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今月(11月1日~11月30日)

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シーモア島
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  • たくらみは終わりなき獣の愛で

    愁堂れな/角田緑

    たくらみシリーズ4作目第一部完香港騒乱編
    ネタバレ
    2025年11月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前回、香港マフィアの趙を関西から追い出すことに成功した櫻内。日をおかずに東京へも侵攻を開始されたもんだからさあ大変。どうなる!?という感じでめちゃくちゃ面白かったです。登場人物たちがみんな魅力的なので、多少展開が甘いところも楽しめました。
    今作では櫻内被弾の報を受けて、めちゃくちゃショック受けました。わたし、いつの間にか櫻内のこと…すごく好きになってたみたい……なので、ラストまでほぼ一気読みでしたね。櫻内のことが気になって仕方ありませんでした。多分、高沢はもっと心配だし、テンパってたと思うんだけど、周りからはそう見えてないんだろうね、きっと。わかりやすく叫んだり、暴れたりしないだけで、冷静ではないですよ、彼も。
    早乙女の抱かせてくれ発言はなんかかわいかった〜!やっぱり高沢のこと好きなんじゃん〜知ってたけどね〜(ニヤニヤ)て感じで、無事に香港から帰って来れたら抱かせてやるって返事する高沢もすきだし、この2人いいコンビです。帰ってきた後に、組長に殺されるからって撤回するところまで含めて可愛い。
    さらに!三室教官めちゃくちゃ気になることばっか喋ってた!結局金子さんとの関係なに!?その後出てきた金との関係も合わせて真相はよ教えてくだせー!!!この3人めちゃくちゃ訳アリですね?愁堂れな先生の書く訳アリな男たちだいすき。早くこの人達の続きも読みたいな。妄想ばかり逞しくなっちゃうわよ。
    西村と林君もなんかありそうなんですが、第一部には入りきらない要素が多い。これから続き読むのが楽しみだ!
    高沢はひとまず西村のこと吹っ切ったってことでいいのかな?三室教官も言ってたけど、高沢は自分のことなのにわからないことばかりだから、色々悩んだり、立ち止まったりすることもあると思うけど、櫻内と共に強く生き抜いて欲しい。
    櫻内との俺のこと信じてるか?のエチシーンは良かったですね〜日本帰ってきてからももちろん良かったんだけど。この一件を経て、八木沼さんまで高沢に一目置くようになって、これまでよりさらに気に入られるようになりました。高沢モテモテです。
    とにかく今このシリーズにどハマり中。どんどんいくわよ!
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  • たくらみはやるせなき獣の心に

    愁堂れな/角田緑

    たくらみシリーズ3作目関西に衝撃が走る回
    ネタバレ
    2025年11月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ3作目です。前回のラストにはとうとう3日に1回の出勤になってしまった高沢さん。それもこれも、ボディガードにも関わらず櫻内の弱点として狙われてしまったからなのですが、高沢さんそこのとこわかってるんだか、わかってないんだか…不器用な上にマイペースでもあるんだよね。今回は、そんな高沢さんのことがわからなくて、櫻内さんもちょっと困ってるっていうか、もっと自分に気持ちを向けて欲しくてあれこれ試してる途中みたいな、そんな感じです。
    やっぱり、西村さんに抱かれた件は2人の間でいつか問題になると思ってました!私は、攻めがお前はお前だよって高沢に言ってくれて、傷ついた直後にこの話題を取り沙汰しないでいてくれていたこと、それ自体が優しいなあーと思いましたね。でも、西村との関係は今後2人の信頼関係すらも左右する大問題なので、ハッキリさせなくてはいけません。今度は邪魔させないよ、お前も人を撃てないとか言ってらんないよ、って優しく言ってくれるの攻めとても優しくて、ヤクザとは思えないんですが、どうですか?普通、頭ごなしにアイツは殺す、わかったな?で終わりでしょ。なんなら、西村とっ捕まえて、お前が殺せくらいのこと言われてもおかしくないんだよ。この社会ではそれがお互いへの信頼というか、忠誠を誓う儀式ですらあると思うんだよな。ただ、高沢は外注ボディガードなのでその辺攻めの匙加減一つ。御心一つでなんのその。出会いのシーン、ボディガードなんてやらないって言ったら即平手打ちしてきた攻め思い出してみ?本当はこの2人の関係ってこうなんだよ。櫻内が高沢に惚れてるから甘やかされてるんだよ。それを高沢にはわかって欲しいというか、どういう理解でいるのか知りたい。
    高沢、三室教官に言われた俺は不能だ宣言もへ〜そうなんだーってめちゃ素直に聞き入れてるし、んなわけないっしょ!(クソデカボイス)って思ってたら案の定ですよ。三室教官のあれは、ちょっとしたイタズラというか…味見って感じがした。うん。あれは味見だね。金子さんという可愛いパートナーいるのになんてこと…
    西村との関係は、おまけのショートに全て書いてあるよ。罪シリーズのごろちゃんと里見さんくらいもどかしいよ。そんで、櫻内の意外なほどの嫉妬深さ。西村、三室だけじゃなく、早乙女にも殺意感じる瞬間あるとかなかなかに余裕ありません。この2人の関係から目が逸らせないよ!
  • たくらみは傷つきし獣の胸で

    愁堂れな/角田緑

    たくらみシリーズ2作目高沢拉致事件
    ネタバレ
    2025年11月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目もめちゃくちゃ面白かったです!この作者様はテンポよくお話進めてくれるので、中弛みしなくて良いです。
    この2人は一緒に暮らし始めてから半年くらい経過していました。最初は1日おきにボディガードとして出勤していましたが、櫻内の襲名披露も近く、愛人業の方も毎晩忙しいので、半年も経つ頃には2日に1回のシフトに変更されていました。マジでボディガードやめて、愛人兼秘書みたいな感じはどうですか?と思いましたが、高沢さんが銃を撃つこと捨てられるわけがありませんでしたので、これは却下ですな。
    早乙女がなんだかんだ高沢に懐いて、昨日も長かったな〜とか絡んでくるの好きだし、それをやんわりと無視して話題を変える高沢はもっとすきだ!
    前回から引き続き、高沢が警察だったころから目の上のたんこぶ的に嫌っていた香村。香村組の若きチンピラどもに拉致された上、乱暴される高沢。それには西村も関与していました。しかも、西村からも抱かれます!今更遅いんだよ。西村は良いように使われて、鉄砲玉に仕立て上げられます。もちろん失敗。この後またこの人出てきそうな感じ。香村は粋がってましたけど、アッサリ廃業届だしてカッコ悪いったらありゃしません。
    なんといっても、この巻の見せ場は櫻内と早乙女の2人で香村のところに乗り込んできて、血祭りにあげるところでしょうね!ほぼ単身で組壊滅まで追い込む櫻内の武闘派という謳い文句は伊達じゃないことが証明されました。カッコいい〜痺れる〜血塗れの攻めに廊下の角で鉢合わせるの怖いけど、見てみたい気もする。まあ、そんなこんなで襲名披露です。
    そのあと香典返しで八木沼さんのところにも顔出しましたが、受けがヤキモチ妬いて態度に出ちゃうところめちゃくちゃ萌えました!!!この巻は、随所にそういうシーンがあって最高なんですよ!櫻内が自分を置いて出かけちゃって、車のエンジン音聴きながら窓辺でいなくなった櫻内をそっと見送ったり、自分はたくさんの人に汚されたから、もう愛想尽かされたかもと思って、自分はもうお払い箱だと思っている姿も、最高すぎる。しかも、なんで自分がそう思ったのか、人から指摘されるまで自分の気持ちの動きを理解できていないような、そんなところもすきですね。ようは不器用なんだと思います。ラストの美しい攻めのこと熱い視線で見つめて胸元にキスするの本当アカンから。どんどん変わっていく受けに骨抜きな攻
  • たくらみは美しき獣の腕で

    愁堂れな/角田緑

    たくらみシリーズ1作目櫻内と高沢出会い編
    ネタバレ
    2025年11月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かったです!!!みだらシリーズ、罪シリーズを読了済み。
    高沢はもともと警察官だったのですが、拳銃の発砲回数の多さを先走った行為、独善的と見做され、たまたまヤクザとの抗争中に一般の市民を傷つけてしまったもんだから、まんまと懲戒免職まで持っていかれました。もはや、この時点で何らかの仕組まれを感じるというか、嵌められたという感じです。
    その日のうちに関東一円を牛耳るヤクザの組長櫻内玲ニに取り込まれ、高沢は警察官からヤクザのボディガードへと転職します。ここまでの流れが今まであまり読んだことのないような展開で面白い!
    高沢の何にも興味のなさそうな無感情な感じなのに、笑うと魅惑的な雰囲気になるのとか、射撃だけは本当にすきで、銃を撃つことだけはやめられないんだなというところがたまらなく好きですね。なんだこの癖になる受けは…
    最初、攻めは受けのこと色々と都合が良かったので自分の手元に引き抜いたのかと思っていたのですが、マジで高沢に惚れていたみたいで、だんだんとそれが明かされていくのも良いです。攻めも妖艶な美丈夫で、お勤め先では関西のヤクザに気に入られたりするくらい顔が良いんですけど、見た目に似合わず超性豪で絶倫って言葉がこれほどよく似合う攻めもそうはいません。受けが何度も過ぎる行為にもう勘弁してくれと、攻めに泣きを入れるんですけど、もうそれが聞きたいまであるというか、もっといじめたくなる感じで、沼。
    みだらシリーズ、罪シリーズではエチシーンわりとあっさりしていたというか、わりとワンパターンな感じで、あまりエチには重きを置いていない作家様なのかな?と思っていたのですが、とんでもない!めちゃくちゃエロがエロいです。前者2作品はコメディ寄りなので、書き分けていらっしゃるのかな?と思います。とても読み応えあるエロです。この作品にも新宿が出てきて、おやっと思ったのですが、他作品とはリンクしていないのかな?気になるところ。
    まだシリーズは始まったばかり。攻めも受けもだいすきなお二人なので、楽しみたいと思います!!攻めも受けも謎って感じでミステリアスー!!
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  • 罪な報復

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ20作目大学生トカレフ殺害事件
    ネタバレ
    2025年11月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ごろちゃん、引越しました!よかった!!また高円寺にお引越し。あんな形で終わった前回。エントランスでなかなかに注目を浴びてしまっていたし、何よりどっかの組に住所も知られた形になっていたのであのまま住み続けていなくてよかった…シリーズ初期のごろちゃんは大学生の頃から住み続けた部屋なかなか引っ越そうとしなかったけど、あれは単に里見さんとの思い出、良平との出会いを大切に思うからであって、アランから紹介された豪奢なマンションには大した思い入れもなかったからか、すぐ引越してくれて安心しました。一安心。
    トミーとは本当に単なる友達のようになっていて、なかなか馴染めない職場の愚痴聞いてもらったり、良平の帰宅が遅くなる時には一緒に夕食を共にしたりしていい関係になっていました。でも、今回それしか出番なくて少し寂しかったかも。アランとどうなったのかも知りたいし!
    青柳探偵事務所の面々とは本当になかなか馴染めていないごろちゃん。雪下さんからは早く辞めちまえと毎日のように言われるし、青柳さんからは早退していいよ帰っていいよ、しか言われないし…ごろちゃんの居場所がない感じ。それを1番の理解者良平にも洗いざらい打ち明けて相談もできないし、もどかしい〜!ごろちゃんには、普通の会社勤めが向いていたかもな…あのまま前の会社にトミーアランと勤め続けられたら良かったよね…と少し切なくなったり。
    雪下さんは撃たれて突然事務所に現れるし、心配も邪険にされるし、心労がかさみます。とりあえずこちらが刊行されてから3年ほど経過しますが、新刊が待たれる!!!とうとう追いついてしまっただよ。ここ最近は2年毎に新刊が出ていたようなので、そろそろでてもおかしくないと思うのですが、別のシリーズも非BLも著作の多い作者様なので、そちらに忙しいのかな、と。
    挿絵のイラストがどんどん綺麗になっていて嬉しい!ただ、個人的には良平はもっとガタイのいいゴリラ体型だと思っています。
    おまけのショートに大興奮!!やっぱり高太郎と青柳さんはそういう関係なんですね!!??普段あんなに冷たく高飛車に命令してみせるのに、疲れて会いに行くのは高太郎なんですね!!!青柳→→→高太郎っぽいけど、高太郎も青柳さんのこと好きなんですか??無理矢理奪われて、まだ自分の気持ちはよくわからないまま従っているだけ?それはまだこれからだけど、この2人の関係性劇薬!激萌
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  • 罪な秘密

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ第19作目若手俳優自死事件
    ネタバレ
    2025年11月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ごろちゃん、引っ越した先でも早速危ない感じ。責任感の強さとか、誠実なところ、ごろちゃんの大好きなところが、輩とかヤバい人も惹きつける要因になっていると思う。真剣にごろちゃんには家でじっとしていて欲しいし、鎖で繋いでおきたい感じ(過激思想)
    ごろちゃん、雪下さんと再会!青柳探偵事務所の真相判明!!あとがきを読むとわかるのですが、ここまで来るのに現実世界では10年以上経過しているらしいです。雪下さんや青柳さん、高太郎が登場してから10年!?彼らの続きも書いていけたらいいなと思いますというあとがきから10年にびっくりしました。本当に長い間温めていたお話がやっと読めることに感謝です。
    1番テンション上がったのは青柳さんのタイプがもろ高太郎だったことですね!!!!え!?あんなに女王様然とした態度で厳しくコーヒー淹れてこいとか、遅い!お客様がお帰りだ!してた青柳さん、高太郎のことなんだかんだですごく可愛がってくれていた可能性…ッ!!???高太郎の就職活動妨害して、どうせ全落ちして泣きついてくるに決まってるってスカしてる青柳さん可愛いッこの二人は妄想が止まらないですね。なんだかんだで高太郎のこと必要としてるのは青柳さんなんじゃあ…?こういう仕事してると、人間不信になりそうだけど、高太郎おバカだから駆け引きとか物事の裏を読み取ったり、言葉の意味を深読みしたりしなそうだから、そういうとこ素直で心が休まるみたいなそんなことはありませんか!?バカな子ほど可愛い状態で青柳さんが可愛がっているのだとしたら、めちゃくちゃ萌える二人なんですけど!!!あの数行でめちゃくちゃたぎりましたね。間違いなく脈拍が速まりました。不整脈だわ。
    またごろちゃんは覚醒ざい絡みの事件に巻き込まれちゃって、なんか最後まで読んだらちょっとごろちゃん凹んでる気がして、かわいそうになったかな。。トミーと会社で馬鹿やっていた時代が懐かしいかも…
    そう!この巻から、もうトミーは会社の同僚じゃなくなったんですよ!お家に遊びにきてくれたりするけど寂しいね。トミーはアランと幸せになるのかな?少しずつ距離が縮まってる感じもしますが、登場が減ってしまいそう。その辺の近況を誰か教えてプリーズ。
    この巻から挿絵が入ってました!ありがとうシーモアさん!
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  • 罪な劣情

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ18作目アラン怨恨傷害事件に幕
    ネタバレ
    2025年11月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前回とっっっても良いところでおわったこのシリーズ。なんと!!この18作目が出たのは2年後だったそうです!ヒェッ…リアルで追っかけてたファンの方々気が気じゃない状態でしたでしょうね…まとめ買いですぐに続きを読ませて頂けたことに感謝です。
    ごろちゃんはトミーに頼んで即マンスリーマンションに引っ越していました。しかも、アランの盗聴盗撮付きでした。これのおかげで助かったこと何度もあるからイヤだとも言い切れないのですが、やっぱりイヤ〜!ごろちゃんのプライバシーは守られていてほしい。
    くたばれセネット財団の主はアランの元彼でした。ね〜…この後の流れも最悪で、アランめちゃくちゃ嫌いになってしまった……まずそんなに貢いでいたことも引くし、手切金渡して別れるとかもナイ。トミーの言う通り、もうちょい綺麗にフッてやれよ……元彼氏はアランの言う通りに仕事辞めて、同棲して、アランの望む通りに堕落しただけのように思う。アランの被害者って感じ。だからって脅迫とか傷害事件とかダメだけど、アランのワキ甘すぎ!facebookの友達一万人!?行動を逐一報告とかTwitterとかでもやっちゃいかんこととして真っ先に教えられることでしょ。アランの教育者誰?この調子じゃ、他にもとんでもない常識で生きてる人じゃないのかコレ…
    そんなわけで、アランの株はめちゃくちゃ下がりました。一時期トミーのウザさも半端なかったけど、それ超えました。トミーはなんだかんだでアランに優しいんじゃないかとすら思えてきた。呆れてはいるけど完全に突き放してる感じでもないし。
    ごろちゃんはやっと良平と再会しました。お互いにお互いのことを思いやりすぎて、向き合えていなかったことを謝り、良平が僕のところに帰ってきてほしいって言ったシーンがイチオシ。ごろちゃん思い詰めて別れるとかもあるのかと思ってたので、そういう事態に発展しなくてよかった。
    なんかごろちゃんは会社辞める決心ついたっぽい。ホッとした…あんな会社に勤め続けないでほしかったので。
    良平はまだまだ本調子じゃないので、ごろちゃんがちゃんと準備してきたえちは格別によかったです。愛を感じる(ジーン)次巻からはどんなお話になるんでしょうか?
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  • 罪な彷徨

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ17作目continue……
    ネタバレ
    2025年11月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 良平、警視総監賞ものだよ!ワーッてなってたところまでは、すごく良かったんですけどね…こんな展開が待ち受けているとは……
    ここまで良平の怪我といえば、雪下さんから暴行を受けて肋にヒビ入って病院くらいだったと思うのですが、まあそれも本来は大したことなんやけど、ごろちゃんに比べれば軽傷のイメージがありました。
    ごろちゃんはもう良平のそばにいられない。いる資格がないと思い詰めてto be continue…します。え!?ここでおわり!?はえー!!!ってなります。
    ごろちゃんは和美さんがなんで死んだのか、その理由を知ることとなります。なんてこと…前回の占いからこの展開は最早神の采配、本当に試練としか考えられなくて、これは何度やり直しても、幾度道順変えてもこのルートを辿ることになるんだろうな…という、逃れられないものを感じます。俊美くんは兄の日記を燃やせない。良平は日記のことをごろちゃんに話さない。美緒さんはあの引き出しをどうあってもこじ開ける。そんな必然。
    今回は、トミーが居てよかったと思うシーンがすごくたくさんありました。一時期トミーウザい、嫌いみたいに言ってすみませんでした!(スライディング土下座って古いのか?)特に、良平とICU明けに病室で再会してボロボロ泣き出した時には、こっちも泣いちゃったよ。これまでごろちゃんのこと取り合ってギャースカやってきましたけど、良平が生きてたことにホッとして泣くのは反則だと思いましたね。らしくないんだよ馬鹿!
    ごろちゃんが会社にも官舎にも居なくて、不安になるトミー。そもそもなんで美緒さんと一緒に帰ってこなかった?と不審に思うのも、本当に始終ごろちゃんのことばかり考えてくれてるからだよね。
    サメちゃんもトミーもごろちゃんのお兄さんの秘密を知ってしまいました。本当にごろちゃんの人生は波瀾万丈なんよ。ごろちゃんが生きてたことに泣くトミー。お願いだから生きてくれ…でもう一回ダーダー泣きましたね。いや、このシリーズでこんなに泣くことになるとは思いもしませんでした。
    ごろちゃんのこと守ってくれない会社なんて…もう辞めてもよくないか???退職とか九州とか自宅謹慎とか、別に会社辞めてもらってもいい発言は本当にひどい…クビ撤回させるためにトミーはアランと結婚してもいいとか言うし、すんごいとこでおわります。17巻と18巻はマジで続けて読める環境を整えよう!!
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  • 罪な抱擁

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ16作目美人占師殺人事件
    ネタバレ
    2025年11月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ お話のテーマは占い!この先生、このシリーズでは毎回純粋な殺人事件ばっかり扱ってるから、今作は少し新鮮でしたね。(純粋な殺人事件とは?)
    アランは相変わらずやることのスケールが大きいです。前回の衛星で監視してるは本当に驚きましたけども、普通にお店は貸切にするし、社食はトミーの好きなもの入れるしやり過ぎなんですよね。お父さんから期限切られちゃって焦りも感じられるのですが、この2人は一体どうなるんでしょうか。トミーの気持ちも少しずつだけど変化してるのは感じるんだよね。でも、交際に発展するにはなんか今ひとつ…「「すき」」になるかどうかって、権威とか財力じゃないし。トミーは男だからそんなものに頼らなくても自分1人でも強く生き抜きそうやしなぁ。
    ごろちゃんとは友達宣言以降いい交友関係を続けているようでその点は安心しました。トミーが頑張ってああなのか、もう完全に割り切ってあの態度なのかわからないんですけど、そういうところで自分を偽るようなタイプでもないと思うので、これからは本当に友達…なんだよね?ごろちゃんと同じく、一抹の寂しさを覚えた読者です。いやあ、本当に今までウザくてたまらなかったんですけども…
    美人占師殺人事件は、真相までの持っていき方が面白かったかな!良平が意外と俳優氏の言動に翻弄されていてそれも新鮮だった。良平には試練が訪れるとのことなんですが、ごろちゃんと二人ならきっと大丈夫だよね!
    おまけショートの良平になら抱かれてもいい発言は一周回って面白かったです。いや、良平だって願い下げだろうけどね!?良平ほどいい男はいませんから、トミーも選ぶなら良平っていう発言には納得です。ごろちゃん、ファイト!笑
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  • 罪な友愛

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ15作目富岡との関係に決着
    ネタバレ
    2025年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ごろちゃんがまたキモいオッサンから痴漢される回…電車に乗るのもうやめませんか???前の痴漢事件のあと、2人は一緒に電車で通勤する約束をしたと思うのですが、良平の官舎に住むようになったから、良平は職場が近くなって、一緒に電車で通勤するという事がなくなったのかな…あ、単純に帰り道だったからかな?行きだけ気をつけてもアカンみたいやでごろちゃん…
    一緒にトミーが居てよかった!!!でも、今回トミーが死ねとか言うから重要参考人というか、まるで容疑者扱いで警察に留め置かれます。ごろちゃんの痴漢にあった件を誰にも知られたくないという気持ちを尊重してくれるトミーカッコよかったです。
    ごろちゃんは自然と里見と自分の関係を富岡を通して考えざるを得ないような環境になり、ぐるぐるしちゃう。この巻をもって、富岡はごろちゃんとは友情を築いていくということで決着がつきました。正直驚いた。一生良平とバチバチやりつつアランにちょっかいだされて振り回される日常が続いていくもんだとばかり思っていました。まあ、トミーが友達としてそばにいてくれるのは嬉しいよ。ごろちゃん危なっかしいし、トミーなら里見さんみたいに心病んだりはしないと思うから、安心して任せられる。もう今後は流石に良平と本気でやり合ったりすることはないでしょう。自分がアランに付き纏い受けて辟易してたし、他人の振り見て我がフリ直せじゃないけど、これからのトミーはごろちゃんの良き理解者としてそばにいて欲しいかな。
    サメちゃんはどうあっても巻き込まれ体質だよね笑トミーとどうこうはマジでないと思うんだけど、ミトモさんとかアランは勢いが止まることを知らない。
    おまけのごろちゃんとアラン見て思ったのは、アランてごろちゃんに甘えてるんじゃない!?てこと。なんか、こんなふうにしっかり対等な目線で話聞いて意見してくれる人なんか周りにいなかっただろうし、めちゃくちゃアタリキツいんだけど、それ込みでごろちゃんなら受け止めてくれると思ってそうだ。ごろちゃんママの素質あるもんな。この2人もいずれはもう少し仲良くなって欲しい。ごろちゃんに言い寄ってきていたアランもう今では懐かしいまである。
    良平は今回色んな人が出番多すぎで、あまり印象に残る見せ場なかったかな!?トミーに食われました。でも、里見さんとの一件を何もかも知ってるのは攻めだけですから、ごろちやんと末長くお幸せに。
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  • 罪な輪郭

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ14作目豪華短編7話&漫画
    ネタバレ
    2025年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 13回忌のお話が思った以上に良い話です。ごろちゃん、やっと和美さんに挨拶できてよかったね。お義母さんはゲイ嫌いと説明されましたが、いつか良平もごろちゃんサイドのご家族に挨拶できるといい。飛行機で隣に乗り合わせた青年に幸あれ。
    トミーは相変わらずアランに振り回されていました。この2人は全然興味湧かないカップルなので、くっつかなくていいです笑アランはごろちゃんに対して失礼なのがイヤ〜後輩なのにその態度はない!
    良平のお父さんの一周忌。お兄さんの康嗣さんも色々と悩んで考えた末に、お父さんの形見を…!このお兄さん、妻子ある普通の人って感じなんだけど、この人はごろちゃんの魅力に悩殺されない系の人なんだろうか?と、感動ぶち壊す感想ですみません。
    ごろちゃんと里見さんのお話も2本入ってるよ!
    学生時代のころからごろちゃんセクハラされてる…家庭教師先の男子高校生よ、もうお前はおしまいだ。もうその年からごろちゃんの魅力にやられてるようじゃ、この先どんな人に出会っても胸がときめくことはないと思う。運が悪かったな…ごろちゃんと出会った人はその後みんなやりきれない思いを抱えて生きる運命なんだよ。悪いな。
    クリスマスイブの里見さんは結構不穏な感じが出てるんだよな…もうこの頃にはごろちゃんのアシスタントだった女の子と……出会ってからの10年間。半分くらいは里見さんと過ごしてきたクリスマスイブ。彼女に振られてなぐさめられて、正月には一緒に年越しもしたし、里見さんの布団奪って1人だけぬくぬくして寝ちゃったごろちゃん。自分は風邪ひいて…きっと、そんなごろちゃんのこと、愛しくてたまらない気持ちでそばにいたんだろう事がわかるだけに、この話の切なさは半端じゃないです。なんで里見さんと結ばれる未来来なかったんだ???もう、あんなことがあったよね、なんて昔話もできなくなっちゃった。里見さんはちゃんとごろちゃんに告白するべきだったよ。知れば知るほど、里見さんのこと好きになる。徹夜麻雀明けのごろちゃん気遣って一限出てあげたり、バイトサボりがちな級友のフォローしてあげたり、しかもそれを負担に思わせない優しさがあって、里見さんすごく良い人なんだよ。
    お兄さんの和美さんもね…今はごろちゃんに隠してるけど、いつかごろちゃんも真実を知った時、良平がしっかりとそばで支えてあげて欲しいよ。切なさと愛しさが込み上げる豪華短編集。
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  • 罪な片恋

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ13作目新章突入!?片恋祭り
    ネタバレ
    2025年10月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 罪な片恋の名に恥じぬ片恋祭りだワッショイ!
    イヤ〜トミーがアランに気に入られたのはかなり序盤でわかったんですけど、海堂さんが良平に向けるラブは本当に気づきませんでしたね。ゲイカミングアウトはなんとなく予想してましたが、そのまま良平にダイレクトアタック!?なかなか海堂さんアグレッシブね!しかも、永遠の愛なんて信じてませんから…とか言うひとに迫られるのなんか嫌…自分がそういうタイプだからそういうこと言うんじゃないの?人の物取るだけ取って、手に入れてポイするんじゃないの?とかめちゃくちゃ意地悪で穿った視線を送ってしまいました。
    まず!合同捜査する気のなさ、威圧的な態度もあって最初っからあんまり海堂さん好きじゃなかったんだよね〜良平と一緒に捜査するようになって、改心して、なんだ、結構素直で上昇志向のある人なんだーって終わりかけてたところにコレかい!って感じでした。良平のこと好きになっちゃいましたまではまあ、百歩譲ってそりゃあね!好きなるのも仕方ないですよ、良平は優しくて強くてカッコいいからね!!と思うから。でも、永遠の愛なんかないんだから自分にもつけ入る隙あるでしょうっていう台詞はあまりにもヒールじゃない?良平は井上さんとミトモさんにモテてれば十分なんで、海堂さんはいいかな…なんかガチっぽいのがちょっと…。海堂さんが改心してからは結構好きなキャラかなと思ったんですけど、良平にウザ絡みしてこないで欲しいかな。ごろちゃんに悪いとか微塵も思わないのか?この御仁は…
    あと、アランね!トミーウザいと思ってましたけど、今回は立場すっかり逆転していて、新鮮で面白かった!トミータジタジ。でも、ごろちゃんのこと利用するだけして、その後無視したりアランもちょっと好きじゃない。わたし、ごろちゃんのモンペなんかもしれん笑。ごろちゃんのこと蔑ろにされるとイラッとしてしまう。
    社長の友達&社長秘書殺害事件も面白かったです。社長夫人のさばけっぷり、開き直りっぷりが清々しくて、ここまでくるといっそ気持ちいいというか、なんか不快に感じませんでしたね。2人も殺しちゃって、本当最後まで読むとやりきれない事件です。面白かったです。
    ごろちゃんは、前作の福井のことちゃんと良平に報告したみたいでホッとした。安寧のラブラブライフを送るために人の目は程々に気にしていこう!
    今後の新キャラ交えたエピソードも楽しみ!
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  • 罪な裏切り

