このレビューはネタバレを含みます▼
作者様に申し訳ないと思いつつ、将棋(皆さんすごい記憶力だなぁって関心しきり)はわからないのと、あまり興味を持てない為、勝敗の行方とストーリー展開だけ楽しませてもらっています。将棋の行方を色んな比喩を交えて描いていらっしゃるのはさすが。
子供時代に奪われてしまった、無条件にあった“居てもいい場所”を、三姉妹との関わりから得られた零。ひなともっと近くで心を分かち合えて、どんどん殻を破っていく。
将棋が好きだと嘘をついたこと、そんな自分が人(弟子入り先の姉弟)の居場所を奪ってしまったことに罪悪感を抱いていることから解き放たれたかな、と思えた最新巻でした。
各棋士がクローズアップされている感じからすると、終盤に向けているのかな?長期連載(特に出版社都合のやつ)は好みではないので、作者様の思うままなラストを応援したい。