その夢の続きは叶えられたんですよね?受けの待つ家へと辿り着けたんですよね??こういうラストってなんか新鮮だ。例えバッドエンドだとしても、攻めは受けが好きになった攻めであり続けたよ。
  • 限りなく危険な恋人(あいつ)

    中原一也/緒田涼歌

    ちょいワルオヤジみたいな年下攻め×警察官
    ネタバレ
    2025年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 中原先生だいすき!なんですが、正直この先生が書く脇役たちあまり魅力的に感じないことが多いです。今回もそんな感じで、オカマキャラな水島、動物のお医者さんな百目鬼、家出少女ありさ。うーん、全員イマイチでした。この先生の書く脇キャラってすごいテンプレ感強いんだよね。魔王とヤクザな受け作品にちょっと似た感じのメンツです。しかも、百目鬼さん受けにちょっかいかけてきて、この後なんかそういう展開もあるのかと思ったら本当に受けの気持ち試してみただけみたいです。残念。攻めのヤキモチとかそういう話かと思って期待してしまいました。最初受けに冷たくしたのに、なあなあでみんな仲間になって、みたいなくだりも微妙です。しかも、事件の解決もめちゃくちゃグダって、攻めたちそんな行き当たりばったりでこれまで来たの!?えー…みたいな。全然闇のヒーローって感じじゃなくて草。ありさの前でヤッちゃうのもなんかただ受け可哀想な感じであのえっちシーンは好みでないかな。なんか、ただ可哀想だった。そんな感じでいろんなことがちょっとずつ合わなかった。全体的には普通に面白かったんだけど、この先生は、受けと攻めのやり取りだけで十分面白いもの書けること知っているので、この作品は一段評価が落ちるかな。背伸びしてたオヤジくさい攻めとか、自分もう飽きられちゃった?信用されてない?な受けとかめちゃくちゃよかったのに、そこの掘り下げが攻めの乱暴と怪我によって、さらっと受け仲間になっておしまいにされたのも勿体無いです。なんか1番やってほしいこと描かれていなかったような…最後には受けがすごい積極的に迫ってきて、攻めも赤面みたいなのはよかったんだけど…。そういえばこの作品は攻めがバーテンダーですね!中原先生といえばバーテンダー受け作品でいいものが物凄くたくさんありますから、そこは新鮮だった。攻めに会いたくてお店に顔出しちゃう受けとかめちゃくちゃ可愛くて、そういうのもっと読みたかったヨ!
  • 夕陽が落ちても一緒にいるよ

    中原一也/ミドリノエバ

    割れたビスケットのカケラ
    ネタバレ
    2025年1月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の酔っ払って帰ってくる父親。そんな父親のことが大嫌いなのに、気遣うかのような仕草を見せ、毛布をかける自分、、刺激して、これ以上殴られるのを避けたいという描写。アキは毒親の元生まれ育ちながらも、立派に介護の仕事をやり遂げていて、懸命に生きています。そんな中、今度は出て行った兄が金の無心をするようになり、攻めも受けも追い詰められていきます。煮付けBLというものを知らず、作家買いでした。作者さまのSNSでも、煮付けBLです!と大々的に宣伝されていたのでとても熱の入った作品制作となったのではないかと思います。全体的な流れは悪くなかったと思うのですが…この先生は殺人事件とか刑事物も得意な先生ですから、この作品もミステリーにしてしまったほうが、面白かったんじゃないかな…と思います。攻めは昔自分の父親を殺したんじゃないか…と思いながらも追求できず、新たな事件が起こる。。舞台は万全だと思うんですけど、犯人は攻めなので、刑事物ではなく、あくまで現代文学として描きたかったんだろうな〜というのはわかるんですがね。結局父親、兄をどうやって殺したのかハッキリとした描写は出てこないのでそこが気になってしまいました。解決編欲しかったです。今回はそれ以外のところがメインなんで、仕方ないんだけども、攻めが刑期満了して出てきた後の2人の暮らしとか、その後みたいなのもないので、かなりモヤつきます!!つ、つづきで幸せな2人をくれーーー!!!!それか、2人殺したけど、完全犯罪で罪を立証されず、ダークサイドに落ちてもそれでもなお覚悟と意志を持って生きていく2人みたいなんであって欲しかった。反社な攻めでもない限り無理か。でも、受けを一人ぼっちにしないでほしかった。攻めからの手紙が泣けます。10年間一度も接見できず、返事がなかったことも。スーパー攻め様とかじゃない、等身大の攻めなんだろうな、これが。読む時期を選びそうな作品です。個人的には妙に現実的なところはあまり…なので、最後には何もかも解決して幸せな2人というのが見たかった。これだって一つの幸せには違いありませんが、受けがまた苦労しそうなのがなんとも…。BLはファンタジーでいいと思ってるので、結構世の中のシビアな面見せつけられちゃった感じ。心に余裕のある時に読みたい本ですね。
  • 深紅の背徳

    夜光花/高階佑

    俺は女は殴らない
    ネタバレ
    2025年1月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ だからお前のことも殴らねえんだ(カッチーン)アアン?って感じですよね〜本当に口が悪りぃんだ、この攻めは。でも、この受け根気よく、攻めと向き合って、争いあうような事はやめなさいと言い続けます。むしろ攻めに怒って叩いたことすごく後悔してわたしは未熟な人間だ!って反省していたり、とても自分の感情を抑制して生きてるなって感じがします。本当は攻めのこと心配で離れたくなかったんじゃないの???と思う。海外には高飛びしていませんでしたけど、着いてこない受けに寂しそうな攻め、髪に花を挿すシーンが一番すきですね。しかもその花を聖書に挟んで思い出の押し花にする受けめちゃくちゃかわいくないですか???あたしより乙女じゃん…とにかくヤクザから逃げ回ってる時間が長かったので、その分たくさんえっちシーンがありました!ここはやることがねえからな、付き合ってもらうぜ?とか、ヤリたくなった、抱かせろみたいに強引に言う攻めすき。そんな攻めに最終的には流される受け。最初はなんで神父になったのか聞いた時、電波としか思えないエピソードを披露する受けですが、よくよく話を聞くとすごく自分に自信がなくて、悩んで、孤独だった受け。そんな受けだから、攻めのテキトーにも思えるアドバイスは良かったんだと思うな。なんか、もっと肩の力を抜いて生きたほうがいい、君のような受けはビシッ!一度、攻めと受けは地下の秘密の部屋を出た後バイバイするんですけど、この作品攻めがもう1人いたんですね!?びっくらこいたわ〜!!!古閑っていうんですけど。いや、古閑もっと出てきても良かったよ!!!古閑も受けのこと好きになっちゃって、受け板挟みみたいなラブコメもいいよ。この3人の関係性なら。でも、緒方さんを選ぶんだろうと思いますけどね、、かなり良かっただけに、緒方古閑のやりとりがすごいぎゅうぎゅうに押し込められちゃって勿体無い!なんだかんだエセ神父として2人でやっていく2人の未来が見えますね。あとがきで先生が言ってたみたいに3人で暮らすのと面白いと思うよ。コンパクトな作品ながらめちゃくちゃ面白かったです。
  • 女の園の星

    和山やま

    星先生と女子高生たちのゆるっとライフ
    ネタバレ
    2025年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あまりにも人気なので気になって買いました。面白い!!特に一巻かな?犬に眉毛書いちゃうのとか、それに加担した人はみんな手を挙げなさいで、みんなスッ…と手を挙げるのが、もうもうおもろすぎてめっちゃ笑いましたね。なんかそれに対する小林先生とのやりとりとかも、面白いんですが、この面白さレビューするの不可能やと思う。実際に自分で読むのが一番です。漫画家になりたい子が作ったぶっ飛んだ世界観の漫画とかも本当に腹捩れるほど笑いました。日誌で続いていく絵しりとりも。この漫画の笑いってシュールで温度低い感じがいいんですよ。登場人物たちは淡々としてて、本当になんてことない日常みたいなのの切り取り方が上手いです。和山やま先生はお笑い芸人好きだらしいので、シュールな笑いを漫画にするのも上手いのかもしれないですね。なんというか、あ〜こういう人いそう〜みたいな親近感もあり、なんでそうなんねん!というおかしみもあり、オススメです。
  • 純情秘書の恋する気持ち

    名倉和希/佳門サエコ

    とにかくデロ甘を摂取したい時
    ネタバレ
    2025年1月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 名倉和希先生、久しぶりに読みました。BL小説ハマりたての頃貪り読んでいました。この先生は、とにかく攻めから溺愛される受け書いてくれるので、疲れている時や、とにかくハピエンが読みたい時にはおすすめです。結構王道なお話なことが多いので、ドラマティックな展開ですとか、事件が起きてどうなる!?みたいなドキドキハラハラは多くありません。ちょっと今読んでる別の本、あまりにも受け可哀想で、やっぱり歳上の包容力ある攻めは良い…と思いました。ただこの攻め口調、ちょっとオジサン入っててそこはなんか好みじゃなかったかな。なんかオジサン構文感じちゃうんだよな。。まあ、実際受けより10歳も歳上なんですけど。前半は受けが攻めのために奮闘!攻めのために興信所使うとか、なんかズレてね?と思わなくもないけど、2人が少しずつお食事デートとか重ねて仲良くなっていく様子はとても良いです。後半は恋人になった2人。受けはかつての先輩社員に絡まれて、攻めがビシッと釘を刺すって感じ。いや〜あれはストーカーでしたね。どこでも良いからそんな安普請から引っ越したら?と思う。攻めが受けに名前からして女かと思ってたって言ったの、ちょっと根に持ってたからラストで攻めがあの時のこと深く反省してるの知れて良かったです。いつか一緒に暮らせるといいね。攻めの君は最後の恋人だ発言めっちゃよかったよ。
  • 螺旋の花

    沙野風結子/兼守美行

    最後は俺と踊る運命、最後に勝つのは
    ネタバレ
    2025年1月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ NTRは本来すきじゃないのですが、沙野風結子先生の作品はどれも美味しくいただいております。境シュウジ(漢字むずい)=死神と捉えました。肉体として現世に生きている時は恒世が攻めで、死後輪廻する前などのif世界でなら境シュウジみたいな激ヤバキチ攻めに攻められたり、なじられてもいいな…。痛いのはイヤですが、ああいう研究者タイプの、人に興味なさそうな人間が受けに性的な関心を持って興奮している、ということに興奮した。研究への意欲と性的な興奮の高まりがリンクしている激ヤバ人間、沙野先生にはまた別の作品で書いて欲しいですね。妄想が長くなった。個人的には境兄もめちゃ良かったんですが、杜谷恒世がめっっってぃやくちゃタイプでもうもう激しく良かったです!!!!〜ここからは全部恒世と陽人の感想〜まず、出会いの時が止まったかのように感じるシーンが運命的な出会いを表していていいですね。BL好きは運命の2人というものに弱いので、こんなんすぐすきになりますよ。なんだか、この攻めよく涙を流している気がして、攻めの涙ってあまりないように思われ、それもグッときた。自分の運命について、螺旋階段のようにただグルグル回っているだけだ、と称する攻め。これまで辿ってきたたくさんの過去生。従兄でもあり、侯爵でもあり、帝でもあり、恒世でもある。帝と下級官吏だった頃の2人もっと見たいですわ!!!手籠にされてする度に粗相して真っ青になる受けとか、その時の感覚現世にも引き継いで粗相してしまう受けとか、粗相には慣れてるっていう攻めとか好きすぎる〜〜〜攻めの色んな顔が見れて最高。本編結構境シュウジに追い詰められて、これからどうする??みたいなシーンなんですけど、でも自分のこと思い出してくれて嬉しそうな攻め。切ない。今の受けが死んだら、また忘れてしまうかもしれないけど、きっとまた愛し合えるよね??今生はいつか振り返ったら2人にとっての、(いや4人にとっての?)キーとなる時代かもしれない。もう境兄は宇宙外生命体にいっぺん寄生されたことによって、2人にはしばらく絡んでこなくなるといいな、と思う。やっぱりこの2人にはどう足掻いても入り込む余地ないと思うので。(冒頭で熱く語ってたの何?)受けがしっかりと罪悪感と覚悟を持って恒世生き返らせた所もすきです。従兄としての攻め、まだ肉体は幼くてもしっかり受けのこと愛してるのめちゃくちゃ沸るよ〜この愛は永遠!
  • 生まれた時から愛してる(イラスト付き)

    夜光花/yoco

    弟から愛される兄
    ネタバレ
    2025年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やはり兄溺愛ものはいいです。逆もだいすきなんで、まあ、なんだってだいすきなんですけど、弟に抱かれる兄というのは本当に良い。途中まで高校生の攻めなかなかにヤリ手で、受けが流され侍で、ちょっと言いなり感あったのがなんだかな〜と思っていたのですが、病気が……発病前と後で、攻めはガラッと変わってしまっていました。あんなに兄貴兄貴していたのに、もう自分が社長の会社を経営していて、振る舞いもぐっと大人らしくなったし、なんだか受け置いてけぼりに……すごい寂しい気持ちになった。高校のころの友達に再会して、自分以外みんな大人になってしまったことも寂しかったけど、攻めが何を考えてるのか全然わからなくなったことが、こわいし、つらかった。あれ??ちょっと強引すぎる、ややストーカー気味な攻めに辟易していたはずが、なんだか涙が…。それに攻めの会社の同僚の女は、攻めに同僚以上の感情を向けていて、受けに冷たいし、嫌ってる空気。おばあちゃんにそっちに行きたいよ、すごく辛くて寂しいみたいな電話かけてるシーン、可哀想すぎて抱きしめてあげたくなった。母性をくすぐる受け。でも、なんとなくそうなんじゃないかな?って思ってたんだけど、攻めは受けのこと尊重して自重していただけで、さらに、少し受けの心の声が聞こえるようになっていて、ちゃんと受けのこと受け止めてくれました。なんかドラマチックなお話だった。これ一冊で大満足な感じ。
  • サクラ咲ク