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ12作目新宿歌舞伎町殺人事件
    ネタバレ
    2025年10月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新宿、殺人事件起きまくり。今回はお好み焼きや前オーナーが殺されていて、現オーナーがすごく怪しいんだけど、なかぬか繋がりが見えてこなくて捜査は難航。奥さんが3年前に死んだのも、なんか余罪がありそうだったんですが、釈の都合で真相はわかりませんでした。う、うお〜めちゃくちゃ気になるところで切られた!オーバーリアクション渡辺やっぱり黒だと思います。なんか、ホモでかつサドのヤクザの愛人やっていたという一文から妄想が止まらなくなったんですが、そんな感じで奥さんのこと抱けなくなったんじゃないんですか???なんだかんだお金の為だけじゃなく、身体までヤクザ攻めに支配されてしまい、彼なしでは居られなくなったんじゃないんですか!?
    それから、ごろちゃんの部屋の隣の住人福井。いや〜…正直、何度もいい加減この部屋から引っ越せや!!!危ないやんか!?とずっと思ってましたところに、福井ですよ。もうあかんでしょ。結局ごろちゃん家は壁薄いでファイナルアンサー?安普請なんか、そうでないんか、ここ2〜3冊では設定がややブレておりましたので、祝引っ越しです。シリーズ始まった頃はね、壁に耳でもつけてない限り、隣の部屋から話し声は聞こえないとありましたが、ごろちゃんがあられもない美声あげすぎたのかしら。トミーと家の前の共用廊下で良平が言い合いしてたら2階の住人に叱られたこともありました。グッバイごろちゃんハウス。正直、ストーカーにいっぺん侵入された家に住み続けるごろちゃんは凄すぎる。
    新宿の殺人事件とは別に、良平脅迫状事件も並行してクライマックスへ!わたしは福井が犯人だと思ってましたので、完全に騙されました!いや、最後まで読んだけど、福井はお咎めなしなの!?いや〜…これはトミーが良平に口うるさく言いつけていて欲しい…。ごろちゃん、すぐ良平の負担を気にして大問題を矮小化して隠すからそこだけ意識改革が必要。
    これからは良平ハウスで、ストーカーとか気にせず生活できるね!警察の官舎だから大丈夫だよね?!信用していいんだよね!??
    竹中、山田コンビが脅迫状はごろちゃん絡みなんじゃ…って思い詰めた顔して直訴してくるシーンがイチオシ。ごろちゃん、みんなから愛されてる(ジーン)
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  • 罪な沈黙

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ11作目武内検事強迫事件
    ネタバレ
    2025年10月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今作はごろちゃん危険な目に遭わなくてよかった…と思ってたら、武内検事が毒牙に…!武内さんと矢神さんの関係、この巻なんとも続きが気になるところでおわります…!!!え、この2人はこの事件でおわりじゃないよね!?と思わせるような…作者あとがきによるとちゃんと続くみたいでホッと一息。
    えーと、武内さん冒頭のお食事会での態度なかなかに酷いですね〜…わたしも嫌なことがあると顔に出るタイプで全然隠し事出来ないんで、人のこと言えないんですが笑大人だから居たくない場にも付き合ってあげるっていうのは、十分凄いんですけど、そういう空気ってしんどいからね〜…良平、マジでそんなみんなにオープンに言っていかなくてもよくね?と思いましたが、ごろちゃんは俺のもの、良平はごろちゃんのものって周知徹底していかないと、2人ともあちこちから粉かけられそうだし、まあ仕方ないのか…?
    やっぱり、武内さん良平のこと好きだった!!!しかも、それを矢神さんちゃんと察知してた!!!武内さんはごろちゃんよりも早く良平に出会ってたのになるようにならなかったんだから、本当にそういう意味では良平の好みじゃないんだと思う。良平さん、学生時代浮いた話全然なかったことが同級生達の話によって明らかになりつつあるのですが、モテなかったんですか??みんなに優しすぎるからじゃない?それか、オモロを優先しすぎて、男友達といる方が楽しくなっちゃってない?女からも次第に観賞用扱いというか、観察対象みたいにされてたんだとしたら、それはそれで面白い。
    井上さんとかいう下半身ゆるい人出てきた笑もしかしたら、別のシリーズにも出てたかもしれない。ちょっとあとで確かめる!良平、ごろちゃん以外にもモテモテ。みだらシリーズは高円寺さんが桜井とかいうボンボンにモテてめちゃくちゃウザかったんだけど、井上さんはウザい感じの絡みではないので、楽しく読めそう。ミトモさんと良平のこと取り合ってギャースカやって欲しい。
    トミーはホテルのオーナーにかまかけるシーンでしか登場なしでした。(ウザいという単語使ったからトミーのこと思い出したんでしょ?)
    最初武内さん好きじゃなかったけど、ごろちゃんのこと邪険にしないなら許す!
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  • 罪な執着

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ10作目ストーカー&良平の友達
    ネタバレ
    2025年10月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今作は個人サイトと同人誌からの再録に書き下ろしのかおるへの挑戦状、プールへ行こう!が収録されたなんともお得感満載の一冊です。こんなに面白いお話が個人サイトで連載されていて、もしかしたらこんなふうに商業ベースで刊行されるようなこともなかったかもしれないんですよね…見つけてくれた担当さんには感謝しかありません。本当にありがとう〜!!
    表題作の執着はごろちゃんのストーカーが現れます。しかも、良平が寝言でかおる…とか呟くもんだから、ごろちゃんは色々せんでよろしい深読みしてしまって、なんとなく良平とギクシャクしてしまい、痴漢とか変な写真とか相談したいのに話せません。…コラー!!そこは真っ先に良平に相談なさいよ!会社に郵送されてきた封筒やら写真やらも証拠品なのに、ベタベタと触らせて指紋残されて、言い逃れするスキ作らせてるし…ごろちゃん危なすぎ。マジでサメちゃんが居てよかった。サメちゃんはごろちゃんのこと、心配で放っておけません。でも、自分がごろちゃんにたいして抱いている感情についてはひとまず保留にして名前をつけないようにしている感じだと思う。良平と2人で仲睦まじくいてくれるのが1番いいと言ってくれてるの健気で切なくすらある。
    もう一つの良平の同級生は正義感の強さと長い時間をかけて変化してしまった愛情が溢れて起きた事件かな。良平とごろちゃんに会って、思い止まろうとかそういう方向に向かわなかったことが残念です。良平の友達武内検事以外もレギュラーほしい。
    三国一の嫁でごろちゃんの写真欲しがる竹中と山田かわいいー!ごろちゃん、みんなのアイドルやないか。みんな薄らごろちゃんのこと好きやろ〜!
    プールへ行こう!は全然プール行ってなくて草。タイトルなんでプールなん?いつか2人で行きたいなということだと解釈。裸エプロンのごろちゃんに悩殺されるサメちゃん。正直この2人のイチャイチャ見たい…サメちゃんみたいな男の中の男。チャラついてなくて、大雑把かと思ったら神経細やかだし、デリカシーは普通の男ならありがちにかけてるかもしらんけど笑 手を握るのさえ照れちゃって上手くできなさそうなこの男が、ごろちゃんと良い雰囲気になるところ見てえー!!if世界希望。とにかくエピソードがたっぷり詰まった一冊。これだけでしっかり楽しめます。
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  • 罪な後悔

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ9作目武内検事初登場乱心編
    ネタバレ
    2025年10月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今回はあとがきのみ。どうやらだいぶ間があいてからの刊行のようです。オール書き下ろし。最初から終わりまでビッタリ事件やっておわります。
    事件内容は殺されたチンピラ。どうやらこの人訳アリっぽい?ごろちゃんの持っている封筒からヤバい粉入りの袋が出てきて…どうなるごろちゃ!の巻。それにしても、富岡から冒頭ホテルいきましょうよみたいなこと言われるの、めちゃくちゃ嫌でした…嫌悪感が…歳下からのセクハラもあると思います……富岡の最悪な態度だったころの話読んでから、もう富岡が本当無理になりつつある…三条さんから突き落とされて足折った時にはすごく可哀想に思いましたけど、喉元過ぎれば…みたいな感じで、あの頃抱いた同情心も霧散しつつあります。
    良平に届け出た後は結局チンピラに追いかけられて、雪下さんに助けられ、青柳探偵事務所がまた出てきました。あ、これ別のシリーズの何かかと思ってたけど続くんだ?なんか女王様に命令される体育会系ワンコみたいな高太郎若干ツボなんですが。絶対向いてないのにウェイターやらされてるのが可愛い!
    初登場の武内検事は良平のことガチで好きだったんですか???またなんか思い入れの強すぎる、めんどくさそうな人が出てきましたわよ。今後の動向に要注意って感じ。武内さんも綺麗系らしいですが、良平はごろちゃん一筋やからね。良平の関西弁真似するごろちゃん、可愛くて好きだ。本当いつまでもラブラブでいてくれ。
    今回は良平がクビ覚悟で代議士のところ乗り込んで熱い思いぶつけたりして、ちょっと違う一面が見れてよかったかも!現実ではそうそう上手くいきっこないことだって、物語のなかでくらい夢見たっていいよね?って思えるような、そんなお話です。この先生の2時間ドラマ風のお話の作り方が好きだ。
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  • 罪な回想

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ8作目2年ほど遡りつつ昔話
    ネタバレ
    2025年10月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コンビニ店員殺害事件と四谷OL殺人事件の二本立て。事件の内容も面白かったです。出来の悪いチャカで大学生ばかり殺されたり、ガイシャに花くわえさせて殺したり、不気味で不穏な事件。この先生事件もしっかり面白いので、本当にありがたい。
    私、トミーが勝手にホテルの部屋まで取ってたことに小池さんがなんであんなに怒ってるというか、邪魔してくるのかわからなくて、あれ?これは1作目に出てきた小池刑事で合ってるんだよね???飛ばしたかな???とめちゃくちゃページ行って帰ってしちょったんだよね。なるほど、HPで公開されたお話だったんですね〜と謎が解けました。後追いの読者に読ませてくれてどうもありがとうございます!サメちゃんもごろちゃんのこと好きなんでしょーとは思ってたけど、小池刑事と合わせてしっかり良平のヤキモチストーリーあったことに驚いた!そして感謝!!!こういうお話読みたかったんだよね〜読者からのリクエストにお応えして作ってくれたお話らしく、めちゃくちゃ良かったです。
    ただ、サメちゃんも小池さんも…ごろちゃんのことミーハー的に淡い恋心抱くのは良いけど、本気になるなよな???と思ってしまった。なんか、2人とも真面目で正義感強くて、すごく警察官らしい警察官だからさ、思い詰めたら危ないような気がするんだよね。もう里見さんみたいな人が生み出されるのは悲しいからね…良平はいつも飄々としてるイメージありますけど、サメちゃんの洗濯物回収したり、お稲荷さんの差し入れしたり、小池刑事がごろちゃんのこと意識してるような態度見たりして、本当は全然心に余裕ないのかもこの人…となり、良平大好きになりました。なんか、やっぱり人間味のある攻めはすき。気持ちが爆発してごろちゃん泣かせちゃったけど、スゲ〜萌えました。フィニッシュで邪魔される2人も見れたし大満足です。
    おまけのトミーの話は正直、トミー余計に嫌いになりました笑笑前の2本のお話がとても良かった分、トミーが本当に哀れだなっていうか…トミーごろちゃんの人生に1ミリも関係してないのに、無理矢理こっち向けや!!ってしてるガキみたいに思えて、しょうもな…と思ってしまった(ごめん)俺挫折したことない→その程度で?という冒頭の文に何もかも凝縮されてると思う。これまでの活躍も色褪せる程、登場時の態度悪かったもんな〜それ思い出したよ。なんかトミーはもう本当にいいかな…
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  • 罪な愛情

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ7作目自覚してます?罪な愛情〜
    ネタバレ
    2025年10月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の墓参りは里見さんのお墓ではなかったんですね。最後まで読むことによってミスリードに気づきます。なかなか面白い構成です!
    わたしたち結婚しました葉書笑っちゃったんだけど、俊美くんがそんなにショック受けるならやっぱり見えるところに飾らなきゃ良かったかな…とか、俊美くんもしかしてごろちゃんのことを…!って思っていたら、思わぬ角度から真相が明らかになりました。なんだか、泣かせる展開が続く罪シリーズ。どんどんごろちゃんの罪な存在が浮き彫りに…
    トミーが空港で待ち構えてたのには参りましたわ。頭の回転が速いのぉ…これは、素直に降参です。トミーのごろちゃんに関する勘冴え渡りまくってます。
    これまでは事件がメインだったんですが、前回は良平の、今回はごろちゃんの家族の話がメインとなって、やっとお二人さんの詳しい情報が知れました。2年も一緒に住んでるのに、良平もごろちゃんも忙しいし、改めて家族の話する機会もなかったんだろうけど、こんなことがあって初めて知るっていうのも少し寂しいね…いやでも、入院した時にお見舞いとかのシーンないな…とは思ってたんだよね。こういうふうに繋がってくるとはな…。
    ごろちゃんのお兄さんのお話はまた里見さんの時みたいにやって欲しいな〜と思ってたら、サイトからの再録が里見さんとごろちゃんでした!!!あのあと、北海道から帰ってきて、何も言わないごろちゃん支えてくれたのは里見さんだったんですね…マジで、この2人はなんで……(言葉にならない)和美兄さんも本当にごろちゃんのこと好きだったんだろうな。こんなにみんなから愛されてたのに、この話読んだ後だとごろちゃんて本当に罪な存在としか言えないな。罪シリーズの名に恥じない、名は体を表すとはこのこと(?)里見さんとか和美さんはね…良平みたいな圧倒的なる陽じゃないと、ごろちゃんへ向ける感情への罪悪感とか申し訳なさ、そして、報われることの無い思いへの葛藤なんかがごちゃ混ぜになって、耐えきれなかったんだろうなと思う。良平って強いし優しい。なんてすごい男なんだ…ごろちゃんには、お母さんもお父さんも、義理の兄も、1番の心友ももういないんやな。血の繋がった肉親の縁がもうない。それなのに毎日ちゃんと生きてて偉いごろちゃんすごい。
    ラストの納さんとミトモの漫画も良かったです。納さんの不器用な優しさが身にしみます。なんだかな〜いい男達ばっかりだ!
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  • 罪な告白

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ6作目雪下再登場、温泉、ご挨拶
    ネタバレ
    2025年10月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ スペシャルエディション!この作品も版元が倒産して、その後出し直されたシリーズだったようです。出し直し、ありがたい〜!!本当に感謝。当時はこの巻からまた新たなスタートということで、中編と陸裕先生による漫画、同人誌からの再録まで付いてくる特別な一冊となっております。面白かった〜!
    中編では、雪下さんが容疑者にされて、良平達の必死の捜査もむなしく、とうとう身柄が護送されてしまう…一体どうなる!?と手に汗握る展開でしたが、立石部長の娘さんが奮闘して、いい所は持っていかれました。まあ、現実はこんなものでしょう。良平達は本当に頑張ってくれたし、雪下さん再登場は嬉しかったんですが、良平達にももう少し花持たせてあげる展開欲しかったかな〜!残念。いやあ、本当に警察て大変なお仕事です。
    温泉に行こう!には上條、高円寺、中津の御三方もチラッと登場してます。もうこっちは続き書く予定ないのかな〜高円寺さんすごく好きだったから出てくると毎度テンションあがります。納さんは、ごろちゃんのこと本当に好きなんじゃ…???そこのツッコミもっとプリーズ。毎回ごろちゃんの赤裸々なシーンでは鼻血を噴き出すお約束。トミーは着いてくると思ってましたよ…でも、温泉でも部屋でも邪魔してこなかったみたいだし、マジで何しに来たのかわからない……良平とごろちゃんは温泉楽しめたようで何より。なかなか一緒に出かけることもできない2人の素敵な思い出になっていたらいいな。
    良平のお姉様方が出てくる愛惜は不覚にも泣きそうになりました。ほんと、思いもよらないお話でした。良平が子供の頃のこと、大人しい子どもだったとか、お前の母ちゃん歳食ってるじゃんみたいに言われてケンカになったり、辛いことがあるとかおるのこと抱っこしてたっていう一つ一つのエピソードがみんな好き。良平のパーソナルなデータほぼないので、やっと色々知れた!!!お姉様達はちょっと癖強そうだけど、お父さんにもお母さんにも受け入れられて、お兄さんの反応はちょっとまだなんとも言えないけど、概ね万事良好だよね。なんて幸運。マジで再録してくれてありがとうございました。本当にこの話は読んだ方がいい。
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  • 罪な復讐

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ5作目英語教師殺人事件
    ネタバレ
    2025年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭の里見さんの墓参りしているごろちゃんをみて、おや、もしかしてとうとう里見さんとの過去編やってくれるのかな!?と期待しておりましたら、なんとラストのショートが里見さんとの大学生時代のお話でした。泣いた……ショート読んだら本編の感想も吹き飛ぶほど胸にキタんやが……バイトでサンタのコスプレして、クリスマスにクリスマスケーキを2人で売るというのもエモいし、彼女から振られたごろちゃんもその理由もさもありなんという感じやし、酔っ払ってごろちゃんに「田宮くん、だいすきー!」って抱きついてくる里見さん……何もかも、何もかもが突き刺さって涙が止まらないんやが…(号泣)里見さん、なんで死んじゃったの…???トミーがこんなに毎日ごろちゃんの周辺うろちょろしてるのに、なんで里見さんは死ななきゃいけなかったの???え?1作目の事件めちゃくちゃしんどなってきたんやが…長すぎた10年。妊娠した彼女堕胎させるような男じゃなかったはずなのに。この酔っ払ったフリして田宮くん、だいすきー!はこの時の里見さんの精一杯の努力と愛情なんだよ。本当はこんな冗談めかした感情なんかじゃないんだよ…銀河一だの宇宙一だのバカな事で言い合っていられたこの時間、あまりにも尊いよ。里見さんは、少しくらいごろちゃんに対して悪い男になっても良かったんじゃないか??そして、きちんと玉砕するべきだった。悲しくて里見さんのことしか考えられないよ……
    本編には長谷川というキーパーソンが出てくるんですが、なかなか今回も面白かったので、前情報何もなしで読んで欲しいかな!長谷川、それ初恋だったんじゃねえの?と思う。
    ごろちゃんが変なサイトとかに名前やら会社やら載せられたの後々響いてこなきゃいいんだけど。ネット怖い。良平とは相変わらずラブラブだし、辛い時にいつもそばにいてくれて本当に助かる。良平ありがとうな。なんか、今回はトミーも結構頼りになる男だったような…車で送り迎えしてくれたり、良い男度がアップしてきています。
    もしかして、新宿署の美人課長てタローちゃんのことか?挙手しないで好き放題言ってる刑事は高円寺さんですね!!テンション上がりますねぇ。こういうシリーズ跨いでの登場大好き。
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  • 罪な宿命

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ4作目高梨警視の苦悩と悔恨
    ネタバレ
    2025年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 毎回事件に巻き込まれてばかりのごろちゃん。でも、安心して下さい!この巻では、ごろちゃんはただの目撃者!!容疑者でも第一発見者でもありません。しかし、良平がこの度の事件なんだかひどく悩んでいる様子でー…というあらすじ。
    良平苦悩の巻です。雪下という昔の同僚が出てきます。彼が何者なんかわかるまで、すごいモヤモヤして、今回は元彼が出てきてぐちゃぐちゃとかじゃなかったからよかったけど、あたし良平の元彼元恋人出てきたらどうなってしまうんやろう…???と思った。ごろちゃんとのカプが好きすぎて読めんかもしれやん…そのくらい思いやりの強いカプに急成長しつつある。
    内容としましては、いつでも明るい良平にもやっぱり苦い過去っていうのはあって、自分の刑事人生に影を落とすような出来事に人知れず苦しんでいるんだと思った。普段そんな面全く見せない人なので、すごく強くて優しい人なんだなぁ…とますます良平好きになるんだが…
    今回、この事件の解決めちゃくちゃよかったんですよ。いつかきっと、また昔みたいになれるよね…という、儚い希望を見出したくなるような素敵な終わり方です。わたしは好きです。
    電話もないし、なんとなくいつもと違う様子の良平にすぐに気づくごろちゃん。十分戻るの遅れてもいいか?のごろちゃんマジで可愛かった。この2人の絆の強まりを感じます。もう一年近く付き合ってるもんね。
    トミーも今回は流石に落ち込んだみたいですね。おまけ漫画で割り込む隙のない2人にズンと落ち込んでました。今回は勝手にホテル同じ部屋の予約にしてて、マジでイラッとしましたが、小池さんのナイスプレイによって良平に会えました。2人のホテルまで着いてきて、最終的には警察手帳まで取り出してごろちゃんと良平の味方してくれる小池さん面白かったです。藤本さんも良平と同じくらい苦悩の多い事件となりましたが、ちょっとずつ未来は良くなるって信じたくなる。そんなお話でした。いつもの違うごろちゃんと良平にドキドキな一冊でした。
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  • 罪な悪戯

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ3作目ごろちゃんモテモテ
    ネタバレ
    2025年10月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 面白くて途中でやめられないくらい面白い!!!寝る前に読まない方がいいです。結局犯人は!?動機は!?てなって、ページをめくる手が止まらなくなりますから…
    トミーの下の名前も出てきたんですが、秒で忘れました。あとで調べたいと思います。前の巻から、この男ウザい…目障り…(言葉が強いわよ)と思っていたのですが、今回盛大にしてやられますので、これ読んだ後だとなんか邪険にしづらい気持ちも湧き上がってきて、本当よく考えられてるな〜と感心する思いです。
    だって、夜の会社で残業中にキスですよ??しかもちゃんと恋人のいる人に…不倫でも構いませんだなんて言われても、迷惑よねぇ!?うるせ〜!(パンチ)ていう気持ち。なんですが、今回はトミーのおかげで助かりました。ごろちゃん、モテすぎるのも考えものよ…あなたのことが心配でたまりません。
    三条さんは登場してきた時から怪しかったのでさもありなんという感じなんですが、トミーとの騒動と良平の追っている事件とが段々とリンクしていく様子が面白いです!サメちゃんにミトモも登場でワクワクが止まりません。というか、良平東大法学部て上條さんの同期もしくは後輩とかじゃないの???と思いました。みんなまた出てきたら面白いなぁ。
    良平を心配させたくなくて、会社であったイヤなこととか話さないごろちゃんは健気なんだけど、こんな事になるなら最初からちゃんと話しておけばよかったよね。トミーがいろいろと騒いでしつこくするから、ごろちゃん自身あいつが勝手して騒いでるだけだ、みたいに事態を軽くみてるふしもあるし。このシリーズはこれからもごろちゃんが危険な目に遭うのだろうか…
    良平は、面白おかしくヘラヘラしてるだけじゃなくて、自分がトミーに嫉妬してる事とか、ごろちゃんの前では隠していた事知ってますます好きになった!!!カッコ悪いとこ見せたくないやん?って真剣な顔で言われたら絶対惚れると思う。ちょっと攻めの本心が覗けました。書き下ろし漫画のトミーとのやり取りが笑えます。笑いと事件、エロとの配分が程よい3巻でございました。
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  • 罪な約束

    愁堂れな/陸裕千景子

    罪シリーズ2作目湯けむり温泉殺人事件
    ネタバレ
    2025年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目ですわ!ごろちゃんと良平は相変わらずイチャイチャ、チュッチュしてとにかくずっと抱きしめあって、一緒にいる間はどこかしら触れ合ってるみたいな超ラブラブ新婚夫夫って感じで常時ハートが飛んでる。飛び交ってる。ごろちゃんがこんなこと聞いたら怒りそうだけど笑
    しかし!2作目にして早速ごろちゃんに歯向かうイヤミな奴が登場!!富岡ことトミーは最初こそ嫌〜なやつでしたが、なんと良平のライバルに立候補!?マ、マジか〜…1作目に出てきた里見さんなんか、10年も片思いして頭おかしくなっちゃったのに、またこんなポッと出の若造に……やりきれないよう…こういう輩からごろちゃんをずっと守ってあげて欲しかった。里見さんは友達のままそばにいて欲しかった。。
    まあ、ごろちゃんの2つ下だから言うほど歳の差はないんですが(攻30、受29、トミー27)、なんか攻め以外の男に軽い感じで迫られるのは腹立ちましたね!!!怒
    男とはヤッたことないし笑みたいな言い草にカチーンときて出てくる度にイラついたんですが、最後のおまけショートとか読んで、トミーも自分の気持ちに折り合いつかなかったみたいやし、許してやったらどうや?の精神になれた。残業してるごろちゃんのこと気にかけてくれたり、お前、ホンマにこれからの態度次第やからな???という気持ち。(何目線なんや?)だって、ごろちゃんのこと軽んじて、馬鹿にしてる感じしたんだもんー!!!なんなら、良平さんのこともチラッと見ただけのくせに、男同士でバカじゃねえのって思ってるの感じ取ったんだよ〜!!!許せないって思ったけど、それもこれもごろちゃんが可愛すぎるせいか…罪な存在〜♩
    全然触れてないねんけど、本編の殺人事件も面白かったです。本宮と南野の関係性エモいったらありゃしない。これもっと掘り下げたらこの2人の一生やって終わっちゃうもんね。絶対、お互いのこと特別に思ってたはずなのに、なんでこうなったのか。なかなか切ないお話で、軽く読めるのに味わい深いものです。
    というか、新宿サメ!!納さん出てきましたね。みだらシリーズでもお馴染みの!テンション上がるわ〜良平さんの周りではすっかりごろちゃん嫁扱いです。ごろちゃん今回は自分から攻めに頑張ってご奉仕したりして可愛かったな…本当はご飯作ってあげて、お風呂も炊いてあげたいのにお仕事忙しくなってきてしょんぼりしてるの可愛すぎる。ホンマいい嫁
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  • 罪なくちづけ

    愁堂れな/陸裕千景子

    作者様デビュー作♡
    ネタバレ
    2025年9月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この先生の長編はみだらシリーズがすごく面白くて、大好きで、一段落ついたらまた読もうと思って積んでありましたが、とうとう解禁です!
    はっきり言って受けに起こった出来事は本当に現実に起きたことだとしたら、辛くて、とても耐えられるようなことではないのですが、この先生の文章だとなんか平気なんですよね!不思議です。刑事物だから、事件はつきものっていうのもあるとは思うんですが、それよりも登場人物や話の流れが魅力的で、グイグイ読ませる力が凄いです。これがデビュー作とはとても思えません。本格的なミステリー、刑事物ではありませんし、犯人に目星もつくんですけど、とても面白いです。
    そして、警視なのに容疑者宅に泊まっちゃうような、軽くてすぐエチしたがる胡散臭い関西弁攻め!!!お前がすきだーー!!!なんでそんなに魅力的なんだ…辛いところ弱ってる受けが好き好き攻撃でそばに居てくれることにホッとして絆され、深く愛するようになったのも納得というか、軽い感じなのに、それもまた良いというか…一緒にいると楽しくて、いないと部屋中静かになったような寂しくてたまらない気持ちになる攻めなんだが……ヤバい、攻めがめちゃくちゃ好き……(攻めはごろちゃんのものよ)
    攻めのごろちゃん呼びもめちゃくちゃ好きなんだよ。とにかくすぐキスしてきて、甘くって砂吐きそうだわ。
    里見さんが、ちょっと可哀想かも…という気持ちもある。10年も好きだったなんて。もしかしたら、今ごろちゃんのそばにいるのは自分だったかもしれないんだよ???それを会ったばかりの人に奪われて。この関係を壊してしまうことをそんなにも恐れなければ、別の道があったかもしれないのに。本当は良い人そうなのに、10年もの月日が気持ちを捻じ曲げちゃったような感じ。切なかった。この人の強カンセも私は嫌いじゃなかったよ。ただ切なくて可哀想だった。
    おまけの一緒に家具を買いに行く話も良いです。少しずつ2人の気持ちが寄り添いあっていけたらいいよね。こんなにエチしてばかりの2人ですが、攻めの視点がないので本当はあの時何を考えていたのか?ていうのがないんですね。だから、読者にも攻めのことがミステリアスに映ります。余計なことはめちゃくちゃ喋るのに笑、自分の事はあんまり話さないし。ごろちゃんはかわいいし、攻めは面白いわで最高のシリーズの幕開け!
  • 50番目のファーストラブ

