メルティホワイトアウト[コミックス版]
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メルティホワイトアウト[コミックス版]

鯛野ニッケ

小劇団の脚本家兼演出家×スター俳優

ネタバレ
2024年10月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小劇団の代表の脚本家兼演出家・辰彦×かつて劇団にいた超人気俳優・真樹。学生時代の仲間達と作った小劇団で脚本・演出をやっている辰彦の元に、かつての劇団員で今は人気俳優になった真樹が5年振りに現れる。声が出なくなったという真樹を保護して早く元の世界に戻さなければと焦る中で、目を逸らしていた真樹の5年間に触れ、それぞれの心に燻っていた想いが溢れていく。はあ〜よかった…!作家買いですが間違いなかった。天才だからこその真樹の不調だけど、自分でも分からないうちに限界を迎えてしまうの怖すぎるな。真樹の才能が二人を強く結び付け、辰彦を怖気付かせてしまった末に行き着いた関係がまた捩れを生んでしまう皮肉。覚悟を決めて自分を、相手を見つめ直して、貪欲に未来に向かっていく二人がかっこよくて最高に痺れた。いや辰彦さんほんとにかっこいいな…。二人が再び同じ作品で肩を並べるところまで見たいなあ。続編出て欲しい!
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