星詠みと海賊の嘘
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星詠みと海賊の嘘

一条珠綾/カワイチハル

嫉妬深い攻め

ネタバレ
2024年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。国に伝わる星詠み(予言の巫女のような存在)だと偽り生き延びた孤児の受け。受けは偽物だとバレないように天文学などを学び、天気を予言して暮らしていた。いろいろあって海賊に拾われて外の世界へ。閉鎖的な自国しか知らなかった受けがいろんな国々や人々と出会い変わっていく物語。攻めは遊び人で豪快な海賊船の船長。その割に泣く受けを見て慌ててハンカチを探したり受けに優しい。あととても嫉妬深い。受けが他の人を綺麗だとか褒めるのも嫌だし、世間知らずな受けが誰かの影響で変化するのも「俺以外に染まるんじゃねえ」とか言っちゃう。受けを取り戻しに来た祖国の王子様のキャラクター背景や星詠みの伝承の真相など意外な展開もあり面白かったです。
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