    月村奎/高久尚子

    全然合わなかったごめんなさいごめんなさい
    ネタバレ
    2025年9月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月村先生好きな方はこのレビュー読まない方がいいと思います。
    私月村先生好きだと思ってんだけど、好みが変わって好きじゃなくなったんだろうか…と思うほど、ここ最近読んだ先生の本みんな心からの星5評価付けられるものなくて泣いてます。2年ぐらい前に連続していくつか読んだ作品は結構好きだったのですが…
    まあ、この作品に関して言えば受けがヤリちんというのが設定としてあまり好きではないというのはありますね。経験豊富、ぐらいなら良いんですけど、この受けは女性に対するリスペクトもなくて、1人遊びと同じってハッキリ作中に書いてありますからね…そこでまずウワァ…となります。
    シングルマザーの家庭環境で、これまた独特の哲学を持つ母親に幼少期思う存分甘えられなかったことからくる、寂しさなんかは可愛かったんですけどね。母親の恋人に嫉妬して、そんなやつより、俺のこと抱っこしてくれればいいのにみたいな文は激しく萌えて、この受け可愛い!!!と思ったんですが、そういう可愛げはそこだけでした。あ、お母さんに踵とか爪にヤスリかけてもらうシーンも素直で可愛かったかな?でも、そこだけだったんです…
    攻めは大学の友達のお兄さんで、受けを弟と同じ感覚で可愛がってくれます。私には受けって、ヤッた人数だけでマウント取りするテクもおざなりなクソガキにしか思えなかったんだけど、セッ依存症じゃない?って返したりとか、攻めの返し秀逸です。内心めちゃくちゃ受けに馬鹿にされてて、それ気づかない訳でもないだろうに普通にいろんなところ連れて行ってくれたりとか、すごいんですよね。でも、それも立ってるステージがあまりにも違いすぎるからかなと思った。今の受けに1人の人を愛して幸せに生きることなんて説いてもただの綺麗事、もしくは、女引っ掛けられもしない男の負け惜しみくらいにしか響かないんだろうから、何言っても無駄というか…徒労に感じます。そんな相手を私ならそもそも好きになれない。
    攻めは攻めで受けのこと何回もかわいいって言うんですけど、だんだんとそれも皮肉か?って感じになって素直に受け取れなくなります。うーん…攻めも受けもダメだった。
    極め付けは受けの浮気ですね。あれが浮気じゃないなら、この世に浮気は存在しないことになると思うんだが…受けの浅はかな感じがおバカ通りこして、頭悪いなとしか感じられず、自分の感想に対して嫌な気持ちになりました。
  • ナゲキのカナリヤ―ウタエ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ最終巻リーマンカプ
    ネタバレ
    2025年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最後のカプが1番甘かったかも…!いや、この2人にもこのシリーズに相応しいトンデモなモンスター、サユババが出てきますけどね…笑 本当にこのシリーズは、登場人物に訪れる試練毎回大きすぎました。
    前作では、こんな小動物系のピルピルお兄さんになるとは思っていなかった受け。自分本当の子供じゃないんだー!とか、近所迷惑な騒音、正廣さんとの兄弟バトルなどなど、大暴れしたのになんかキャラ変わってない…???本当は生徒会長もやるくらい、優等生なんですは驚いた。勉強がんばってるのは知ってたけど。本当はあんな殴りあいの喧嘩できるような人じゃないんじゃん!うーん、後出し感がすごい笑笑 これは前作出た時には設定固まってなかったと見た。
    なんなら、攻めもダリさんになるとは決めてなかったみたいだもんね。
    内容!めちゃくちゃ受けかわいそうだった…これ男女逆だったらって思うと、すぐさま警察案件だと思うんだが。キショラインすぎる……しかも、ホテルにまで。飲み会で酔った日だけじゃなくて、素面になった後もしつこくて2回目行ってるからね。しんど…
    攻めは同じ会社の人間じゃないので、実質的に問題を解決してくれたわけじゃないんだけど、とても親身になってくれたし、攻めが励ましてくれたから受けも頑張れたって感じかな。受けが自力で味方見つけて、環境変えていって…えらいよ。も少し攻めの見せ場欲しかったけど。
    攻めは受けのこと最初から人として好きになったんだろうな〜っていうのはわかってましたが、わかりにくかったね〜
    受けが会議室でゲロ吐いて夢現のまま攻めの住む街へ行くのも、この辺のやり取りわかりにくい。なんかわけわからんまま攻めと遭遇して攻めに告白してキスして、そこから会議室での真実ぶっちゃけの流れなんですが、流れやや淀んでたと思う。ここもう少しコンパクトに読みやすくできなかったんでしょうか。そのままエチに雪崩れ込んで、その後で実は…ではダメなんでしょうか?正直言って一旦熱が冷めました。その熱いパッションのまま攻めに抱いて欲しかったんですけど、個人的にここの流れが悪いこと気になって集中できなかった。そもそも攻めと道で遭遇したこと自体無理がある。
    攻めが甘くて優しくて最高だったんですけど、最後にしたエチがやや変態くさくてちょっと…男の娘好き発言もあったし、ムッツリスケベか?うーん、なんか所々気になるところがあって星4かなあ
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  • リナリアのナミダ―マワレ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ6作目仮面浪人×売店店員
    ネタバレ
    2025年9月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作で出てきた悪そうな攻め、訳あり臭のプンプンする受け!面白かったです。しかし、このシリーズは本当に次から次へとヤバい人出てくるな…最初の巻に出てきた平井と繋がりのある人物がここで出てくると思いませんでした。冲村さんも中々大変な目に遭いましたけど、佐光は更にその上を行くかも…シリーズの中でも長い期間苦しめられた被害者。単純な家族間の行き違いか?と思わせて。やっぱり、お前が黒幕かー!そうだよね〜…という幕引き。こういう意味わからん粘着してくる輩は、執念が凄いよねほんと。ただ、兄弟で憎み合ってたとかじゃなかったのはなんか救いがあったかな。
    それにしても、受けの一栄さんの過去すごい気になるのに、思ってたよりサラッとやっておしまいでしたね!?元彼の廉とかいう人の話もやろうと思ったらこれだけで上下巻とかになりそうなのに…リナリアのタトゥーはエロすぎますね。花自体はそうでもないんだけど、お揃いっていうのがまた。。佐光もそれに合わせたタトゥー入れちゃうし、今作はエチシーンがエロいです。ただ、この2人は恋人になった後は、案外穏やかに過ごしてそうなイメージ。清白さんともっと揉めてガチャガチャやってるかと思ったけど、そうでもないみたいだし??なんかその辺はご都合主義っぽくもあるけど。ヤクザの姐さんポジの受けがその世界そうそう簡単に抜け出せるとは思えないし、絶対清白さんに体差し出してると思ったから、なんかその辺は肩透かしです。別に揉めろ!って言ってるわけじゃないんだけどね笑笑
    とにかく攻めの周辺があまりにもゴタゴタしてたので、それ解決するだけでも一冊丸々かかった感じ。あとがきも余裕ないので、書き下ろしもなしです。
    昭生さんが出てきて、またお客さんにモテまくってる描写とか、だんだんと佐光と打ち解けてくるシーンが見れて大満足です!欲を言えば、バイトの佐光にヤキモチ妬く伊勢さんとか見たかった〜!!!このシリーズおわっちゃうのが寂しいよ…まだまだ伊勢昭生カプのその後が足りないよ…いよいよシリーズも大詰め、あと一冊!!
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  • ミントのクチビル―ハシレ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ5作目王子×箱入り美少年
    ネタバレ
    2025年9月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 盛大なネタバレです!!まだヒマワリを読み終わってない人、順番抜かしてこれから読もうとしてる人は刊行順に読んで欲しい!!!
    あのね…【歓喜】昭生さん、伊勢さんと一緒に暮らしてた〜!!!!【号泣】朗は卒業して栢野先生のところに嫁に行ったそうです。薬指にもうちに越しておいで、という台詞があったので有言実行。マジで泣いちゃうよ…この2人が一緒に暮らしてて、もう朗いるから今日はダメとかいう押し問答をしなくて済むかと思うと…伊勢さん、もう今では毎日同じ屋根の下で暮らしてるんやね。おめでとう…おめでとう…
    昭生さんは、徳井のこと隠してたのほんとバカねって感じなんやけど、もう伊勢さんがたっぷり叱ってくれたので言うことないです。本当は徳井の襲撃にビビってたし、1人じゃなくて良かったと思ってるに決まってますからね。昭生さんが素直に慰められて、背中に腕を回す描写に感無量です。はっきり言って、この2人の登場に何もかも持ってかれました、ハイ。
    このお話は、前作に出てきた小島=邦海さんが主人公になってて驚きました。あ、そこ続くんだ!?と思った。それにしても昭生さんは本当いろいろと人を引き寄せちゃって、しかも色んな人の人生に間接的に影響を及ぼしちゃって、ひとかたならぬ人です。うーん、でもね〜正直言ってお話本編はあんまり面白くなかったです。たはは…マジで伊勢昭生カプのその後には散々興奮させられましたけど、桜哉くんがね〜…ぶっちゃけ好みじゃありませんでしたごめんなさい。。本編だけなら星2にしました。本当に、身内に1人人を見る目のない人間がいるだけで、こんなに苦労するんだな〜と思っちゃうと、桜哉くん自身がどんなにイイコでも、めんどくさいな思ってしまいました。すみません!みんな桜哉くんの気持ちとか、志向には気づいた上でそっと見守ってくれてたんだよね。天野さん、姉、義兄みんな優しいよ。どんだけ気を遣わせる受けなんだと思ってしまったよ…姫扱いされるのも納得だよ(この場合の姫は悪い意味だぞ)特に自分のお姉さんがそんな目に遭っていたのに、初恋に目が眩んで何も見えないみたいなのはドン引きかな。その後も徳井とかいう男ヤバいネタしか出てこなかったし、受けの人を見る目のなさはちょっと…頭お花畑の人かな?って感じで引きました。本当にごめんなさい。それを一応は好きだった邦海さんも同じくです。愛想つきたみたいだけど色々無理!
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  • 溺れた純愛【イラスト入り】

    中原一也/高嶋上総

    櫂みたいなちょっとシャイで優しい男すきだ
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になっていたのですが、いつか読もうと積読してました。めちゃくちゃ良かったです!!!短編なのに、中原一也先生の良いところがたくさん詰まってる!!!
    まず、エロのシーンはこれでもか!とエロいです。私、中原先生のエチシーン大好きなんですよね〜体内に残された精莢が蠢いて、あの日の夜を思い起こされるシーン最高。エロいし、櫂が居なくなってしまって寂しくて、切ない。多分、2人は両思いだったんだと思うから、人間の身体で一回くらい思い遂げさせてあげて欲しかった。お姫様抱っこで町医者連れていってくれる攻めに惚れないわけないでしょ。Dr.ナントカ診療所的な所に連れ込まれて、衣服を剥ぎ取る手付きもままならずに剥ぎ取られて、そのまま…とか、!多分、そこから攻めも気持ちに抑えが効かなくなっていったんじゃないのかなぁ…本当はイカが真の姿なのか、やっぱり食べられちゃったのかな…わからないけど、イカですか!?という驚きを凌駕する切なさ、こういう本別のテーマでまたやってほしい。めちゃくちゃ良かった。
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  • 白百合の供物【SS付き電子限定版】

    宮緒葵/ミドリノエバ

    読了後、リヒトの言動を振り返ってみよう!
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。やっぱり宮緒先生は最高です。大好き。受けが悲惨な境遇で教会から虐げられていたシーンや、アイスラーをはじめとする帝国側の腐った輩には嫌悪怒りが込み上げてきますが、最終的に全部攻めがぶっ潰してくれます!本当はアイスラーも攻めが終わらせて欲しかったけど、マリウス共々処刑確定エンドなのでOKです。攻めが無双するシーン好きすぎる…惚れ惚れしちゃう。狂気的に強すぎて、もはや殺戮って感じの強い攻め。目の前でみたら引いちゃうかもしれないけど、それでもやっぱり惹かれてしまうのだと思う。あの後から、ずったら俺のこと調べてたでしょ?の攻め、穏やかすぎて怖いんだが。ヨエルに見えてる俺が俺だよのゾッとする感じ。
    あとがきで先生自身おっしゃっていましたが、今ならこんな構成にしないかも、とのことで、リヒトとゼルの正体とか本編では曖昧なまま終わったのとか、ギースバッハの弱み、今ならもっとどんでん返し的に発表してくれたと思うから、なんか新鮮に感じた!
    書き下ろし2本読むことによって、この作品は完成する。攻め、めちゃくちゃこわいよ!人の死ぬところが見たかったとか、魂の在り方について疑問を解消したかったのはわかるんだけど、なんか人に大切な何かが欠けてる気がするよ…それをヨエルと出会ったことによって知っていったのであれば良いんだけどね…この人、ヨエル以外に関しては子どもの頃から何も変わってないんじゃないかな…怖いな…ヨエルから好かれていたリヒトの部分、すごい観察してコピーしたみたいに感じる。何もかもがヨエルを喜ばせるための振る舞いに感じた。登場してからもう一度リヒトさんの行動言動振り返ると違った見方ができるかもね。ヨエルと再会して感激したことは本当だと思う。アイスラーとの閨事を見た彼の反応はなんかおかしいですよね…多分、ヨエルの前ではリヒトを正しく演じていただけだと思う。…とか考えてると2度美味しく頂ける作品です。
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  • 崎谷はるひ作品集 薬指にたどりつくまで

    崎谷はるひ/山田章博

    信号機、不機嫌、グリーン、慈英臣!
    ネタバレ
    2025年9月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭のsicknessー病気ーが、なんと信号機シリーズの続きでした!!!歓喜。また伊勢&昭生カプに会えました。これが1番嬉しかったかもしれない。まさかまだこの2人の続き書いてもらえると思ってなかったから。前のヤスメでは、まだ復縁してから日が浅くて、伊勢さんの心労絶えない感じが強かったので、2人の絆もまだ不確かで、またいつ逆戻りして別れちゃうかもわからないような関係性だったので、風邪ひいて伊勢さん召喚して、朗いないから…って連絡してくるのほんとかわいい。昭生さん朗から風邪もらったこと隠してエッチして無茶するのも好きだ。風邪だから意識朦朧としてたわけじゃない。エチの時に言ったことは本心だから…みたい、不器用すぎるセリフも好きすぎる。とにかく、昭生さんが可愛すぎてどうにかなりそうでした。伊勢さんはまだまだこれからって感じに思ってるかもしれないけど、昭生さんだって結構伊勢さんのこと好きだし、今後はそんなに悲壮な感じにならないで欲しいな!
    グリーンは読んだのが結構前なんですけど、綾川社長が歳取って髪切った後も精力旺盛な感じで微笑ましかったかな。綾川乙耶カプ好きだった。その息子の寛編は、寛が誰とでも寝る頭良い嫌味なイケメンに成長してて、鼻について好きじゃなかったんですが、お父さん編は本当に好きでしたよ。
    で、慈英臣は本編の流れを汲んでます。慈英記憶喪失編裏側的な感じ。うーん、この2人はこの事件のせいで何もかもがいっぺんリスタートされて、関係性も変わっちゃって、この後の展開はいまだにあんまり好きになれないんだよね。。穏やかに田舎暮らし満喫して、時々事件が起きて、2人はそれでもラブラブ!みたいな日常が続くと信じてました。それを期待してました…。甘くない慈英に打ちのめされた読者としては、この時期の話読み返すのしんどいです。
    なんと!照映さんが指輪作る話が入ってます。これは照映ミヒロ編読み終わってもっと熱が熱いうちに読みたい話だった。いや〜どんな話か知れただけでもありがたいんですが、そうだった、案外照映さん煮え切らなくてグダグダしたところあるんだったわ、と思い出した。個人的には指輪くれるんならすぐ欲しいんだけど笑何年も考えてくれるの嬉しいけど、歳取ってデザイン合わなくなってきたら作り直しても良いんだから、早くミヒロにプレゼントしてくれない!?というのが本音そんなに待たせないで笑
  • ずっとここできみと

    月村奎/竹美家らら

    王道の幼馴染カプ
    ネタバレ
    2025年9月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 生まれた病院から高校生、大学生まで一緒の幼馴染カプ。攻めが穏やかで親鳥の如く受けを甘やかして、受けなんて何もできなくたっていい。受けは自分に依存して、ずっとずっとずっと一緒にいられればいい…というタイプ。この攻めは病んでないのでヤンデレではありません。一応執着攻め。狂気的な感じもない。なんか…あまりにも普通すぎてやや拍子抜け…うーん、あんまり重すぎる恋愛ものも読みたい気分じゃなかったんだけど、あっさりしすぎてて、内容薄く感じてしまった。この超ワガママな気分をいい感じに埋めてくれる本求む。受けは付き合う前も、付き合ってからも、男同士ってことで悩んで、カミングアウトするかどうか悩んで、エチもそんなに濃厚じゃなくて、うーん、本当に普通でした。スルスル読めて良いんですが、ドキドキする気持ちとか、ハラハラなんかもなかったな。ちょっと肩透かし。あまりにも良くある話に終始してしまった感じです。月村先生の作品好きなんですが、これはそこまでオススメしたい感じでもないです。読んでも読まなくても……駄作に対するコメントよりも1番酷い感想かもしれない……攻めは東大行けるくらい頭いいみたいだけど、そこまで秀才って感じもしない。受けは両親を事故で亡くして、幼馴染の攻め一家に家族ぐるみでお世話になっている。でも、そこまでそのこと引きずって悲壮感バリバリとか人生投げやりとかでもない。多分その時期は乗り越えたんだね。その時期を支えてくれた攻めと受けの話とかの方が読みたかったかもしれない。2人の日常、青春の1ページが読みたい人にはいいかな。「それは運命の恋だから」に引き続き、たまたま生まれ育ったこの街で出会った受けと攻め。それこそが運命だという論調。この作者様は、恋愛している本人達が運命だ!と思ったら、それはもう運命だという感じなんですね。うーん、運命的な出会いとか、運命的な奇跡みたいな恋、通常ではありえないような出会い、みたいなの大好きなんで、その思想自体には反対しませんが、私は運命という言葉にもっと激しくドラマチックなものを要求したいな…と思ってしまう。。私個人と作者様との「運命」という言葉に対する定義や考え方のズレを感じます。これが価値観の違いというやつか…という感じ。BLには夢を見たいので、私はわかりやすく運命的なものが好きだ。
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  • それは運命の恋だから

    月村奎/橋本あおい

    運命の恋ってそんなに安っぽくないのでは?
    ネタバレ
    2025年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと重たい恋愛ものが続いたので、明るく楽しめそうなものを…と思って手に取ったのがこちら。2人が恋人になるまでをじっくり見れて良かったです。恋に恋する乙女もかくやと言わんばかりの乙女チックロマンス思考全開の受け!会社ではクールビューティ気取って結婚?コスパ悪いでしょ、とか言っちゃう冷めてる系気取った男子。でも、実際にはロマンチックな恋に憧れていて、本当は人一倍素敵な恋がしたいし、恋人が欲しい!結婚羨ましい!!みたいな冒頭の叫び面白かったですね。このまま、会社での顔と恋人としての顔、半々くらいで見せてくれればもっと差分が楽しめたと思うのですが、攻めと恋活パーティで出会った後はシニカルな受けが見られず残念。展開はややベタですが、性志向を茶化されて、その上好きな人に弄ばれていた疑惑はしんどいですわね。このお話の攻めはめちゃくちゃ万人受けしそうな家事スキル、生活力、人間力が高いので、安心して任せられます。後半は恋人になってからの2人。慎吾くん絡みでやや嫉妬したり、慎吾くんのストーカーがあれやこれやで中途半端におわりました。三本目の書き下ろしで事件解決ターンがありますが、これ雑誌掲載分の区切りが悪いと思うんですけど、こんなもんなんでしょうか…なんかそこでおわるんかい!という思いが強すぎて、やや困惑。お話自体は悪くなかったんですけど、構成がちょっと…結局、ストーカー撃退編は書き下ろしになってしまって、急ピッチで北村さんと慎吾くんがカプ成立するし、ええ〜…という感じでした。うーん、恋人になったくらいで終わってもよかったのでは?北村さんがそんなすぐに対男モードにスイッチ切り替わるのかどうか、懐疑的。知り合ってから三年は経つわけだから、まあ気持ちの熱いうちに盛り上がったままエチしてももちろんええとは思いますけど、それは「運命」か??まあ、この作者様は人との巡り合い、日常的出会いも運命だみたいな感じでこの言葉を使っているみたいだから、ドラマチックとか人智を超えたという意味は内包されていないようだけど。北村、慎吾カプには運命感じなかったし、軽い感じです。慎吾の節操のなさ、北村さんの無神経なところが合わさって、運命というコンセプトを逸脱しているように感じました。ページの都合でエチまで持ってかれたことも個人的にはナシな感じ。北村さんタイプの攻めは好きだから残念だ。運命という言葉が安く感じる
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  • プリズムのヒトミ―ヤスメ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズこれまでの3組のその後
    ネタバレ
    2025年9月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 冲村×史鶴→この2人って、本当はあんまり相性良くなさそうだなぁ…一生を添い遂げる相手ではなさそうだなぁ……というのが素直な感想です(ごめんなさい)史鶴みたいな感じでろくに話もしないような旦那に愛想尽かして離婚する夫婦は多いと思う…初登場時は、冲村があまりにも輩すぎてうわわと思ったけど、人間力的には史鶴の方が問題多いと思った。不憫な子ではあるんだけど…お互いに頭冷やそうって言って、熱くもねえのにどうやって冷やすんだよっていう台詞は本当にもう別れる時の言い様でしょ。今は若いからお互いに噛み合わない部分があってもノリと勢いでなんとかなってるだけだと思う。あまり読んでて幸せな気持ちにはなれなかった。
    栢野×朗→栢野先生、しくじり事件。2人ともの気持ちがよくわかるだけに身悶えました!昭生&伊勢からも君を傷つけたくなかったんだよってたしなめられるんだけど、これまでの過去の経緯からまた自分だけ蚊帳の外だって拗ねてしまいます。みんなに可愛がられ、愛されすぎるっていうのも罪だよね。拗ねたくなる気持ちもわかります…特に栢野先生にはこういう種類のしくじりして欲しくなかったと、昭生さんすごく歯痒く思ってるだろうね。それにしても栢野氏の元彼ぶっ飛んでた。この2人はすごくお似合いのカップルって感じだから、朗がこのお話みたいに素直になったら上手くやってけいけると思う。栢野先生みたいな甘い彼氏すき
    伊勢×昭生→昭生さんの作るカレー美味しそう。付き合い始めてからも、伊勢さんは昭生の地雷を踏まないように戦々恐々。しかも、栢野先生がやらかしたもんだから、とばっちりが来ないか不安で仕方ありません。ところが昭生の反応はあっさりとしたものでした。なんで俺が怒ると思ったんだ、あてこすりじゃないぞ、うまく言えない、昔のこと思い出して欲しくなかったんだ…の流れが、しんどくて胃がキリキリします。この2人の緊張感ある関係すき。伊勢さんはやっと恋人の座もう一度手に入れられたのに、外野からの雑音で引っ掻き回されるのが辛くてたまりません。昭生さんにまだ愛されてるのかな、まだ2人は大丈夫だよね…って自問自答1人で繰り返していそう。悪い想像ばかり逞しくなって。昭生さんの部屋でイチャイチャしてる2人すきだな〜伊勢さんが腕の中で柔らかくなってる昭生さんのこと好きでたまらないのが伝わってくる。昭生さんだって伊勢さんのことだいすきだよ!
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  • ヒマワリのコトバ―チュウイ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ3作目町弁護士×喫茶店店主
    ネタバレ
    2025年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もし、自分にも小説がかけたなら、こんな話が書いてみたいと思うような特別な一冊です。何か一冊だけ崎谷先生のオススメ小説をあげるとするならば、これをあげるかもしれない。始終胸が痛くてたまりませんでしたが、読まない方が良かったなんてことは絶対に思えない。これまで1作目、2作目でチラリと顔を見せただけで、深く語られてこなかった伊勢×昭生編です。ひかりや朗が天使だとするならば、昭生は堕天使とでもいう感じでしょうか…昭生さんは繊細で傷つきやすくて、あまりにも生きにくそうで見ていて痛々しかった。しかも、どんどん自分から辛い方に行っちゃうんだよね。何度も伊勢は引き返す道が続いていることを謝罪と共に示すんだけど、昭生さんのあまりの強情と潔癖さで10年もの長きに渡り、その訴えは退けられます。もちろん、浮気されたことが辛かったのはわかるんだよ。わかるんだけどね…ていう。昭生さんの中にある滋さんへの想いも一緒くたになって、本来は筋違いの怒りもセットでぶつけ続けた時間が辛い。昭生さんは、その辛さからあまりにも長い間目を逸らし続けてしまって、本当に時間を無駄にしたとも思う。そんなに回り道してるほど、人生は長くないし、身体も心も若くはないと思った。でも、それを責めるには伊勢さんのした事が本当に悪手過ぎた…この人、昭生さんに対して1番やっちゃいけない事やったんだよ。それが簡単に許されるわけもない事は本人が昭生さん以上にわかっていたと思う。喜屋武が善人ほど、そうと知らずに人を傷つけるもんだろって言った言葉の重さよ。昭生さんから向けられる純粋さや信頼なんて、普通の家庭に育った人に推しはかれるものでもない。それに報いられる人なんて、昭生さんの基準から言えば家族だけなんだよ。そして、滋さんからも伊勢からも裏切られた。
    昭生さんはもう話すくらいなら、抱き合っていた方がマシだとでも思っていただろうし、伊勢はそんな昭生さんに何言われても、どれだけ傷つけられても対等でなんかいられなかった。
    でもね、伊勢の中では昭生さんはずっと恋人だったし、天使だろうが堕天使だろうが愛した人なんだよ。ずっと恋人のつもりでいたという台詞には、もう目を開けていられないほど泣きました。恋人らしいエッチなんて久しぶりで、攻めからの甘い台詞に懐かしくなる切なさ。枯れない花なんてないけど、1日でも長く輝いて、綺麗に咲いていてほしいそんな2人だ
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  • オレンジのココロ―トマレ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ2作目専門学校の講師×生徒
    ネタバレ
    2025年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 2作目は1作目よりも個人的には面白かったです!まあ、今作も結構受けの家庭環境が想像以上に込み入っていたり、史鶴の元彼がいらんちょっかいかけてきて思い悩んだり、お母さん本当に死んじゃうかも…で、波乱続きの一冊でしたけどね。ふぅ…面白いんですが、やはり体力の消耗が激しい感じです。あと、恋愛についてはかなり後半までいかないと進展しません。攻めも受けもお互いのこと想ってるの伝わってくるのに、なかなか決定打を打たずに2人とも逃げ回ってる感じです。受けは恋愛経験全然ない子なので、攻めとのえちめちゃくちゃ萌えました!!!俺が剥いてもいいの?はめちゃくちゃ滾りました!!!ハイ、モノ慣れない受け、経験豊富な攻め、最高。最高…攻めが以前勤めていた学校が帝都アカデミーでした。おや、これは白鷺シリーズの後に刊行された作品でしたか。そこでの事件がこういう風に別作品に響いてくるとはなぁ…と、作者様のお話作りの上手さに脱帽です。何もかもが繋がって生きてくるこの感じはすごいです。相馬家をめぐるゴタゴタのなんやかんやは次の巻にひとまず持ち越しみたいですね!!かなり複雑怪奇な人間関係っぽいから、次の巻はかなり楽しみ!!!特に何度も意味深な登場をしては、全然その素顔が明らかにならない昭生さん伊勢さんカプからは既に受け止めきれないほどのクソデカ感情を感じるんだよね。滋ひかり夫婦もなんでそうなった???って感じだし。この巻は次巻への布石となる重要な巻でした。受けがもう少し素直になったら、すごく可愛いカプになりそう。攻めの包容力ある大人な感じも好きだし、もう少し2人が恋人になった後も見たいよ〜事件解決までが長かったので、別のお話で書いてくれると嬉しい。
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  • アオゾラのキモチ―ススメ―

