偽り姫の内緒ごと ~後宮で身代わりの妃を演じたら、皇帝と護衛に寵愛されました~
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偽り姫の内緒ごと ~後宮で身代わりの妃を演じたら、皇帝と護衛に寵愛されました~

桜倉メグ/雨川透子

本人が楽しそうでなにより

ネタバレ
2024年10月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻無料だったので、読んでみました。
元後宮からの逃亡妃で女優だった母親から演技を学んだ主人公・璃都は自らも女優として日々鍛練と人間観察に勤しんでいたが演技力に目を付けられ、嫁ぐ前に自死した令嬢・花蘭の身代わりとして皇帝の護衛である蒼焔に買われてしまう。「あの方は私を救って下さった。悲しませたくない。バレたら殺す。一生をかけて演技しろ」無茶な要望と脅迫に業腹モノだったが、かつて母がいた場所への好奇心と、女優バカな璃都は遣り甲斐と闘志を燃やし、後宮の嫌がらせに屈せず、皇帝との月夜の散歩もそつなくこなしていく。そんな日々を過ごす内、得意の観察眼から、蒼焔が皇帝の呪われた双子の弟なのではないかと突きつけたのだった…な1巻。レッツポジティブ!な主人公で好感持てる。売られたと知った時、恩返しができたと喜んだの、出来た娘だわ。バレたら殺すと脅されたのに、楽しく演技してるの悲壮感もなくていい。プロファイリングと想像力で、具体的な情報がない花蘭や皇帝を演技するの凄いとしかいいようがない。でもその観察眼で蒼焔と皇帝が双子だと気付かなかったんだろうか?まさか二卵性?一卵性なら装飾品じゃなく顔立ちで分かるよね?あと、蒼焔がバレたら殺す連呼してるけど、殺したら本物死んだのバレない?あまり機転が利かないタイプなんだろうか。とりあえず皇帝のためとはいえ、印象はマイナスからスタートです。なんか龍の不思議ちからも出てきて、ファンタジーかと再認識しました。タイトルから両方に愛されるらしいので、はっきりエンド確約?で続きが読めるの良かったです。
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