    夜光花

    君の列車は
    ネタバレ
    2024年12月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 生存ッッッ戦略ーーー!!!ハイ、これ完全に受けの生存戦略についてでしたね。列車とか出てきた時にそこに思い至りました。先輩の乗ってる列車は、受けが思うほど遠い存在ではないと思う。どの列車もすごく豪華な内装で、煌びやかで、その代わりすんごくゆっくり走りそうじゃない?急いでいる時にはイライラするかもしれないけど、ふと外の景色をみるととても綺麗で、とても穏やかな時を過ごせそうな、時間の流れさえも変えてしまいそうな、そんな魔法使いな先輩です。2人が最後には受けの呪いを解いて、同じ列車に乗れたことを思うと、感無量です。行き先が一緒なら、きっとどこまででも行けるさ…受けは本当に昔の出来事にがんじがらめにされていて、清涼さんも黙って見ていられないかんじ。前作の2人に会えてそれも嬉しい。それにしても、途中朴念仁な攻めにはかなりヤキモキされられましたね。先輩のこと好きですって2回目に告白した時も、グッとくるねとは言っていたが、あっさり流されちゃうし。寝たけど付き合う気はないよ??なシーン、清涼さんもあーあって感じで、本当にもう……悲しかった。希望ないんだなって。取引持ち掛けた時の受けの台詞も、俺だって嫌なことするんだから、先輩もいやなことしたっていいじゃん、なのきついんだよね。自分と寝ること=いやなことって自分で言っちゃうの本当にひどい。受けも泣いてるし、あたしも泣いた。そんな2人が、最後には幸せになりそうな姿が見れて本当にうれしいよ。攻めは受けのこと泣かしたらゆるしまへんで!その朴念仁をなんとかしなさい!!
  • 忘れないでいてくれ

    夜光花/朝南かつみ

    サクラ咲クのスピンオフ元
    ネタバレ
    2024年12月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっとだけサクラ咲くを読んで、花吹雪先輩が出てきたところまで読んだんですけど、先にこっちを読みなはれ、と言われたモノで一旦ストップ。清涼の記憶を封印した先輩としてチラッとだけ登場しています!最初は受けも攻めのこと煽りまくりんぐだし、キッチリ煽られた攻めが、しっかり受けにやり返してくれちゃってまあ、血の気の多いこと!笑笑どうするのよ!?と思ったら、そのあとは攻めが受けのこと実はタイプ……と言い出して、めっちゃくちゃ可愛かった!!!!なんですかー!すきだったんかいいいいい!!!!出会った時は、受けも本当に言い過ぎだったからね。なんなら、その後もお前って人を見る目ねえよな、とか、警察ってのは本当にゴミカス組織、みたいなこと好き放題言っちゃって、史上稀に見る受けの口の悪さよ。。でも、攻めはすぐ喧嘩しちゃうけど、すきだよって言ってきたり、好きっていうと逃げられそうで、なかなか想いを告げられなかったとか言ってて、なんかキューンとします。攻めは受けのことすきなんだな〜って感じるシーンがたくさんありますね。先輩に酔って勝手に受けと付き合ってるとか言っちゃうし、いろいろと願望が先走ってます。イチオシシーンは、受けが朝食作ってくれて、行ってきますのチューして、そそくさと去っていく攻め。そんな攻めに、何あれ??キモッてなってる受け。攻めの愛。えーと、事件自体はなんかすごい怖かった。マジで戸締りは気をつけないとアカン。世の中アタオカたくさんいるんだから、自衛しないと潰されてしまう…という気持ちになった。受けはこの攻めにこれからたくさん愛されてほしいよ〜大輝からの大切な言葉にめちゃくちゃ悶えましたね。なんなら少し涙が出ました。あの受けが…ッッッラスト1行まで濃ゆいです。やっぱり夜光花先生天才だと思う。お話作りの天才。マジで面白かった。サクラ咲クも引き続きよろしくね!
  • 夜に君を想う

    可南さらさ/高宮東

    昼メロと昔の少女漫画を足して割ったような
    ネタバレ
    2024年12月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私にとって可南先生の本はちょっとしたごほうびです。大好きな先生なんですが、あまり著作の多い先生ではない為、大切にちょっとずつ読んでいます。今作は実は兄弟モノというね…前に読んだやつも兄弟モノでめっちゃ切なかったんですけど、今作もヒヤヒヤハラハラという感じで。突然寮に引っ越していなくなるとか、母親の形見窓から投げ捨てて拾ってこれたらほだされてやってもいいよ、とかいう実は激情家な受けです。最初は2人が兄弟だなんて知りませんから、サヨコさんが現れるで難攻不落な受けだなぁくらいにしか思っていない読者ですが、急にハードルが上がります。個人的には兄が抱かれる作品だいすきなので、期待値爆上がりでした。受けが嫌がることはなにもしないから、ただそばに居させてほしいという、別荘で抱きしめてくるシーンめちゃくちゃ悶えましたね。それまでバーで会った時も、家で会った時もあんなに不遜な態度だった攻めが…。なんか受けが攻めに試練を与えるのも、突然感というか…本当に無理してやって、疎遠になるための口実を必死で作ってる感じが辛かったです。夏の間だけっていって関係を持っちゃう2人。別荘に瀬名と一緒に来たんじゃないかって思って、ズンズン向かってきた攻め、本当に瀬名いたら殴り潰されてそう。それぐらい怒りで頭いっぱい。最後には攻めは大学にも行ったみたいだし、サヨコさんにもちゃんと言い返してやったし、丸くおさまったんじゃないかな?受けがもっと攻めのこと甘やかして、好き好き〜ってしてるところみたいですけどね。もともと2人の父親からして間違っていたんですから、この2人が愛し合うことを誰も咎めないで欲しい。どうかお幸せに。。
  • アディショナルデザイア

    谷崎泉/笠井あゆみ

    教授が成長しているのを感じる一冊
    ネタバレ
    2024年12月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シャワーを浴びたまま、考え込んでいる教授。朝目が覚めて、音喜多さんが声をかけたら警戒する教授。犯人が死んでも、いつか教授が昔のことを思い出して苦しむ可能性はいつまでも残されたままなんだよな、と感じる瞬間。死んでしまったからこそ、どこにも行き場がない思いというのも生まれるかもしれなくて、攻めはいつだって受けのこと考えているから、きっと大丈夫だとは思うけど、側にいて支えてあげて欲しいと思う。なんか、そんな時々不安が漂う2人です。本編は、汐月さんが教授の裸を見てしまい、その傷跡に若干引いている、見てはいけないもの見てしまった、イラストがすきです。教授が汐月さんのこと好きって思うのもわかるというか。本当は良い人なんでしょうね。二話目に出てきた柿山さんおもろ過ぎて吹きましたw只野さんに返事しろって合図するのとか、結局部屋に入られて落ち込んでるのとか、ダンゴムシの観察やら蟻男のあだ名やらツッコミ追いつかんしwあー面白かった。音喜多さん、ちょっと重い男かもしれないけど、本人に言わないであげてよ笑なんだかんだ池谷さん、2人の仲心配してくれて、惚気としか思えない恋愛相談も真面目にきいてくれて、ありがとう。2人で一緒に住む計画はまだまだ先ですが、いつかそうなったら良いなぁ。素敵な夢。三話目は谷崎先生の得意な感じの事件ものでしたね。結局、真相ははっきりしませんでした。もしかして、受けは初めて物事ハッキリさせること怖くなったのでは?前回の猫の誘拐事件はめちゃくちゃ犯人激ツメだったじゃないですか。人の気持ちわからないって言ってるけど、自分が仲良くなれそうだと思った人とは対立したくないだとか、人間らしい気持ちが受けも気づかないほど奥底深い場所で育っているのでは?なとど思ったり。誰しもが自然と抱く感情なのに、それを理解できないでいるのでは?とりあえず、攻めとの温泉は良かったです。その後の、かき氷のお話も好き。屈強な禿頭のレスラーに日傘差しかけられる華奢な男性とか面白すぎるから。マジでこの巻面白かった。新刊出るのゆっくりみたいだけど、いつまでも続くといいな〜音喜多さんともっとラブラブになるまで続きますように。
  • オーセンティックプルーフ

    谷崎泉/笠井あゆみ

    音喜多さんみたいな攻め、癖になる!!
    ネタバレ
    2024年12月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんか、こんなにも報われない攻め新鮮じゃない!?受けに嫌われたくないあまり、あまり強引に奪ったりもできないし、この攻め、紳士です!!前作では、一緒に穴に落ちて、愛してる…って囁いたりして、いつか教授も同じ気持ちを返してくれたらいいなって感じでおわりましたが、まだまだ事件は続きます。普段お世話になっている周りの人々のことがよくわかる一冊。徳澄教授、猫がかえってきてよかったね。受け厳し過ぎじゃない?とか思ってそうな攻めですが、受けの言う通り、ああいうそこまで深く罪悪感なく、自己中で他人を欺いてる奴って、このままおばあちゃんのそばにいても、年金とか財布から金勝手に抜いたり、小さな悪事続けそうだよね。バレなければやるんだよ、こういうのは。今回のは、あーまずったな、くらいにしか思ってない可能性あるからね。受けの犯罪に対する厳しさの垣間見えた回。あと、池谷さん、八十田さんが都合のいい駒扱いされる回。特に池谷さんはなんか可哀想だった。何かいい事あるといいな…志田とかいう女は、トイレでやったあとに攻めや受けの前に出てこないでほしい。うへぇ…っていう。でも、即座に気づいた攻めはやっぱり経験豊富だと思った。そのあと、エッチなキスして教えてあげるシーンだいすき。八十田さんのスライディング土下座に注目です(え?)オリバーにひしひしとメラメラと嫉妬の炎を燃やしていた攻めですが、攻めが受けのこと藍って呼んでもいい?のとこ、やっぱりすきだなー!!!特別な呼び名なんだよ。攻めはもっと自信持って欲しい。いつか受けのこと、メロメロにしてくれると思う。いや、もうすでに…???プレゼントは僕でもいいですか?はかなり、成長してない!?!?攻めが嬉しくて浮かれて橋の上でキスしちゃうのだいすき。なんか、前回は受けとギスギスしたりしたけど、今回はラブが多いよね?大好きなシーンが多くて選べません。そんな2人の日常はつづく。
  • コンプリートセオリー

    谷崎泉/笠井あゆみ

    続いてくれてありがとう!!!!
    ネタバレ
    2024年12月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いや、読切のつもりだったの!?なんて恐ろしい…基本、完結したら買う人間なもんで、買い支えてくれた先人に感謝です。この巻では、友達ですらない言われる音喜多さん……う、うわー!!!もうやめてあげて!!!音喜多さんのライフはもうゼロよ!!!って感じでした。でも、そのあと、音喜多さんの過去に少しだけ触れて、音喜多さんに遠ざけられてモヤモヤする教授。なんだかんだいって、受けは攻めのことすきで、でもうまく言えなくて、しかもそれを池谷さんが間に入って伝えてくれて、この辺の流れすごいすきだ。自分たちみたいなタイプは音喜多さんとは違うんだ。簡単に人と繋がれないんだって言うの、すごいよくわかるから、読みながらウンウン言ってた。簡単に次の恋人ができちゃうくらい素敵な攻め、恋人にしたら不安でいっぱいかも。そう言う意味では、受けの少し気持ちの受信と発信がバグってるところ、悪くないのかもしれないと思う。いや、本当にお似合いの2人だよ。受けの謎にも少しだけ迫り、仲直り。ハッピーバレンタイン。とにかく音喜多さんを応援したいですね〜また一緒に暮らそうって迫った攻めに若干涙出た。だって、もう会いにこないでください、とか、別れるつもりなんですか?とか不穏な会話続いたからさ。この2人のちょっとシリアスな、ドタバタラブコメディ、見守ってゆきたい。
  • スクランブルメソッド

    谷崎泉/笠井あゆみ

    音喜多さん、ふぁいと!!!
    ネタバレ
    2024年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めを応援したくなるシリーズ開幕です。これまで谷崎泉先生の作品は圧倒的に攻めがヤンチャしてて、人の話聞かないわ、強引だわ、トラブル起こすわで、受けに同情したくなるようなゴーイングマイウェイ男達ばかりだったように思うのですが、この作品は違います!まず!!谷崎作品の攻めたちは結構勝手に受けの家から荷物を引き上げて引っ越しさせ、挙げ句の果て同棲を始めるんですが、この攻め、引っ越しミッション失敗してます!!なんか、新鮮です!!笑笑受け、難攻不落です。受けには謎が満ちていて、なんか行為に付き合ってくれるようになったのにもなんらかの理由がありそうなんですが、一巻ではそこまで受けの謎は明かされません、、気になります!華々しい経歴、頭脳明晰、初恋の人の面影…そして、身体の傷。攻めはだんだんと受け自身に魅了されて、作中なんだかんだで1年もこんな関係が続いています。いやーん、切ない!!攻め、身体は落としましたけど、心はまだ全然手に入れられてない感じ。だんだんと受けが靡いてくれるのを待ちます。
  • Voice or Noise MEMORIAL BOOK

    円陣闇丸

    みんなPadで見てくれ…大画面で…
    ネタバレ
    2024年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ カラーが大画面で眺められて感無量です。今現在の最新の絵柄ももちろん好きですが、これ連載してた時の絵もすきで、大変眼福です。攻め、カッコいい〜!!!しかも、その後の2人も少しだけ覗けます。本編よりも正直このメモリアルブックの方が好きで、何度も見返してます。わたしには、本編は高尚すぎました。修行を積もうと思います。。
  • Voice or Noise

    円陣闇丸

    作家買い
    ネタバレ
    2024年12月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 買ったの結構前で、何回かレビュー投稿しようと思ったんですが、なんかうまく書けそうになく、何度か断念。とにかく絵が好きな先生なので、セールの時買いました。受けは登場時本当に子どもなので、まだ自分のしてる事ってどうなのか??みたいなの、深く考えずフィーリングで突っ走ってしまったり、そのことを攻めやアフトに指摘されたり、結構含蓄に富んだ漫画です。アフトは途中で話せなくなるし、それに対しての攻めの態度は一見冷たくも見えるんですが、攻めの思考が見えにくくてそう見えるだけということもあると思います。これまで受けが思う以上に様々な経験をしてきた攻めのことなんて、何もかもわかるわけがないんですわ。むしろ、受けの主張の一貫性のなさとか、動物と話したいって言ってたのなんやったん?とか、やっぱり年離れてるぶんだけ、若さゆえの猪突猛進にも見える行動、無神経さっていうのは目立ってあるかな。さらに、攻めの家に同居人も増えるし、なんかごちゃごちゃです。「こういう話」ですってジャンル分けも出来ないような感じで、2人の日常は進んでゆく。ごった煮。まあ、最後には綺麗に終わって安心しました。やはり、2人のラブがもう少しあればなあ…
    いいね
    0件
  • ダブル ―花より団子―

