破滅の道を選んだ悪役令嬢ですが、隠しキャラの王弟殿下に求婚されています
」のレビュー

破滅の道を選んだ悪役令嬢ですが、隠しキャラの王弟殿下に求婚されています

小駒みち/シアノ

絵が綺麗

ネタバレ
2024年10月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が綺麗で、見ていてストレスがなく、ストーリーもありきたりで無難だが王道で悪くない。王弟の切ない思いが書かれるシーンも大好き。しかし、評価の星が少ない理由は婚約破棄場面が煮え切らないから。主人公が王太子を恋愛感情で見ていないというのも分かるし、男爵令嬢と王太子をくっつけたいという気持ちもわかるが、何故あそこで罪を被るようなことをしたのか…男爵令嬢を側室として迎えることを思い描いておいて、自分の公爵家の令嬢としての価値も分かっておいて、その行動をする理由が分からない。公爵家の者が男爵家の者を突き飛ばした位で罪がおもすぎるような気もするし。王太子も王太子で幼なじみで婚約者の主人公をその場で直ぐに断罪するのはいかがなものか。お前の後ろ盾だろ?これにケチをつけるのはナンセンスかもしれないが、この場面に引っかかってつづきを読むのをためらった。後ろ盾の令嬢を何も考えず断罪したという庇護があるのに、王太子は特にざまぁもされず、男爵令嬢とくっつくのは、主人公らが仲が良いとはいえ、煮え切らない。王弟は継承権3位だが、期待されてるというセリフもあったはずなのに…伏線だと思ったでは無いか!そこを無視すれば王道オブ王道が待っているので、脳をすっからかんにして読めば読める。
いいねしたユーザ4人
レビューをシェアしよう!