どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます
セレン/碧貴子/すらだまみ
このレビューはネタバレを含みます▼
最終巻まで読みました。
絵が綺麗です本当に。絵だけなら星5あげたいのですが、やはり話自体スッキリしないこと多すぎて…。
もちろん殿下についてですが、自業自得だって自覚しつつ、何年もあの意味わからない茶番を続けヒロインを傷つけたのに、捨てられたら相手が”あっさり”自分を捨てたという。数ページ前自分が言ったこと忘れた?としか思いませんし、それをヒロインなら大丈夫だと勝手に信じてたからという理由で押し通してるのも意味不明。
当て馬の令嬢に本当に妹みたいな感情持ってたのは百歩譲って有り得るかもしれないとして、そんな親愛を向けた相手を利用だけして色んな言い訳にするだけなら、結果ヒーローはクズなのは変わりない。
画力がよくて、ほんとに読んでる間はそのコマの瞬間だけ納得、「そっか殿下も大変だった仕方ない」となってしまうこともあるが、冷静に全体の流れみてたら絶対そんなことなくて、ただただゴネてただけとしか思えない…。
全部ではないがクズで理屈が通らないところあるのは、人間らしいと言わればそれもそうなので、刺さる人には刺さるはず。
絵は素敵でほんとに説得力あるので、描いた方の他の作品に期待したいと思います。
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