    崎谷はるひ/ねこ田米蔵

    信号機シリーズ第1作目派手×地味
    ネタバレ
    2025年9月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 信号機シリーズ第1作目から、結構内容が重くてくじけそうになりました。崎谷先生、シリアスの比重高めの先生みたいですね。(気づくの遅くない???)これまでいくつかのシリーズを制覇してきましたが、第2作目以降はもう少し明るくて楽しい恋愛ものが読みたいな〜とちょっと思ってしまいました。。受けの史鶴があまりにも可哀想な子で、イヤな男には引っ掛かるわ、変な騒動に巻き込まれるわ、もうもう、不憫すぎて見ていられない〜!!!なかなかしんどかったです。特に元カレの件は、本当にしんどいです。才能に嫉妬されたり、都合のいい扱いされたり。そりゃあ、世を儚んで何もかも打ち捨てたくもなりますわ。攻めもなかなかクセありましたけどね。でも、思ったより常識人で、思いやりのある寛容な子でした。そんな子が、平井みたいな本当にヤバい人に目をつけられるというか、出会ってしまったこと自体が運の尽きみたいなの、やめて…人怖が1番あかんねんから。まあ、でもこういう学校の中で自然とお互いに惹かれていくみたいな、流れはすきですね!オフィスラブ大好きなんですけど、久しぶりに学生もの読みました。19も21も変わらんやんと思わずツッコミ。まあ、でも学生の時の先輩後輩って、大人になってからの歳の差とはワケ違いますもんね。ただなんか、青いな…というか、なんというか。その年齢で若い、若くないといってるシーンはもうなんか、みんなひっくるめてみーーんな若いわ!!!と思った。(だんだん何言いたいかわからなくなってきた…)学校を舞台にシリーズが続くのか、登場人物繋がりで続くのかわかりませんが、新しいシリーズのはじまりです。
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  • 夜をひとりじめ

    名倉和希/富士山ひょうた

    文具メーカーの次期部長×新入社員2年目
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半攻め視点、後半受け視点でお話の雰囲気が変わります!前半は完全にノンケだと思っていた受けへの攻めの切ない片想いという感じなんですが、後半付き合った後すっかり攻めにメロメロな受け視点を読んでいるとなんか受けの方が攻めのこと好き…?とすら思ってしまうほど。攻めが良かったです!38歳と男盛りもいいところ。これまで酸いも甘いも噛み分けてきた攻め。すっかり、幸せで穏やかな恋愛から遠ざかってしまっていて、会社で同じ部署の受けをかわいいな〜と思いながらも遠くから見つめるだけ。受けは会社のアイドルで、上司として慕っていてくれるだけ。まともな恋愛なんてもう何年もしてない…寂しい…でも、もうこの歳になると自分の私生活を無闇矢鱈乱されたくもない、という感じです。わ、わかる〜!!!まあ、そんな攻めがばったり受けの幼馴染の店で出会ってしまい…という内容。攻めが受けから押されまくって、でも、受けは純粋に自分を慕ってじゃれついてるだけな感じで、攻めの恋愛感情に全く気づきません。段々と攻めは受けとの距離感に辛くなっていって、攻めの元彼現れた時にはハラハラしましたが、彼が2人の関係を後押ししてくれてなんとか恋人になれました。攻めの報われない片想いって感じで切なかった。これ後半読むと、攻めめちゃくちゃ泰然自若としてて、何回同棲しよぅって持ち掛けてもウンと言ってくれなくて、なんか軽くあしらわれてる感じすらするんですよね。攻めのあの謎の余裕はなんなん?でも、最後まで読み終わった後に読み返すと、攻め今日は疲れてるみたいだし帰るよって言った受けうまいこと言いくるめて引き止めたり、実家帰るために有給の申請受け付けてる時も何か心あらずな感じで、本当はそんなに余裕ない???というのがかすかに感じられます。これだから一回り歳上の攻めはよー!!!前半のあの必死さ、もっと欲しかったですね。しかし、受けが自分の知らないところで両親にカミングアウトしていたり、攻めが思う以上に受けの思いは本気でした。それを受けて、攻めも覚悟決めてくれたのは嬉しかった。受けの勘当されてもいいやカミングアウトはね〜この受けたっぷり家族に愛されて育ってきたからこんなこと言えるんだと思いましたね。本当に家族仲悪いと自分の情報何一つ渡そうと思いませんから。でも、それはそれとして、絶対攻めと一緒にいるっていう覚悟は伝わったし、楽しめました。歳の差ラブ。
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  • 恋のプールが満ちるとき

    名倉和希/街子マドカ

    元水泳日本代表選手×地元スクールのコーチ
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 水泳の現場が舞台のBLって初めてかもしれない…!なんか新鮮。名倉先生、舞台設定も多岐に渡り、読者を飽きさせません。スゴイ。なんと子どもの頃から憧れていたスーパースターが自分の地元、しかも、自分の職場に同僚として帰ってくる!?なんて、ビッグニュース。。私だったら、冷静に働ける気がしないです。まず、嫌われたくないあまり、まともに口も聞けなくなりそう…笑仕事もミスしたらいけないと思うあまり、空回ってしまって…(遠い目)受けは初対面時から親しげな感じに攻めから話しかけられて有頂天。もちろん、緊張してるし、恐れ多いんだけど、これから一緒に働く上で攻めの役に立ちたい!という気持ちの方が強くて、張り切っててかわいいです。そんな受けのことを最初、地元で軽く遊べる友達(ジットリ)になってくれたらいいなと思って声かけた攻め……攻め的には受けの純粋で、尊敬にも似た憧憬の思い、重かったんでしょうね……。数日これからのことを真剣に考えていたその期間、ここで受けとの関係切ることも視野に入れてたんだろうから、本当にままならないというか、なんというか…あまり純情な受けを弄ばないでほしいですね。勘違いもあったのはわかるけど、それにしてもひどい。受けは本当に攻めのこと好きだから、これから真剣に付き合ってくれるなら別にいい!みたいな感じで、またそれが泣けるというか…攻めも、受けが自分のお母さんが倒れたの介抱してくれたりして、受けが本当にいい子だってことはわかったと思うから、これから大事にしすぎるくらい大事にしなさいよね!!と思ったのが前半。いや〜でも、名倉先生にこういうゴタゴタ書かせたら天下一品です。本当に話が面白い。
    後半、攻めの昔の先輩登場。この先輩、やっぱ攻めのこと仄かに好きだったんだろうな〜…10年前に冗談みたいにして触り合ったの、あわよくば攻めともう少し特別な関係になりたかったからなのでは?2人とも遊び人っぽいから、本気になるつもりなさそうなだけに、本命できちゃった攻め見て、寂しくなったと同時に、あの時のチャンスモノに出来てたら、今とは違う関係築けてたのかな〜という後悔が滲んでいてやや切ない。お互いタチだけど、より強い雄に押し倒されてメロメロにされたい欲あったんじゃありませんか???この人にも幸せになって欲しいよ…作者様あとがきの剃毛萌?みたいなのに、ちょっとグッとキました。新しい扉開きそう…
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  • 神さま、お願い~恋する狐の十年愛~【電子限定SS付き】

    名倉和希/陵クミコ

    な、泣かせる話やんけ…(号泣の絵文字
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 名倉先生ブーム再来。攻めの両親は攻めが小学生の時に離婚してしまいます。受けが住む山は母方の祖母の家に近かったので、攻めは受けに会いに行く口実がなくなってしまい、幼い攻めにはどうしようもない不可抗力で疎遠に…。もう、ここの別れの時点でしんどい。受けは攻めが約束の季節になっても会いにきてくれない理由もわからないのに、健気に待ち続け、果ては山の神様に自分の寿命と引き換えに神通力を授かります。再会した攻め、めちゃくちゃ荒れてたね〜…お父さんも働くことで精一杯なのはわかるんだけど、軽いネグレクトだよね…もしかしたら、お父さん鬱だったのかもしれない。万引きしそうになる攻めを責めるでも叱るでもない受け。2人の穏やかな交流が沁みます。その後、高校、大学と着々と成長していく攻め。そんな攻めを遠くから時々見つめて、認知症のお爺さんを助けながら人間社会に紛れて暮らす受け。せ、せっかく人間になれたのに、全然攻めの側にいない…!!!受け、それでいいの!?そんなことに時間使ってる場合ちゃうで!?と、思っていたら、大学生の攻めとカフェで再会。攻めがやや強引に自宅に連れ帰って、恋人になります。ここから、老いていく受けを想像するとつらかった…攻めも、アレ?と思いながら、気のせいかな…いや、気のせいじゃないよな…となっていったはずなので……。攻めに醜い姿を晒す事に耐えかねて、また2人は疎遠になってしまい…いや、一度深く結ばれた後の別離は酷いよー!!!一緒に鎌倉旅行した事とか、思い出がありすぎてキツいよ。切ない。攻めの頭おかしくなっちゃうよ。すっかり新しい家庭のお父さんになっていた父が心配して迎えにきてくれたことは救いだったけども…。冒頭のおばあちゃんも亡くなってしまって…大人になってから、一度でもいいから会いに行けなかったことが悔やまれるな。受けと再会して、最後までどうなるんコレ…と思いましたが、最後は2人仲良く田舎暮らしエンドです。もう、2度と離れないでくれ…!!命ある限り、2人で幸せに暮らして…
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  • 隣の嘘つき《コミック版》

    須坂紫那/安西リカ

    原作小説が好きなのでセールで購入
    ネタバレ
    2025年9月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今ディアプラスの商品半額なんですが、そこからさらにクーポン利用で20%オフです!や、安い…安すぎる!!!これは買わない手はないでしょ、とこれまで購入見送ってきた全てのディアプラス商品買いました。シーモアさん、ありがとう!!!
    内容は、原作小説を丁寧に再現してくれています。須坂先生の漫画は読んだことありませんでしたが、線のスッキリとしたあっさり目の絵で読みやすいです。やっぱり、攻めがなかなか自分本当はゲイなんだと打ち明けられないまま受けと付き合い続け、世間からの評価を気にしてそっちの世界に踏み込めないまま、やっと告白した時には、なんで初めから言ってくれなかったの…と、受けから気持ちを見透かされる…。という原作通りの流れなんですけど、攻めの弱さ、狡さをもう一度再確認させられた気分。人は誰しもそういう弱さがありますが、受けは一度トオルにいたく傷つけられているので、もう間違わない、失敗しないという意思を持って攻めは拒絶されます。うーん、この辺の2人の気持ちのすれ違いがつらいよ。その後、トオル成敗した後、優しくエッチされた後に、もう帰っちゃうの?って言う受けも切ない…今までやったらおしまいだったんだろうな〜…ていう。この攻め、ヤクザ顔ですが、付き合ったらめちゃくちゃ優しくしてくれそうだし、受けの傷を癒して欲しい。なんといっても、オリジナルの書き下ろしが良かったです!牽制は年賀状…笑いや、最終的に送ったんかい!笑笑めちゃくちゃ面白かったです。安西リカ先生のあとがきコメント読んで思いましたけど、文庫化されていないということは、もしかして原作小説電子でしか配信されてないんですかね?なんてこと…安西先生の中でも一、二を争う最高傑作です。もう、小説でも漫画でもいいから是非読んでみてほしい!切なくてちょっと苦しいけど、ハッピーエンドな素敵なお話です。
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  • 殉愛のしずく

    名倉和希

    複数人の恋人を持つ遊び人社長×一途な秘書
    ネタバレ
    2025年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かったですー!!なんとなく、表紙のデザインから、これ切なくて重いやつかな?と感じ、ずっと後回しにしてきたんだけど、暗い話ではありませんでした。なんなら、刑事物かと思ってたわ、名倉先生の刑事物読んだことないけど。以下、感想!
    攻めにはたくさんの恋人がいます。その時々、気軽に付き合えて、楽しいことだけ共有するような軽ーい関係。実質セふれなんですが、攻めはその単語が下品で嫌いらしく、みんなひっくるめて恋人と呼びます。(ええ…)でも、ある時、恋人の内の1人に会いに行こうとしたら、受けが悲しそうな目で攻めのことを見つめていることに気づきます。大阪出張でホテルの部屋で受けと飲んでいる最中、酔っていることもあり、攻めはいつもの調子で手を出してしまい…心からの本心というわけではないのに、ずっとお前とこうしたかったとか、甘い言葉をかけられて、ずっと攻めのことが好きだった受けは、今だけのことだと思いつつも受け入れてしまい……くぅ〜〜!!!始まり方がいい!!攻めの軽いところはちょっと…と思うところもありますが、攻めに気付いてもらえたっていうだけで嬉しくてたまらない受け。母親からは早く結婚しろと圧をかけられて、これまたストレス発散のために別の女性を呼び出して鬱憤晴らそうとするんですが、泣いていた受けを思い出して気が咎める攻め。その後は、受けのことをお持ち帰りして、恋人の1人になろうと持ちかける。うわ〜悪いヤツ〜〜!!!攻めの恋人観は好きじゃありませんが、そこから唯一の恋人になっていくまでが見れます。本当に面白いので是非読んで!!攻めのお父さんと受けも色々と秘密があったりして、かなり盛りだくさんです。いつもの名倉先生とは一味違うかも?珍しく切ない要素もあり、受けの健気さに唸ってしまうようなそんな作品。攻めと一度は破局…?まで行きますが、攻めがいろんな感情に苛まれて冷静に話し合いができないくらい受けに参っちゃってる様子とか最高です。積んでおかず、早く読めば良かったと思う一冊です。今まで読んできた名倉先生の作品の中でもトップレベルに面白かったです。
  • 恋は青天の霹靂~君は天使か!?~【特別版】

    名倉和希/白崎小夜

    不器用で誠実な攻め×ピュアな大学生受け
    ネタバレ
    2025年9月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 喫茶店で働いでいる受け、癒しだな〜まさに会いにいけるアイドルって感じで、毎日でも通いたくなるような素敵な空間なんでしょうね。いいなぁ〜そんなお店があったらいいのにな〜という感じです。名倉和希先生はちょっとぶっとんだホストクラブの話とかも何個かありますが、いずれもこんな楽しいお店があったら良いのにな〜!って自然と思わせてくれるんですよね。そこが好き。喫茶店のマスターである祖父に隠れて週末デートしたり、そんな様子を知っているのに知らないふりで暖かく見守っていてくれるお店の面々。喫茶店のトイレで壁ドンされるシーンがだいすきです。壁ドンされるきっかけになった深夜のストーカーも笑そのあと、電話するよ!!攻め大歓喜受け抱っこ…ここの流れの何もかもがすきだー!!!コミカルなギャグっぽい感じなんですが、受けが大学に通えなくなった理由は悲しかった。こんな可愛い受けが、野中?のせいで自分に自信なくしちゃって、ふさぎこんでしまったかと思うと、静かな怒りがこみあげてきます。ま、この辺の問題解決ターンの怒涛の展開というか、一気に解決する感じもちょっと無理矢理な感はありますが、2人の恋愛軸にして読みたかったのでちょうどいい塩梅です。攻めのことが好きだったぽい柏木さんはその後、航一となるようになったのだろうか。深くは語られなかったけど、受けも攻めが取られちゃわないか不安だからそうなってほしいと思ってるの自分に正直でホント好感。元婚約者殿もサクッと退場。なんか、攻めも恋愛慣れしてなくてアタフタして、いちいち航一に相談したりして、可愛い恋のお話だった。最高!
  • 番になってしまったので消えることにしたんです

    SKYTRICK/まつだいお

    タイトルに惹かれて買ったのだけど…
    ネタバレ
    2025年9月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 期待はずれでした。とにかく長い!!!書きたいことがたくさんあるのはわかりますが、何かテーマとか主題とか絞った方がいいよ……と思いました。普段、BLは小説しか読まないので、よりそのように感じるんだと思いますね。とにかくやりたいことがあれもこれもって詰め込まれてパンパンになっています。まあ、知らなかったんですが、もともとWEB連載からの書籍化らしいので、ここまで壮大な話になると手の入れようもなかったのかもしれません。担当さんとかがいて、今回はこれで行きましょう!とか相談しながら書いてたら、こういう構成にはならないと思うんだけど…作者様のやりたいことが詰まった特別な一冊となるか、作者様の趣味に付き合わされたと感じるかは、読者によるところが大きいでしょう。何らかの理由で一緒にいられなくなった番を探すスパダリな攻めとかが読めるかと思っていたのに、それが話のメインじゃありませんでした。攻めの第一印象は悪いわ、スゲ〜攻めによる暴力的な報復シーンがあるわ、番になったのに一緒にいられないわ…なんか私が読みたくて買ったことはあまり書かれていませんでした。1番読みたかった攻めが受けを探すという部分、かなり後半にならないとそこまで辿り着けません。あのまま話し合いによって2人が幸せな番になる展開で良かったでしょ…と思いました。それもこれも、そこに至るまでの学校生活とか、攻めの豪邸での生活とか、エピソードがあまりにも多く、読むのに疲れたからだと思います。攻め、受けそれぞれの複雑な境遇、攻めの両親の人生、スクールカースト、これらはどれか要素を減らしてもう少し読みやすく出来たと思います。ひとつひとつはお話としてまとまりもあって、内容も面白かったのに、致命的に萌がなかった。作者様のあとがき読んで思ったのは、この人はBLが書きたいというよりも、攻めと受けの人生とか、そこに付随する出来事、人々の想いを書きたかったからなんだな、と納得しています。私はそれあんまり求めてなくて、もっと2人の恋愛が読みたかったです。作者様との温度差を感じました。まあ、こういう作品もあって良いと思いますけど、他の作品もこういう感じなら、もうこの先生の本は読まなくていいなと思う。やりたいことはわかりましたけど、もっとストーリー上手くかける作家さんたくさん知っていますので、私は恋愛とのバランスがもっと上手い先生の本が読みたいです。
  • 理事長様の子羊レシピ

    名倉和希/高峰顕

    なんか思ってたのと違った
    ネタバレ
    2025年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は、とにかく攻めが横暴でちょっとうーんでしたね。いや、野々垣の攻め像が横暴なだけで、自分の命令に背いたらどうなるかわかってんのかアアン?系だっただけで、実際にはそうじゃない。ただ言葉足らずな不器用系攻めなんじゃない?とか思って読みましたが、普通に横暴俺様でした。始まりが強引な合意のないえちなのはちょっと…やり方も飲み物に薬混ぜるとかちょっとやり過ぎだし…。攻めが執着攻めとか、ヤンデレとかなのかな?とも思ったけど、全然違いましたし、なんか攻めがあまり好きじゃなかったかなコレは。まあ、あとがきで2012年の年末の話してますからね。今とは時世も違ってたんでしょうが、あまり昨今流行りそうな設定ではないです。もちろん、昔の作品でも名作はたくさんありますが、難点をカバーするほどの萌をあまり感じませんでした。前半はマリエとかいうちょっと厄介系学生に目をつけられて、危ない目に遭います。しかも、マリエのその後の処遇わからずじまいで終わった!モヤつく!家でも攻めが好きな時に抱かれるだけ。しかも、体の準備しておけとか言われるし、それだけって感じしてイヤな感じ…監視カメラもあるし、自由がない。受けの窮地を助けて、その後攻めの心情が語られて、両思いだと心通じ合います。この辺から、まあ受けも攻めのこと大好きだし、まあいっかとも思ったんですが…後半、年末年始に泊まりにいった旅館に攻めの元彼がいました。いや〜そんなことだろうと思ったんですが、嫌味な元彼でした。最後までこの人にいらんちょっかいかけられて、あんまり2人のイチャラブに集中できなかった…無念。受けもそんなに攻めとのプライベートな時間なかったのかっ!と驚いたし。ズゴイ攻めも受けのこと好きな感じしてたのに、そこは受けとの時間作ってくれないんだ……ちょっと、やっぱりこの攻めあまり良い攻めじゃないかも…とがっくし。なんか、前半ほど横暴な感じは受けなかったし、2人の仲も親密な感じに変化しているような気はしましたけど、支配者と支配される者の関係性は結局変わってない感じもあり、うーん。野々垣さんも前半では随分冷たかったけど、後半では受けの相談相手になってたりして、時間の経過が伺えます。なんであんなに冷たかったのかの説明はなし。どのキャラにもあまり感情移入できない感じで終わった。攻めが好きになれない作品は読むのが結構大変…
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  • 傲慢アルファと秘書の初恋

    名倉和希/秋吉しま

    傲慢アルファとのハラハラドキドキ切ない恋
    ネタバレ
    2025年8月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最高…!最高…!!最初は自分のやり方に色々口出ししてくるクソ生意気で小うるさいヤツだと思っていた秘書が、あまりにも有能で、ちょっとちょっかい出してみたら思った以上にウブでたどたどしくって…何コレ…コイツ案外可愛いところあるじゃん……ってなるまでの攻めの気持ちの変化も良い。最初、受けだってあまりにもお盛んな攻めに呆れるというか、ちょっと失望…って感じで、オメガや女性には容赦なく前時代的な偏見の目を持って対応するし、差別的でイヤ〜な人とすら思っていたのに、いつもお昼ご飯で買う物覚えてたり、それで強引にお会計したりとかはやっぱり傲慢なアルファっぽいけど、自分の仕事ぶりも陰で認めてくれてて、アレ…なんかこの人に信頼されるって嬉しいかも…という気持ちの変遷が最高…。このへんのくっつくまでの段々と惹かれあっていくまでのエピソード好きすぎて永遠にくっつかなくてもいいよとすら思った。でも!くっついてからも良かった!!!一度身体を重ね合わせたら、もうお互いのことしか見えなくなって、あの攻めがヤリ部屋即解約した。(まずヤリ部屋あること自体ひどいんだけど)なんか底なしの体力で何度も何度も求められて、受け幸せだろうな〜ってキュンキュンしましたね。薬飲み忘れたのも自分がしっかりしてなかったから、あの人にひどいことしないでって泣くの健気すぎてたまらんわ…オメガだったとわかった時の攻めの態度は本当ひどいんですけど、やっぱりそんな簡単に人の信条ともよべる物を覆すことなんて出来ないと思うから、受けにもう一度会って話し合うために、自分自身の意識改革を行なってくれた攻めはかっこいいと思いますね。週に一度、月に一度でもいいからお前と子供に会わせてくれっていうのも、昔の攻めからは考えられないくらい遜った態度だと思うし。それにしても、受けのお父さんに向かってクソジジイ、エロジジイのコンボは笑いました。その後のスライディング土下座もマジで声出して笑った。いや、そんなシーンじゃないんですけど、名倉先生の文章テンポ良すぎてつい笑った。面白いし、笑って泣ける最高の一冊でした!!!
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  • 箱の中 【講談社版】

    木原音瀬

    格好つかなくて見苦しく時に恥ずかしいけど
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こんなに好きになるなんて思わなかったんだと思う。こんなに好きになってしまった後で、離れ離れになって、せっかく会えたのに一緒には暮らせない。自分が思うほど想ってはもらえない。気持ちが返ってこない。寂しさ。初めに崇史さんの家族が三百万騙し取られてもう死のうと考えていた時にも喜多川さんは隣の席に座っていたんだよな。どんどん生気が無くなっていって、夜中に涙が止まらない崇史さんは可哀想だった?哀れだった?あの時の喜多川さんは、ただ泣かないで欲しかっただけかもしれない。ただいつか会えるかも、もしかしたら二人で一緒に暮らせるかもしれないって夢をみるだけで幸せ。夢さえも見れなくなってしまったら、もう生きている意味さえも見失ってしまうような無闇矢鱈で投げやりな極限。自由はなかったけど、あの頃の方が近かったと感じる虚しさ。ハズレの自分。あまりにも世界は自分に優しくなくて、この先良いことなんてありっこないよと思える。でも、喜多川さんがずっと願い続けたただ一つの思いが叶うまでの長い道のりをほんの少しだけ垣間見ることができる。これはそんなお話です。私はこの講談社版を読み終えたすぐ後に紙も買いました。崇史さんは本当にどこにでもいる普通の男の人なんだと思う。迷ったり、自信がなくなったり、とても運が悪かったり。でも、喜多川さんの不遇な生まれに同情して、優しくしてあげたくなったり、知らないことを教えてあげたり、そういう気持ちの優しさって後からどうこうできる物じゃないと思う。生まれ持った気質が、心が本当に優しい人で、だからこんなに好きになったんだと思う。この人じゃなきゃダメなんだよ。講談社版には未収録の短編でその本当の優しさってヤツに打ちのめされて、あまりにも喜多川さんが幸せそうで何度も泣きました。涙なしには読めません!喜多川さんにとっての幸せっていうのは、あまりにもささやかで、図にのった特大のわがままも全然わがままじゃない。木原音瀬先生の本は2年ぶりぐらいに読みましたが、本当にめちゃくちゃ胸の中刺されまくって、しばらく何も手につきませんでした。崇史さんに撫でられると本当に気持ちよくて、幸せで、でも切なくて泣きたいような気持ちになるのなんかわかる気がするんだよな。崇史さんすきすきっていう気持ちにすごく引きずられて、しんどいです。犬を飼う相談をしてみたかったという可愛すぎる攻めが幸せになってくれて感無量
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  • mother

    丸木文華/門地かおり

    天使みたいな人間の男
    ネタバレ
    2025年8月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読んでいくうちに結末はこうなるんだろうな…というのが、迫ってくるような感じです。そうなるってわかってるんだけど、なぜ攻めがそんな選択をしたのかわからない…わかりたくない……というような。。現在と過去を何度か行き来して、2人の高校生活が覗けます。受けみたいなポジティブな考え方っていいな〜と思いました。その頭足りてねーんじゃねえかコイツ…という部分が自分でも自覚できた時、みんなが自分を天使と呼ぶ理由について思い至った時、本当の苦しみが始まったんだと思うけど、あなたはあなたのままで良いんだよ…と言ってあげたい気分だ。そんなに自分を否定しなくていいよ。神崎くんは嫉妬もあったのかもしれないけど、ひどいと思うよ…受けじゃなかったらそれこそ登校拒否よ。。攻めがちゃんと意思を持って神崎を許さないことにしたのは嬉しかったんですが、攻め本当にいろいろ画策しすぎてて怖いです。これも愛故なのかもしれませんが。攻めの感情も複雑怪奇なんだよな。あ、本当のお母さんからも大切にされてなかったんだ、という悲しみ。死んだ母親に感じた美しさ。そして運命の出会い。攻めが普通の人ならやらない方法で人を囲い込み、自分の思い通りにする方法を何通りも会得していることはよくわかりました。そんなやや不気味な攻めを前にしても、何もかも包み込むみたいにして抱きしめてくれる受けのことは、もうやっぱり天使と呼ぶしかないんでしょうね。
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  • 蜜は夜よりかぎりなく

    崎谷はるひ

    退屈なこの世界から抜け出したかったんだ
    ネタバレ
    2025年8月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 知靖×藍→弥刀さんと知靖さんの関係については、藍も感覚的にやはり違和感というか何か引っ掛かるものがあったんだということがわかりました。弥刀さんにはこれ以上、2人の恋愛について相談したい感じではないと判断したその感覚こそ、人はセンスとか感受性と呼ぶものだと思う。昔弥刀さんと寝たという話、ちゃんとやるのか〜…と思いました。気にはなってましたけど、この2人、いつだって知靖さんは藍に遠慮して、そんな彼に藍はいつだって寂しさを覚えてて、最後までこの2人は何遍もそういうやり取り繰り返してしまうんだろうな…と寂しい気持ちのまま読了です。この2人大好きなんだけど、お行儀よくしてなんかいられねぇ!!!っていう熱いパッションも感じたかったかな。弥刀×朋樹→最高…最高…!間に挟まったこの話が1番良かったです。警察官になった朋樹は手始めに街のお巡りさんになっていました。朋樹にピッタリだと思った。弥刀さんとの関係もだいぶ落ち着いて。やっぱりわかりやすく寂しいとか会いたいとか言ってくれない朋樹に弥刀さんは時々八つ当たりしちゃうんだけど、そんなやり取りにも段々と慣れてきて、あの朋樹が弥刀さんに愚痴を言えるようになる日がくるとは思わなかった。繊細でどんどん涙脆くなる弥刀さん。あーなんかきたからの流れが良過ぎて、これは攻守交代すぐそこやなと思いました。元々私は弥刀さん受けだと思ってたので、受けに尻で抱かれる弥刀さん最高でした。弥刀さんは愛されるのが合ってる。福田×衛→いやいや…その2人は本来一冊使っても終わらない話でしょうがよー!!!という気持ちと、短くても書いてくれてありがとうございますという複雑な感情が入り乱れ。衛は私が思う以上に福田という男についてわかっていました。完璧に理解していたんだと思った。本編読んでいる時にはその辺がわからなかったので、ひたすらに衛は可哀想な人というイメージだったのだけど、福田は衛にとって神にも等しい存在だったのだから、福田の気持ちが揺れて、衛の言動に心が左右されるようになった時からもう2人はおしまいになってしまったのだなと思った。あのまま衛が輝かしい賞の一つでもとっていればずっとあのまま2人で暮らし続けたかもしれないし、画壇で名声を得るようになった衛が憑物が落ちたかのように福田を捨てる未来もあったかもしれない。それでも、退屈な日常から衛を見つけ出したのは福田だったんだ
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  • 垂直線上のストイシズム