    谷崎泉/小路龍流

    大団円
    ネタバレ
    2024年12月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ このまま横島さんはなんのお咎めなしッスカ?そんなん許されへんで!!!と正義に燃えていたら、ちゃんと裁きを受けそうなエンドでおわったので、自分の中の正義マンを抑えることができた。こうして悪は滅びた。行き過ぎた正義は悪。途中村上さん拉致されたり、怪我したりハラハラした。なんか、有田とかは鈍感そうだから一生気付かずに2人の邪魔しそうだけど、三枝さんとかは2人のラブな関係にいつか気づいてそう。この人のその辺にいそうなにーちゃん感が好きなんですが、なんで離婚したんですか?(オイ)このシリーズもどーじんしあったみたいなんだけど、古いので手に入らなそう〜ひーん。棚からぼた餅編とかどんな内容だったのかしら?この先生の副題についてる台詞誰がいうのかな〜とか、どこで出てくるのかな〜と面白かったですね。あんまり日常会話で使わなくない?今作では病院でキスしたシーンがすきかな。そのあとの今夜は絶対抱きたいです、の攻めも顔真っ赤な受けもすき。なんかこの2人からは青春(アオハルじゃねーぞ。セイシュンだ、セイシュン!)を感じるんだよな〜先輩後輩だから?受けのお母さんとかに慕われてる攻めもすきだ〜ずっと終わらないで欲しかったけど、このお話はこれでおしまいです。イヤー面白かった。名残惜しい〜!なんか最初の爆弾事件の時、攻めに冷たくしていた受けは相当無理してたんだなと思う。こんなに大好きなのに一度はお別れしたりするなんて、、2人のラブをもっとみたいよー!!!!
  • ダブル ―論より証拠―

    谷崎泉/小路龍流

    事件の解決は3巻につづくみたいよ!?
    ネタバレ
    2024年11月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いやー有田にイラつく巻でした笑笑こういう図々しくて、舐めた態度取るヤツ腹立ちますよねー!鍵かけてなくて、村上さーん入りますよー!って言ってきたシーンは本当に村上さんかわいそうだった。なんか、この2人、より戻して付き合い始めたばっかりなのに、いつまでこうして2人で一緒にいられるんだろう…って2人してお互いの出方をまだ探り合っている最中なのに、せっかくの逢瀬に水をさされました。有田、有罪!!笑それにしても、受けから胸にもたれかかってきて、甘えるような仕草を見せるのは反則!!!か、かわいい…でも、なんか素直に甘えられると、嫌な予感に襲われる攻め。谷崎作品の攻めみんなそう。前途多難です。謎の方も大詰めで、3巻が待ち遠しい。組長の片山さん?この人もなんか相手いそうだよね。片山さん主人公にした作品書いてくれないかしら。あと、書き下ろしの短編が本当に面白い。前の巻もショートが面白かったんだけど、こんなに短くて面白くて、キャラの性格や雰囲気なんかを上手くかけるのはすごいと思う。やっぱり谷崎先生の書くキャラクターがすき。このシリーズ、とにかく面白くてオススメです。この2人は相思相愛だから、見ていて安心する。
  • ダブル ―犬も歩けば棒に当たる―

    谷崎泉/小路龍流

    シリアスとコメディがちょうど良い塩梅
    ネタバレ
    2024年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんか谷崎泉先生の作品の中では珍しく(?)、受けは攻めのことが好きなんだって自覚済みです。しかも、昔別れた理由もなんかよくある話というか、すごくよく気持ちがわかるので、受けの気持ちに寄り添いあって読了です。しかも、攻めがすごく受けのこと愛しぬいていて、読んでいて心地良いです。2人がまた付き合えたことに感激〜作中何度もピンチに陥り、爆弾爆発しそうになったり、犯人に撃たれそうになったり、当たり魔村上、大活躍です。一番嬉しかったことは何?のくだり好きすぎてめちゃくちゃ何度も読んだし、受けが攻めに告白の返事しに来るのもすごく素敵な流れです。この2人、お互いにお互いが大好きなカプなんだよね。受けは恥ずかしくて素直になれないけど、お互いに大好きなのがこんなに伝わってきて、このまま2巻3巻どうなるんだろうー!!!もっとスッツツゴイラブラブに???受けの父の謎とか、黒柳さん暗躍編とかなんだろうか。まだ謎に包まれた1巻目。3巻通して繋がってるようなので、とにかく次へゆきます!
  • リセット

    谷崎泉/奈良千春

    お父さんのこと苦手なんだね。どうして?
    ネタバレ
    2024年11月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 谷崎泉先生の本、貪り読んでます。この先生面白い!と思ったのは、願い事は口にしないが最初なんですけど、その時に抱いた感想と似た感じ。この先生は、絶対に先生の中で決まってる設定があるはずなんですけど、本編の中で明かさないんですよ。じゃあ、どーじんしで続き書いてくれてるのか?っていうとそうでもないんですよ。真音の富樫さんはなんで両親と兄殺したのかとか、ファーストエッグの高御堂さんはどうやって父親を殺したのかとか、佐竹の本当の能力とか。この作品でいうと、なんで橘田さんは自分の父親のこと苦手なのか、っていうのが最後まで読んでも明かされません。母親があんな悲惨な形で亡くなって、父親に対して負目があって顔向け出来ないんだ、という口調じゃないんですよね。本当に父親が苦手な理由が何かあって、口がきけない人なんだと思われてもいいから父とは会話したくない何かがあったはずなんですけど、わからないままおわります。でも父親は子供のためにカウンセラーを見つけてきたりして、父らしい行いはされている。再婚した時も、自分の息子には、無理に喋らせずにつつがなく再婚相手の家族と過ごす。…なんか歪です。なんかあるはずなんです。この先生に原稿用紙のサイズ気にせず物語を書いて欲しいものです。でも、この謎部分が癖になるというか、想像の余地があり、とても面白いと私は思います。この作品には2人の攻めが出てきますが、なんかもう、ここまできたら、BLだの攻めだの受けだの関係なく、登場人物たちの関係性に感じ入る思いです。あまりにも相手の特別になると、関係性に名前をつけられなくなってしまうような、そんなお話なんです。読者はおそらく二度打ちのめされるでしょう。高平さんが別れを告げられた時、身を切られるような思いを味わいましたが、ここでおわりじゃありません。しかも、倉橋さんはとても良い人で、それが文面からも伝わってくるからこそ、2度目の別れはより耐え難い。でも、最後には倉橋さんの手を取って2人で幸せになる道を選んでくれるといいな。橘田さんがいつか心からの笑顔で笑って、エッチの時にはうんと甘えてかわいい声聞かせてくれるようになるといい。そんな暮らしができたらいいな。
  • 恋する救命救急医 片想い3 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    なんかあっさりくっついた!?
    ネタバレ
    2024年11月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ このシリーズ、ずっと手嶋先生に叶わない恋をしている夏目総司にワーワーキャーキャー言ってきましたが、とうとう倉田先生と!!!思ったよりあっさりくっつきました。なんか、夏目先生の距離の詰め方、アメリカ帰りだな、と。僕に触られるの、本当は嫌じゃないでしょう?とか、自分に自信がある人にしか出来ない攻め方だ。。自己肯定感の高い、陽の光オーラ満載の攻めに目が焼かれそうだ。いや、ここまで読んできたので、ずっと夏目先生も恋愛についてはなかなか上手くいかなかったの知ってるんですけどね。知ってるんですけど、年の功やら、経験値の高さやらが滲み出る攻めです。結構くっついた後はでろでろに甘やかしてくれそうな、良い攻めですよね!これからは、愛する人に気持ちを押さえ込んだりせず、スキンシップをできますし。夏目先生のスキンシップ鬱陶しくてちょっと今は離れて…とか言われてるとこも見たいよ。まだまだこの2人付き合い始めたばかりなので、続きが気になります。
  • 真音

    谷崎泉/麻生海

    真音というタイトルすき
    ネタバレ
    2024年11月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 真実の音、とかそういう意味が込められていそうな意味ありげなタイトル。この作品は最初の1巻目、別荘で致すところはまだ全然富樫さん乱暴者で、受けの心ついていってないし、ホント〜〜に体から始まった関係って感じがします。パチんコ店の寮で一息に奪われなかっただけまだマシなのかもしれませんが、最初はこのカプからあまり愛を感じなくて挫けそうでした……だって、受け本気でいやがってたもん。わかるもん。。無理矢理がすぎる。攻めもなんでもしてやるし、買ってやる、気に入ったとしか言わないし、ペットと違うんやぞ???という感じです、なんかモヤモヤきておわりました。それが変わったのは完全に攻めのあの一言ですね。罪を償うための時間を得られなかった、自分の罪と向き合えなかったアイツ(奥田)は不幸だと思うよ、っていう。凄い、雷に撃たれたかのような電撃が走りました。そんなふうに言われると思ってなくて。しかも、そのあとに受けは自分から攻めに電話して会いに行ったりして。誰が正しいわけでもない、お前を攻めたかったわけじゃない、正解があるような問題じゃないんだって言って抱きしめられるのが、本当にカッコよくて、誰よりも受けのことわかってるじゃん、攻め…と思って、そこからこのカプ大好きになった。受けが言葉足らずなんで、素直になれないときにも、キスされて言うこと聞いちゃう攻めとかも優しい人なんだなと思った。最終巻では会いたいコールで小田原から駆けつけて来てくれたしね。そういうところは面倒くさがらないの、良い攻めだと思う。普段は好き嫌い多くて、いろいろと強引なんだけど、なんかこどもっぽくてかわいくもある。憎めない。攻めと槙原さんの関係も良かった。書き下ろしの過去編とか今と全然関係性違ってて笑った。なんだこれ。正直、富樫組立ち上がるまでの流れで、福留とかいう輩にキッチリ釘させずになんか知らんところで死んだのは腑に落ちないし、波多野も結局どこ行ったん??なんやけど、それ以外はなかなか面白かったです。多分、その辺もオチつけようと思ったらスゲ〜ご長寿番組になりそうな予感。こちらもキ…ドルからどーじんで続きが出てるので、早速ポチった。続き書いてくれるの本当にありがたい。助かる。
  • ナアレフの恋人

    谷崎泉/藤井咲耶

    刻んでもいいなら星4.2くらいの気持ちです
    ネタバレ
    2024年10月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 突然谷崎先生にハマって今色々読ませていただいてる最中です。え〜と、この作品は正直言ってちょっと謎の部分があんまり…だったかなっていう笑。2巻でのなんちゃってスパイものもいやそこで終わるんかい!!!って感じでスカ引いた気持ちだったんですが、まさか3巻にあの時のメンバーが再登場すると思いませんでした。これだけ引っ張ってきた上総への返せない借りとか、清野の償って、蓋開けてみれば全然重い話じゃないんだが!?という感じで騙されましたね。いや、そういうお話だと気づくのがちょっと遅かったようです。先に読んだファーストエッグとかドシリアスだったから。。うーん、清野と上総がスゴイ好きなぶん、2人が物理的に離れていた距離や時間が長過ぎて、勿体なかったかな〜と。毎回2人がわーわー言いながらも喫茶店でオーナーとマスターしてるシーンでもあれば良かったかもしれませんが、川端さんと三島さんに完全に出番取られて登場しない回もありますからね。なんか、執着攻め好きなのもあって、ちょびと残念。もっと2人のやり取り見させてほしかった。でも、最後には素直になった清野さんとか、清野さんデレて調子狂ってる上総さんはいいです。この攻めにはもう一生そばにいるんだから、ってずっと言い続けていてほしい。流れ星のシーンとか素敵です。もうひとカップル、川端三島も最高です!三島さんがメロメロで全然頭上がらないのかわいい〜普段こんなキャラじゃないのに〜もっと弁護士の仕事してるシーンも出てきて欲しかった。この2人はキュンと切なさが良い塩梅で、全部読み終わってから一巻の方読み返すと、甘い雰囲気なのに抱いてくれなかったって拗ねてる川端さんがいます。あれ…この2人かなりラブラブだぞ???悪魔上総に負けずに愛を育んで欲しいぜよ。清野さんの愛される人オーラにちょつと嫉妬というか、羨望めいた感情抱いてる川端さんですが、心配するまでもなく君は攻めから愛されてるよ。清野さんは、食べ物にも住むとこにもインテリアにも興味ないっぽいから、上総さんみたいなタイプが恋人だと気が休まる暇もないけど、退屈しなくて良さそうだなぁて思う。なんだかんだでやっぱりお互いが一番のベストカップル。
  • 「寄宿舎の黒猫は夜をしらない」番外編集【電子限定版】

    鯛野ニッケ

    最高!!!!ドキドキキューンが満たされる
    ネタバレ
    2024年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編読んで、情報の多さにぐったり疲れてしまったんですけど、この短編やら特典詰め合わせは最高に良かったです。やっぱりこの先生の書く受け攻めのやり取り最高なんよ!!!受けがなんか攻めからドキドキする成分出てない??とか天然発言かます「真面目な疑問」とか、攻めの体温低くて気持ちいい〜!からの急上昇とか、最高にニヤニヤさして頂きました。真面目で照れ屋なユキがかわいいです!そんなユキをいつでも愛してるジーンも最高です。
  • 寄宿舎の黒猫は夜をしらない

    鯛野ニッケ

    なんか色々詰め込まれすぎ?
    ネタバレ
    2024年10月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直、この作家さんは体感予報しかハマりませんでした。その世シリーズも試し読み部分だけでもうお腹いっぱいになり、読んでないクチです。読んでないというか、読めなかった。。小説は読めるんだけど、漫画で文字数とか情報量多いのはなんか苦手かも。なんか疲れちゃった。体感予報ぐらいシンプルで、受けと攻めの気持ちのすれ違い通信が悶える!みたいな話の方が私には合っていたようです。ただ絵は好きだし、記憶を無くしちゃうパベルたちのカプもスゲ〜萌えるし、ユキも素直じゃなくてかわいいよ。でもなんか、情報量多くて読むの疲れちゃった。特に上巻とかコレどうなるの???という疑問でいっぱいで、攻めの胡散くらい感じする笑顔(コラ!)もなんか、あんまり…という感じです。攻めはあまり好みのタイプじゃなかったかな。受け大好き〜なのは良かったんだけど、なんかあまり攻めの攻め方が、心惹かれなかった。やっぱり私は体感予報みたいなドSとかぶっきらぼう攻めが根っから好きみたいです。たはは…ジーンが同胞のために立ち上がるシーンとかカッコいいし、すごく良い終わり方です。綺麗に終わってます。
  • ファーストエッグ

