このレビューはネタバレを含みます▼
都心と王都の貧富の差が半端ない世界。レアンが異世界転生にシエルに会った途端思い出すんだけど、ん?その設定いる?ってどんどん思う割には、事件の要所要所に前世で読んだ小説が役に立つ!しかもホントに綺麗に1行目からの伏線がまでもが回収される!ほんとにスゴイーーー!!!最後まで感動する。傾国の美男であるシエルと出会った時から、そしてレアンの純粋でシエルを助けたいこれ以上不幸で嫌な思い辛い思いをさせたくないって強い思いが、小説を細部まで思い出し、口が聞けないながらも真摯に一生懸命奮闘するレアンが愛しくってたまらない。本来は受けであろう傾国の美男であるシエルまでもが守りたい、離れない!と決意しドがつくまでの執着を出すほどの可愛さと純粋さと優しさの塊レアン。声は出せなくても雄弁にその瞳が語るんだろうなー。本来物語ではシェルを取り合い、傷つけ合う敗走した第2王子カイエンと亡国の王太子エドワードの2人までシエルよりレアンが可愛い。そして大好きな家族とも言えるシエル、カイエン、エドワードのキズを事前に取り除くのに奮闘する逞しい心持ちも大好きです。無事シエルともエチがたっぷりあるし、美人攻め(なんせ傾国の上に伝説となる人だから)だけどとしっかり漢であるところがよりグッときた!美人攻めだってやんちゃでつよい、なんかガキ大将てきなのも新鮮味があり、読んでてニヤけるくらい楽しかった。SSも盛り沢山で120%大満足でした!ロックやエマじゃないけど可愛いは勝つ🙂