    崎谷はるひ

    この映画はあなたのために
    ネタバレ
    2025年8月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 弥刀さんの作り上げた映画はそれはもう素晴らしいものなんでしょうね。誰か大切な人のために作られた、心からのものっていうのは、それがどんなものでも美しくって尊いものなんだよ。それがその人のためだけじゃなく、一般に公開されて関係のない人々もそのおこぼれに預かれるっていうのは幸せなことだと私は思う。弥刀×トモキ編はモラトリアムが弥刀さん編で、ストイシズムがトモキ編だったんだなと最後まで読むことによってわかりました。どうしようもなく停滞していた弥刀さんはトモキの言葉によってストーリーが動き始めました。本当はトモキの世界も彼の厳格なまでのストイシズムによって、凍りついていたんだけど、それを色鮮やかに蘇らせてくれるのは弥刀さんだけなんだよ。最初は弥刀さん知靖さんとも寝るし、なんとあの姫とも昔結婚してたし、靖那のことはどうしようもなく捨てられないし、そのどうしようもなさ、あまりの甘さ、人の良さに呆れるというか…周囲の人に構いすぎる性質に辟易する思いだったのですが、そんな彼でなければ作れない世界、トモキに与えることのできる感動みたいなものも生まれなかったのだと思うと、まあ…とんでもない回り道してしまったようなものなのかも、と思えるようになりました。そもそも、どこにも寄り道せず、間違わず、正解だけに価値があるというわけでもないというのに。時々自分は本当に正しいもの以外取るに足らないものだみたいに考えてはいなかっただろうかと考えるきっかけにもなったというか、この一冊でかなりたくさんのことを気付かされた気持ちです。2人の恋愛はあまりにも若くて、苦くて、もう勝手にしたら?とすら思う瞬間があったけれど、このシリーズの中でもこのお話は最高傑作といっても過言ではないと思う。もちろんそれは私の勝手な感想なんだけど、本当に素晴らしいものはまだこの世界にたくさんあるという事に気づかせてくれたことに感謝です。ありがとうございました。
  • プロポーズは花束を持って~きみだけのフラワーベース~【特別版】

    夢乃咲実/みずかねりょう

    外交成立スタイル
    ネタバレ
    2025年8月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めが受けと付き合うことになった時、嬉しすぎてこれからよろしくって手を差し出すシーンの不器用さ大好きですね。この外交成立スタイルの奇妙なおかしみぜひご賞味あれ。受けが花屋さんで働いているという設定昔からなんかすき。何個か読んだけど、この受けは最終的に公園とか公共施設の整備がしたいというデカい夢持ってて、素直に叶うといいね、と思えるような、暖かなお話です。受けが暮らす昭和な感じのアパートとその住人たちのやり取りも良いです。兄や親族から逃げ回っていた受けですが、蓋を開けてみればなんということはない。兄も不器用で上手く気持ちが伝えられなくて、行き違いまくり、攻めとも結構くだらないことでアイツ嫌いとか言ってて面白かったです。お兄さんのキャラ良かったな〜受けってそういえば未成年だったのか、と読んだる最中に思い至り、この2人結構歳の差あるなと気づきました。歳の差っプル。ところどころ社長な攻めの口調がオッサンくさすぎないか???とは思いましたけど、花屋に通い詰めるシーンとか、アパートの管理人を真剣に頑張り過ぎちゃう受けを心配するシーンとか、好きな場面がたくさんあります。面白かったです。
  • まるで、彼みたいな彼

    夢乃咲実/蓮川愛

    SF(すこし不思議)
    ネタバレ
    2025年8月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良かったです!蓮川愛先生のイラストがお話の雰囲気にとてもピッタリです!!鏡の国の恋人とか以前読みましたけど、それと近い感じのSF(すこし不思議)具合です。12年も前に失ってしまった恋人のことを忘れられなくて、思い出してしまって泣く受けが出てくるんだけどわたしも一緒に泣いてしまったよ。う、うお〜〜(;o;)なんて切ない…この受けは12年経っても攻めのことを失った悲しみが鮮烈で、傷口まだぐちゃぐちゃなんだなって思った。それなのにどこか攻めを思わせるような人物が現れて、心乱される。何度も意味ありげに受けの前に現れる長谷川友彦。ちょっと偶然が重なり過ぎて、ストーカーなのか?というレベル笑実際、家がどこか知りたくて1〜2度後をつけたらしいので、ストーカーの素質あり。まあ、攻めも今の受けが恋人いるのかとか、どんな大人に成長したのかとか、わからないので、ヤキモキしてはいたと思うな。だって、かつては自分の親友だったのに越川さんに迫られてる受け見て、全然冷静でいられなくなってたもんね。あの後越川さん出てきませんでしたけど、やっぱりまた3人で仲良くって難しいのかな……攻めがいない間受けを支えてくれた人ってことで、結構好きなキャラだったので、できれば越川さんも幸せになって欲しいし、3人でまた集まって欲しいけど…。まだよくわからないまましてしまった長谷川友彦とのキスも好きだし、何もかもわかってからの我慢できない〜ッてなってするエッチも良かった。なんか、この攻め優しくて、受けのこと大好きで、めちゃくちゃエッチ上手そうだなと思った。昔は1人でスキーやら登山やら行ったけど、今は2人の時間をもっと大事にしたいと思うようになったというエピソードも好きだ。もし受けに他の恋人が出来ていたら、この攻めどうなってしまってたん???考えたくないよ…めんどくさがりなモノグサ神さまも面白かったので、もっとちょくちょく出てきて欲しかったかな。買った次の日に値下げされてちょっぴ悲しかったけど、お話は最高だったよ!
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  • 平行線上のモラトリアム

    崎谷はるひ

    白鷺シリーズ弥刀×佐倉編
    ネタバレ
    2025年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちらのシリーズ読めば読むほど味がある、そんな作品です!必ず白鷺シリーズを読んでからスピンオフに入ってほしいですね。本編では明るくて、藍に色々と助言をくれて、知靖さんのことさりげなくサポートしてくれて、イイところばかりクローズアップされていた弥刀さんですが、今作では結構自分の事で手いっぱいで、悩んで苦しんでぐるぐるしています。いや〜前から知靖さんとの関係怪しいな〜とは思ってたんですよ。だって、知靖さんの自宅で時々ご飯作ったりもしてたとかサラッと書いてありましたけど、ん?って引っかかって、この2人もしかして…っていうのはずっと思ってたんだよね〜〜〜!!!確かに知靖さん若い頃には受け身の行為もしたって書いてあったけど、最初弥刀さんが攻めだと思ってませんでした笑笑なんか、素顔というか本心見せない感じが頑なで、そういう弥刀さんを歳下攻めのトモキが懐柔していくのかと思ってました。全然違いました。弥刀さんの美貌で怒涛の人たらしテク炸裂からの陥落!とか思ってたけど、そう甘いお話でもありませんでした。弥刀さんはずっと長い間、靖那さんとの間こと忘れられずにいたんだなと思いました。若い頃本当に好きだったんだろうな。でも、その時に抱いた好きって感情すらも本物だったんだろうかと、振り返ってみると何もかもただ自分の信じたがっていた夢の残骸があるだけで、自分の手元に残ったものは結局何もなかったんじゃないかって、もがき苦しむシーンが続きます。そこでもっと可愛く誰かに甘えられるタイプなら良かったんですが、弥刀さんは自分を許してあげるのが下手だったみたい。うーん、この辺の佐倉トモキからバシッと言われちゃうシーンはめちゃくちゃ胸に刺さる言葉が多いよ…抱かせてもらっちゃって、情けないシーンが続きます。藍くんも、本編ではすごく幼く感じる事すらあったのに、今作では知靖さんとの間にあったことも知ってます。あの人が辛い時にそばにいてくれてありがとうって、人間出来すぎだろ…と尊敬の念を抱きました。藍はここまで読んできてとっても好きになった。うーん、トモキ×弥刀編も待ってます笑弥刀さんみたいな人はどっしりしたトモキみたいな攻めに愛されて甘やかされてほしいよ〜でもとっても面白かったし、この2人のベタベタし過ぎない関係性が良いです!もう少し続くようなので期待大!
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  • 白鷺シリーズ

    崎谷はるひ

    白鷺溺水をめぐる一代スペクタクル
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 崎谷はるひ先生の作品の中でも一際物語性が強く、三冊に跨ってしっかり話が続いています。この作品は順番にじっくり読んだ方が良いです。表紙のイラストはなんと高永ひなこ先生ですね!?挿絵はないのが残念なのですが、素敵すぎるよね〜〜〜!!!藍の無垢で柔らかい感じと知靖さんの知的で冷静な感じがめちゃくちゃしっくりきて、この作品とイラストめちゃくちゃ合ってると思いますね!内容は日本画の大谷一ノ宮清嵐が亡くなったところからスタート。こんな何も世間のことを知らない受けが一人ぼっちで放り出されて、一体これからどうしたら…と思っていたら、攻めからお祖父さんの絵を美術館に寄贈することを提案されます。これが2人の運命の出会いでした。途中ちょくちょく出てくる弥刀さんや佐倉くんがとても良いキャラしてて、2人の悩みとか聞いてくれたりしてメインのこの4人の関係がめちゃくちゃ好きですね。藍は恋愛経験も知識も足りない部分が多すぎて、最初思いっきり攻めの地雷踏んじゃってハラハラしたり、友靖さんとは15歳も歳の差があることから、大人である攻めは受けに遠慮して恋人になってからもなかなか上手く愛し合えません。切なくももどかしい2人の恋愛模様。でも、素直で気持ちのまっすぐな受けにいつも攻めは救われていたと思うな。福田とかいう胡散臭い男から最後の最後までつけ回されて、それは志澤グループを巻き込む大事件へと発展してゆくのですが、最後まで読むと藍の決然とした態度に大人になったな〜なんて感じたり、藍のお父さんの辛い人生に思いを馳せてこの作品って、福田と衛さんの話でもあったんだな…と思います。その辺は三巻の最後の数ページで何もかも明かされるのですが、ぜひ読んで感じてほしいところです。声をあげて笑う攻めの笑顔が見れるとは思っていませんでした。もしかしたら今まで読んできた先生のシリーズの中でも一二を争うほど好きかもしれない作品に出会いました。ありがとうございました。
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  • 頑張って番を見つけるから友達でいさせてね

    貴志葵/渋江ヨフネ

    無自覚恋愛
    ネタバレ
    2025年7月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ クールな御曹司α攻め×大学生になっても未分化のまま暮らしていたが発熱が続きΩになった受け。2人は最初からお互いのことをとても好き合っていたということがわかるのですが、いろんな要素が絡み合い番になった後も恋人とは言い切れないまま関係が続きます。うん、悶える展開だ。まず前半、突然Ωになってしまった受けですが、βだったころの自分にやけに固執して、攻めと変わりのない関係を続けようとします。ヒートが来てるのにαの攻めの家に行って、抑制剤あるから大丈夫は本当に…人によってはここで受けとの関係切ると思うなぁ。保健体育とかで授業受けてきたと思うんだけど、ヒート期間舐めすぎでは?(お前は保健体育の何を知っている?)いとこ夫婦が優しく教えてくれて、いかに自分が危険な行動をとったのか理解してくれたみたいだから良いけど、この件についてだけは本当に受け加害者だし、攻めとの関係取り返しのつかないものになってしまった可能性が否めず、ちょっと…おバカな受けだなぁ…と思ってしまった。うーん、長いことβだったんだからこそ、慎重に行動しようとか、自分を大切にしようみたいなムーブがないんだよな、この受け。番探すためにコンパ開催するくらいガッツというか、ノリと勢いだけはいい受けなので、とにかく攻めと良い友達関係を続けるため、ならなんっでも出来ちゃう受けです。攻めは受けについた別のαの匂いに嫉妬したり、受けが契約番を得る直前までいっちゃって、ようやく自分の気持ちに正直になるんですが、これも攻めの回想挟まれてめちゃくちゃ先が気になりました。読ませる構成です。攻めがホテルに間に合わなかったらどうなってたの??無事番になりましたが、月島美人助手に嫉妬して一緒に花火大会行く約束してたのにそれもブッチしてしまう受け。この辺の自分の気持ちがコントロール出来てない受けは可愛いし、攻めはもっとしっかり受けのこと捕まえててよ!!!と思いますね。ギクシャクした2人の間に入ってくれる須藤がいい味出してました。卒業旅行に出てきた友達とかもスゴイ良いキャラだったから、この先生魅力的な脇役キャラ書くのお上手です。昔の人に冷たかった頃の攻めエピソードもあって、なかなか読み応えありました。しかもイラストもめちゃくちゃイケメンなお二人さんで、豪華です。よくあるすれ違いものですが、ちょうどこういうベタなやつ読みたかったので、結構面白かったです。
  • 孤独な犬たち

    愁堂れな/葛西リカコ

    う、うおー(´;ω;`)
    ネタバレ
    2025年7月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビュータイトルで絵文字使ったの初めてです。マジで最後まで読んだら最終的にこういう顔になった。よむびーちゃんの顔でレビュー出来た時なら、泣いてる顔を選択したと思う。自分の兄を殺したかもしれない男を追って、自身も重傷を負った身ながら、真相に辿り着くべく、リハビリに励み、果敢にもヤクザ達の巣窟へ単身乗り込んでいった受けが好きです。いやいや、そんな簡単にヤクザの懐に潜り込むなんて無理よ?と思わなくもないのですが、なんせ続刊がないので、話の流れ重視です。これ上下巻くらいにしてくれたら、攻めがどう思っていたのかもっと掘り下げてくれたと思うし、2回目のエチももう少し関係を深めてから出来たと思うので、ところどころ惜しい点はあるのですが、そんなことよりも本がおもしれーーー!!!ストーリーが気になってぐぃぐい読ませてくれます。愁堂れな先生はみだらシリーズとダークナイトしか読んだことありませんが、他のシリーズも絶対面白いじゃん!!!と確信を得た。やっぱり大ベテランの先生は読ませる力すごいです。なんで攻めと思わしき男敵なの?お兄さんはなんで死んでしまったん??ヤクザとの関係は???とどんどん引き込まれて、テンポ良く読了です。お兄さんの人生に想いを馳せるととても悲しくなったけど…。この攻め本当はすごく優しくて、受けのこと包み込んでくれるような人だと思うからもっと恋人になった後のシーンも欲しかったけど、これはこれで綺麗におわっています。葛西リカコ先生の絵がとても素敵で、話の雰囲気に合っています。攻めも受けもきっとこれから先、まだ苦しいことあると思うけど、2人一緒ならきっと大丈夫だよね。受けのお兄さん殺したのは案外若頭補佐のあの人に殺されかけた人だったりして…と思った。ああいう時弾除けとかで命張るのが極道の世界かもしれんけど、割に合わんと思われて何もかも暴露されたとかじゃなかろうか。
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  • 沼底から【SS付き電子限定版】

    宮緒葵/北沢きょう

    お義母さんんんんんんんんッ
    ネタバレ
    2025年7月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 喪服の義母萌えは持っておりませんでしたが、作者様の萌ポイントたっぷりと堪能させていただきました。ありがとうございます。宮緒葵先生のこの突拍子もない感じ、えっ?と二度見してしまう設定、今の自分にとても合っているようで昨年末〜今年に入ってから読んだものは全て美味しくいただいております。ただ、昔の自分もそうだったとは思いがたく、適切な読む時間、出会う時期、みたいなものがあるのではないかと、そう思っています。今作、初めから攻め一強です。濫さんも出てきますが、受けは幼少期からおかあさん、おかあさん状態なので1ミリも勝ち目ありませんでした。北沢きょう先生の喪服攻めが麗しいです。でも、もっと雄みの強い攻めも見たかったような。変若水の古屋前でにゃんにゃんしてるシーンが1番男らしい顔つきしてるような感じするけど、麗しいがすぎて、個人的にはやや好みから外れる攻めですが、話の内容が良かったのでお義母さん攻め気になりませんでした。この話はあんまりツッコミ入れたり、深く考えすぎずに読んで、見て、感じて、楽しんでほしい一冊ですね!作者様のわくわくがたくさん詰まった素敵な一冊です。宮緒先生の執着攻めからしか得られない栄養があると思うので、ぜひ。というか、本編これスゴイところで終わってるわね。書き下ろしなかったらその後どうなったのかモヤモヤしてたまらないと思うので、リクエストに応えてくれたことに感謝です!
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  • 海底1000mで、はじめまして

    中原一也/兼守美行

    海の支配者人外×海洋学者の卵
    ネタバレ
    2025年7月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 今作はちょっと…やや文章のキレが悪いです。昨日のことを振り返って、あの時は…みたいなターンに入る際の場面転換がややわかりにくいです。普通に場面切り替えずに、そのまま回想に入ったほうがわかりやすいような?会話中の違和感はああ、今はその出来事の後だからなのね、と読んでればわかるのですが、なんだか場面転換のリズムが悪いです。中原先生の作品はもうだいぶ読みましたが、こんなふうに感じたことは初めてです。あえて書き方を変えてみたのかもしれませんが、文章の読みづらさで星を下げたのは初めてだと思います。勿体無いと思いました。お話はよく出来ていて、その点は安心安定の中原一也クオリティかと思います。ただテンポの良さとライトノベル感は表裏一体なので…攻めが受けの住むマンションにいきなり現れて俺の話を始めるシーンとかは、なかなか唐突です。中原一也先生の魔王モノ、ランプの魔人モノ辺りはかなりライト寄りで、個人的にはあまり好みではありませんでした。それらに比べればこの作品は、そこまでライトではありません。が、ファンタジーの得意な作家さんではないという印象は今作を読んで強まりました。お話の感想→攻めが自分に海の素晴らしい光景を見せてくれて、喜ぶ受けですが、それもこれもいずれこの肉体と魂を貰い受ける為かと思えば、その喜びも半減して、人外との恋愛には付きものの気持ちのすれ違いが描かれています。幾千の夜を超えて〜みたいなエンドかな?と思っていたのですが、今作は万人受けするハッピーエンドかと思います。父、姉を殺した犯人を追い詰め、負傷する攻め。その後十年の別離。なかなかドラマチック。何年経っても攻めのことを忘れられずに恋慕う受けは良いです。純也さんは人間の交尾の仕方教えてくれてありがとうね笑受けの命が続く限り、2人で幸せになっておくれね
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  • 純真にもほどがある!

    崎谷はるひ/佐々成美

    なんでお前なの!?
    ネタバレ
    2025年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューまだ1つもなくてなんで!?ってなってる。出版されたのは結構古いですけど、めちゃくちゃ面白いですよ!崎谷先生の本好きでまだ読んでない方はぜひ読んでみてほしいですね。なにせこちらの先生、シリーズものが多いので、ちょっと読んでみるか…と思ったら、これはシリーズの真ん中のやつだから後にして、えーと…みたいなこと多いので、一冊で楽しめる著作、貴重です!こちらのお二人は幼馴染、腐れ縁カプ。付き合いは小学生から。前半攻め、後半受け視点。前半は付き合うまでなんですけども、なかなかプレイボーイな攻め様、受けとは失恋による傷心からヤケ酒記憶喪失ックスなはじまり。受けは平気そうな顔してたけど、全然そうじゃなかったことがわかる後半。という構成。本当は恋人には甘々で、デロ甘に甘やかしたい攻めなのに、受けに気を遣って受けのプライドを守ろうとしてくれていた所がすきですね!なのに、受けは変わってしまった関係性に心も体もついていけなくて、攻めに結構辛く当たってしまって、付き合い始めたはずなのに、とんでもなく関係が冷え込んでしまったり、なかなか恋人らしくなれません。お前、俺のこと好きじゃん発言は受けの精一杯の虚勢だったんだな、と思う。書き下ろしのショートでも、指輪つけてなかった件で最後まで揉め続けます。ちょっとゴタゴタしすぎではありますが、2人の気持ち、どうして素直になれないのか?など、BL読みたいわたしのツボが全て抑えてあり、めちゃくちゃ満足度の高い一冊でした!こういう恋愛恋愛してるやつが読みたかったんだよ!!!崎谷先生ありがとう!!!受けは自分が攻めのこと守ってるつもりだった、攻めから頼られる自分でありたかったというエピソードがあるんですが、この話かなり好きですね〜受け、攻めのこと大好きなんじゃん……ってなるから。こんな男がずっと自分の側にいたのに気づかなかった攻めなんなん???攻めがいろんな人と付き合っては別れてる間、受けどういう気持ちだったんですか???多分、どうせこれからも茅野はここにいるし、俺もここにいる。それでいいんだとでも思ってたんでしょ!?健気だ…受けが本当は気持ち伝えるつもりなかったということも、攻めが言わせたくせに忘れたということも、それによるすれ違いもとても良かったです。時々は、攻めに好きだって言ってあげてほしい。攻めも受けもかわいい2人でした。
  • きみに殺されたい、なんて告白は背負いきれない

    崎谷はるひ/蓮川愛

    受けが男前ですき!!!
    ネタバレ
    2025年7月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっとこのシリーズ読んできて、久遠さんは100パー受けだろうと思って読んできたので、口絵でそうでなかった事を知った時の衝撃!!!あ、え!?久遠さん攻めかぁ〜〜〜!!!ってなりました。私だけかもしれませんが。慈英きらーいぷいんみたいな皮肉屋なところとか、真剣に慈英マジで人としてアカン(素)ってアタリの強いところが印象深いと思うのですが、全部この話に繋がっていました。久遠さんの中で、相当照映さんが大切なんだってことも。同じ時期に強いショックを受けて、どこか久遠さんの中では照映さんと自分が切り離せない存在になってしまっているのかもね。だからあんなに慈英に厳しかったのか〜と納得しました。まあ、新海さんに言わせるとそれって結構重い男ってことになるのかもしれませんけど。恋愛について言うと、久遠さん10年もかけてやっと自分の気持ちに正直になって、けじめつけられたことにホッとしてます。多分、ミッフィーと同じような気持ち。新海さん体育会系らしくサッパリとした人で、好感持てます。足るを知る。良い言葉ですよね。久遠さんが彼氏だか、彼女だかわからんけど、目の前に連れてきて紹介した件は普通激怒するところだと思うんですが、冷静に説教されておわります。このシーンとかもすきだなあ。長いと半年もスパンが空いてたみたいだけど、その間久遠さんはどのツラ下げて会いに行けばいいのかわからなくなってたのかなぁ。新海さん、なかなか手強いです。2人とも良い年の大人なので、恋愛恋愛って感じじゃなくて、お互いに生活、仕事第一みたいな所あるしね。最終的にまあ付き合ってもいいよ、ですからね。この2人から今後も目が離せません笑
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  • つむぐ幸福論 慈英×臣作品集

    崎谷はるひ/蓮川愛

    少しずつ読み進めました
    ネタバレ
    2025年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ショートストーリーがぎゅぎゅっと一冊の本になりました。崎谷先生はショートも面白いので、すごいです!特にお気に入りのお話は、倒れた後のミッフィー見舞いにきた久遠さんとか、照映さんと穏やかな関係になったミヒロ、照映さんと慈英のとんでもない夢、慈英との遠距離恋愛中テレフォンセッでめちゃくちゃ恥ずかしがる臣!!!(大興奮)、なんか慈英が吸血鬼で!?怪しい雰囲気満載…などこの辺り。佐藤くん、アキト、碧あたりも出てきますが、本当この3人は最初に出てきた頃から全然ノリが変わらない。灰汁島先生とイサくんのラブラブな毎日も相変わらずで、とても良かったです。あとがき読んで知ったけど、先生慈英帰国編とかも書くつもりあったんですね!!!大歓喜!!!!本編はあんな感じで終わってしまって、ショートストーリーでは慈英がいつか帰ってくるかも〜みたいなの仄めかされていましたが、いずれも本編締めた後のことだったので、慈英帰国編(第三部)が始動する予定あるの知ってマジで嬉しい!!!やっぱり2人には一緒に暮らしてほしいからね!!!!
  • 前世は龍のツガイだったようです。【小説&漫画収録】

    天野かづき/陸裕千景子

    何も考えずに何か物語を読みたい時に!
    ネタバレ
    2025年7月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 天野かづき先生の作品は箸休め的な感じでちょうど良い作品です。長編のあと、疲れて頭を使いたくないとき、などにオススメです。今作は前世の記憶を持ったまま生まれた受けが主人公。夢の中でかつての恋人に愛される夢をみる受け。なんとその相手は男性、しかも龍でビックリ!女の子と付き合おう、あれはただの夢なんだから!と思ってもままならなくて…飲み会に行った帰り、夜空を眺めていたらなんと異世界へ飛ばされて夢の中の攻めと再会〜!前世ではルカだった受け。ルカと自分は違う人間だ。このまま攻めの気持ちを受け入れても良いのかなあ…モヤモヤ。というあらすじ。受けは龍のメンズにモテモテのようでして、イサラ?(名前忘れた)とかいう当て馬も出てきます。ただ、この当て馬チラッと出てきて、すぐにいなくなりました!アラ!?今回、なんだか話の流れがあまりにも軽くないですか?雑とまではいかないですが、なんだか薄いです。天野かづき先生のこのライトな感じは普通に好きなんですが、今回はさすがに薄すぎではないですか!?もったいない。全然龍とか番の関係性の詳しい世界観の説明とかもないし、よくあるテンプレのあれだから脳内補完よろしく〜と言わんばかりに読者に丸投げです。普段はもう少し身が詰まったお話書いてくれてる先生だと思います。ショートストーリーとおまけ漫画合わせて、紙面が厳しかったのかもしれません。残念。本編より、ショートストーリーのラウルとレグナ、スバルの3人暮らしの方が面白いまであった。やっぱり、本編力出しきれてないと思いますよ!?私は陸裕千景子先生の絵が大好きなので、おまけ漫画のイラスト可愛くって最高でした〜!!攻めはカッコよく、受けは可愛らしい。先生のイラストは星五です。まあ、でも良い気分転換になりましたので、これからも先生の本読みたいです!
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  • 不謹慎で甘い残像

    崎谷はるひ/小椋ムク

    完結巻だよーん
    ネタバレ
    2025年7月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 完結巻が1番微妙でした。。目次見て、あ!今回は前半後半に分かれてない!長いお話一本だ!!とテンション上がったのですが、わりと序盤で謙ちゃんの元カノが忘れていったピアスが見つかるシーンくらいから面白くなかった…です…。まず、攻めの元カノの話はいらなかったな〜…案の定、元カノにいいように使われて、元々もうすぐ同棲する予定ではあったけど、攻めの家居候先として搾取されるし…。なんて図々しい…もちろん、最後まで読めば、元カノ氏は前作で出てきたストーカー女撃退に一躍買ってくれましたし、妊娠流産リストラの三コンボくらって人生お先真っ暗気分でいたこともわかるんですけどね……攻めの家に住むはナイ。ストーカー女撃退も攻めがなんとかして欲しかったし。攻め、元カノ氏に押されて今回何もしてないからね。見せ場ありませんでした。うーん…残念だなあ、他人にどうにかしてもらっておしまいですか。前回みたいに話し合ってもわかってもらえないのは理解してますけど、攻め自身にまあ少し頑張って欲しかったです。もう本当トラウマ級に怯えてたから平穏な毎日が返ってきそうなことは喜ばしいんだけどね…ストーリーとして、攻めの見せ場欲しかった。受けは前回生理中か?っていうくらいキーキーして見ててしんどかったけど、今作は大丈夫でした。ただ、受けが連れて行った先にいたクラブのお兄さんやらの話も聞きたく無かったかな。そういう世界があるのは知ってますけど、純粋な攻めにそんな話聞かせないでほしかった。クラブの奥の方にヤリ部屋があって…みたいなのも萎えました。この2人の話が始まった時には本当に攻めが純粋で、颯月さんも男とこういうことしてるのかなぁ…(妄想照れ)みたいな感じですごく可愛かったのに、開き直りすぎて、めっちゃエロ魔人みたいになってて、なんかなぁ……おてて繋いで、仲良くデートみたいなのが好きな、爽やかイケメンだった攻めどこ行ったの???2人とも穏やか系なカップルだから、こういう刺激的なエロやそういう雰囲気、シチュエーションは求めてなかったです。一巻の、出会ったばかりの2人の雰囲気が好きだった……。同棲してからの普通にラブラブいちゃ甘な毎日⭐︎三でよかったよ。巻き起こるトラブルがあまりにも心労のかさむトラブル続きであまりシリーズとしても好きになれませんでした。このシリーズはここでおわるのが定めなんだと思います。
  • 不条理で甘い囁き

