【全1-7セット】エリート官僚αとワケありΩの契約つがい同棲生活 ~フェイク・ハッピーエンド~【イラスト付】
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【全1-7セット】エリート官僚αとワケありΩの契約つがい同棲生活 ~フェイク・ハッピーエンド~【イラスト付】

福澤ゆき/織尾おり

攻め受けともにどん底からの運命の番

ネタバレ
2024年10月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ もうめちゃくちゃ良かったです✨とにかくΩにとって辛すぎる世界。現代話においてここまで人権が無視される事があるのかって憤りしか感じない。しかも法律が完全にΩ=奴●、一見キレイな言葉で飾りつけ、暗にそう追い込ませてる。発情する種、はけ口にしていいよと法律が言っている。はっきり奴●だと言ってるほうがまだ救われる。Ωに何が起こってもたとえ消されたとしてもΩが悪いとΩの罪になる。なんてなんて理不尽。その上に捨てることを自由に許す番推進法。ペットに対してでもそんな法律作らない。その中で生きていく千早(Ω)。つらい過去も全て自分のせいと諦めて自分を責めて生きてきた。なんにも悪いことなんてしてないのに。まぁ養母の最初からの態度で養父がどんな奴か分かりそうなもんだけど、まだまだ小さく恐らく本当の両親には愛されて育っただろう千早には理解できなかった。子供の頃からの洗脳は本当に恐ろしい。

対する高斗(α)もΩの母親からネグレクトを受け、その母親はツガイ解消した国会議員の父親を待ち続け、最後は衰弱してこの世を去る。αを求め続け、執着し続ける母親を厭い、簡単にΩを捨て当たり前のようにたくさんのΩの愛人を作る父親を憎みながらも、人を愛せない自分に父親の遺伝子を感じ嫌悪する高斗。2人はコンビニ店員と客として出会いフェイクの番契約を。
高斗は千早にだけは最初から優しく関わらずにはいられなかった。千早も高斗にだけは危険や嫌悪を感じず、信じられると思ってしまう。いやもう最初からお互い特別なんだけどね😄作中ほんとに千早が辛すぎて辛すぎて………。泣きながら、結局夜通し読んでしまいました。あとがきでWEB版はもっと辛いシーンがいっぱいあったと書かれてて、これ以上辛いのは絶対最後まで読む自信ない!!と思いました。電子でだいぶマシにされて、キーマン加賀屋の過去もわかり、2人のラブラブシーンも大幅に加筆されたと聞き、ありがたいありがたいの一言です。
高斗と千早にはほんとにずっと幸せになってほしい。高斗も逆境から頑張ってる人だから安心して千早を任せられる!
脇役も素晴らしい!!!高斗の同僚の青山。いつか裏切られるのではと実は最後の方まで信じきれてなかったんだけど、ホントにめちゃくちゃいいやつでした!君がいなかったら高千は一歩も進めなかった!ありがと〜青山ッ!あと推しは義弟の葵!彼が一番千早を理解し、愛してる。葵に幸あれ!!!
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