ガラスの家
」のレビュー

ガラスの家

ミシェル・リード/藍まりと

うむむー

2014年7月24日
面白かった! とは言い切れない本作でした。

話の先々が読めるせいもあるけど、デインの考えのひねくれ具合とはげしい思い込みに、もうね、つかれるー。

ヒーローがヒロインを誤解してる的なお話は、大体がイライラして読みながらも最終的にはスッキリとするもんですが、このお話はどうだろうな。大きい子どもみたいなデインにこの先もリリーは困らせられるんじゃないかと思えてしまいます;

やっと二人が愛を交わす前後の彼の言葉や態度も誉められたものでははないし。まぁ、混乱してたのもあったんだろけど。。リリーはビビっと来た以外に彼のどこを好きになったんだ( ̄ー ̄)

お話は読者はだいたい先が読めてますー。ヒーローのデイン君だけが駄々をこねて前に進めずにいるので、彼がお話の最後までどうやってたどり着くのかなぁと見守りつつ読みます と言った感じで入り込めず、残念です。

あ、ただひとつ、自分の考える妄想に囚われてリリーやダニエルに対して暴言をはきまくるデインにリリーが発した『真実は白から黒までたくさんある。人はその中から自らの望む真実を選ぶんだ』みたいな言葉はなんだか胸に残りました。
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