    谷崎泉/麻生海

    人間、そんなに器用にできてないんだ
    ネタバレ
    2024年10月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 書き下ろしが過去のお話なので、時系列ではなく、もしかしたら混乱する人もいるかもしれません。それでも頑張って4巻通して読むと、とても面白いです。2日くらい前に読み終わってたんですけど、あまりにも放心状態になり、感想かけませんでした。それほどに、自分の中に残像が残ってしばらくそこから離れられなくなるような深い味わいのある作品です。何を書いても重大なネタバレに繋がりそうなので、佐竹と高御堂さんのお話でも…結局、高御堂さんのお父さんのお話は詳しいこと出てきませんでした。もしかしたら、いつか佐竹には何か話してくれるかもしれないし、高御堂さんが墓まで持っていくつもりかもしれません。それでも、この2人は一生一緒にいることになると思う。佐竹を捨てることなんて考えられなくなっている高御堂さんに胸が引き絞られるような、切なさ、これからいつか直面するであろう2人の問題を思うと、やっぱり辛くなってしまうのでした。もうこの作品の時点で高御堂さんは40前後と書いてありますからね。佐竹が普段あんなに憎らしくて、態度も悪いのに、えっちする時、高御堂さんの顔中にキスする描写とかめちゃくちゃすきですね。高御堂さんの傷跡にキスする佐竹すきです。なんかネコみたい。お互いに好きだとか愛してるだとか言わないし、そのスゴい前の段階でお互いをそういう意味で求め合っていることを認められないでいる2人が、段々とどうしようもなく離れられなくなっていくのが丁寧に描かれています。時々、市場さんのことを思い出す佐竹ですが、それでも別れられないのはやっぱり愛だと思いますね。情なんかない、と言い切っていた高御堂さんの「ここにいろ」「ここじゃ厭か」は痺れます。珍しく佐竹の隣で寝て朝までそばにいるのも。。レビュー少ないんだが、とても素晴らしい作品です。しばらくは谷崎先生の本読もうと思います。先生の作った番外編同人誌もキ‥ドルでご覧いただけますので、みんな読んで欲しい。
  • 願いごとは口にしない

    谷崎泉/麻生海

    何度も何度も泣いて前が見えなくなった
    ネタバレ
    2024年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 超〜ネタバレありな感想なので、読まない方がいいです。以下、感想。受けは、とても美しい人なんでしょうね。攻め、攻めの友人、弁護士、医者、それに攻めの父親。たくさんの人から慕われて、誰しもが受けからの愛を求めて奪い合うような関係性だったのではないかと思うのですが、受けの薄幸な感じはなくなりません。佳人薄命という言葉が思い浮かぶ。むしろ、ああやっぱりね、という感覚すら読者に抱かせるようなそんな感じです。まず、賢一という名前がそんな美しい人に似合わない。小学生だった攻めに初めて会ったときの言葉もおぼつないような受け。攻めの父親も左利きだったんでしょうか。手の長さに目が行った受け。全て読み終わってから読み返すと、どんなシーンも愛おしく感じられる。しばらくは攻めが大人になるまでの日常が続きますが、そんなふうに何十年も穏やかな時間を積み上げてこられたことに感謝する気持ちがわきます。受けはずっと綱渡りするような心持ちでいたはずだから。攻めは、途中受けと少しだけ似た人と関係を持ちますが、この人がちゃんと自分が傷ついたこと伝えてきたシーンはなんかグッときました。なんか、そういう大人はアリだと思います。大人だって傷つくんだってこと、忘れちゃいけない。大人になったって、何歳になってもお誕生日お祝いしたい。そういう忘れていたものをね、思い出させてくれる作品なんです。後半、ガラッとミステリー仕立てになり、最後の最後まで2人の関係から目が離せず一気読みでした。こんなに集中して、他ごとに手がつかなくなるような作品はそうそうありません。今日が日曜日で本当に良かった。この2人がこの先もずっと一緒にいられるように祈ります。読み終わってみると、たくさんの愛に溢れた作品だったことがわかります。受けも攻めも、決して1人じゃなかった。ひとりぼっちならこの作品は生まれなかったんだ。2人ともたくさんの人から愛されてた。ベランダで水仙育て始めたくなる。みんなみんなありがとうーーー!!!谷崎先生ありがとうーーー!!!
  • 恋する救命救急医EX 同人誌再録集 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    トムが森住先生に口説かれた話が入ってます
    ネタバレ
    2024年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 森住先生がトムを口説いたという夏休みの話が入っていて、あ〜なんか本編で言ってたやつコレだったんだ!と思って、星ひとつ下げました(え?)いや〜読む時期を逸しました。この2人の需要あるのかもしれませんが、個人的にはとてもとても興味なかったので…。宮津先生が森住先生に話す口調スゴイ強くて笑いました。今もう少しソフトじゃない?この頃の宮津先生、今現在ほど余裕ないですね。それにしても、藤枝さんとラブラブでございます。篠川先生が年末年始全然休めなくってプンスカしてる賀来さんもなんかかわいかった。やっぱりあのネクタイはあてつけに贈ったものだったんですね。賀来さんあんなに怒ると思ってなかった篠川先生、宮津先生のためだったのも萌え萌えキューーーンて感じで、悶えました。篠川先生やさしい。筧さんは篠川先生のお宅ではあんなにつけつけと神城先生下げてましたけど、ラストのお話でとても可愛らしいところ見せてもらってお腹いっぱいです。幸せそうな2人でした。
  • ラブ キス(2)

    一穂ミチ/yoco

    蛇足かな続編なしのほうが綺麗に終われた
    ネタバレ
    2024年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱり続編て大抵蛇足だな、と。前の巻で書ききれなかったことって、そこはもう読者にその後を委ねてもいい範疇だと思うんですけど、どうしても書きたくなったんでしょうか。2年後に続編が刊行されています。読者の「これの続きないんですか?!」は元々甘々、ラブラブ系のお話書いてる作家さんだけが真に受けて良い言葉だと思います。前作は、2年も離れていたのに、やっぱりお互いのこと忘れられなくてでも元には戻れないとお互いにわかりきっているのに、それでもどうしようもない2人、というところで苑が東京に帰っていくところで終わっています。その後、なんだかんだ2人は一緒にご飯食べたりして、友達以上恋人未満な生活を続けていました。なんか、そうなんだろうな〜と思っていた通りのことが綴られていて、個人的には前作で感じたこの先生が本来持っている読ませる文章力があまり生きていないと思いました。(あまり興味のわかない)日常が続きます。そんな中、昔の自分を思わせる少年と出会います。この辺は2人の関係に決着つけるのに重要なキーなので、これだけ力いれて書いて下されば良かったんですけど。最後にまたかなこちゃんの昔の男とか出てきて、攻めが怪我をして、攻めの大切さに気づく…みたいな展開は完全にいらなかったでしょ。前回の焼き直しです。やっぱり俺ともう一度家族になろうっていう。もう一度、苑が雑賀姓になる絶対的な描写をしたかったんだろうか?個人的にはそこに対する拘りそんなにないと思うんだけどな。読み終わる頃には、攻めに振り回されたという気持ちでいっぱいです。攻めだけが悪いわけじゃないのはわかりますけど…そんな攻めにめちゃくちゃ態度悪くなってましたね、受け。どんどん自分の気持ち出すようになって、人間らしくなっていました。腐れ縁の恋人感でてました。受けが決めるのを待ってたと言いますけど、そもそも先に受けへの気持ち失くしたのは攻めなんだから、攻めはもっと受けにまた信頼してもらえるように頑張るべきなんじゃないの?という気持ち。なんで攻めからお前は逃げてばっかりだみたいなこと言われないといけないの?付き合うのも、告白も恋人も養子縁組したのも、突き詰めれば全部攻めが勝手に始めた物語なんだよ???攻めが受けのこと責めるような発言はなんか違うと思うんだけど。続編は私にとってなくて良いものでした。
  • キス

    一穂ミチ/yoco

    何度かこの話から逃げ出したくなった
    ネタバレ
    2024年10月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一穂ミチ先生初めましてこんにちはな読者です。一番有名な某シリーズは受けの性格が受け入れがたく、今のところ手にしておりません。これはなんか、冒頭の図書館に通っているどこにも居場所のない受けの様子が気になりました。この子はどんな大人になるのだろうか、攻めはこの地元のボンボンなんだろなーというぼんやりとした、一抹の興味からです。この作者さんの本は何となく好きにならないような気がしていました。そういう勘みたいなものは外さない質なので、きっとこれと続編のラブしか読むことはないでしょう。逆に言えば、きっと自分とは合わないだろうなと思い続けていたにも関わらず、購入する気になった稀有な作品です。結果的に買って良かったのかもしれません。やっぱりこの胸を抉られるしんどさは性に合いませんでした。真っ先に攻めの手術後どうなったのかまで飛び、ラストまでを薄くさらった後にようやく読了しました。こういう攻めはハッキリ言って好かないです。嫌いだと言ってしまえれば、むしろ楽になれるのですが、それはわたしの気持ちに一番近い言葉ではありません。受けが自分のことをすきになるように、たくさんの飴を用意して、2人の愛の巣まで作り、戸籍上も法律で認められた家族になったというのに、この仕打ちはBLにおける攻めとして、最低だと思います。しかも、二年ぶりに再会した受けに正直言って重かった、身軽になったとか言ってしまうタイプの攻めです。それを正直に開示してしまうのがこの攻めなのはわかりますが、受けが不憫でなりませんでした。出自が恵まれない受けはすべからく攻めに愛し抜かれて欲しいと思っているので、攻めの身勝手さに納得がいかないというか…また東京に戻ってきて、受けとより戻すつもりなら、半端な覚悟で近づいて来ないでほしいんですが、どうなる次巻…という感じです。思っていたより、ストーリーの運び方とかこの作者さんの文章の流れは好きな部類だと思ったのですが、攻めへの不満が多いです。受けには幸せになって欲しいんだ。受けこそ、攻めからの呪縛から解き放たれて別の人見つけたって良いと思った。大人になった苑は何にだってなれるんだから。
  • 真珠にキス

    遠野春日

    わたしの大好きがたくさんつまったカプ!!
    ネタバレ
    2024年10月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めも受けも最高!!!だいすきすぎる!!!受け乗車中の極道モンに車ぶつけられるところから2人の出会いは始まります。このあと、受けはそういう奴じゃないと思ってたのに、車の修理代で職場まで押しかけてきたり、家まで鍵複製の上押しかけてきたりしてウンザリする攻め。受けはマジで取り繕うということしないので、店員の前で大したことない店とか言うし、攻めの書斎にある本椅子がわりに座るし、攻めの忍耐すごいと思う。人によっては地雷踏みまくり、口も悪過ぎなんだけど、憎めない…なんか、そこも含めて人間的魅力があるというか、目が離せなくて、つい相手をしてしまう。なに、この感覚!?逆に、この受けがしょんぼりしてたり、本気で落ち込んでたら堪らなくなって、慰めてあげたり、なんでもしてあげたいという気持ちになってしまうと思う……魔性、悪魔、、でも、受けは受けでそういう隷属的な人を求めていないと思う。砂原なんかめちゃくちゃいい僕だと思うんだけど、ちょっと鬱陶しく感じてて、受けが1番自分らしくいられるのって攻めの前でだけなんだよね。砂原、西條、谷木、梁井その他多数の狂わされた人たち、お疲れさまでした。特に谷木?はめちゃくちゃに萌えました。お前もかい!!!って感じで、朝霞のこと好きなんかい!!!ってツッコミたくなった。お前も俺と寝たいんだろ?みたいこと行ってエレベーター中でイチャコラするのめちゃくちゃ良かったです。いろいろ言ってたのは、手が届かない腹いせに言わずにはいられないという心境だったんだろうな。そんな感じで、攻めと出会うまでは梁井さんに隠れていろんな男摘み食いしてきた受けですが、このぶっきらぼうで無口で大して甘い言葉も囁いてくれない葛元さんにメロメロなのがまた良い…最後には相思相愛ラブラブカップルになっていて、葛元さんの憧れた仏文っぽい燃える恋になったんじゃないのかしら。なんせ、極道の頭から寝とった恋人ですから。自分たちほどラブラブべったりな恋人いないと思うと自覚、自認している攻めめちゃくちゃ可愛くないですか???直前までえっちしてたせいで遅刻しかけた攻め、よく見るとメガネのレンズが曇ったままだったり、ネクタイの結び目が乱暴だったりしたんじゃないんですか!!??この2人のラブラブな続き読みてえーー!!!マジでこのカプは推せる。お互いの細かい心理描写もすきです。
  • トリアージ ~金の瞳の異邦人~

    春原いずみ

    なんかちょっとミステリー仕立て?
    ネタバレ
    2024年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最初に勤めていたクリニックが閉鎖されたことも、こんなふうに伏線回収されるとは思っておらず、なんかちょっといつもと違う感じが面白かったです。受けは恋救貴志先生と同じような偏見、差別を受けていた上に、病院や大学にも居場所がなく、天才ってのは思っていた以上に大変だなぁ……という気持ちになった。それにしても、激務な受けである。や、休みはなしですか…?しぬど……でも、そうなってしまった原因というのも切ない。バチスタやってもらってたら助かったんじゃないのかなぁ、あの家族。攻めが受けを手懐けていくまでの過程がすきです!じっくりじわじわ。懐いた後の受けも可愛くて、自分にしか懐かない猫みたいな感じで、2人の特別な感じがとても良かったです!受けの人格もそのままで攻めに受け入れられているのがなんか良いなぁと思う。このお話の後にどうなったのかはわからないんだけど、やっぱり何もかも受け入れてくれる攻めってのはそれだけでカッコいいんだよ。大満足な一冊でした。
  • 恋する救命救急医 ミステリアス・アイズ 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    魔王の過去
    ネタバレ
    2024年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この2人に対する興味が、他のカプに比べて低いというか、ぶっちゃけあんまり興味ないんだけど笑これはそれなりに面白かったです。貴志先生は、容姿で偏見や差別的な目で見られていて、そこは本当にかわいそうというか、やるせない気持ちにさせられる。マジでアメリカ行ってそのまま就職した方がよほど充実した安泰な人生送れてたと思う。森住センセにそこまで執着する気持ちも今ひとつわからないし、わたしにとって貴志先生はちょっと理解不能な点が多すぎで、萌えるまでに至らないです。冒頭の森住先生の貴志先生だいすきって言ってるシーンはすごい好きですね。受けにそんなこと言われて照れない人いないと思うんですが、アンドロイド貴志は容姿を褒められることも慣れてるので、あんまり反応が面白くないんだよね。それもこの2人に興味が湧かない一因というか。貴志先生クールすぎで。宮津先生はもはや恋愛については、森住先生より二歩も三歩も先を行っていて、最初の頃が懐かしい〜なんか森住先生が宮津先生の分のパンも買ってあげてて、フラフラな宮津先生にお前大丈夫なのかよ?とかいつも心配してたけど、今は立場逆転してるよね。時の流れを感じる瞬間です。
  • 恋する救命救急医 ウィステリアの君へ 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    なんか2人とも人間味出てきたよね〜
    ネタバレ
    2024年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 穏やかでいつも上品なマスター、優しくて可愛らしい宮津先生。そんな2人が、ちょっとケンカしちゃって、ギクシャクしてる!!!この2人、ケンカできるようになってる〜〜!!!と大興奮しました。だんだんとお互いの素を出せるようになってきたってことだよね!!!なんか、感激。とくに、宮津先生があんなふうにプンッというか、スンッてなると思わなかったから、めちゃくちゃ意外でギャップ萌えした。そんな宮津先生をみて、戸惑って車を走らせるしかない藤枝さんも。ぜひ、これは読んでほしい。藤枝さん、結構苦労してますよね、、海外でいじめられて、志した医者の道も途中で諦めて。そんな2人のイチャイチャからしか得られない栄養がある。
  • 天才外科医の憂鬱