    崎谷はるひ/小椋ムク

    2人のケンカ、攻めのストーカー
    ネタバレ
    2025年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前半は受けと攻めがひょんなことからケンカしてしまい、仲直りするまでのお話。攻めの好きな人の全てが知りたいって気持ち、すごくよくわかるんだけど、大抵聞かなきゃ良かったって思うことばっかりなんだよね、これが…あまり、誰も幸せにならない。受けは結構キツめにしつこい!結局身体ばっかりじゃんみたいに言って、攻めは再起不能になります。う、うーん、、このあたりの受けはかなりキツい。ホテルで置いていかれたときも、は?ふざけんなよって言ってるからね。そこはショックで項垂れるとかじゃないんだ。これは相当気が強いわ…と思った。確かに前作でも付き合う前までの流れは相当強かった気がする。まあ、その後本当にこのまま別れちゃうかも。って不安になって、悲しくなって、しばらくして攻めの方から連絡くるんだけど…ちょっと受け可愛くない描写多かったかな?攻めはあんなに穏やかで優しくて素敵な人なのに、あんなふうに追い込まれて可哀想だった。生理前か?っていうくらい受けカリカリしていたような…しょっちゅう疎遠になる2人。数ヶ月、間を置くのがデフォになってません?仲直りエッチは良かったですけども…。後半はストーカー女登場&会場で盗難被害発生。ストーカー女怖かったですね〜話が通じない人の思考回路。攻めもきっぱりお付き合いできませんって言ったのにあれだから、ちょっと手に負えない感じ。攻めは頑張りました。ケンカしてからちょっとしおらしくなった受け、ストーカー女のことはいろいろ聞いてたんですが、あえて攻めに言わず。攻めの合鍵借りて、いない間に洗濯とか掃除、冷蔵庫の補充やってくれてて、奥さんみたいになってる!健気でした。今度は攻めのお仕事が忙しくて全然ラブラブできません。いつか落ち着く日はくるのかなぁ。前作より攻めがエロに積極的だった。
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  • 不機嫌で甘い爪痕

    崎谷はるひ/小椋ムク

    時計宝飾店勤務歳下攻×フリーデザイナー受
    ネタバレ
    2025年6月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃよかったです!甘々な物語が読みたい方におすすめ。なんだかんだ、最初に惚れたのは受けだと思いますね。攻めはどことなく少年っぽい幼いような男臭さを残したわりと普通の男です。よくあるスーパー攻め様とかではないです。受けはわりと仕事では言いたいことズバズバ言うタイプで、性格もキツいのかと思われましたが、恋人には甘えたいベッタリしたいタイプで、そのギャップがかわいい〜!ゆったりとした2人の恋愛模様を追いかけたい方にぴったりの一冊。前半後半でお話が分かれています。前半は2人が付き合うまで。マジで攻めが言わなくてもいいこと混乱したままワーワー言っちゃうから焦った。受けはよく許してくれたよ。この2人には正直身体から始まってほしく無かったけど、攻めが受けのことこれから大事にしてくれそうだし期待。後半は付き合った少し後。受けはフリーのデザイナーらしく、日々忙しい。しかも仕事を持ちかけられた会社が結構なトンデモでさあ大変。すぐに攻めと会える時間がなくなりました。でも、このお話の攻め受けのために豚まん蒸してくれたり、料理作ってくれたりして優しくてジーンときました。素敵な攻めです。昔の嫌味な受けの恋人も出てきて、八つ当たりされたりもしますが、攻めがビシッと言い返してくれてスカッとします。このシリーズは続き物のようですが、なかなか良い感じです!次の巻もたのしみ。
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  • その目で見るな

    可南さらさ/高宮東

    攻めの笑顔がこわい
    ネタバレ
    2025年6月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 可南先生の書く攻めは大体受けにストレートに好意を伝えてくれなくて、受けばかり攻めのことを好きになって苦悩するというパターンなんですが、こちらも御多分に洩れずしてそういった展開でございます。今回の攻めは同じ大学に通う歳上大学生兼モデル。受けはそのお隣さん。お隣さんっていいな〜!って思うのと同時に別れたら隣の部屋ってイヤだな〜〜!!ていう思いが…。最初の騒音問題とかも個人的にはナイな。もうそんな部屋の家主ってだけで、好意を持たないので、最初に視野を狭めない受けは凄いし偉い。受けはいとこのお兄さんだかが出張中居候させてもらってるんだけど、結局最後までそのいとこ出てきませんでした!残念。受けを保護者的な感じで猫可愛がりしていてほしかった。攻めは大学のアイドルなので、だんだんと受けと距離が縮まるとともに取り巻きの女の子から嫌がらせを受けます。最後までビシッと成敗されるシーンなかったな。モデルのくせに食生活だらしない攻めのために食事係に任命されます。だいぶ良い感じになってきても、受けって俺のこと好きだよね?としか言わない攻め。うおおおいつもの可南先生のパターンキタァ!今作の攻めはニコニコ笑顔で顔はイイけど、毎度の如く受けのことどう思ってるのかは伝えてくれません。しつこい女の子たち冷たくあしらってるのも目撃してるし、受けは素直になれません。切ない…しかも、意地悪してきた女の子たちから、攻めとその友人で受けのこと落とせるかどうか、賭けの対象にしてるって聞いて、もう気分はドン底。この辺の絶望半端ない。しかも2、最後まで読んだけど、賭け自体は本当のことだったからね。常識とデリカシーのない攻めです。この辺は攻めの出自とも関係ありそうだったけど、記述なし。やっぱり、攻めは攻めのお母さんが浮気して出来た子どもなんだろうか。真偽不明。ちょいちょい書いていて欲しい部分がありませんでした。エチシーンそう多くないのですが、なんだかドキドキしました。攻めが好きってハッキリ言ってくれないから?もう少し気持ちを通じ合わせた後の展開も欲しかったかな。攻めにはもう少し常識持ち合わせていて欲しいし笑さらっと読了しました。
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  • 目眩

    谷崎泉/藤咲なおみ

    話を聞かねぇ男たち
    ネタバレ
    2025年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻だけなら星五つけました。二巻はあの屋上で攻めからもう逃げられないという思いを深く刻まれた受けが、香港で攻めに愛される話かと思っていました。全然違いました笑笑二巻もずっとトラブります。一巻は魔性の受けがあらゆる良い男を惹きつけて、同期は完全に人生狂わされて会社から去ります。そのあとは職場の上司氷室、高校の先輩三崎と再会。この時点で半分くらい物語が過ぎたと思うのですが、遠峰はまだ出てきません。わたしこの作品が総受けものだと知らなかったので、そこに仰天したっていうか…最近のはあらすじとか表紙にメンズが沢山いるからわかったりするんですが、これはヒントなしです!そもそもこれは地雷の多い人にはお勧め出来ないな。正直私が読みたい部分と作者様の書きたい部分のズレが大きい作品でした。私が読みたかったのは→顔が似ていると言われてる遠峰の元奥さんに関する過去、本家の坊ちゃんとの確執、氷室さんとのエチ、遠峰さんの本心・遠峰さんとのイチャラブ。この辺が無かった。二巻でもっと坊ちゃん絡んでくるかと思ったら、完全に話の舞台が香港に移されて影もありませんでした。一巻はすごい面白かったんですよ。いろんな男を虜にして、不憫な受け。それに一巻に出てくる男たちはみんな受けのことを愛してるしね。だからエチシーンも楽しく読めたのですが、二巻は強カンされるし元エリックはもう何もかも面倒くさいから流されて関係持っただけなのに異様に執着心強くてノイローゼ気味だし、抗争みたいなのにまず興味を待てないしうーん…萌えなかった。遠峰さんとのラブラブとか夢のまた夢でしたね。残念。遠峰さんは自分のこと愛してるって気づくのも遅かったし、7年後に突然飛んで再会しておしまいです。ちょっとあまりにも突然すぎで、私は感動できなかった。えっ!?てゆーてるまに終わったというか。これ「しあわせにできる」の後すぐ読もうとして、あまりにもテイストが違って挫折したんですけど、二度挫折した気分。元々のギャグパートはナアレフの恋人とかに持ってかれた感じで、一巻にはまだ同人誌時点でのコミカルな感じの残滓が感じ取れるのですが、二巻は本当にシリアス。この屋敷を遠峰に紹介したのは私ですよ(ドヤ)はちょっと驚いたけど、それぐらい。序盤の毎晩流れでエッチしてるシーンと最後の再会くらいしか好きなシーンがない。あ!遠峰さんがキスする描写は好きだった。照れる…///
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  • こじらせ作家の初恋と最愛

    崎谷はるひ/蓮川愛

    水地さん再登場!八郷くんのお守り兼保護者
    ネタバレ
    2025年6月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 灰汁島先生、世を儚んで未遂、自己肯定感低い、低いが故の傲慢みたいなところがあったと思うんですが、そういったところがだいぶ丸くなって、とても良いです。良い攻め。そんな良い攻めになったのは瓜生くんのおかげ。今回は、珈琲探偵がドラマ化。主演の八郷くんはなぜか灰汁島先生につっかかってきて、なんだか怪しい雲行きなんだけど…?という内容。前回ラスボスみたいな感じで出てきた水地さん、再登場です!八郷くんに振り回されて、疲労困憊気味。でも、この2人のコンビすきなんですが、さらに脇役たちが主人公になって続いたりするのかな!?八郷くんみたいなタイプは誤解されやすくて、当然若い頃は受け入れられないキャラだったと思うのですが、今回はなんか可愛く思えました。ドラマ撮り終えた後の無邪気な先生〜!ブンブンみたいな感じが、なんか天然っぽくて、まあ許してやるか(鼻息フンッ)てな具合に。まあ、人によって評価の分かれそうな子です。そんなこんなで、いつもなら早坂氏に頼りっぱなしな先生だったように思うんですが、最初のドラマ撮影の見学以降、早坂さん出てきませんでした。灰汁島先生の成長を感じる。10年越しに声を聞くことの出来たヒヅメさんとやらも謎か多く、気になります。絶対、攻めだと思う!!!ヒヅメさんの話書いておくんなまし!!!うみねこ亭のマスターもちゃんと物語のイチ登場人物として、実態を得た感じ。とても面白かったです!ショートの付き合い始めて間がないころの初々しい2人もよかったね。なんか、こっちが照れちまったぜ。ショートですが、挿絵2枚あります。贅沢です。ただやっぱり蓮川先生の絵は昔の方が好きだったかな。髪の毛のベタ塗りとか、昔はもっと艶とベタの濃淡がハッキリしてて、まあそれが古いってことになるのかもしれんけど、その時の方が繊細な感じで好きだった。個人的には目も、切れ長で細い感じの目の方が好きかな…慈英×臣のショートは今回ありません。スピンオフ作品にはなんだかんだで2人の小噺あったんだけど、今回初では?このこじらせシリーズはかなり面白かったので、主人公変えてもいいから同じ世界観で、続いてほしいですね!
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  • きみに愛をおしえる

    崎谷はるひ/蓮川愛

    面白すぎて爆速で読了
    ネタバレ
    2025年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっとだけ、冒頭だけ読んで寝るつもりがラストまで一気読み!ヤバいぞこれ、シリーズの中でも随一クラスに面白かった。話の内容、物語の構成、作りなんかもだいぶ今っぽい感じになってきたので、とっつきやすく、読みやすいです。シリーズずっと追いかけてくると、作者様が本当にその時の時流に合わせて努力されているのだな、と感じます。今作は、前回あまり明かされなかった受けの瓜生くんがかつて関係のあった半グレに近い五十公野とかいう輩につけ回されて、うんぬんです。本当にウザかった。。しかも、昔こんな人と本当に寝てたとか、瓜生さんあなた……若干、受けにはがっかり。。付き合うにしても、もう少しまともな人とつるんでいて欲しかった。でも、その後そんな自分のこと死ぬほど後悔してるのもわかるし、若い頃にはまあ、そういう失敗もするよね!と切り替えて読んでいきます。本当に、灰汁島先生だいすきなのに、ほとんど登場シーンなくて悲しかった〜〜!!ただ、事件の渦中にいるあいだ、優しく見守っていてくれたことが嬉しいですね。いろいろと思うことあったろうに、灰汁島先生のそういうところ好きですね。それに灰汁島先生も常にデットロード進行って感じで、多忙すぎ笑早坂さんが差し入れ持ってきてくれて、それ受け取ったからまだ実体はありますね、とかいう会話おもろすぎるから。早坂さんにその判断を委ねないで!とか。会話のテンポとかもかなり令和っぽいです。なんでしょうね、この何となく現代っぽい感じってどこから生まれるものなのかわかりませんが、今作は明らかに時代意識して描写されてると思います。芸能とかラノベ作家が舞台だからかな?やっぱり作家さんもアップデートされているんだな、と感じた次第です。あと、水地さんがかなり良いところで助けてくれてカッコよかった!この人続けて登場するのかしら?このシリーズでバンバン出てきた名前のついてる役者さんとかも他のシリーズの主人公とかなのかな?気になります。とりあえず、面白くて一気読みです。ショートはお正月をほのぼの迎える慈英×臣。ぶっ倒れて病院送りになったことを知る照映×未紘。瓜生の舞台見にいくために無理する灰汁島先生です。ショートも三本ともクオリティ高かった!かなり満足度の高い一冊です。
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  • ぼくは恋をしらない

    崎谷はるひ/蓮川愛

    灰汁島先生だいすき
    ネタバレ
    2025年6月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 灰汁島セイ先生の本名にドッキドキ!気になった方は、ぜひ買って読んでみてね!!自分の書いた本の声優である瓜生さんとゆっくり縮まる2人の距離。声優でもあり、舞台俳優でもあり、テレビにも出演って、売れっ子すぎて、2人で会う時間本当になさそう。作家先生も1人の時間大切だしなあ。この2人のお話は続くみたいなので、そこでもっと瓜生さんてどんな人なの?というのを掘り下げて欲しいところです。今回は灰汁島先生が、前の担当にされたえげつないアレコレが詳らかになっております。でも、最後には誰にも頼らず自分の手で決着をつけます!灰汁島先生がんばった!カッコよかった!最初は何でもかんでも早坂さん(ミヒロのこと)に相談してて、モヤついていた瓜生さんですが、旦那がいると聞いて安心やらびっくりやら。前作から2年経っていた模様!照映さんともう籍入れたのかしら?照映さんが作るって張り切っていた指輪の話が気になります。同人誌とかでやっちゃわないで、ぜひ商業ベースでお願いします。灰汁島×瓜生カプめちゃくちゃすきなんだけど、2人とも多忙で出来立てほやほやカップルです。今後に期待!何回かめちゃくちゃ笑いました。灰汁島先生童貞確定で解釈一致は笑うでしょ。しかも、いろいろ教えてあげようと思ってたのに、事前学習バッチリの攻めにたじたじなのとか、瓜生さんもともと受け耐性あったんですかね?受けは攻めのこと10年前からファンとして知ってたわけだけど、攻めの作家デビューが大学生とかで、実際にはそんなに歳の差無さそうなんだけど、その辺の設定もプリーズギブミー。慈英×臣のショートが短いのにすごくよかった!ふーん、慈英帰ってくるんだ。まあ、仕事あるし行けねーやくらいだった臣に発破かけてくれたアキトくんありがとうね!!!もう、無茶と頑張りの区別さえつかなくなってしまった臣には君みたいな子が必要なんだ!!2人の適切な距離とかお互いの自立とかいいから、2人でまた暮らしてくれ〜キスしてバイバイするシーンとか切なくて見てられないよ〜ひーん(しくしく)照映×未紘の本編の裏側てきショートもよかったです。なんか未紘ってこういう時、あんまり照映さんにお願い事とかしないで自分で何とかしようとするイメージあったから、頼られて照映さん嬉しかったろうなと思う。ある意味奇人変人慣れしてる旦那でよかったね。新しいシリーズも期待大です。
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  • あまく濡れる呼吸

    崎谷はるひ/蓮川愛

    なんだかとっても穏やかな2人
    ネタバレ
    2025年6月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 照映×未紘はとても穏やかで大人なカプに仕上がっていた!干支一回り…現実世界では20年ですか…たはは。もう、ミッフィーだった頃の未紘はいなくなっちゃった感じ。痴漢と間違えて照映さんの手怪我させたり、方言バリバリで何言ってだ??だった彼はいません。もはや、別人にすら感じる…ウッさみしい。あのお転婆というか、思い立ったがすぐ走り出しちゃうみたいな子どもっぽいところも大人になるにつれて、繊細な気遣いマンへと変化していったのかな。思春期に少年から大人へと変わっちまったぜ。そんなにも長いこと一つのシリーズでお話を続けてこれるって凄いですよね〜でも、未紘がヘロヘロになるまで働きすぎちゃって疲弊みたいなのは心配になったし、照映さんのところで昔みたいに働いているエンドも見てみたかったな〜なんて思ったり。久遠さんにも会いたいなぁ。これはこれでとても面白かったです。未紘が編集として作家さんと真摯に向き合ってくれてるところすきだよ。やっぱり、現実世界でも、握り潰されたとか、本当に表現したいことは別にあったのに意図せず曲解されたとかあると思うから、灰汁島先生お疲れさまでした。これ、作中の出来事は先生に起きた実体験とかじゃないよね…(ガクブル)照映さんとは随分ご無沙汰気味で、あんまり二人の時間取れてなさそうなのもちと寂しかったかな。やっぱり片方大学生だった時とは違うもんね。でも!だからこそ!!この二人のえちしーん萌えました。照映さんとにかく空気読むのとか、人に気を遣いすぎるとこあると思うから、そういうの見抜いてて未紘は手がかかりすぎないように振舞っていたという話も好きだ!本当に大人になって…でも、久しぶりのえちでドキドキして緊張してるのもかわいくて、前作超えてきたな、と思った。ただ、照映さんの働いてるところもまた見せて欲しいな。やっと俺の作ったリングあげられる…(へへ)な照映さんが1番すき。ショートの佐藤×伊吹、慈英×臣はまあちょっとだけでも出演してくれてありがたい反面、せっかくならラストまで照映×未紘でやって欲しかった気持ちもある。シリーズとしては4作目なのに、それからず〜っと音沙汰なく、続きのショートも一本とかしかないの寂しいよ!もっとかっこいい照映さんみたいよ!!スペック、キャラ設定的には照映さんが1番すきなので、これからもお待ちしてます。
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  • 溺れてみてよ

    崎谷はるひ/蓮川愛

    佐藤くんがイイ男
    ネタバレ
    2025年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 伊吹くんの昔からの友達、戌井編はないんですかね!?前作では、嫌がらせの犯人に隙を与えてしまったりもしましたが、妹襲来の際にはなんかとんでもなくカッコよく助けてくれたし。今回は、懐かれたキッズどうしような伊吹くんに自分の実体験も踏まえていろいろと深いアドバイスもくれたり、彼も母子家庭だとわかったり…あれ?わたし…戌井さんすきなんだけど!?という感じで、もう少し彼のことが知りたくなりました。一匹狼タイプが手に職つけて、強くたくましく生きるまでに至ったその背景が見えてくると、戌井さんも誰かに愛されてほしくなりました。個人的には戌井さんは攻めかなと。でも、昔の実体験から誰かを愛すること自体もう怖くなっちゃってそうな感じもして、身体だけ経験積み重ねてて、本当に心許してる人はそんなにいなくて、そのうちの1人は伊吹さんだったり、そんなことはありませんか!?(なげ〜妄想乙)戌井さん以外にもあったろうよ。佐藤×伊吹カプはもうどこよりも安定してるくね?もうなんも心配いらんのよ。ママの帰りが遅い!佐藤くんに会ってた!と言われても1ミリも妬いてないからね、受け。信頼と安心の佐藤ですわ。読んでいて面白かったです。ラストのショートは、臣には会わずに帰る予定だった慈英が、サプライズされる胸熱展開だった。伊吹くんも慈英臣に紹介されて、どんどん仲間が増える。ずっとこのシリーズ追いかけてきたファンへのご褒美的ショートストーリーですね!
  • 愛されててよ

    崎谷はるひ/蓮川愛

    慈英×臣しんどすぎるので佐藤くんだいすき
    ネタバレ
    2025年6月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第一部の臣さんに構いまくる慈英が帰って来たかのような感じ!佐藤さん!!!わたしはあなたのような攻めを待っていました!!!!慈英のことは大好きだったのですが、もう第二部の慈英は気難しくて、そこも大好きだったんですけど、これ読んだ後にはもうちょっと慈英×臣しんどいな、という気持ちでいっぱいです。わたしはこういうちゃんとした恋愛ものに飢えていたようです。自己分析。佐藤さん、18年も前からずっと脇を固めてきてくれた大切なキャラクターなんですが、やっとメインカプの主人公になりました!真面目そうに見せかけて、茶目っけもあって、自分の周囲の人々に親切で、それでいて受けを見守ってくれて、ピンチには駆け付けてもくれる最高の王子様でした。もう文句のつけようもございません。素敵でした…。受けはストーカー被害に怯えて、妹もヤバみ溢れてるし、どうなる!?って感じだったけど、攻めが何もかも解決してくれました。安定感のあるカプが誕生しております。なんか2.5次元俳優で有名になった受けに、おかしな感じで絡んでくる男とかででくるんですけど、ちょっとこのシリーズが現代のこの時代に追いついてきたのを感じでいるところ笑一気読み勢なので、時代の変遷はすごい感じる。確かに昔のこのシリーズ、タイトルのフォントとかが時代溢れてるよね。とーの春日先生とかも、昔の作品ああいう表紙のああいう構図なんで、やっぱりデザインの流行りあるんでしょうね!慈英×臣シリーズほど大きな事件は起きませんが、私にはちょうど良かったです。もう少し、日常的な2人のラブを堪能させて欲しいところなので、続刊もあるみたいだし、期待大!!!しいて言うなら、受けのイラスト、ビジュは解釈違いかな。なんか表紙はそうでもないんだけど、ライブとかバーのシーンで出てきた受け思ったよりロン毛で驚きました。平成初期ジャ2感ある襟足。蓮川愛先生のイラスト大好きで昔はジャケ買いもしたくらいすきだったんですけど、今作は全体的にイラストの好みが合いませんでした。昔の絵の方が好きだったかな…初期〜あなたは怠惰で優雅あたりまでの絵がすき。とか言いつつ、イラスト出てくるとつい、しおり挟んでしまうんですけどね笑お話の内容がとても良かったので、あえて気になった点を挙げるとなるとそのくらいです。
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  • あどけない日々はめぐり

    崎谷はるひ/蓮川愛

    評価低いけど、普通に良かったよ!?
    ネタバレ
    2025年6月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 長く連載続いているので、もう前の巻のことは忘れてしまったとか、このメインカプの話の間に出てきたカプなんだっけ…?思い出せない…ということありますよねー!!!わかる〜!!私もまさしくそれなので完結してから読むとか一気読み出来るくらいまとまった巻数でてから読んでるんですよね〜碧×朱斗とか正直、本編でここまでの関係になった2人見せて欲しかったけどね…朱斗がここまで碧に言いたいこと言い合えるような関係まで行き着いていたら、星あんなに下げませんでした。関西弁もショートな為か、今回はあまり気になりませんでした。碧の金持ち具合が別荘にプールっていうのがちょっと…やっぱりこの男のことあまり好きになれない…と思った。嫌味すぎる。ちょっと素直になったかと思ったら、別荘でやりたい放題されました。朱斗はマジで人を見る目磨いた方が良いよ…このシリーズ通して読んできて、マジで碧だけは全然ときめかないし、好きになれないなぁ…。一回、何もかもに挫折する経験してみたら?もう少し優しくしても良いと思うけど…照映×ミヒロカプは唯一エッチなし。工房の会社でセレブパーティ。このおばあさまがまた出てきて、話続いたりするのかいね?ミヒロが編集っていうのは向いてるかもね。法学部いたくらいだから、お勉強バッチリだし、校正なんかも安心出来そう!慈英×臣は、もう慈英が海外行っちゃって、2人の家だった場所も今は空き家になってる。かつて慈英の車を停めていた駐車場でカーックス!山近い田舎なので珍獣が現れたり、捌いて食ったり、今回もおおわらわ。扉絵の浴衣な2人がいいですね。でも、やっぱり慈英とはこれから先、いつでも一緒ってわけにはいかないんですよね……本編でも言ってましてが、10分やそこらで慈英の家に行けたあの日々はもう帰ってこないんですよ…なんか、その悲しみは癒えなかった。でも、あまりにもレビューの星評価悪かったのであたしだけは星5から落とさないでおこうと思っての星5です。慈英が海外拠点にしたことは本当に受け入れ難くて気持ち的には星3くらいです。もう40代までこの2人は時を移していいので、もう一回日本で同棲させてほしい。お願いだよ…もうアインに邪魔されて、わーわーしながら人の目盗んでエッチする2人見たくないです。なんか妙に悲しくて泣いたわ…。これも思い入れが強すぎるが故かもしれん。読者のエゴなんかな。臣さんが幸せだと思えない
  • あでやかな愁情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    第二部完結巻だよーん
    ネタバレ
    2025年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 第二部は慈英の記憶喪失から始まり、その後のふたりのギクシャク、宗教団体のイザコザと盛り沢山。第一部の2人がもはや懐かしいや…慈英はいつでも臣のこと優しく包み込んでくれて、臣はちょっとめんどくさい凹み方するけど、それも込で可愛いし、好きだ〜!って感じだったんだけど、まあ、作者様も何回かあとがきでおっしゃっていますように、慈英さんに一度ぶっ壊れて頂いて、もう一度初めからやり直そうというお話でした。それが第二部3巻目までくるととにかくもう長いわ!という感想に至る。もう少し心穏やかになれるようなラブはないの!?というくらい田舎なのに事件起きまくり。まあこれ一応受けが警察なんだから、警察モノと割切ればそれでも良いんですけど、やっぱり最初の頃のなんちゃって警察官、くらいのノリで読んできた者にとっては、最後の宗教団体絡みのアレコレとか面白いんだけどこの慈英×臣シリーズ追いかけてきた読者からすると、これ別にこのシリーズで読みたい感じのお話じゃなかったな〜と少し残念な気持ちで読了です。ブルーサウンドシリーズとかは、途中全然カフェから離れちゃったけど、話の内容は恋愛ガッツリ軸にして、そこから離れないでやってくれたからすごく面白かったんだけど、このシリーズは臣が警察官なのもあって、最初の長野市内シリーズとか読んでた頃とはかけ離れてしまったイメージ。慈英にはずっと日本にいて欲しかったし、こんな大きな事件の後に臣さん1人にしないで欲しかったかな〜…アインさんも本当にうざくてお邪魔だしな〜…某田ユーリ先生の作品読んでる時に似た嫌〜な感じして、恋愛面以外のことでそんなに掘り下げ求めてないよ。その為に慈英怪我する必要あった?見たくなかったよ。臣さんは昔言ってた好きな人とただ一緒にいたいだけの恋に生きる男のまま、自分らしくいて欲しかったかな。何でもかんでも成長しなくちゃ!みたいの、しんどいよ。甘くても子供のままでも別に良いじゃない。好きな人と一緒にいられれば。正味、臣さんの本音ってそれでしょ?ただ慈英と一緒にいたいんだよ。それだけでいいんだよ。せっかくここまで読んできたのに、あんまり私の好きな感じで終わりませんでした。警察懲戒免職になって慈英についていくエンドでも良かったよ…もっと恋愛恋愛してる2人が見たかった。入籍ももっとハピラキ最高!状態でやって欲しかった。せっかく入籍エンドまで辿り着けたのに…
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  • あなたは怠惰で優雅

