ないまぜな熱情【単行本版】
」のレビュー

ないまぜな熱情【単行本版】

沖田有帆

作家さんの色がでた義兄弟BL

ネタバレ
2024年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作家さんが執着とか義兄弟を描くとこうなるのかーって分かって面白かったです。
私は義兄弟でも血縁兄弟のどちらでも、兄弟で恋愛する羞恥とか引け目とか罪悪感とか描いてほしいんですが、あんまそこをしっかり描いてるのないんです。だいたい絆されて流されると、白けちゃって。

沖田先生のも背徳感はなかったですねー。
でも人気作家さんだけあって、兄弟愛と恋愛を絡めるとことか、弟の感情の移り変わりを丁寧に描いたりして、今までの作品に比べると癖は強くなかったと思います。

どろっとした話がいつの間にかハートフルなハピエンBLになってて、この先生の良さだなと思いました。
ガチ兄弟のドロドロ読みたい人には向かないけど、美形兄弟BLは楽しめると思います。

でも兄に手を出した友達の扱い、当て馬?雑すぎるw
人格が描かれてない、ただのモブになってる。
人物描写強弱つけるのはいいけど、これは適当すぎです。顔かっこいいのに、これじゃスピンオフは期待できない。
チ●消えすぎで、何も見えないです。
高校生がタトゥーいれて、どうやって水泳の授業受けるの?と思ったな。
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