    春原いずみ

    香野先生の過去が痛ましかった
    ネタバレ
    2024年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めも受けも小さい頃大病患っていて、よくここまで大きくなったねぇ…(ぐすん)という気持ちなりました。しかも、受けはアメリカいる頃に輩の毒牙にもかかってるし、受け痛ましいシーンがたくさんあった。親の意向で手術もなかなか受けさせてもらえなかったり…。お話は面白くなかったわけじゃないんですけども、受けも攻めもそんなにわたしの好みドンピシャって感じでなかった為、星4です。なんか、受けが攻めのこと好きになったという告白唐突で、え、あ、すきやったんかい!という感じで、いつの間にか、自然と恋人になってました。恋の障害みたいなのはそんなになかったかな。横恋慕ウメ氏は病院の人事ひっかき回してくれましたけど、その後久能さん編とかあるんですかね?でも、こちらの2人もあまりそそられないというか。久能先生は悪くないんだけど、梅原氏みたいな人、ちょっと人間性がな…矢代先生のこと傷つけようとしてた人が普通にその後も勤務してる病院こわすぎる。ちよっと魔がさして…とかじゃなかったじゃん。明らかに手を狙って傷つけようとしてたじゃん。その辺がどうも受け入れられなかった。このセンター自体、閉ざされた環境という感じで閉塞感がありますね。
  • A・KI・RA~路地裏の迷い猫~

    中原一也

    事件も恋も、ちょっと中途半端?
    ネタバレ
    2024年10月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 雑誌掲載分と書き下ろしの2本とかの場合、一旦前編後編で分かれてしまうわけですが、この作品は前編で終わっていた方が綺麗に終われたかなと思います。前半だけなら星5でも良かったのですが…レギュラーキャラでない、後編にだけ子どもが出てくる話って大概面白くない気がします。前編でやっと恋人になったのに、攻めとはコミュニケーションも満足にとれないし、甥をあてがわれて受けのストレスはMAXって感じでかわいそうだった。元々環境に難ありで育ってきて、その辺は攻めもよく知ってるはずなのに、いきなりお兄ちゃんだろ、は無理があると思います。受けは家族に恵まれなかった16歳なんだよ???作中に出てくる甥っ子よりもずっと過酷な環境で生きてきて、生きるためになんでもやらざるを得なかった子がやっと自分の居場所見つけたと思ったのに、それは夢だったの???みたいな感じで、とても悲しくなった。こんな後編ならなくても良かったかな…攻めが受けと距離を取ろうとしたこと自体は真っ当な大人だなって思うんですけど、知らない子ども引き合わせてお兄ちゃん役任せるのは、違うでしょ。恋人になったばかりの一回り以上歳下の若い恋人に求めるのは無理があると思います。それに、前編でも描かれた事件は結局解決したのかどうか、わからないままで終わってしまいます。談合事件だけで一本かけるほどの技量がある先生なだけに、今作では尻切れトンボのようにおわってしまっているのが残念。尺が足りなかったんだろうな、というのは察しますが。あと、甥っ子も手術するほど酷い怪我だったみたいですけど、そのあと出てこないので受けとの関係もどうなったのかわかりません。和解…したんだろうか。小さな子どもと喧嘩して大怪我おわせるような高校生相当の少年、親がもう会わせないような気がするのですが…。攻めの人柄とか設定自体はいつも通り大好きだったので、その他の点で気になることが多かったです。
  • 恋する救命救急医 片想い2 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    夏目先生の片想いもはやビンテージ物
    ネタバレ
    2024年10月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 夏目先生、手嶋先生のことめたゃちめゃ好きだったんじゃん!?もう、愛じゃん!?手嶋先生が神谷先生のこと好きで好きで好き過ぎて、何処にも割り込む隙間ないから諦めただけで、少しでも自分のこと考えてくれる余地があったなら、絶対に諦めてなかったでしょ(額に手をあてるポーズ)(深いため息)一緒のアパートに住んだ半年間、自分のことアピールしなかったわけがないんだよこの男が!!手嶋先生の愛の受信機、神谷先生から向けられる物以外、正しく解読できなくなってるので、夏目先生はただのスキンシップ好き男に認定されてしまいました。一緒に住んでて、キッチンやリビングで同じ時を過ごすって……夏目先生ある意味生き地獄?全然、気持ちに気づいてもらえないし。仮に気付かれていたとしても、受け入れてもらえないし。日本に帰りたいなぁって言った時の手嶋先生、全然夏目先生のこと視界に入って無さそうだ。アウトオブ眼中。一緒に生きることはできないけど、せめて同じ空気を吸って、少しでも近いところで生活したいという願望、手嶋先生健気過ぎませんか???四六時中側にいても手嶋先生の寂しさ、自分には癒せないと悟ったんだろうな。頭良い人って、自分の役割というものについてはとても敏感で、立場というか、引き際心得ているイメージがある。好きだからこそ、親友という立ち位置だけは失いたくなかったのわかる…。何年経っても変わっていなかった手嶋先生。神谷先生に愛された時のまま、何も変わりたくないというモノローグがあったと思うのですが、本当に手嶋先生は健気で優しくて、見てて胸痛くなる。そんな人を好きになってしまった夏目先生もツラいよー!!!でも、手嶋先生の気持ちを尊重してくれてありがとう(号泣)手嶋先生に迫りまくって、玉砕する夏目先生も見たかったけどね。if世界があれば。夏目先生がなりふり構わず必死になるところが見たいんだ!!!えーと、今回はセンターのいつメンが大活躍で、倉田先生のことも少しずつわかってきましたよ!河瀬先生、もしかしてだけどライバルなのかい!?意味深なところでおわっちゃった!あなたにだけは助けられたくなかった、とか言っちゃう研修医えっ?て感じじゃない??すごい気になっちゃうよね〜夏目先生はサラッと笑顔で流せちゃうのがすごい。倉田先生の家庭環境も少しわかってきて、誰かしっかり手綱握ってあげて欲しいと思った。
  • やんごとなきオメガの婚姻

    遠野春日/サマミヤアカザ

    両親の過去編
    ネタバレ
    2024年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半はまだ良かったんですが、書き下ろしの展開が結構キました。しんどかった…前半もまあヤ〜なやつから目をつけられて、面倒くさいことになりますが、三宅さん…?何者?2つ年上の嘉瀬も不思議な同級生、という感じで、読ませる力があったんで、そこは面白かったです。が!後半の婚約やらお披露目やらに向けて、攻めとの時間がなくなる中、知らない会合にいって嫌がらせ、知らない人の車に乗って危険な目にあう、怒涛の結婚発表妊娠でなんかちょっと気持ちがついていけなかった。攻め、急に藤堂の家に入ることにしたからいろいろやらなきゃいけないことがあるのはわかるんですが、あまりにも登場シーン少なくて、これはちょっと悲しかった。本当に本能的に惹かれあったというだけでおわってしまっていない???まあ、受けは遠くから攻めの仕事ぶりいつも眺めていたみたいだけど。歳上の愛しきオメガ読んだ時から、この両親編は相当素敵な話に違いない!と期待が大き過ぎたのもありますが、あちらの方が面白かったです。始終攻めに守られていて。今作を読めば、いかに受けが世間知らずかということはわかるので、それ以降どこにでも連れ歩くようになるわけだ、と納得はしましたが。結局攻めのことがほとんど何もわからないで終わったのが惜しいよ!!絶対、悠真さんと似ているというからには、この攻めあたしの好きな攻めに違い無かったんだから!!!無念。まあ、雅巳さんが思うほど、雅純さんが恵まれていたわけではないということもわかったところで、この2人は仲良しさんになって欲しいですね〜やっぱり同性のなんでも話し合える関係って憧れるし、安心感がありますよね。この話読んで思ったのは、2人はとても似ているということです。きっと良い関係になれると思う。雅純さんの親、自分が一人っ子ならアルファの女迎えてでもアルファの子ども生ませたはずだとかいうモノローグあったから、どれほど非道な親かと思ってましたが、普通でしたね。そこだけなんか違和感を覚えました。
  • 愛しき年上のオメガ

    遠野春日/みずかねりょう

    両方の視点から楽しめます
    ネタバレ
    2024年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ やっぱり遠野春日先生の書く攻めがだいすきです。この攻め、高校生でまだなんの力もない、貴族のボンボンなんですが、本人もそのことをわかってて、歯痒い気持ちとか、それでも自分に出来ることをしたいっていう思いが好きですね。2人の心の内側がたっぷり書いてあるので、わたしはこのスタイルとてもすきです。受けが本当に辛い人生送ってて、情熱シリーズの佳人さん超えたかも…佳人さんはいちおうヤクザの囲われモノだったし、大学まで行かせてもらえたけど、雅巳さんはマジで知らない人ともだし、両親もわからないし。かわいそうな人だった。攻めがこれからは受けのこと守って包み込んでほしい。どうしようもなく惹かれ合う2人の気持ちがよかったです!ただ、事件の畳み方があっさりしてて、あんだけ受けのところに来てた警察のいけすかない刑事とかコテンパンにしてやりたくなったし、写真送りつけてきた元番相手の妻は蹴り飛ばしたいです(中指立てるポーズ)あと、卒業式に燕尾服はまあ良いとして、シルクハットは恥ずかしいと思った。ちょっと物馴れ無さ過ぎて、、攻めの父親たちのお話もあるようなので、そっちも読みたいです!
  • 夢のある場所

    春原いずみ

    吉永先生げんきになったみたい
    ネタバレ
    2024年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前の巻でこてんぱんにされたわたしですが、この巻はしんどい展開なくてホッとした。でも、2人のラブラブで甘〜い展開はやっぱり少なかったかな、と。前の巻ですっかり苦手になってしまった春谷先生が受けに言い寄ってきたのが無理すぎて…春谷先生も、春谷先生の妹もよくわからない。この2人は過去になんかあったんですか?お互いにシスコン、ブラコン拗らせてる系なんですかね。この2人に関しては本当に情報不足すぎてアレなんですけど、2人で仲良くどうぞって感じで、攻めと受けそれぞれ振り回された感が否めないです。受け、もっと吉永先生の良いところ言ってやれ!!!という感じで、もっと完膚なきまでに春谷先生じゃお話になりませんから〜くらいのこと言って欲しかった。前回で不遇だった攻め、今作では実習生妹に張り付かれて、受けとゆっくりする時間も取れない。ただ、電話でコソコソ話したりするのは秘密の恋人って感じで萌えたけどね。オフィスラブじゃんって思った。なんか、最初の巻が1番面白かったです。だんだんと失速していった感じ。受けの弟氏は結婚も控えてるそうです。神村先生とか樹くんとかも誰かとBLにしちゃって、恋救みたいなわちゃわちゃがあればこのシリーズの暗さ、しんどさ軽減されたと思うのですが、この妙なリアルさも昔の作品故かもしれません。攻め、だいすきな性格、設定だったのに、なんだかあまりカッコいいところが見れなくて残念。苦悩する攻めもいいですけど、やっぱり攻めはいつも輝いていてほしいとかわがままなんですけど思ってしまいます。受けが内科医なのもあり、一緒に仕事するシーンとか少なかったかな。2人が一緒にいる場面自体、シリーズ通しても少ないように感じました。追記・このシリーズめちゃくちゃたくさんドージンシ出てた!!!ちょっと作者様のホームページ?で読めた短編では2人の仲睦まじいところが見れてすごく嬉しくなりました。いつか電子でもっとたくさんの続きを読めたらいいな〜神城先生の似てるな〜って思ってたけど、やっぱり吉永先生と神城先生の構成物質似てるよね!!本編甘くなかった分、きっとたくさんラブなお話出てると思うんだよね〜出会ったのがあまりにも遅かった。
  • 鏡の迷路

    春原いずみ

    しんどくてちょっと流し読みしました
    ネタバレ
    2024年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 吉永先生に試練が訪れます。マジでガチの試練過ぎて、胸がキリキリと締め付けられ、途中からしんどくなってまともに取り合ってるとアカンなる…と思い、流し読みで読了です。このシリーズは2人の穏やかな一日みたいな、そういうのないみたいです。とにかく新しく補充されてきた春谷先生がバリバリの人で、吉永先生はどんどん居場所なくなって行くような、追い詰められていくサマがリアルすぎて、脱落しそうになりました。これ初出97年とかみたいなんで、相当古いんですけど、春原先生初期はこういう作品も書いてたんだなあという感想です。前の巻ではすごく頼りにされて、人気な先生という側面ばかりプッシュされていましたが、人生良い時もあればとことんまで落ち目になる時もあるよな、ということを噛み締める展開です。特に、看護婦からの嫌味というか、陰口がキツかった。だから女は嫌いなんだよ〜とゲンナリするよ。もちろん男社会だってネチネチして嫌〜な男いるだろうけど、自分自身女だから空気感というか、雰囲気がリアルに伝わってくるんだよね。BLでそこ読みたい感じじゃありませんでした。しかも、受けから回されてきた復権、自分の力不足によって春谷先生に回すことになったり、それによって余計病院の中で攻めの居場所がなくなったり、受けとの関係もドン底まで拗れて泣きたくなります。受けと副院長との関係もなんだか怪しく思えてきて、何もかも信じられなくなる攻め。最後には春谷先生とお互い認めあう関係に落ち着きますが、わたしは春谷先生自体もう苦手だ…本当にラストのラストまで攻めは苦しみ抜いておわります。カッコいい攻めはいません。とにかく闇の中で必死に手探りでもがいてる攻めの姿が続きます。しんどかった。
  • 恋する救命救急医 そして、扉は開かれる 【電子オリジナル】

