このレビューはネタバレを含みます▼
表題作のみ全6話+描き下ろしで合計235ページ。人気Vtuberまひるの中の人・真夜。作り上げたキャラ・まひるとの乖離に悩む真夜を、敏腕マネージャーの荻野さんが心身ともに癒してあげるお話です。真夜のメンタルがやられてちょっとずつ落ちてく描写にすごい引き込まれました。実際に私は経験したことがないから分からないんですが、落ちていく感じってこんな感じなのかな。頑張れてない自分に落ち込んで褒め言葉も素直に受け取れない真夜をヨシヨシして甘やかしてくれる荻野さん。真夜に荻野さんがいてくれて良かった!一方の荻野さんも、庇護欲と真夜を虐めたい欲がグルグルしていて、一歩間違えればなんなら真夜より闇になりかねない独占欲や執着の強さがすごい良いバランスで描かれてました。一見すると共依存なんですが、重くなりすぎず依存だけじゃない絶妙のバランスでした。最後に、全然脈絡がないんですがこれだけは言わせて下さい。荻野さんが真夜のうしろを弄る時に腕時計外して腕まくりしてるのが最高です。前屈みになった時にネクタイが落ちてこないように肩の後ろににネクタイを回すのもほわ~っとなりました。血管浮いた大きくてがっしりめの手も好き過ぎました。(刺さった癖を共有したいタイプのオタク)