このレビューはネタバレを含みます▼
作者買い(作画の方)。雰囲気が好みなのと他作での信用あるので一気にいっちゃいました。この感じ…十代の頃ハマった “鬼切丸” を思い出します。
鬼切くんの鬼退治放浪記とそれに纏わる人達のドラマ。主に江戸から明治にて、時に平成へとシーンが移ろう事も有り、主人公が時を彷徨う様と心の迷いがリンクしてて絶妙な切なさを醸してます。
2巻までは主人公のキャラ出しというか、悲しく壮絶な過去編にて作品の主軸をたっぷり読ませ、剣戟バトルアクションも多め。
3巻以降は修行編というか、鬼と化した妹(ラスボス)に対峙する為、腕を磨きながら鬼退治の依頼をこなす…複数回で一事件が落ち着く構成になってます。ちょいちょい過去の伏線が絡んでくる為、急に毛色が変わったとは全く感じません。序盤に比べてバトルシーンが減り、ちょっと緩めで穏やかなドラマが続く流れ。
ただ序盤のような一気に読ませる形が好きだったので、途中から星4と迷いましたが応援と期待も込めます。こっからもうひと山欲しい。