    春原いずみ

    2人が同棲するまでのお話
    ネタバレ
    2024年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ わたし、これ読むのが遅くなったので、本編で藤枝宮津カプはもういつの間にか同棲してて、家購入済みだったんだけど、ちゃんと個別のエピソードがありました。同棲してるカプ多いもんね〜宮津先生、篠川先生とか筧さんのこと羨ましかったんだー!なんかかわいいー!と思いましたね。藤枝さん黙って放浪の旅に出てしまいましたが、無事に帰還。賀来篠川の10年も長いけど、神谷手嶋なんか17年よ宮津先生…。みんな仲良くいつまでも一緒にいて欲しいな。神城筧の同棲ライフも良かった!お寿司作ってる筧さんにスゲースゲー言ってる神城先生も微笑ましいし、そんなふうに笑ってる神城先生のこと大好きな筧さんがかわいくてすき。ごちそうさまでした。
  • 夢の扉

    春原いずみ/麻生海

    前作ではいけしゃあ×2とした受けでしたが
    ネタバレ
    2024年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けは攻めから愛してるとか前作で言ってもらって、お前の身体に触れていいのは俺だけだとかめちゃくちゃ熱い愛の台詞も囁かれていましたが、一年近く付き合ううちに、だんだんと2人の仲はいい意味でこなれてきて、寄り添い合うのと同時に、お互いがいて当然みたいな空気感も醸成されて、だんだんとお互いの気持ちが見えなくなってきてしまったのかも…そんな中、弟の入院手術、弟・患者から頼りにされる攻めを見て、攻めにとって自分ってなんなんだろう…みたいな気持ちになってしまったの容易に想像できる。特に、弟さんの病室入り浸りで、送り迎えもしなくていいから、って言われた時は、なんか突き放されたように感じたんだと思う。自分もかつて彼の患者だった。そして、自分とよく似た弟。自分って本当に攻めから必要とされているんだろうか?という存在証明。多分、攻めは弟の手術がおわるまではそっち優先して、それがおわったら2人の時間を大切にしようと思ってたんだろうけど。攻めの不器用なところが出たな、と思う。そんなに受けがぐるぐると思い悩んでいるなんて考えつかなかったんだろうね。なんか攻めは誰にでも優しすぎて、ハッキリと弟氏の告白を断るシーンもないし、思った以上に不器用というか、自分の身内認定した人には八方美人なんだな、と。まあ、あの時は手術前日だし、あまり刺激したくなかっただけなのかもしれないし、自分が他人からそんなに好意や信頼を寄せられているということに対して無頓着なだけなのかもしれないけど、受けが胃に穴開くほど悩ませて、傷つけてしまったのに、フォローがこんなに遅れてしまったことはちょっと悲しいかな。攻め自身受けとの関係に悩んでて、受け以外のことに思考を割く余裕なかったのも感じますけどね。でも、弟氏にはキッパリと恋人いるって言って欲しかったかな…聡明な弟くんは自分で正解を見つけましたが、あのシーンも攻めの残酷さを感じた。ああいう結末で終わる淡い恋、胸が痛くなるよ。わたしは好きな人から引導を渡してもらえないって、その価値すらもないという事と同義だと考えるタイプなので、攻めは結果的により痛烈な痛手を弟氏に味わわせていると思うのですが…前作よりも苦いお話でした。受けは思ったより強くなかったし、攻めは思ったよりハッキリと物事に白黒つけてくれる人じゃなかった。2人とも不器用すぎて一年も付き合ってるのにこんなことで仲違いして。切ない
  • 逢えるかもしれない

    春原いずみ/麻生海

    医療訴訟こわい
    ネタバレ
    2024年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作中出てきたスポーツ選手の女性、神経質でややヒステリー持ちなかたなんでしょうね…退院する頃には悪いことをしたとか言ってたみたいですけど、謝ってすむなら警察はいらねーという言葉が昔っからありますよね。強い言葉を使う人は、この言葉がそのままの強さで自分に跳ね返ってくることを覚悟して使用するべき。自戒を込めて。そういうわけで、攻めが病院を追われたというのは悲しかった。ままならない社会の病理。そんななかで深まっていく内科の受けとの距離。受けの病んだ肩とか、攻めの暖かい手という表現めちゃくちゃ好きだったんですけど、エチがあっさりすぎて少し残念!この2人のちょっとひねくれた関係性すごい好きだから、続編があると知って歓喜乱舞!!2人とも不器用そうだから、受けの方から攻めの家に会いに行ったの悶えました。しかもクリスマスに!会う予定たてるのもおぼつかない感じがすきだーーー!また同じ職場で2人のラブが見れるのが嬉しいです。お仕事ガッツリ系BLですね。
  • 恋愛免疫不全症候群

    春原いずみ

    めちゃくちゃ好きな攻めキタコレ
    ネタバレ
    2024年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めの妹さんのことはよくわかったんだけど、肝心の攻めの生態がいろいろと不明なままおわった!もっと詳しいプロフィールプリーズ!!!いやーん、この攻め好き〜!我が道をゆく系の男らしい、正義感強い男めちゃくちゃすきだーー!!!今までも相当苦労したと思うんですけど、自分の生き方変えない、曲げない、頑固でありつつも美学すら感じる生き様惚れました。実際にね、身近にいたら苦労すること間違いないですけどね。それでも攻めみたいな生き方イイなぁと思わざるをえない。どんな事でも貫き通せばそこに道ができるんだよ。こういう人について行きたいって思う。YES、My Lord!しかも、そんな攻めに過度に同調するでもなく、反発するでもない受けの態度、なんか…これも良い…。受けの自然な受け止め方というか、スタンスみたいなのも本当良くて、この2人出会うべくして出会ったカプと思う。お仕事とBLの配分も良い塩梅かと。私はこの先生の作品にはあまりエロ求めてなくてですね、面白い医療BL読ませてもらえるならそれで充分満足です。お互いにお互いを助け合うというシチュエーションもすき。どっちかが優しくされっぱなしじゃない、対等な関係。それにしても、助けた患者家族に恨まれるのって恐ろしい…結局、その人の思い通りにならなかったら、どんなに正しい行いをしてても、恨まれる時は恨まれるんだよね。なんなら、指くっつかないエンドの方が多いわけだし。形成の手術グロそうなんで、外科医サマすごい。攻めなんやかんやで、とてもミステリアスじゃないですか?攻めが海外生まれなのは、両親が海外いるからなの?攻めは顔濃いだけでハーフではないんですか??などなど、詳しく知りたくなった。この攻め、聞いたらなんでも教えてくれそうなのに、受けがそんなふうに踏み込んだ交友関係築いてこなかったが為に、人から知らされて攻めのこと知ったりして、傷ついたりしてそうだ。そんな受けのことなーに傷ついてんだよおとか言ってどこまでも暗く落ちていきそうな受け受け止めてくれる陽属性の攻めがとにかく好きすぎて。受けは天使様とか聡さま呼ばわりされてるの可愛かった!櫻居先生はなんなの?自分から下の名前で呼ぶとかしてみたら良かったやん!もう大事に大事にしすぎて、天使は人様のものになってしまいましたとさ。この3人のラストの掛け合い良かったからこんな日常が続いて欲しいな〜
  • 恋する救命救急医 片想い 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    やっぱり手嶋先生のこと好きだったんじゃん
    ネタバレ
    2024年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 手嶋先生、神谷先生の前でまた夏目先生とスキンシップしてましたね!!あの後、軽くやきもち焼いた神谷先生が手嶋先生と熱い夜過ごしたかと思うと、顔のニヤニヤが止まらなくて、不審者同然顔になってしまう。多分、この前神谷先生がやきもち焼いてくれたの嬉しくて、手嶋先生ちょっとわざとやったと思います。俺の薫は可愛いなーとか思って笑ってそうだ。またこの2人が見れて嬉しいよ〜〜〜!てゆうか、やっぱり手嶋先生のことすきだったんじゃん!!!夏目先生、ごちゃごぢゃ言ってるけど、それ、すきだったてことでしょォ!?手嶋先生のマンションの部屋の前で再会した時、抱きしめてきたのに含みを感じます。あれ、再会を喜ぶ挨拶のハグなんてカワイイもんじゃねえぞ。「相変わらずかわいいね、僕の手嶋くんは」だからね!なんか、ボタンの掛け違えがあれば、この夏目総司と…う、うわー!手嶋先生の紅茶しか飲めないとかも言っていたような…。あれ、これ夏目先生のお話なんですよね???このあと、夏目先生の相手になる人は大分大変そうな気がする…。それから、手嶋先生と友人だという方は、鏡宮さんとフラグ立ってるんですかね?なんだか、出てくるたびに気になるお方です。鏡宮先生編も首を長くしてお待ちしてます。…えーと、ここまで神谷手嶋夏目の感想…倉田先生は、どんな人かまだよくわからない。このシリーズ、リアルタイムに追いついてしまった〜完結してない作品に追いついてしまうのは、待つのが焦ったいよー!
  • 春原いずみ《Dr.×Dr.》全3冊特装合本版

    春原いずみ/藤河るり

    恋救との差別化に苦しんでる感じはあるかな
    ネタバレ
    2024年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ご本人も恋救とは違う雰囲気、登場人物も被らないようなキャラ設定にしたいと思って、相当産むのに苦しんだそうです。恋救の食べ物とかレストランのシーンマジで興味なかったんですが、こうして読んでみると、良い緩衝材として機能していたんだなと思います。この作品の主人公小泉はちょっと本当に痛くて可哀想な気持ちになるトラウマ持ちで、結構シリアスです。それの解決編、そして、家族もその呪縛から解き放たれる続編という構図です。攻めのお兄さんも一応カフェというかご飯の出てくるマスター的なポジションなんですが、本編に絡んでくるようなキャラでないため、この作品に付きまとう暗さを払拭するには至らなかったかな。恋救シリーズは華やかでイキイキとした生命力みたいなものに満ち溢れていたような感じなんですけど、この作品はちょっと違うかな。攻めと受けがよく恋人になれたなぁ…という感じです。自分の過去を実際に知っている相手とか、私は逆に避けるかも。あの時のアレ見られちゃったんだ…という意識に飲み込まれて、何もかも知られている安心感、もしくは諦め?みたいな物よりも、知られた事による恥ずかしさ、辛さの方が上回るような気がして、恋人になるにしても、もう一巻分くらいのぐるぐるがないと結ばれないように思うのですが、上手くまとまっています。その辺はやはり作家業30年のベテラン先生なので、読みやすいし、収まりがいいです。続編では攻めは自分のことを選んでくれない腹立ちから手ひどく受けのこと抱いたり、あんなに家族とドイツ行くっていっていた受けが、両親はずっと昔から過去のことを知っていて黙ってたんだもう何も信用出来ない…からの父救急搬送、攻めが執刀→親からの自立。うーん…この辺りの受けの感情の変化ジェットコースターすぎて。もうあなたたちとは話すことありません、みたいな受けの感情がね。もう信じられない!的な気持ちはよくわかるんだけど。毒親というほど酷い親だったわけじゃないしな。十分に心配と愛情の両方与えられていたと思うから、小泉の態度の変化がそういうふうになってしまうものなんだろうか…と、思ってしまった。志築谷澤カプ好きですねー!いや、無理やりかい!とは思うけど、本編のシリアス乗り越えた後で、なんかこの2人くらい分かりやすいものを脳が求めていたみたいです。谷澤さんもだんだんと志築さんのこと好きになると思うから、この2人の続き読みてー!
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  • 恋する救命救急医 魔王、ジェラシーの夜 【電子オリジナル】

    春原いずみ

    流され侍森住
    ネタバレ
    2024年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 森住先生の悪いところ出ましたね。この鈍感!という感じで、合コンはあかんでしょーこの2人はそれぞれいや、、それはやったらあかんでしょのライン簡単に超えてくるので、毎回疲れます。まあ、森住先生はまだ同性の恋人を持つということがどういうことなのか、あまり自覚されていない感じなんですよね、この頃は。最新刊とかだと、森住先生の方が逆に貴志先生の頑固さに振り回されて可哀想なパターンも多いので、あれなんですけど、今回は森住先生ひどかった。この2人のカプには興味がないので、すみませんが星2くらいで。
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  • 【愛蔵版】新世紀エヴァンゲリオン

    貞本義行/カラー

    アニメ、映画、漫画それぞれ結構違うね
    ネタバレ
    2024年9月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 特に驚いたのが漫画版のカヲルくんは甘くない!僕は君に会うために生まれてきたんだとかめちゃくちゃ好きな台詞だったんだけど、漫画では別にシンジくんのこと好きって感じでもないし、役目を終えるためだけに重い腰あげてご登場って感じだ。加持さんの過去とか他のどの媒体でも出てこないと思うので、これは漫画版必見です。なかなかにこの人も辛い経験をされていた。ミサトさんと惹かれ合うのは運命だったんだなーと思う。再会してから何度もミサトさんに粉かけてて、何度もキスしようとするシーン今となっては胸が痛いわ。この二人は別の世界でケンカップルとして生まれ変わって欲しい。そして、ナオコとリツコね。旧作アニメ見たの10年くらい前なので忘れてしまったことも多いんだけど、ゲンドウ酷いことするわね…という感じで、この2人は同じ女として見てられんわ…ユイと冬月の関係もなんか、大人になってから見るとちょっと、冬月もやっぱりユイのこと好きだったんじゃね!?と思って、いろいろ検索したら出るわ出るわ…新しい扉開いちゃったかもしれん。結局、ゲンドウも冬月もユイにもう一度会いたかったんだよね??あのシーン見て、ただの教え子ではないと思った。というか、なんで冬月がゲンドウに協力してるのかってこと初めてちゃんと考えた気がした。それ言うなら、リツコとマヤとか、日向とミサトとか、アレッもしかして…な方々沢山いらっしゃいましたね。アニメも見返したくなりました。漫画版のラストは一般大衆向けと思った。やっぱり私はアニメのおめでとう拍手喝采エンドがだいすきなので、わけわからなくてもいいからあっちの方が好きですね。映画が続いてくれて、またみんなに会えたこと嬉しかったなぁ。突然読みたくなり購入でした。
  • 俺の臆病なオオカミくん。

    ひなこ

    2人とも男っぽい男でそこが好き
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 昔ファツクバディを読んであれはあんまり刺さらなくて、ひなこ先生の本はそれ以来読んでいなかったのですが、こちらは短編だしお安いので購入。これは付き合うに至った経緯わからないのになんだかスゴく良いです!!!俺のこと大して好きじゃない?仕方なくでもいいから抱いてくれよ…とか、受けの台詞がド直球でめちゃくちゃ胸がぎゅーーーんってなりました。これは良い…受けが受け受けしくないのがまた良いです。右ばっか吸うからデカくなったのコマも最高です!!!何そのかわいい仕草。そのあとのブチギレた攻めのちょっとキモいキスもなんか愛が籠っててうわーと思ったけど好きです。なんだこの癖になる攻めは。ひなこ先生の作品また読んでみようかしら、と思いました。
    いいね
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  • 君想いエレジー