    崎谷はるひ/蓮川愛

    関西弁が気になって…
    ネタバレ
    2025年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作者様は、方言に挑戦しない方がいいのでは…などと思ってしまった。照映さんの恋人、ミヒロも九州男児という設定で、正直かなり読みづらかったのですが、あえてレビューでは触れませんでした。博多生まれの知人、あんまり訛ってなかったし、まあツッコまんとこ、と思って。私は関西に長いこと住んでたので、関西弁なら親近感もあるし、エセ関西弁だとしても雰囲気重視で全然受け入れられますよ!服口平次とか、村口信ゴだってあんなんだいぶ上の世代のオッサンしか使わんような関西弁オンパレードやけど、あれはああいうもんやと思って楽しむもんやしな!…と思っていたのですが…これはだいぶキツかったです。まず、エッチのときとか、意地悪された時の「ややッ」みたいな拒絶。いやや!とかちょ、やめーや、みたいな感じで言うことはあるけど。や〜や♡(あざとい声、計算された角度)みたいなのはあるかもしれん。まあでも言わないかな。しかもこれ最後のお話のエッチ中、何度もこの言い回し出てくるんですよね。うーん萎えました笑堪忍して…みたいなのも、使わんな〜時代劇か?笑笑ってなってしもて…本当に時代モノならそれも良いんですけど。エッチ中ならせいぜい、もうあかん…とかかなぁ。受け本人の気質も平次みたいにコテコテの関西人って感じでもないので、もっとナチュラルに語尾とか関西っぽいくらいで良かったかなと。あとは単純にこのカプ攻めも受けもそんなにハマらなかったな。攻めはもう少し優しくして欲しかったし、受けは言いなりすぎな感じだし。最初のニューイヤーキスの話とか、2人の中学時代の話、最後の慈英の個展の話はエピソードとして好きなんですけど、2人のやり取りとかコミュニケーション的な面ではあまりにも攻めの一方通行で受けが可哀想だったかな。好きと最後まで言いませんでした攻め…俺が本気でそっち向いたらお前に逃げられるみたいな話は一本丸々使って攻めの心情とか、その後の気持ちの移り変わりやれるくらいいい題材だと思うんですが、話が一話ごと終わって切り替わる度にエッチしてなあなあにされてました。うーん、髪の毛ワカメ攻めのビジュめちゃくちゃ好きだから、残念だった。攻めがさとーくんに受けの視線掻っ攫われて拗ねてた話はもっと詳しくやって欲しかったよ!四つに区切れてる分、サラッと読了できますけど、一冊の本としてのクオリティとしては照映カプより更に一段落ちるかな…と。
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  • たおやかな真情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    ひどい男は一体どっち?
    ネタバレ
    2025年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一難去ってまた一難〜音符てな感じで、2人はまだギクシャクしてました!あれ!?なんか、前回のラスト結構いい感じの2人で終わったと思ってたけど、継続できてなかったみたい!?でも、読み込んでいって思ったのは、慈英が一度二つに分かれてしまって、完全に元通りにはならないの当たり前だわなと。芸術やっている人は気が強くて、もともとアタリが強い人も多くて、攻撃的というのもさもありなんという感じやし。慈英って本当にこれまで画家としては穏やかな方やったんやな、と思いました。そして負けしらず、挫折知らずでここまできて、失礼で傲慢で幼稚なところを残しているのも、それ込で慈英らしさだと思うし、書いてあることひとつひとつあ〜わかる〜と共感できることばかりでした。この辺の慈英が混乱してしまったわけとか、臣さんとすれ違ってしまった要因については、マジで読んでほしい。崎谷先生、この辺の説明やら人の心の機微に関する文章がお上手です。個人的には早く籍入れたい。もっと一緒にいたい。と焦る慈英も好きです。余裕がなくてキツい物言いしてしまう慈英、新鮮だった。愛ゆえにという感じで。そして、臣はもう腹括るしかなくなりました。そもそも7年も付き合ってたら、亭主元気で留守がいいという人もいるからね。いつまでもお熱くて羨ましいわね。臣はすぐ別れを念頭におきますが、距離ができるぶん、本当に覚悟決めるしかないとおもうので、がんばってほしい!男の娘ヒトツさんもなかなか一筋縄ではいかない強烈なキャラクターで、田舎で伸び伸びすくすく育って面白かったです。浩三さんと仲良しな風景もグッドでしたわよ。田舎の夏休みじゃ。三島再登場にも驚きました。アインさんは良い人…?悪い人…??まだわからない。なんか、いよいよフィナーレが近づいてきたな〜っていう終わり方じゃない!?次巻へつづく…なんてしたこと無かったじゃんよ!?ひえ〜ミサキさんも老体に鞭打ってここまで来たけど限界近し。環境やら、人々思惑、価値観など色々なものが変化しつつ流れてゆく日常。次巻も楽しみ。今作は照映さんへの嫉妬続行中な慈英、髭のないカットが素敵だったな。
  • はなやかな哀情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    叩きつける蝉時雨、ここは巨大な迷路
    ネタバレ
    2025年6月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 慈英、記憶喪失回です。表紙からも不穏な雰囲気は感じ取っておりましたので、試練くるだろうな…とは思っていましたが、やっぱりでした!!わたし、記憶喪失もの大好きなんだけど、苦手で(?)いったん話の流れがどうなるのか大まかに攫いました。でないと、つづきの展開が受け止められないくらい悲惨だった場合、日常生活に支障が出るので(のめり込み過ぎやろ)それにしても、臣さん可哀想で見てられなかった…あの照映さんも余裕なくして臣のこと責めた後に抱きしめてくるシーンで、グワっといろんな想いが込み上げてきて、辛かった。もちろん、久遠さんが抱きしめてくれるシーンでも同じ思いを味わった。胸がヒリヒリとして、痛かった。臣さんと出会えなかったversionの慈英ってなかなかにひどい男だなと実感した。弓削くんに対する態度とか、忘れてしまったなんやかんやに対する執着のなさ、周りの人への無関心ぶりが…全然そんなふうに生きるのだってアリじゃん?それが、自分が1番生きやすくて、自分らしくいられるならね、と思わなくもないんだけどさ。慈英ってそこにいるだけでどうしたって他人を傷つけるんだよね。本人に加害性があるわけじゃなくても、自分の意思に関係なく。イリアとか三島さんがいい例ですけど。でも、やっぱり臣と生きてきた7年間は、ものすごく努力して、人々を傷つけないように細心の注意を払って過ごしていたんだ彼は。とても、窮屈でストレスだろうなと思う。それを忘れてしまった慈英に記憶が戻ったら後悔するよって真剣に忠告してくれた照映さん、久遠さんは優しいよ。親切だ。臣の手を払うシーンとか、あなたは僕のストレスだとかももちろん辛かったんだけど、臣からのもうやめよう発言もかなりしんどかった。実質別れようってことだよな。昔の臣を知ってる人からしたら、よくここまで耐えたと思うぐらい臣は頑張ったんだけど、それでも…本当にラストのラストまでどうなるのかわからなくてハラハラしましたね。照映さんに嫉妬して髪も短くして、髭も伸ばすのやめたって判明するシーンが1番すき。まだ慈英の中に心の狭さ残ってた!今はそれが何よりも嬉しくてたまらないよ。
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  • やすらかな夜のための寓話

    崎谷はるひ/蓮川愛

    溶け出したアイスキャンディ、初恋の雫
    ネタバレ
    2025年5月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 堺さん、臣のことなんかエロくさいのだこの男はって思ってたの知って爆笑したんやが草ァって感じでハイ、その前の話ヲセンチメンタルな臣さんが慈英に甘えて抱いてもらった話の後に読むと、笑い飛ばすことができて良かったです。この頃は、慈英もどこかに行っちゃうのかなぁと言われても、嗜められて終わってますが、この巻の後半に出てくる慈英からはしっかりと怒られてそうな気がする。この2人の関係、時期によって立場が逆転してておもしろい。どんどんヤキモチ焼きで、自分の心が狭いこと隠さない慈英さんへと変貌を遂げています。やっぱり、長野に越してきたときに、はっきりあなたと一緒に居たかったから、とかほんのりとでもいいから臣のこと好きで、離れたくないから来たんだよって言ってあげなかったこと、臣もはっきりとしたこと聞けなかったことが長い間2人の関係をギクシャクしたものにさせてしまったと思うから。いっぺん臣には何回エッチしたと思ってんの!?(怒)したとあるんですが、そのエピソードは個別で書いてくれませんか!?慈英が個展で忙しそうだから会いたいって言えない臣さんとか、久しぶりに会うからなんか緊張してアイス買って時間かけて慈英の家行ってピンポン押したのに、帰ってくれって言われて、もうおしまいなの…???みたいになる臣さんとか、短編で終わらせないでほしい話めちゃくちゃたくさんありました。照映×慈英も!!(誤解を招く表記)若い照映さんはかっこいいし、慈英は壊れそうな感じ…2人の絆、初恋に例えて表現されてますが、とにかくこの話は気になる人がいればぜひ読んでほしい。そこに全てが書いてあるからよぉ!!!この2人の関係は複雑で唐突に訪れた照映さんに気を使いまくって臣の存在が宙に浮く慈英とか、照映さんに煽られまくってプンスカな臣とか、逆に臣からからかわれてたじたじな照映さんとか、いろんな顔が見れるから。ぜひ、読んで。照映さんの汗を舐める慈英は1番好きなカットです。途中で出てきた弓削くんとか朱斗くんの出てくる話はこのシリーズを読み進めていくと読めるみたいなので、まずは順番通りに読んでいこうと思う。
  • インクルージョン

    崎谷はるひ/蓮川愛

    照映さん脇役で出てた時の方がカッコよかた
    ネタバレ
    2025年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ だいだいだい大好きな照映さんがメイン!?ちゃんと主役の話あった!!!と狂喜乱舞。からの、あ、あら…?本編ではものすごく大人な男、慈英の憧れの人だった照映さんですが、なんだか思ったより……という感じで、少し落胆。な、なんでしょう。照映さんはもっとミステリアスであっても良かったかも?口は悪いけど、もっと包み込むような大人な男性像を抱いていたもんですから、わたしの解釈違いだったようです。読む前に人物像を固め過ぎました。。受けより一回り近く大人なのに、好きとか愛してるとかその辺ちゃんと言ってくれなかったところかな。いや、口下手で不器用な攻めめちゃくちゃ好きなんですけど、照映さんはもっとサラッと決めてくれるかと思ってました。うーーーん、ちょぴっと残念。初めてのエッチも、初めてで最後までいくの!?相手はミッフィーぞ!?と思ってしまった。恋愛初心者も初心者にちょっと急ぎ過ぎじゃない?もう少し2人の仲がゆっくりと深まっていくのでも良かったような。出会いから、照映さんの工房でバイトするまでの流れ、久遠さんとの絡み、照映さんがミッフィーに惹かれていく様子はめちゃくちゃ好きなんですけどね。エッチした後は、なんかもうなあなあで恋人になり、なし崩しに毎日お持ち帰りみたいなのもなんかなぁ。あまり心惹かれなかった。急に恋人同士になっちゃって、後半2人にドキドキする展開がほぼなかった。職場のやな奴どうにかしておしまいです。もっと照映さんが慈英に対して抱えていた想いとか知れるかと期待してましたが、全然俺はそういう蟠りみたいなものはないよってサラッとやっておしまいだった。まあ、シリーズ通して読んでない人に配慮したら慈英に対する語りはノイズになるか…でも、残念。ミッフィーは大学でも友達できただろうか。ノートコピー男の後、大学の話はないままおわったので、それも気になったよ。照映さんの恋人になる人はそれこそ臣みたいに繊細で、慈英と似たような人好きになるのかと思ってた。照映さんは慈英と違って口悪いから衝突しつつも、歳上な分譲ってくれる所も多くて、やっぱり好み似てるね〜みたいなことになるかと勝手に想像していたので、全然違いました。うーん、照映さんは脇役で出てた時が一番好きだったよ。受けももう少し大人な人が良かったかな。ちょっとすぐ泣く所が気になる。イラストは髭ボウボウな怪我したてのシーンが1番カッコいいです!
  • あざやかな恋情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    美麗イラスト大盤振る舞い!10枚も!!
    ネタバレ
    2025年5月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とにかく慈英と臣が好きだ〜!!!なんだこの名カップルは…どこまでもわたしのツボをついてくる…今作はなんか蓮川先生のイラストが多いです!いや、昔の文庫ってこんなに豪華やったんか!?太っ腹がすぎるやろ。どんどんやってくれ…特に好きなのは、カバーめくってすぐの口絵、きれいな駐在さんに意地悪する5秒前みたいな慈英かな。みんなにきれいきれいな駐在さん言われて悋気が激しい慈英の図。顔は笑ってるけど目は笑ってない。駐在員の制服がまたいいんです。。読み進めてすぐのパン届けに来た慈英と臣のカットも最高です。2人とも爽やか。でもこのあと、田舎に良くあるコミュニティの中、あまりにも住民との距離が近過ぎて爆発する臣さん郊外へ。ふふ。それにしても、また時間が経過していました。付き合い始めてから6年か!長くなってきたね〜絶対それまでの道のり平坦じゃなかったと思うんだけど、その頃の話もまた読みたいな。臣がすぐに自分なんて…みたいになって、卑屈で引け目な感じはもうさすがにありません。2人の絆が深くて微笑ましい。でも、あの頃の2人も好きだった。お話的には、臣の育てのお父さんというか、数ヶ月母の恋人だったやさしい人のお話。そして、田舎で起きた窃盗事件。慈英と臣の助手&謎解き役みたいな回でした。崎谷先生ってこういう話も書くんだ、と思った。今まで読んでた本、全部ガチガチに恋愛ものばっかの印象だったので、新鮮でした。面白かったです!駐在員編はこれでおしまいなんだろうか。村の人に隠れて恋愛する2人好きだったな〜タイトルはあざやかな恋情ですが、十分にひめやかなお二人さんだったよ。恋の横槍みたいなのは入らないので、事件の重さはさておき、恋愛的には一番落ち着いてる2人が見れたかな。作者様はこれで一区切りみたいなことあとがきでおっしゃってましたが、いやいや〜もっともっとこの2人のイチャラブがみたいよ!?わたしはこれこのあとも長く続くこと知ってるけど、リアルタイムで追っかけてた人はマジでおわらないで〜の気持ち真剣やったやろうな。などと思ったり。籍入れるところまでお願いします笑
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  • ひめやかな殉情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    絆なんてもう出来てると思い込んでた
    ネタバレ
    2025年5月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作中でなんと4年経ってる…!2人はもういつのまにか同棲してて、すっかり新婚さんじゃん。よかったよかった♡とはいきませんでした。同棲自体は1年くらい前から始めたそうです。ああ…その同棲始めるまでのぐちゃくぢゃは見せていただけないのですか???なんてこと…三島とかいう慈英の大学時代の同期が現れてさあ大変。なんと、2人の愛の巣にしょっちゅう急襲してくるのです!大学時代の友達なんて1人、2人しかそんなに仲良い人いないよ!?信じられない…。しかも、慈英は乗り気じゃないみたいなのに、断ることもしなくて臣はモヤモヤが止まらない!とうとう実家に帰っちゃう、この流れ超つらかった。だって、2人は同棲するくらい仲が深まって、多少のことではもう離れ離れになったりしないと思ってたから、油断しました!!!というか、慈英と臣もそうだったんじゃないかな。連絡手段を断たれた攻めが可哀想…受けもハッキリと攻めに問いただしたり、もうこんな生活イヤダッて言ってよ!!と思うんだけど、そこまではやっぱりまだまだ全然みたい。臣は慈英にいつもしてもらってる。付き合わせてるという感覚がなくならないみたいで。自信がないんだね。4年経っても自分の身体見られるのは得意じゃないみたいだし。引け目に感じがちな子です。とりあえず三島出禁にした後も、昔の彼女から昔の慈英の話を聞くことになったり、心にダメージを負うエピソードが続く…攻めは攻めで確かにちょっと変わってる人だけでは済ませることの出来ない問題を抱えていそうだけど、それにしても浮き名を流しすぎである。受けだってそれなりに経験あると思いますけど、攻めみたいなタイプの人が身体だけとはいえ、相手にした人がそんなにたくさんいるっていうのはちょっとショックだ。。当時は全然その人たち大切にできてはいなかったと思うけど、それでも。そんな感じでずっとモヤつく展開。そこからの三島と一騎打ち編は良かった!攻めが駆けつけたタイミングが最高だった。攻めが考えてたこともわかったし、三島が哀れでならなかった。三島は慈英に出会わなければもう少し幸せになれたと思う。イリアちゃんも、その他臣以外の恋人も全部。攻めの執着が特別な感情であったことを知る回です。あと、今作毎回えっち濃厚だった。挿絵もかわいいし、カッコいいし、この2人のことがもっと好きになった2巻です。この2人の関係性にどっぷりハマっちゃう予感!
  • しなやかな熱情

    崎谷はるひ/蓮川愛

    崎谷はるひ先生といえば!!書ききれないよ
    ネタバレ
    2025年5月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと前から読もうと思って、大事に取っておいてありました。崎谷先生の作品、いくつか読ませて頂いたので、ウォーミングアップ(?)は出来てるし、そろそろこれに入ってもいいかな!?と思って、とうとう読み始めました!!!超有名作品なんで、なんとなく知ってはいましたけど、やっぱり最高だよ〜!!!長く続いてるシリーズって、その面白さ既に折り紙付きみたいなところあるんで、読み終えるのがもったいなくてわたしは後回しにしてしまうんですけど、これは本当にイイぞ!!!まず、攻めと受けの出会い。容疑者扱いで連行された攻め、強引な捜査に付き合わされ、受けは上司にしこたま怒られる…ちょっと昭和感ある始まり方ですけど、そこがいいよ!!攻めは若くして既に画家としての地位を築こうとしていましたが、色々あって妨害に遭う。この辺はめちゃくちゃしんどくて、腐った世の中への憤りみたいなものが渦巻きます。攻めがそんな中、いつでも穏やかに毎日を送ってたのスゴイと思うんだよな。もちろん、攻めなりに胸中複雑で、ぽっかり胸に穴が空いたような空虚な感じもあったと思うんですけど、わかりやすく生きることから逃避したりはしません。わたしは割とゼロか百かでしか考えられない人間なもんで、同じ状況に立たせられたら、もう何もかもぶっ壊してこの世から去ると思いますね。そんな中での出会いです。……てゆーか、受けお前攻めのことそんな前から好きやったんかい〜〜〜〜!!!!ほぼ一目惚れじゃん!?なのにあんなに噛み付いて、、かわいいなー!!!ええ、受けが驚くほどかわいいんですよ!!あの初めての時の受け本当にかわいくて、なんか捲し立てるようにいろいろ言ってくるのが、不安でいっぱいなんだけど、とにかく今は攻めが欲しくて仕方ないというどうしようもなさも出てて、純情な男って感じがした。いや、身体は色々経験豊富かもしれないんだけど、心は攻めを一途に思ってて、すれたようなことわざと言うのも切なくて、不憫だった。こんな風にしか誘えない受けの不器用さ。攻めもそんな受け相手に踏み込み過ぎないように加減したり、やっぱり気持ちの上でも深く通じ合いたくて、でも拒絶されて踏み込めなくてぐるぐるがめちゃくちゃ良かった。こっちは受けが攻めのこと大好きなの知ってるからな。安心して読めたんだわ。受けからあんなに熱烈にアプローチされるパターン最近読んでなくて、とても良かったです。
  • カラメル屈折率

    崎谷はるひ

    もう別れるとか口をついて出る受け苦手です
    ネタバレ
    2025年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ このシリーズの受け、宇佐美さんとはとことん合わないようです。読み終えるのが大変だった…苦痛だったと言ってもいいかも…。攻めの矢野さんは、わたしの大好きな無口なぶっきらぼうむっつり攻めでスゴイ良かった為、⭐︎1にはしませんが、気持ち的には⭐︎1。ここ最近読んだ本の中ではダントツで合わなかったかも…。前作でも受けの奔放っぷり、目に余るものがありましたが、今作でも遺憾無く発揮されています。この受け見てると、女のヒステリックなところがまま置き換えられてる感じがしてイヤなんだよな。会ってくれない、構ってくれないで泣く。もう別れるって泣いて叫ぶ。連絡手段を断つ。冷静に話し合えない。攻めが余程受けからの信頼を損ねるような不貞行為を働いたならまだしも、進学先の話してくれなかった、みんなから釣り合わない2人…というような目で見られるっていうのが一番の理由っていうのがなんとも…。それに進学についてはちゃんと受けに話すつもりだったし、なんならずっと先の未来のことまで考えて悩んでいたからね、攻めは。そういうのわかってあげずに、自分の気持ちを優先してくれなかった!みたいなキレ方する受けとは、私やっていけないです。私が攻めならあの別れる発言で本当に別れました。また、本当は別れたくないのに人の気持ち試すみたいにして別れる!って言う人昔から苦手です。あー、この受け私の許容ライン超えたな、と思ってそこからは気持ちが激萎えました。釣り合わない自分が恥ずかしいっていうなら、もっと努力して周りを見返してやればいいじゃない。そもそもそんなふうに下世話な視線で見てくる輩なんて相手にしなければいいじゃない。好きとか言ってるけど、この受けの軽い感じってそういうところから馴染み出てると思うんですよね。だから、攻めからもLOVEホテル行った事ないの?って言われて、新鮮に驚かれるんですよ。。しかも、もうクラブには行かないって言ったのに、ゆりちゃんとの約束優先。ありえない。別にクラブに行った事攻めから咎められたりしませんでしたけど、自分で決めた事すらも守れないなんてルーズすぎると思う。別に攻めはああしろ、こうしろなんて一言も言わなかったのに、自分から台無しにしていく感じがして、受けはもっと自分で自分のことに責任を持つ必要があると感じました。高校生なのに、あまりにもしっかり者すぎる攻めと比較されたくないならそれぐらいしよう
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  • ハチミツ浸透圧

    崎谷はるひ

    攻めは好きだった
    ネタバレ
    2025年5月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生のメンズたちにはもっとピュアな恋愛をしていて欲しかった………。夢をみすぎました。ごめんなさい。冒頭はすごい良かったんですよ。本当はキスなんかしたことないくせに、ちょっと背伸びしてキス教えてやろうか?とか言って攻めを翻弄する受け。そういう小悪魔感は嫌いじゃなかったんですけど、その後高校生になってからの受け、素行がひどかった………。⭐︎1にしようかと思いましたが、攻めの口下手で不器用、武士みたいなところはすごい好きだったので、思いとどまりました。まあ、わたしは先にチョコレート密度を読んでいたので、城山先輩とそうなることはしってたんですけど、あまりにもいろんな人とにゃんにゃんしすぎだろ、受け。後半、攻めにやや避けられたり、俺は全然経験なくて上手くないから…って引け目に思わせたのもつらかったな。うーん、何がいやって、この受け気持ちはずっと攻めのことを思ってたから、自分尻軽ではないと思ってそうなところなんだよな。色々遊んでたこと自体は認めそうだけど、尻軽だとか、ヤリちんみたいなこと言ったら否定しそうな感じが腹立つ(それあんたの妄想では?)しかも、攻めにバレてないと思ってましたからね。なんか、攻めのこと侮りすぎでは???攻めみたいなタイプは無口な代わりに心は敏感で、あんたほど鈍くないと思うけど????(睨みつけるような流し目の絵文字)という感じで、始終受けの軽はずみで浅慮な行動にイラついてしまい、攻めがかわいそうだった。受けは攻めには何言われても仕方ないと思いなさい。攻めは優しいから絶対にこれまでの行動を詰ったりはしないと思うけど、経験人数多いこと歓迎してるわけないんだからな!!!あと、比熱に例えた2人の思いの深度に関する文章はすきでした。
  • なつめさんは開花(ほころ)びたい

    マミタ

    攻めの知らない顔が見れる
    ネタバレ
    2025年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め、お前以外と不器用やったんか……!ギャップ萌えが凄かったです。なんか、よくわからないけど、なつめさんが自分が知らない人と過ごしてるみたいなのに、何も言ってくれなくて、モヤモヤイライラして、この感情ってなに…?みたいになってるのがかわいかった。というか、マミタ先生本当に絵が上手い。とにかく攻めの顔面がいいので、嫌いになった…?の攻めとか、2人分の食器洗ってあるの見つけてしまった攻め、急になつめさんに夜迫られて今日疲れてるから!してしまったり、イケメンが台無しよ!とか、もう数え切れないぐらい攻めが良い顔してて、とにかく攻めが良い。エピソード6かな?カラーの扉絵のなつめさんも可愛いしカッコいい。うーん、ただ攻めカッコいいでおわってしまったかな。今作は。2人の気持ちがすれ違ってしまってモヤモヤドキドキももちろんあったんですけど、てゆーか胡桃とかいう男誰!?一緒に丸3年も住んでた!?幼馴染!?約束!?て感じで、説明不足じゃない!?なんで、こんな顔面のいい男がプロフィールもそこそこなのよ。しかも作者さんの中で胡桃の設定かなりちゃんと決まってるみたいでそれを作品に反映させてくれ〜〜!!!と思った。当て馬苦手なのはまあわかります。わかりますけど、なんか最後まで胡桃の存在ふわっとしたまま終わって星一つ下げました。うーーーん、なんか勿体無い…こんなモヤついた気持ちにさせられるくらいなら、わかりやすく当て馬でてきて、2人の仲が深まるとかで良かったですよ??なつめさんの僕はそんなふしだらじゃないッ(くわっ)もなんか驚いたかな。そんな感じで怒って家飛び出したりするタイプじゃないと思ってた。あとは、攻めの家な笑笑11階でカーテンなしは強い。最後は同棲しておしまいです。胡桃にも紹介して、アッサリおわりました。攻めの新しい仕事も結局何やってるか全然わからないままおわりました。とにかくオシャで顔面がいい攻め。それだけは力強く推せます!他はいろいろと勿体無い感じでした。やや残念。
  • 美しい彼

    凪良ゆう/北野仁

    びびり図体でかいくせに
    ネタバレ
    2025年5月10日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 清居の自然とこぼれ落ちた笑顔ってこんなに可愛くて美しくて、守りたくなるものだったのか…レビュータイトルは4巻の1番好きなコマです。みんな見てね。いや…こんなふうに清居のことを好きになってしまうと、誰しもがヒラのように謎の呪文を呟いて、彼を崇め奉る言葉しか紡げなくなってしまうようです。清居中毒でもあるし、ヒラ症候群でもある。わたしの胸の中は大変忙しい。特に4巻はみんなが待ち望んでいた清居視点があるので、悶えること間違いなし。人によってはいじめのシーンとかもあるし、スクールカーストとかのトラウマからこれ読めない人もいるんだろうな〜と思うのですが、3巻の後半から高校卒業して大学生編が始まるのでそこまで我慢するとしんどいシーンが減ります。代わりにままならない清居の恋心に胸打たれ、ヒラへの攻撃性がやや高まります。いや…原作読んでても思ったんだけど、ネガティブな俺様攻略むずかしい〜!!!駅のホームで電車待ちしてる時、電話掛け間違えたフリをする清居の健気さは、ヒラじゃなければ、ぜっっったいに引き出すことのできなかった部分でしょう。心の中ではどうやって打ち上げでヒラのこといぢめてやろう?とかわくわくしてるのに、あっさりと振られて。あいつの事は忘れよう、なかったことにする。もう気にしないって何回も何回も言い聞かせるようにしてるのとか、完全に恋する乙女ですよね???そんな可愛らしいもんじゃありませんけど…ヒラのお母さんに会った時、これからもよろしくね、されて、自分はヒラをパシリにしていたのだ。なにもよろしくお願いされるいわれはないのだ。のシーンとか、ちゃんと自分の悪いとこも自覚あるしね。清居もヒラも両方難しいカプ。強くてカッコいい攻め、優しくて壊れそうに繊細な受け、とかわかりやすいBLではありません。だが、それがいい!なんとも不思議な組み合わせ。人って自分に優しくしてくれた人を好きになるってわけでもないんだよね。キモくてウザい彼氏を好きになったりもするし。憎らしく、悩ましい、そして儘ならない…凪良ゆう先生の小説をそのまま漫画にしてくれたような素晴らしいコミカライズです!個人的には笑った清居ってどうしても想像が上手くできなくて、漫画で見れて良かったです。ありがとうございました。続刊も楽しみにしております。
  • 吐息はやさしく支配する

