このレビューはネタバレを含みます▼
ずっと片想いだった誠(165cm)が聖(185cm)に告白して付き合い始める物語。なんでジャンルが“BLマンガ”じゃないのかな?と思ってたけど、ちょっとわかった気がします。
主軸が恋愛なのは揺るぎないけど、もっとこう、2人の生き方とか思いとか友情とか、恋愛以外もたくさん描かれてる。そしてそれらがとても大切に描かれてて、その中の2人の恋愛が宝物のように扱われてる。
この2人のゆっくり丁寧に進む恋を読みながら「ああ、これが尊いというやつかぁ」と心にストンと落ちました。
手を繋ぐのもキスをするのもなかなかできないけど、頭の中はそればっかりじゃないところが、すごく良い…
彼らにも普通の生活があって、その中で恋愛が進展していくリアルさが好きです。
脇道や公園のトイレで貪るようなキスをしなくても、隣でコーヒーを飲みながら読書をする時間で深まる愛もあるんだな、とスパーン!と頭を殴られた気がします。
次巻は来年だそうですが、ゆっくり待ちます!