世界でいちばん遠い恋
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世界でいちばん遠い恋

麻生ミツ晃

愛おしい二人!最近の作品の中で一番好き✨

2024年10月30日
「難聴者とバイオリニストの恋」というあらすじから勝手に想像していた"ベタな悲壮感"の様なものは全く無くて、真っ直ぐなのに不器用な二人が距離を縮めていく過程が丁寧に描かれていて、心からトキメキました……!最高です(泣) 二人のやりとりの全てが愛おしくて、応援したくなります…… 個人的には、この作品が「聴こえない」という事そのものに必要以上の悲劇性を与えていないのも好感が持てます。登場人物の性格(聴こえる側のトウカの性格)もあるのでしょうが、そこはあくまでイスズ本人が抱える大きな「問題」のひとつであって、二人の恋愛関係の「障害」や「困難」としてはそこまで大きくプッシュし過ぎない描き方なのが、読んでいて落ち込まないというか、胸があったかくなる読後感の良さに繋がっていると思います!(イスズの描写では難聴者故の困難さをしっかり描いていて絶妙な距離感で見事だと思います) 素直に胸キュンできる作品で、この先も楽しみです……!!!二人の幸せを願っています!!!
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