    世尾せりな

    受けの切ない顔、流れる涙が美しい
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短いのにたくさんレビューついてるので気になって購入。めちゃくちゃ良かった!なんか、銭湯で再会するという設定も新鮮です。しかも、後ろの首筋にあるほくろで気づくっていうのも、大好きでずっと見つめ続けていた時間の長さを物語っているかのようです。忘れられないくらいすきだったんだね。それに、この2人は両思いだったのに、お互いに勇気出なかったのかな。攻めは何度かメッセージ送ったけど、返信こなくなった受けにしつこくするのやめた感じかなぁ。もう少し攻めの視点もほしい。でも、銭湯出たところで抱きしめられて泣きべそかいてる受けたまらなく愛おしいんだが…もらい泣きしそうやわ…その後、もう友達でいるの辛かった…って言ってる受けに、つらい思いさせてごめんね、って感じで何回も優しいキスしてくれる攻めの優しい顔もたまらないです。夢みたいだ…で泣いてる受けでおしまいなんですが、この2人はもう一生一緒にいてほしい。短いのにめちゃくちゃ心動かされました。何回も読み返すと思います。描写のひとつひとつが丁寧で愛を感じる作品です。
  • えっちなおてつだい犬の性長記録【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    仁井ちく

    なんかいろいろと説明不足じゃないッ!?
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 琥珀くんの可愛さに釣られて買いました。ええ、犬耳男子はしぬほど可愛かったです。攻めや叔父さんの顔面も好きだし、絵はとても好きです!が!!肝心のストーリーが…受けは泥棒しようとしたのに、お咎めなしですか?首輪跡みて、訳ありと察するのはわかりますけど、そこから病院にも家にも置いてあげる攻め優しいとかいうか、危機感持てよというか。受けに攻め自身一目惚れして置いてあげたとかそういう感じでもないんだが、攻めが惚れた理由も書いてないので、やっぱり一目惚れ説濃厚?他のメスの匂いする!マーキングしなきゃ!な受けも唐突というか、この作品の時間経過がイマイチわかりずらいので、これもこの2人がどの程度仲良くなってからの話なのかわからないんですよね。叔父さんと再会するのもめちゃくちゃ急だったし、なんかスクロールで読み飛ばしたかな?と思ってページ戻っちゃったもんな。ええ、やっぱり説明とかはないです。叔父さんが受け拉致するくだりも、気づいたらもう叔父さんの家だったし、なんで攻めが叔父さんの家の中まで踏み込めたのかもわからない…普通鍵かかってるだろ…そもそもあの檻から琥珀はどうやって脱獄したのか。疑問が次々湧き出てループする。でも、叔父さん琥珀をなんとかしてあげなきゃクソ真面目研究者だっただけで、悪い人じゃないのかしら。うーん、でも閉じ込めてたわけだからぎゃくたいだよね??アカン、何もかもが説明足りてなさ過ぎて。ただ琥珀くんは始終可愛かったし、その可愛さに耐えている攻めも良かった。服の上からも興奮してるのわかって、絵は好きでした。琥珀くんの試着室で尻尾引っかかっちゃった…もめちゃくちゃ可愛くて、ハッキリ言って激シコでした(言い方…)でも、いろいろと粗が目立つので、誰かこうしたら良いよ!って作者さんにアドバイスしてあげてほしいよ〜〜マジで絵は好きなんだよー!!!絵好きだからかろうじて星1は避けたけど、結構星1に近い星2だよ…。おまけでついてたキャラクターデザインのラフ画も設定当時のもので、完成系とは違いそうなんだけど、それもコメントなしなのでわからないです…なにもかもわからないです…
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  • 僕は君だけのもの【単行本版】

    薄井いろは

    正直前の巻の方が良かった
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 続編でどれだけモダモダさせられるかと思いきや、拍子抜け。攻めはだんだんと受けのことが本気で好きになって、バンド仲間に受けのこと紹介してくれたり、一緒に住む?とか言っちゃったり、だいぶ受けに参っちゃってるな〜という感じ。対して、受けはいまだに攻めは自分と同じほどの気持ちは持っていないだろう、と攻めの気持ち信用し切ってない感じ。攻めは受けの友達の奥村くんに嫉妬したり、キス避けられてムッとしたり可愛いカッコいいところたくさん見れて嬉しいんですけど、受けの見所あるシーン全然なかったなー。ほぼ、受けが1人でぐるぐるしておしまいです。前の巻からあんまり変わってなくて、前回の終わりで攻めが飽きないようにもっとがんばらなくちゃ!とか思ってた頃の方が可愛くて悶えた。なんか、受けの両親が出てきてガチャガチャとかは見たくなかったからそういう展開なくてホッとしたんだけど、それなかった分受けのエピソード何もなかったなーという印象です。前回は受けの表情筋死んでるのも、攻めについていくので必死だからかな?と気になりませんでしたが、恋人になった後も変わらなくて、さすがに受けの表情なさすぎだろ!と気になりましたね。番外編ショートの受けは表情も明るくなって、前よりも攻めとちゃんと会話になってて成長してる!と思いましたが、本編でもう少しコレやって欲しかったかな〜担当さん変わったんですかね?番外編出たの本編締めてから結構あとなのかな?明らかに読みやすくなっていて、漫画としての質が上がっていました。やっぱり本編の受け、感情が読めなさすぎだと思います。でも、1巻目はそこも含めてすごく良い味になってたので、それはいいんだけど。続編がな…攻めもすっかり牙を抜かれて、あの緊張感あるヒリヒリした感じが好きだったのに。まあ、でも攻めの顔面めちゃくちゃ好きなので、攻めを楽しむ漫画だと割り切って読みました。結構攻めの甘い台詞とかはすきです。俺があんなこと言ったのか??とか、自分で自問自答してるのとか面白かった。正味、続編無い方が作品としては完璧綺麗に終われたと思うけど、コレはコレであり。あと、18versionあるの見逃して通常盤買っちった笑笑久しぶりにやらかした。いやークーポンきてるのにテンション上がって確認を怠りました。みんな〜この作品大人versionあるからそっちの方が良い人は間違えずに買ってくれよな〜こっちの方が金額は安いけどね!
  • 俺しか知らないカラダ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

    薄井いろは

    ヤリ捨てポイしてそうな攻めが甘くなった
    ネタバレ
    2024年9月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受けの芋感がないな…って感じで、買う気なかったんですが、単話の方も試し読みして、冒頭だけじゃわからない受けの顔とかチラ見したところ、結構モダモダキュンッとするシーンありそうだったので購入。結果大正解大興奮って感じで、かなり良かったです。残念ながら受けの顔はそこまでタイプじゃないんですが、だんだん読んでるうちに可愛く見えてきます。受けが攻めのことだいすきすぎて、自分からは連絡もしないし、攻めの好きなようにして!っていう健気なところが良いです。でも、時には大胆な自分も見せてくれたり。それも、全て攻めのためなんだけど。どこまでも攻めのことしか見えてない受け。そんで攻め様ね!!!攻めのヤリ捨てしてそう〜な適当に遊んでそうな顔だいすきです。でも、話し方とかはダルそうながらも優しいんですよ。恐る恐る近づいてみたらバンドマンやってて意外にも社交的だし、誰とでも普通に話すし話しかけるしって感じで攻めの陽の気質すごい感じるんですけど、この攻めの陽濁ってるんですよね。引越し転校繰り返してきた分、人との交流とかやり取り慣れてるんですよ。でも、慣れてるだけって感じもします。そうせざるを得ない環境で育ってきた者特有の処世術というか。人と別れることに慣れてるとこうなるのかもね。執着心のなさ、それを自分に向けられることへの嫌悪。受けみたいにどこまでも自分に合わせられるとそれはそれで重いような、嬉しいような。でも、他の人に笑顔見せてる受け見るとぶっ壊したくなるような、攻めの複雑な心境。攻めの意地悪な顔とか声とか想像するだけでヤバいもんね。受けはとんでもない人に惹かれてしまったと思うよ。なんか電子特典の書き下ろしショートめちゃくちゃ受け可愛かったんだよね。攻め飽きっぽい発言はハイ知ってましたーって感じなんだけど、がんばる受けが本当にかわいい。攻めもお互いに好きって伝えた後は、家でもくっつきあってたり、めちゃくちゃラブラブじゃない??なんか、そういうイチャつき面倒とか思ってそうな顔してんのに(失礼)キスするのはすきだよーとか言ってたの、ただその延長にセがあるからでしょ?とか思ってたんですが、この巻の終わりあたりの攻めは本当にキスがすきなんだな、と信じられる。ライブの控室?でもチュッチュしてたし、なんだかんだで甘い雰囲気のある攻めです。あんなに意地悪そうなのに、口調とか仕草は甘いの反則でしょ。
  • 恋する救命救急医 ウイークポイント2 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    藤枝宮津カプの穏やかな関係に癒された
    ネタバレ
    2024年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 突然誰かが来襲して泊めてください!されるの何度目でしょうね。みんなの駆け込み寺的ポジションの藤枝宮津カプです。宮津先生が藤枝さんのお母さんにも挨拶済みだったのに驚いた。思っていたよりも、更に一歩先に進んだカプだった!出てきた頃は、いつも森住先生に心配される側だった宮津先生ですが、いつのまにかすごく頼もしくなって、しっかりしたよな。お仕事もできるし、人の気持ちにも敏感で、宮津先生だいすきだな。こんな親友ほしい。結局貴志先生は宮津先生に、森住先生は夏目先生にせっつかれて仲直りしました。……え???この話なんやったん??結局、昔の自分、それも自分のカッコ悪いところ知ってる知人に再会してあの頃のこと思い出してナーバスになってましたとか、そういうことなん??それにわけもわからず振り回された森住先生不憫すぎるでしょ。前にも書きましたが、この2人のエピソードもうネタ切れなんですかね?お話として本当に面白くないんですが…。自分はそんな感じで、何も話す気なかった癖に、森住家のごちゃごちゃには訳知り顔でこういう事なんでしょ?(名推理)って言ってくる貴志氏にもわけもなく腹立ちますね。多分、貴志みたいなタイプの攻めすきじゃないんでしょうね、わたし。キャラクターカルテにスパダリって書いてあるんですけど、全然スパダリじゃないと思う。この作品のカプたちの中で一番森住が攻めへの信用信頼ないと思う。受けをこういう方向で不安にさせるキャラクターはスパダリと言わないと思う。ただのセレブ・ただのハイスペキャラです。貴志先生にはスパダリに必要な包容力とか大人の男の余裕みたいなのがないのよ。いろいろ恵まれてて、いろんなもの持ってるのに受けに対してその力が悉く発揮されてないんだもん。神城先生も素敵すぎていろんな人にモテちゃって困ったことにはなりましたけど、筧先生は神城先生のことすごい信用信頼してるし大好きなの伝わってくるんだよね。森住先生はあそこまでの信頼感貴志先生に寄せてないもん。性別不詳な美貌とかね、歳とるとあまり魅力的に感じなくなります。男らしい男の人がすき。神谷先生が紅茶党の手嶋先生を絶賛してるシーンがイチオシです!もう全然隠す気なくて笑う。これからもこんなふうに神谷手嶋を出してください。お願いします!
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  • 恋する救命救急医 ウイークポイント 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    なーんかまたぐちゃぐちゃやってるなー
    ネタバレ
    2024年9月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この2人はなーんでいつまでも落ち着かなくって、ゴタゴタした関係が続くのかね〜(特大ため息)って感じで呆れました。疲れた。この2人の関係は佐山が引っ掻き回してくれた時に、もうどうでも良いわ…と思ったんですが、お友達からウィークポイントにあんたのだいすきな神谷手嶋が出てくるよ!と教えてもらったので、買ったのです。神谷先生の少年のような無邪気さ、大人の男の人って感じの余裕ある態度に森住先生が憧れていて、そりゃあ貴志氏はすごい子どもっぽいからね〜と思ってしまった。この話読む限り、貴志さん夏目先生と何かあったんだろうけど、森住先生には何も教える気ないし、えっちして誤魔化そうとしてますよね…バカにしてんの??って感じでかっちーんときましたね。それはやっちゃダメだろ…ビンタされて怒られるのも当たり前です……。宮津先生がすごい成長してるのに対して、俺は退化してる気がする…とのことですが、貴志森住カプは出てくるカプたちの中でも、一番子どもっぽいよ。。昔のセが現れてゴタゴタ、昔の因縁(?)がある相手が現れてごちゃごちゃ…もう、もう十分です。ゴタゴタするこの2人もう見たくない…。なんかあるたびに、いちいちキーキー騒ぐような恋愛もう見たくない…。
    神谷先生、センターによく顔出すようになったんだね。やっぱり手嶋先生の影響だよね!サラッと圭さんと一緒に住んでるっていう事会話に混ぜてくるスマートさに惚れる。手嶋先生も神谷先生が上がりの時間ちゃんと把握してて、迎えにきたって言ってるのに愛を感じました。あの後一杯くらい神谷先生も嗜んでから2人でのんびりお家に帰ったんだろうか。2人とも日常会話にお互いの存在が普通に出てくるのはいいなーっと思いますね。仲良いね、って言われてもまあなって返せるのは年の功ですかね。とにかく、本編の展開があーあって感じだったので、神谷手嶋に癒されました。
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  • 恋する救命救急医 キャラクター・カルテ 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    作中で4〜5年ほど経過しているみたいね
    ネタバレ
    2024年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく、まだ読んでいない神谷手嶋成分が少しでもあるならば、接種しなくては!という思いから購入。神谷先生一巻で初登場した時は、手嶋先生と別れてから12年目くらいだったことが発覚。宮津先生の心電図取り違え事件の時から神谷先生やさしかったけど、こっからさらに5年ですか……長い…。そして、神谷手嶋SS苦かった!裏窓で最近薫来た?って聞いた手嶋先生の心境はどういう感じなの?あいつがここに来る可能性があるなら、俺はもう来れないな、なの??それとも、偶然ばったり会ったりして…なの?多分、前者だよね??会ってしまったら困るから聞いたんだよね??でも、心の奥底では会いたい気持ちが募ってたんだよね???切ないよ…。でも、来たかどうか聞かずにはいられない。出会うのが早すぎたって言葉、聞いたことあるけど、この2人はまさにそれだなあって本当に思う。ここまで、全部神谷手嶋の感想なんですが、みんなのプロフィールもっと掘り下げてほしいーー!って思った。誕生日やら、血液型やら、好きな食べ物やら、好きな人の特に好きなところとか載ってるかと思っちゃったからさ。まあ、最後のは読者には秘密かもしれんけど笑 なんか、本編のおさらい的プロフィールでおわっちゃってるのが勿体無い。正味、全巻コンプリートしてる読者には今更な情報しかないかな。わたしはこれ神谷手嶋カプ接種する目的で購入しました。何もかも取りこぼしたくない人は読んでみてね。
  • 恋する救命救急医 年上の人 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    もう離れないで
    ネタバレ
    2024年9月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ で、どこで一緒に暮らす?から始まり、手嶋先生、甘い!!甘いです!!!今まで、お前のことなんか今の今まで忘れてましたスタイル貫いてきたのに、めちゃくちゃデレてきて心臓が追いつかないんですが!!病室で術後検診してもらってる時にも、白衣着てるお前カッコいいなってサラッと言ったり、神谷先生をこれ以上どうするつもりなの!?病室でなければ、あなた押し倒されてますわよ!?ちゃんとお互いを恋人だと認識している神谷手嶋尊い……お母さんにもちゃんとこれからは2人で生きていきます宣言したし、2人とももう立派な大人よ???もう、お母さんのお気持ちにご配慮して、悠長にしてられる時間はありません。2人の愛を確かめるのに忙しいので。それにしても、夏目先生の行動に対して、薫妬いてるの?って言った時の寄りかかってくる手嶋先生なんか色っぽいんだよな…17年分年食って変わったのは手嶋先生もなんだよね…今までは神谷→→→→→手嶋強かった気がしてたんだけど、今回は神谷→→→←←←手嶋で、手嶋先生からのストレートな愛情表現も結構あって、神谷先生泣いちゃうんじゃない?と思った。嬉しすぎて。なんか、手嶋先生も神谷先生のことすきなんだ!!!って宣伝カーよろしく吹聴して回りたい気分になりました。鏡宮さんや、夏目先生からも2人は恋人扱いされて、手嶋先生も神谷先生も、幸せそうだった。もうお互いに溺れても誰にも咎められることないからね。いつまで独寝させるつもりだ?からの3ヶ月ぶりえっちもよかった。胸の傷、想像すると痛そうに思うんだけど、胸にキスする神谷先生はすごく尊いよ…神聖な行為ですらある…。17年前は神谷先生ばっかりガッついて、それを寛容に受け止める手嶋先生という図が多かったかもしれないけど、これからは、2人ともお互いに甘えたい時に甘えて、たくさん大好きを伝えあって欲しい。この2人のラブラブな日常編もっとほしいんですけど、つ、続きは…。手嶋先生のために料理始めちゃったりして。
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  • 恋する救命救急医 年下の男3 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    神谷×手嶋カプ好きすぎて3周読みました
    ネタバレ
    2024年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ひとまず、年下の男完です。このカプの純情というか、引き裂かれし純愛みたいな感じが好きすぎて、何度も読み返しました。神城×筧カプが一番好きだと言っていましたが、このカプも大好きすぎて。他にもこの2人のお話が読めるものないの!?永遠に続いてほしい。。三木先生断罪ルート入りました。篠川先生のみならず、神谷先生からも全部計画通りだったの?と聞かれる始末。まあ、状況的にそう思われても仕方ないんだけど、神谷先生の傷は深いです。やっぱり裏切られた、捨てられたという感覚刻み込まれていると思うので、それだけ言いに会いにきたのは、居ても立っても居られない状態だったんだと思う。それでも好きなんだからしんどいよね。ここの神谷先生の気持ち考えると、そうまでして手嶋先生は篠川先生のこと欲しいという図式になるので、かつて手酷く振られた自分の存在価値まで揺らぐような、キツさがあります。この辺からすでに手嶋先生、胸痛いって言ってるんですよね。まさか、本当に病気と思いませんでした。篠川先生と神城先生から早く身を固めてください、って言われたシーンはあの2人どこまで知ってるの!?って感じで、ルココンでみんなの輪に加わる日が来るんだろうかと思ったり。でも、裏窓でしっとり飲むのが似合いすぎる2人なので、それはそれでいいなーと思ったり。とにかく!倒れてからの甲斐甲斐しい神谷先生素敵すぎるんですけど!!まめに病室に顔出して、お前仕事してるの?って言われたり、病室でカーディガンずり落ちてる手嶋先生の肩抱いてあげたり、握った手にキスしたり、完全に恋人でしょうが!!!しかも、選択肢の最後に俺が手術する、はカッコよすぎだから…神谷先生に惚れました。そのあと、2人で退院して、ずっと1人だったの?からは何度読み返したかわからない。この先は、読んで感じて欲しいよ〜めちゃくちゃ胸がいっぱいになって、何度も泣いた。この2人は幸せにならなきゃだめ!!これから、17年分埋め尽くすくらい、たくさん愛し合ってほしい。年下の恋人、最高です!!!
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  • 恋する救命救急医 年下の男2 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    41歳の神谷先生×47歳の手嶋先生
    ネタバレ
    2024年9月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 17年もあれば、若手だった心臓外科医も外科医長になり、最年少で助教になった先生が教授になります。時の流れが切ないよ…本編読了済みの皆様におかれましては、既に十分ご承知おきのことと思われますが、これから篠川先生は三木とかいう頭でっかちのボンボンくんに一杯食わされます。その前日譚みたいなものですね、時間軸的には。篠川先生が高原病院で後期研修していたことが判明!じゃあ、やっぱりこの世界にも高原病院はあるし、青井先生や多岐先生もいるのかしら?と思うなど。後半、神谷先生と再会するシーン、裏庭に行って、その後一線超えちゃうシーンも手嶋先生視点でお送りします。やっぱり神谷先生は、手嶋先生が絶賛してるところからして、良い男なんだろうな〜と思うんだよね。手嶋先生史上、人間の最高傑作だからね。そんな人となんでこんなにも長い間、離れ離れでいられたのか。。誰にも、家族にも愛されなかった手嶋先生だから、誰よりも神谷先生に幸せになってほしかったんだよ。抱き合った後、お互いに背を向けて寝るのがキツイ。いろいろ考えたんですが、宮津先生自分の両親はできちゃった婚だと言っているんですよね。そして、神谷母は宮津父に憧れていた、と。なんか、宮津父と神谷母、この2人匂うんですよね…これ、両親からの呪物じゃないですかねぇ…。この2人かつて怪しい仲だったんじゃないの??などと考察してみたり。神谷先生が、手嶋先生の膝に甘えるの可愛かった。そして、切なかった。どんなに歳食っても6歳差なんだよ。そこは縮まらないし、変えようがないんだよ。だからこそ、あの頃と変わらないものもあるって気付かされるし、あまりにも時間が過ぎ去ってしまったことに、愕然としてしまう。神谷先生の今も色褪せず、手嶋先生のこと大好きなのが伝わってきて、どうなる3巻。
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  • 麻酔科医の策略【イラスト入り】