    崎谷はるひ/志水ゆき

    グリーンシリーズ笹塚兄編あるじゃないのヨ
    ネタバレ
    2025年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いや、あのシリーズはあの三作でおわったもんだとばかり…!!笹塚兄健児編があるじゃないのよおおおお!!!前作で好きだった彼が!!!びっくりしました。この攻め無口だと思ってましたが、思ったよりたくさん喋ってくれて嬉しかったです(そこ?)なんでも屋アノニムに舞台を移してのスタートです。のっけからやってるシーンから始まる大人な方たちです。この時点では、攻めマジでやることやるだけの相手としか思ってなさそうです。もちろん、所長の元嫁の弟なので、そこまで軽い気持ちでもないと思いますが、そうだと知ってたら本当に手を出すこと自体なかったと思います。受けはストーカー被害に遭っている元モデルさん。ゆるふわのほほーんなふにゃふにゃした感じ。多分、攻めはライカ(変換諦めた)のことで凹んでなかったら、受けの付け入る隙もなかったかも??受けのビジュ麗しいという描写こんなにたくさん出てくるのに!攻めは名前もろくに覚えてなかったんですからね。そんな反応がなんだか新鮮で、はじめて振り向かせてみたいと思ったのではないでしょうか。えーと、盗聴器とかそんなにたくさん仕込まれてるお部屋いやだ…なんかホテルとか泊まるの急に怖くなったんだけど。こんなこと普通に暮らしてたらそうそうないよね?受けは幼少期からこんなん慣れっこで多少のことでは根をあげたりしません。なのに、避難先のホテルに着いたらもうどうしようもなく嫌悪感が湧き上がってきて、そのまま攻めのお宅へ。わたし、攻めのお宅環境もっと詳しく知りたかったです!!家に帰ってからの会話とかももっと細かく欲しかった!!最後にはなんだかんだで受けの粘り勝ち?攻めはどんどんやり手ばばぁ顔負けの周囲に外堀埋められて、逃げ場無くされた感じ。なんか最後までどう転ぶかわからなかったんだけど、受けから好きって言われたことによって、交際認めてくれた。この辺の素直じゃない流れ大好きで、やっぱSな攻めはいいわ〜好き〜と思いました。もちろん、寂しそうな顔してる受けみて、ほっとけなくなったという世話焼きな部分もあったかと思いますが、好きって言うまで言わせる意地悪なところ好き〜。多分、受けもそうだと思う。攻めのこと正直にカッコいい、頭いいってベタ褒めしてる受け。めちゃくちゃ惚気るやん!ご馳走様です。ライカ氏もチラッと出てきて、ヤキモチ妬いてる受けは本当に可愛かったで。これの続きはもうないのかな??
  • あの夏から戻れない【特別版】(イラスト付き)

    宮緒葵/笠井あゆみ

    【ゾッ】ドアスコープから覗く攻めの姿
    ネタバレ
    2025年5月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ面白かったです。ここ最近読んだ本の中では一番面白かった。幼少期には攻めの方がいじめられっ子で、それをいつも受けが守っていたというのいいですね。あんなに弱くて、守ってあげなきゃいけない対象だった男が、10年ぶりに会ったらとんでもないいい男に育っていたという。攻めにとっては15年ぶりですか。まず、生きて会えた喜び。小田牧村とかいう、現代での常識が通用しない奇怪な村。医者も病院もいない。警察も弁護士もいない。全てはおだまき様の御心一つ。なんとなく宗教じみた恐ろしさを感じる村。電子レンジもテレビもない生活。このやや昔の時代設定がなんとも言い難いノスタルジーを誘います。そんな村で生きていた攻め。攻めはヤバい女にロックオンされていました。悦子とかいうキチから覗かれながらキスするシーンがまず最高なんですよ。まだ受けは攻めの気持ち受け入れたわけじゃないんですが、攻めの視線で受けの抵抗は黙殺されます。その後もおだまき様に認められたことから、受けは少しずつ村へと馴染んでいくのですが…攻めと村長の関係はなんか怪しいな〜と思っていたのですよ!この辺の真実はぜひ、ネタバレなしで読んでほしい。また、攻めが長々と並行世界について語っていましたが、これもちゃんと伏線でした!ひゅ〜〜!!宮緒先生最高〜〜!!めちゃくちゃ面白かったぜぃ〜!!!最後、受けだけ元の世界に帰ってしまうのですが、笠井あゆみ先生のドアスコープから覗く攻めの姿は何遍見てもゾッとします。攻め、やはり宮緒作品に恥じない執着攻めでした。「命あるかぎり、死んでも離れない。」これってロマンチックにも深い愛の言葉にも聞こえますが、最後まで読んだ一読者としてはもはや呪いの言葉にも聞こえるんですが…攻めの深い執着愛、受け入れてもらえてよかったね。受けも、攻めに愛されて幸せに思える世界線に辿り着けてよかった。零番目にまさかのおだまき様登場。先生は読者の想像にお任せしますっておっしゃってますが、これが受けと攻めの運命の始まりであることには変わりないと思うんだよな。小田牧村の呪いに巻き取られる運命だったんですよ、この2人は。それを攻めが何度もチャレンジして捻じ曲げてみせたのは本当に深い愛によって成し遂げたものだと思う。本当に攻めがだいすきだ。すんごいお話の中身濃いのにページ的にはそんなに大ボリュームでもないから宮緒先生初めての人にもオススメ
  • チョコレート密度

    崎谷はるひ

    ブルーサウンドシリーズから気になってまし
    ネタバレ
    2025年5月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ブルーサウンドシリーズの後半に出てくるケネス×朝倉編にて、意味深に登場する風見さん。同じくらいの時期にこちらを執筆していたようで、ゲスト出演的に登場されています。その時から、風見さん何者よ、、と気になっていました。朝倉さんは、風見さんとはちょっと顔合わせただけで、昔の思い出が蘇って真っ青になってしまう。その後も、自罰的に風見さんに会うかも…と思って同じ店を訪れる。しかも、会ったら何が起きてもおかしくないと思って会いに行ってるからね。これ、風見さんの恋人っていうのが今作の受け城山さんなんだけど、彼がいなかったら朝倉さんどうなってたの???あのころの自分ひどかった。汚れるようなこといっぱいしたって言ってたのがずっと気に掛かってたんだよな。今作読んでみて思うのは、風見さんはそんなメンヘラみたいな奴が側に居ても、自分がどうにかしてあげようとか、そういう親切心起こすようなタイプの攻めじゃないってことなんだよな。ドSな上に、自分のこと良くも悪くもすごくわかってて、自分にできることと出来ないことの線引きがしっかり定まってる人だからさ、朝倉さんがその時どうにでもしてくれっていう気分だったなら、それを望むなら、風見さんは徹底的にやり込めてくれちゃったと思うんだよね。とにかく作中風見さんのドSが凄すぎて、これは受け苦労するな〜と思いました。でも、そんな気難しい攻めにめちゃくちゃ思われてるって素敵です。顔採用かもしれないけど、だんだんと本気で好きになっていったんだろうな〜というのが、わかります。ただ攻め視点が全くないので、受けからするとハッキリした気持ちのやり取りがなくて切なくなったり寂しくなったり。もう疲れたやめる!って言って焦って引き止める攻めとかもっと見たかったんだけど、ちょっとアッサリ終わってしまったかな?これ矢野×宇佐美が出てくる別シリーズのスピンオフだったみたいで、そっちは続編まで出て続いてるんだよね。正直これの続き書いて欲しかった…なんか、受けが人妻にこまされたり、攻めに彼氏とか考えたこともない、とか言われて凹むことばかり続きます。攻めがドSなまま優しくしてくれる続編いつか書いてくれませんかね…アニマルセラピーではカバーし切れない分をお願いします。でも、この雰囲気ある攻めの設定とか好きだった。風見さん他にも出てくる作品あったら知りたいなぁ
    いいね
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  • 爪先にあまく満ちている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    王子さまはまだ本当の愛を知らない
    ネタバレ
    2025年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 綾川寛二の息子、寛編です。あれから早15年。まだバブ感の強かった寛くんが、すっかり女も男も知ってる酸いも甘いもそこそこ経験して来た大人の男に…!と思ったら、結構性善説地で行くようなリスクヘッジガバ男だったり、女見る目なかったり、結構女遊び男遊びも普通にやってる若者に成長していて、ちょっとだけ夢壊されたかな…。前作で動物園連れて行ってもらって、ぞうさーん!きりんさーん!てはしゃいでるの読んだばかりの身としては、色々とついていけなかったよ……。特に相互理解済みで身体だけの人もまあ「「普通」」にいましたけど、お互い納得済みですから???みたいな感じが一番キツかったかな。開き直って俺モテるから、やりたいから!女寄ってくるしって感じでもなく、まあいっか、みたいな感じじゃないですか。誰彼構わずじゃないですよーとも言ってるけど、君は許容範囲が広いから普通の人に比べて大分誰彼構わず状態になっていやしないかい??と思い、個人的にはナシナシのナシなんだよな。。王子様タイプのやりチンとかだいぶキツいわ。君のお父さんはその点本当に純愛に生きた人だぞ。自分のお父さんとか白瀬さん見てて、自分もそういうふうになりたいとかは思わなかったんかい???お話は面白かったけど、寛くん、いえ寛サンの成長っぷりが残念でした。そして、攻め&受けの過去も残念というか、読んでてだいぶしんどい展開でした。まあ、一番はあの女が悪いんですけどね。なんか、やり切れない思いですホント。しかも、自由祭のあと結局付き合うことになるし、妊娠騒動も…この攻め、やることはちゃんとやってるんだよな…と思うと一気に気持ち冷めるんだよね。あんなに受けのこと邪険にされて、そういう態度見ててもあれと付き合ったんだ?一度は自由祭がおわったら受けに告白したいとすら思っていたのに、アッサリしてるよね。まあ、綾川父に言わせるとその当時はそれだけの繋がりでしかなかったんだらしいのですが…。綾川父の考え方は大人すぎて、あんなふうに言ってくれるお父さんって素敵だなあと思いました。頼りになる人です。攻めじゃなくてあのまま笹塚兄と結ばれてもよかったかなぁ。大人になった攻め、あまり好きになれませんでした。これから幸せにしてくれるんだとは思うけど、あまりにも色々な人と簡単に繋がって、簡単に終わって、友人に戻って…日頃の行いが悪い人ってやっぱり信用されないと思います。
  • 静かにことばは揺れている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    綾川社長×白瀬
    ネタバレ
    2025年5月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ グリーンシリーズ、続いてた〜!!!毎回大量まとめ買いするので読み始めた時は繋がりを知らなかったのですが、心臓がふかくはぜているの続編です。たまたま一巻から読めてよかったやで。な、なんと!前作ではとてもキッパリばっさり斎藤さんのいじいじした恋愛相談斬ってくれていた綾川社長が主人公です!好きだったから嬉しい。亡くなった奥さん一筋みたいなイメージあったけど、やっぱりこんなイイ男にはちゃんと側に居てくれる人がほしいよね。受けとなるようになるまで健全な夜過ごしてて、やっぱり子持ちのシンパパちゃんとしてるな〜と思いました。仕事が忙しかった、妻の遺言、女がダメになったなどなど理由は色々ありますけど、やっぱり子ども優先に考えてくれてたから今まで1人だったっていうのもあると思うんだよね。あんまりそこは強調されてなかったんですが、それがかえって謙虚さを感じさせます。意外だったのは、攻め結婚してすぐに一回浮気していたこと!!!これは衝撃的で、斎藤さんが攻めのこと美化し過ぎていたように、私も攻めのことよく知りもせず評価していたかもしれないと思いました。しかも、籍入れてすぐ、大学の同期と、周到に用意されてっていうのがもうね〜めちゃくちゃリアル〜…美人局とかじゃなくてよかったね……本当に攻めはバカなことしたな〜と思って少しがっかり。自分で自分の価値下げてるようなもんだと思うんだよね。せっかく13歳で付き合って、ここまでずぅっと純愛だったのに。なんで自分からそれブチ壊すようなことできるの?魔がさしたのかもしれんけど、当人同士だけじゃなくて、他人からの信用も失うよ。女はそういう話題キャッキャ言いふらすからね。攻めが浮気した件は堂々と面と向かってなんか言ってくる奴いなかったかも知らないけど、友人知人はみ〜んな知ってると思うし、サレ妻シタ夫でめちゃくちゃに拡散されたと思いますよ。ここで一旦攻めが結構イヤになるんですが、その後白瀬さんを救うためにめちゃくちゃがんばったし、白瀬さんのこと必死で口説いてる姿がカッコよかったので許します笑白瀬さんのバックボーン結構重かった。私もど田舎生まれだから、田舎のしんどいとこ思い出したよ。止まり木のマスター出て来て驚きました!崎谷作品読み込んでいくとこうやって前の作品の登場人物がちょこちょこ出てくるのかもしれませんね。いつ出会うかもわからないけど、楽しみが一つ増えました
  • 心臓がふかく爆ぜている

    崎谷はるひ/志水ゆき

    お仕事BLかつリアルな恋愛の揉め事
    ネタバレ
    2025年4月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ読み応えありました!!攻めはめちゃくちゃ大手企業に勤めていたエリート感溢れる転職組。イケメンゆえに、顔だけで中身を見てもらえないことに強いコンプレックスがあり、色々と辛い経験もあり。受けは実はこの会社を立ち上げたメンバーの1人でもあり、素顔の明かされていない彩の正体。男はなんやかんやと切れないものの、引っかかる男に難が多く恋愛は上手くいった試しがない。恋愛にはとても悲観的で後ろ向き。そんな2人のお話ですが、めちゃくちゃ泣きましたね。2人がケンカで言い合うシーンがリアルすぎて!状況的にはすごく怪しい攻め…しかも、受けの目線だとある日突然攻めが自分に冷たくなった…くらいに感じる。攻めは攻めで綾川社長と受けの関係に嫉妬して、もやもやしていたことも重なり、受けに優しくする余裕がありません。本音トークでは、かなりハッキリ受けの悪いところ、正味やっていけないかもみたいなことを言われます。受けは受けで、攻めからクリスマスの誘いもないまま、何も言われずに時が過ぎるのを待つしかなく、不安ばかりが募ります。正直、浮気してないと信じられるだけの信頼はまだ2人の間に出来ていません。えー…それケンカ中とはいえ、言ったらアカンことやないの???と思うことも2人ともバンバン言うし、受けはもう攻めとはおしまいなんだ…って泣くし、あんなにラブラブだったのに????という感じで辛いです。特に攻めは男と付き合うの初めてなので、その違和感を馬鹿正直受けに伝えたり、昔の彼女の話悪びれずにしたり、なんかデリカシーのなさが繊細な受けと相性悪くてちょっと…まあでもスパダリではない本当にイケメンなだけの普通の男の人なんです、攻めは。攻めは攻めで受けが愛され慣れてなくて、良かれと思って言ったことも裏目に出るし、デートでは先に帰って良いとか言われるし、元カノは友達として尊重もしたいし、これまでの恋愛観が通じません。ハッキリ言ってこの2人付き合わないほうがイイんじゃない?全然価値観合ってないよ…と思うんですが、そういう相手を好きになるんだよね…そういう時はどちらかが折れるしかありません。その辺のリアルさが凄いです。綾川社長が受けに向ける言葉は、あまりにも鋭くて受けのグラグラな心に刺さりまくり。受けのネガティブな面、わかり過ぎる〜!攻めとはまた絶対にケンカになるでしょう。受けは攻めのこともう少し信じてあげて。
  • 甘い融点

    崎谷はるひ/志水ゆき

    エロの比率が高い
    ネタバレ
    2025年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この攻め、のっけから可哀想な境遇の受けにいたたまれなくなり、同情心からの恋心へと変わっていき、あっという間に虜になります。しかも、受けがまあ世間知らずなのに健気にも奮闘しようとするもんだから、放っておけません。なんか、受けの彼氏は本当にひどい人で、受けが暴力に晒されていてそこは悲しい気持ちになった。攻めとは会うたびにレッスンを経て、距離も少しずつ縮んでいくんだけど、さすがにエッチシーン多かったかな!?まあ、話の内容が内容なもんで仕方ないんですけど、この先生にはもっと2人の気持ちの移り変わりとか書いて欲しかったぜい。この2人、ホテルでの逢瀬以外ないまま本編おわったんだけど!?なので、同人誌や小冊子でついて来たSSの方が個人的には面白かったかな!?魔法少女コンセプトのお店の話とか笑攻めは忙しそうだけど、普通に2人のデートとかも見たかった〜ちょっとそのへんが物足りなかったので星は一つ下げました。
  • 恋よりさきに、キスをした

    崎谷はるひ/街子マドカ

    それぞれの恋の行き着く先
    ネタバレ
    2025年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんとタイミングよく既刊全て読了直後に、これまでに刊行された漫画シリーズが一つの本になって登場!これは今すぐ読むっきゃないっしょ!!ということで即ポチ。既刊の漫画に関しましては、そちらの方で感想投稿したんですが、やっぱり脩くんのサルみたいなうきゅ顔が可愛かった笑ねえねえ憲之それ嫉妬?嫉妬なのー?ところ。なんと、脩くんの勤め先なくなってました。ガビーン…なんだかんだで十年近くは頑張って働いてたよね?最後の方は店長だったみたいだし、素直に尊敬。多分、脩くんの人柄によって周囲に支えられながら店長業やってたと思うんだよね。あのめんどくさそうなハツカレもいまだに粉かけてきてたみたいですが、憲之さんによって就職先は彼のもとに決定しました。ここの准くんとカフェのマスターとのやり取りが面白い。あ、憲之さんって周りからも重い男扱いなんだ、と。まあ、冷静に考えれば何年もかけて自分好みの男に仕立て上げた執念すごいよね。脩くんのために半年間も寝る間も惜しんで某テーマパークの予約取りに行くような男ですから。しかも、パッと見そうは見えないようなクール系男子ですから、事情知らない人にはこっちもなかなかクソでか感情抱えてるとは思われてなさそう。准くんが高校生???えーと、恋愛証明スタート時は幼稚園の年長さんか?やっぱり作中で10年ちょいの時が流れてますね。おぉ…脩が30になるわけだ…個人的には憲之×脩カプの方が好きだったんで、表紙のお二人さんが幸せそうで何よりです。脩は無事にブーケトスゲットですかね?本編の切なさでいえば、両カップルともすれ違いが凄かったから、こんな幸せな結末が見れて感無量です。とくに遼一さんは実質もうお嫁さんみたいな感じじゃんね。すごくみんなに受け入れられて、あんなに自分は後回しだった人が幸せに笑ってるところが見れて良かったです。このイラストって晴海×遼一の結婚式と、それにお呼ばれされた友達カプということでイイんだろうか。みんなのタキシード姿素敵だよ。15年もかけて1つのコミックスとしてまとまって刊行されたことは喜ばしいです。私はここ数日の間にハマった人間なもんで、非常に出会うタイミングが良かった笑ブランクとかなしに一息でここまで辿り着いたのですが、ずっと追いかけて来たファンの方にとっては胸がいっぱいになるようなアニバーサリー的一冊と思います。超美麗イラストと書き下ろしSS付き!
  • 少年報告書 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    家族になろうよ
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編でうんこたれ!!と言い放たれた不愉快ばばあ撃退編です。強く言い返さない遼一さんの気持ちは十分わかってるつもりなんですけど、やっぱり腹は立ちますので、准くんありがとう!!!強い。晴海さんとの甘い結婚生活待ってます。この2人のもっとイチャラブしてるところも漫画で見たかった〜!!!しかし、准くん、もう彼女持ちですか。時の流れとはかくも速いものですか。ラストシーンの遼一さんが俺の初恋のお兄さんってことは秘密だ…はなんか胸がジーンと暖かくなりましたね。本編をしっかり読んでから読んだほうが良いタイプの続編漫画です。准くん遼一さんも一纏めにして抱っこしてる晴海さんのシーンがイチオシ。幸せってこういうことなんだ!!これが家族なんだ!!!
  • 恋よりさきに、キスをした 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    攻めのいい笑顔炸裂⭐︎三
    ネタバレ
    2025年4月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さらにさらに続きを描いてくれてありがとう先生〜!!!眼福だよ。受けがハツカレと偶然再会!やけぼっくいに火がついて……???とはなりませんでしたが、攻めの知らない顔たくさん見れて、ニヤニヤが止まらなかった。特に後半の冒頭で、攻め妬いてるー?それヤキモチなのー!?な受けのサルみたいなウッキュッキュ〜〜♡顔が可愛すぎて、つねりたくなった。キュートアグレッションを刺激する表情だ。しかも、攻めとの待ち合わせ場所にハツカレがあらわれて!?少女漫画だったらここで次号につづく…となるところでしょう。さすがに抱き合ってるのが視界に入った攻め、やや冷静でない様子で、ここのコマそんなに大きくないんですけど、文明の利器万歳拡大しました。大好きな一コマ。修羅場か!?と思ったら、名刺交換で肩透かし笑ここの攻めがイイ顔してるんですわ〜というか、攻めは何枚も上手な感じで、昔の男はお呼びじゃない感が強いです。顔面はいいんですけどね、受けを振った経緯がひどすぎるので、許せないですね。そんなこんなで、家に帰ってからのエピソードも好きだ〜!とりあえずほっぺぐにり。攻めの惚れた発言に大歓喜…!やっぱり攻めも自分が受けのことかわいく育てた自覚あったことが発覚する!ヤキモチ妬いた妬いてない論争もいまさら違うと言っても不毛だな、で渋々認めるんですけど、俺愛されてる〜!な受け本当に可愛くて可愛くてたまらんのやけど。攻めからの好き、浮気するなよ発言ご褒美すぎる。ご褒美の後はたっぷりと美味しく頂かれてしまった受け。この2人、本編ではレスってましたけど、攻めあの期間相当我慢してたんじゃない???受けのこと大好きやんか…正面から抱っこするカット前作にもあったんですが、めちゃくちゃ好きですね。この攻め表面的なわかりやすい優しさは見せないくせに、キスとか抱っこが甘いの反則だよ。なんか、このハツカレ氏に今後も引っ掻き回されそう??なところで終わってて、つ、つづきを!!!続きを描いてくれ〜!!!って叫びたい。全然知らなかったんですけど、この漫画で続いたシリーズもうすぐ一冊の本にまとまって、書き下ろしもあるらしい。楽しみすぎる〜!!電子配信いつだろう〜要チェックなんだけど。そこでこの2人のその後がさらに見れたりするんだろうか〜わくわく
  • スキが言えない、愛してる 【分冊版】

    崎谷はるひ/街子マドカ

    夢の続きはここに
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんと挿絵も担当してくださっていた街子マドカさんが、続きを漫画で描いてくれていました!!!な、なんて美麗な…攻めは眼鏡かけてると遠目で見たらちょっと地味な雰囲気もあるのに、ベッドではすんごいやり手な感じになってるし、神経質そうなところが出てて頭の中で思い描いていた攻め原作の設定原文ママで飛び出してきた感じ!!!受けはおバカな感じは引き継ぎつつも、とんでもなくかわいい!!!これは惚れるわ…ちょびっとワガママそうな小悪魔顔がたまらなく可愛くてなんでも許してしまいますね。ていうか、こんな明るくてかわいい受けに振り回されてみたいわ。一緒にいて楽しいでしょうね、攻め…あなたとんでもなく可愛い子ゲットしましたわよ。いや、でも育てたのは攻めなんだよな…私が見せていただいたこのかわいい受けは攻めが頑張って育てた成果なんだな…晴海×遼一カプもチラッとお見え!いや、上品×上品に目が焼かれるわ。あけすけな脩のセリフに赤面するの攻めも受けもかわいいカプだ。マスターも渋くてかっこいい。とにかく出てきた登場人物みんな顔面がいい。みんな好きだ。いかん、内容について触れる前に絵への感想が終わらない…本当に最高なんだ!!!本編はですね、なんとあのシーへ本当に行きましたあの2人。はしゃいでる受け、本当に可愛くて、攻めはお澄まし顔なんですけど、受けのこと大好きなの私は知っているからな!!!攻めは本当はこういうところ興味ないのも知ってる。ああ…愛だ…。結局攻めの愛の言葉は花火とともに飲み込まれました。う、うわーずるい〜でも、2人が幸せそうなのでOKです。ラストシーンのみんなの前でキスする2人とか、幸せすぎるでじょ。なんか、受けだけじゃない。攻めもだいぶ変わったよね???公衆の面前でキスするタイプの攻めではなかったと思うんですが、あんまりにも愛がほしい、好きが欲しいっていうから、誓いのキス的な感じでしてくれたんですか!?その辺攻め様どうなんですか!?突撃インタビューしたら睨まれておわりそうだ。
  • キスができない、恋をしたい

    崎谷はるひ/街子マドカ

    攻めからのかわいいは愛してるのsign〜
    ネタバレ
    2025年4月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受け想像以上におバカだった笑まあ、攻めが呆れるのも仕方ないというか…でも、准くんが通ってる私立に通っていたのなら、受けも地頭は悪くないのでは!?(准くんへの信頼性の高さ)なんか、初恋の人もだいすきだいすき、受けかわいい〜してくれてたのに、共学になったとたん目が覚めたはマジでないと思った。。学生とはいえ、残酷すぎるおわりかたでしょ…かわいそうな受け…その後、受け自身のズボラさ、面倒くさがりも相まって、良い人にも出会えず。。奥さんがいたタカシはぜっったい良い人ではないでじょ。悪人ではなかったかもしれんし、小心者はそうかもしれんけど、良い人では無かったろ!(憤怒)ふられちゃった〜うわーん!まではまあ、受けも悪いところ多々あるし、擁護できることばかりではなかったんだけど、なんでこんなにかわいそうな気持ちにさせるんだ。多分わたしが受けのこと好きだからですね。なんか憎めなくて、かわいいなと思ってしまう受けです。攻めとホテルに行くまでの流れマジでめちゃくちゃすぎて笑った。しかも、そこで攻め思いっきり受けに落ちてるじゃん!きっちり人生設計立てて、ずっと一緒にいる未来考え始めちゃってるじゃん!!!攻めからのお前のウンって言い方かわいいな…は、超カッコよかった!!!言うタイミングが良い。俺たち付き合ってみるか?も軽い感じだったんですけど、最後まで好きだって言うの照れくさくて言えないような攻めですから、本当はこの時点でかなり本気だったことがわかります。ぎょえーなんだこの攻めはよ〜!!!なんでこんなに受けを夢中にさせるのが得意なんだ〜!!!めちゃくちゃ愛されているのが伝わってくるお付き合い編。始まり方無茶苦茶でも、こんな未来に辿り着けるなんて…イヤなことはちゃんと受けにわかるように伝えるし、見た目に反して優しい攻めでした。ただやっぱり一回くらい好きって言って欲しかった!!!攻めからの好き欲しかった!!!!取引先のお姉さんにも名前伝えてるくらいだから、攻めも本当はかなり受けのことすきだろー!!!いろいろめんどくせーから伝えたみたいな流れになってるけど、攻めだって少しは恋人のこと誰かに話したい気持ちあったでしょ!?素直じゃない攻めです。全然お休み取れなくなっちゃって可哀想だった。過労死に気をつけて…。攻めはもう少し受けに言葉で気持ちを伝えてあげて。そのほかはかなりスパダリでした。
  • 恋愛証明書

    崎谷はるひ/街子マドカ

    嘘がつけない人だから
    2025年4月20日
    攻めはとっても素敵な男の人なんでしょうね。子どもが好きでも、お迎えだとか、食事の介助だとか、実際的なことは苦手だったり、ママに投げてしまう人っていると思うんですけど、いつも准くんのことしっかり見てて、仕事が忙しすぎる中、よくやってるな〜すごいな〜と思います。ママより家事が得意で、息子も懐いてて…これは奥さん、ちょっと引け目に感じても無理ないというか、拗ねたくもなります…。おまけに夫とは夜没交渉だし。でも、攻めは自分のセクシャリティに悩んだのが初めてで、自分のこと誰よりも自分がわかってないようなところがあって、危なっかしくて見てられない。初めて止まり木で会った時、ホテルに行って抱きたい方?抱かれたい方?って真剣に受けが聞くんですけど、この攻め受けにめちゃくちゃ愛されて、うんと愛でられるパターンもあったのかと思うとそれはそれで最高なんだがー!!!!この攻め、母親が再婚した時にはすでに立派な「男」だったんだと思いますね。義父はそこに母親のかつての結婚相手の姿を垣間見て、優しくできなかったんではないでしょうか。などと妄想しており。家族の愛に飢えてる人なのに、自分の家族を壊してしまったことに泣いてる攻めめちゃくちゃ見てられんのやけど、甘やかして慰めていい子いい子してあげたくなるー!!!受けはその後やっぱり泥沼かいって感じで。想像以上に切ないお話でした。一年も…よく音をあげなかったな、受けよ。会うのはホテルだけ。月に2回。それ以外のプライベートな誘いなし。自分から会いたいと言った事もなし。ピロートークなし。うわーん(涙)攻めもこの関係どうにかしたかったはずなんですが、仕事も忙しいし、いつも自分の都合で振り回してるからもっと甘えて欲しいとも切り出せず、受けは限界へ。受けが自分なんて攻めにとっていても居なくてもいいみたい。いずれ、別れる人なんだし…と決めつけてるのがほんと切ない〜…もうこれで最後って決めた日に、好きってどさくさ紛れで言うのとか、それにドキッとして掘り下げようとする攻めとの攻防戦悶えた。ただ、お風呂場行ってからが長くない?落ち着かないんですけど!?笑めちゃくちゃすれ違いLOVEでした。本編〆た後の攻め視点も最高で、なかなかイチャラブ出来てないけど奮闘する攻め素敵でした。一足跳びに同居とか結婚とかの前に普通にデートしてる2人とかも見たかったけれど、どこで見れますか!?
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