ないまぜな熱情【単行本版】
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ないまぜな熱情【単行本版】

沖田有帆

盛りだくさんすぎてわたしがないまぜ

ネタバレ
2024年10月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 顔いい、義兄弟、こじらせ、執着、両片想い、甘々、エロ

ビジュもいいしこれらがたったの240ページにギュッと閉じ込められていて非常にお得ではあるのだけど、中盤からちょっと駆け足感が否めなかった。
かわいくて優柔不断な義兄と美形な俺様クール義弟で強引に始まったかと思いきや、ストーリーに沿いだんだんと変化して、最終的にはもはや別人w
いつの間にか小悪魔義兄と翻弄義弟の甘々カップルに変貌していて二度美味しいともいえます。
ブロッコリーの件みたいに本来は時間と手間をかけて自然に気づいたり疎通するだろう心情を、盗聴や手紙という不可抗力に頼ってしまったのは消化不良かも…
エロパートを2、3発減らしてでも切ない葛藤やすれ違いが欲しかった。
修正は白光ハレーション。擬音を頼りに想像するしかないところもあるのですが、達する直前目の前にチカチカ星が飛ぶイメージではなく、浮遊感を表現しているところが個性的でよかった。

安定の当て馬やセ○レも出てくるものの、お話自体はないまぜではなくスッキリ完結。
ただし、胸のタトゥーは傷を隠すため?約束を刻むため??など、細かな疑問が残ります。
完結マークがついていないのでもし番外などがあるとしたら、それはそれは甘いお話になるのではないでしょうか。
★4.5
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