    春原いずみ/明神翼

    浅香先生いじめっ子!!!
    ネタバレ
    2024年9月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋する救命救急シリーズの浅香先生と篠川先生が出てきます。でも、名前のよく似たそっくりさん?浅香透(恋するでは浅香直)、篠川臣(今作ではしんと読む)なので、ちょっと性格や設定も違います。この2人が親友という設定。浅香先生は井端先生にちょっかいかけてるイメージあったけど、今作でも出てくる御実家の病院行ってしまったあたりから登場することなくなったので、恋するシリーズの青井先生と結ばれたのかなぁとか妄想してる。今後出てきたりするのかしら。で、篠川先生の口の悪さがマイルドになってて、青井先生にはかなわないわ〜みたいな感じになってる。新鮮。なんで石津先生に冷たくされてるのか?青井先生の医師としての役割とは?みたいな感じでお話が展開されます。その合間合間で浅香先生が青井先生にモーションかけて揺さぶりかけたり、ご飯いこって言っても断られるを繰り返します。せっかく雰囲気よくご飯行けたのに、浅香先生めちゃくちゃ意地悪なこというから、この人根っからのドSだー!!いじめっ子やーーー!!思いました。きちく浅香。しかも青井先生の方からすきだって言わせましたね。フラメンコのお店でそのままお持ち帰りしなかったのといい、緩急の付け方が上手い御仁です。恋愛沙汰に慣れきった、大人のやり口です。浅香先生恐るべし。とりあえず春原先生の作品買い漁ってるんですが、なかなか面白かったです。医療もの、面白い!
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  • 恋する救命救急医 年下の男 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    24歳の神谷くん×30歳になった手嶋先生
    ネタバレ
    2024年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の神谷先生にちょっと驚きました。あ、そんなに篠川先生と手嶋先生の距離に疑念を感じていたの…?篠川先生は、この時まだ賀来さん帰って来る前だね。手嶋先生が誰かに心を傾けているっていう事自体にモヤモヤしたものがあったのかもね。24歳で別れ際に恋人に泣いてパンチですか…若いわ。しんど。読んでて思うのは、本当に神谷先生は手嶋先生のこと、好きで好きでたまらないんやね。会うたびに求められて、しかも手嶋先生も断らないってラブラブやん。相思相愛。でも、手嶋先生はいつかこの関係に終わりがくることを知っていたような、そんな態度が見受けられますね。他に好きな人ができたら、嘘つかないでいいよ…とか、それ言われた側がどう思うかわからないのか???手嶋先生の優しさが残酷です。手嶋先生の優しさって、家族とは上手くいかなかったからなのかもしれないですね。前の巻で、宮津先生がなんであんなに優しいのか?って話題になった時、家族以外とは上手くやっていきたいと思ったからじゃない?みたいな話ありましたけど、手嶋先生もそうなんだと思うよ。どこにも居場所がない人だったから。神谷先生から、居場所を奪うようなこと出来ないって考えたんじゃないのかなぁ。もしかしたら、神谷先生って救命に最初から来てたかもしれないんだね。うーん、この神谷先生のお母さん、受験では散々お世話になっておいて、用が済んだらクビですか…そもそも24歳は子どもなのか???医者以外の社会人はもう2年目突入ですよ?モンペと言われても仕方ないこの仕打ち。神谷先生と手嶋先生、6〜7年びったり付き合った後だよ?普通の男女社会人なら、大学卒業とともに籍入れてるくらいの付き合いの長さです。神谷先生が俺たち一緒にならない?って言ったの、全然唐突じゃないし、自然な欲求だと思うんですが…。なんか、神谷先生も手嶋先生も冒頭とラストで涙流してて辛い。なんで好きなだけじゃ、ダメなんや???そんなのないよ…本編に神谷先生ちょこちょこ出てましたけど、あんまり意識してなかったので、登場回読み直したいですね。確かに篠川先生とは不仲みたいなこと書いてあった気はする。神谷先生の通ってた東興学院、すれちがいの純情に出てくる兼城先生と一緒ですね。歳の差が気になるところです。
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  • 恋する救命救急医 再会 【電子オリジナル】

    春原いずみ/緒田涼歌

    17年ぶりの再会
    ネタバレ
    2024年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の宮津先生、お父さんとは没交渉で妹に2人目の子供が産まれたことも知りません。そんな家庭事情を知らない神谷先生、軽い雑談のつもりがヘビーな裏側聞いてしまって、参ったな…してるのは、気の毒だった。なんか、どこまで踏み込んでいいのかわからないことってありますよね〜。綺麗に地雷踏み抜いてしまうこともあるし。それなりにその人のこと理解してるって、高く見積もってる時ほど痛い目にあうイメージ。神谷先生の場合は、やっぱり宮津先生のお父さんを知っていたから、宮津父寄りの気持ちなんでしょうね。なんか、宮津先生すきなので、とりあえず出てきてくれて嬉しかったです。神谷先生、心臓の外科手術してるシーンめちゃくちゃカッコよくなかった!?というか、手で心臓掴んだりするんだ!?という感じで、無知すぎて驚いた。スゴイや……カフェでばったり手嶋先生と再会。この時の、去っていく手嶋先生に恋焦がれる神谷先生すごく好きです。ぜひ、読んで欲しい。その後の、裏窓行った後のマンションでの会話もめちゃくちゃすきです……神谷先生の問い詰め方、この、食い下がってきて、めちゃくちゃしつこい感じ、自分のこと少しでも考えてくれたの?って聞いてるの、子どもみたいなんだけど、必死すぎて胸痛くなります。何なんですか??この2人はなんで別れたんですか???手嶋先生の「他に、誰もいなかったのか」はどういう意味ですか???絶対神谷先生のこと今も好きじゃん!!なんで、セッ終わったあともそんなに冷たいの???疑問だらけで再会は終了。いや、、こんなに神谷先生のこと好きになると思わなくて驚きました。必死に追いかける攻めって良いですよね…切なくて悶える〜!時間軸的には、篠川先生に会いにセンターに来たところらへんです。このあとどうなるんだ
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  • すれちがいの純情

    春原いずみ

    恋救が面白かったので買った
    ネタバレ
    2024年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ すっかり春原いずみ先生にハマってます。こちらも面白かった!わたしは、恋救のご飯とかのシーンに全然興味がないタイプなので、この作品にはバーとかレストランが出てこないのは助かりました。いや、わかってるんですけどね?みんな、あのシリーズの美味しい食事シーンとかも込みで好きだってことはさ。でも、わたしはガッツリ医療ものの方が好きなんだよね〜だから、2人とも医療従事者のガッツリ救命救急してる神城×筧カプが好きというのもある。ただ、今回は巳波さんは技師なので三作目にあんまり出てこなくて残念でしたね〜。やっぱり職場が違うくなったら、途端に話に絡めにくくなったのを感じます。その辺は、やっぱり昔の作品だし、苦しい感じ。最近の作品はその辺りのカバーが上手くできてるな〜とか思ってしまう。作中でも言ってますけど、受けの大ピンチに駆けつけて、1番の功労者となったのが攻めじゃないっていうのはちょっと残念。二作目も、あたしは双子に生まれなくて良かったーと思った。個人的には話の展開キツイから、まだ双子で仲良く一緒に暮らしてるのすごいと思った。ちょっと考えられないな…。巳波さんのこと大好きな千倉とかいう男も出てくるし、攻めとはすれ違いまくり。タイトル「すれちがいの純情」だもんね。結構テーマに添ったお話だと思う。受けが柳原先生に目をつけられてからの展開は、ちょっと受けの人生波瀾万丈すぎて、もっと巳波さんの助けが欲しかった感じです。巳波すき。このお話は、ここでおしまいになったのもわかるというか…面白かったけど、この先、受けが病院に就職しない限り、攻めと受けお話に絡めるの難しいと思う。受けはひたすら研究と非常勤の日々だし。職場が違う上に超多忙な2人だから。巳波さんみたいなぶっきらぼうな攻め大好きだから、本当惜しかった。もっと出て欲しかったよ〜
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