恋知らずの神様に捧ぐ
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恋知らずの神様に捧ぐ

滝端

存在がもう、スパダリの神

ネタバレ
2024年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大企業の創業者一族の御曹司、見目麗しい 超シゴデキの若社長。

そんな完璧なスペックなのに、自分の会社の社員食堂のオバチャンの再婚披露宴にも駆けつけてしまう(しかも間に合わなそうだからと 走って!)
とんでもなく良い人!!
「ダーリン」じゃなくても 人としてスパダリです。
かと言って 人当たりの良い庶民派とかじゃなく、しっかりと犯し難い高潔なオーラを纏っていらっしゃる。

社長秘書をしている佐後くんは、そんな浮津社長に学生時代に一目惚れして以来、
浮津さんの会社に入る為だけに一心不乱に努力を重ねてきた人。
浮津さんのことを 神様と崇め奉り、浮津さんの為ならばエンヤコラ。

そんな神々しい存在の浮津さんから告白されて、
簡単に受け入れられない気持ち、とってもよく分かります。
大抵、「僕なんて…」つって尻込みして断っちゃうパターンを見ると、「嬉しいくせに、さっさとくっついちまえよ!」って思うのですが、
今回だけは、「うん、分かる!そりゃ無理!ってなるよね!」って、初めて共感しました。
だって本当に神様みたいな人だし、しかもこれまで人生で恋をしたことが無い、
恋心がどういうものか知らない と言ってる人なんだもん。
自分が汚しちゃならーーん!!!
って思っちゃいそう。

そして常に冷静沈着、佐後くんの想い人は自分じゃないか?と気付いて ド直球にまっすぐ佐後くんに迫ったときも、
佐後くんを初めてデートに誘ったときも、
佐後くんに断られて傷心のときも、
どんなときも 穏やかで凛々しい表情をしていて、いやはやさすが神。
両想いになって興奮して襲っちゃうときも、
あの例の聞き飽きたセリフ「余裕ないッ・・・!」ではなく、「すまん…本当に堪え性が無い…ッ」ですよ!
きゃあぁ、神様~!渋いっ!
更に更に、嬉し泣きしながら抱かれる佐後くんに「ほら」って言ってキスするの、なにー!!!「ほら」って…!
そんでもっと深く挿すときも「ほら」って!!!笑
ご褒美感半端ない。さすが神様です!

あと運転手の八木ちゃーーん!!!
なんて可愛いの!
いつも縮こまって控え目で涙目でぴゃっ!、えーっ、どうしたの?
どうしてこんな可愛らしい子が、大企業の社長のお抱え運転手に採用されてるの?
八木ちゃんのスピンオフ見たい!
どんな生い立ち どんな生活してるの? 好きな人はいるの?
オバちゃん知りたーーーい!!!
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