やさしいミルク【分冊版】
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やさしいミルク【分冊版】

高田ローズ

小説のような耽美な漫画

ネタバレ
2024年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公が小説家だからでしょうか?小説のような詩的なモノローグと美しい絵が相まって、誌面から溢れ出る色気がたまりません!“香り”の表現も秀逸で、ミルクの香りがする歳下美青年と煙草の香り漂う年上男性という対比が秀逸です。ネットドラマで映像化してほしいと思いました。
コミックス派なので既刊3巻まではそちらを購入しましたが、どうにも続きが気になって、分冊版も購入してしまいました。
他の方も書かれていますが、東雲さんが結婚する、というのは、主人公のための嘘なんじゃないかな?彼は彼で関係性を変えたかったのだと思います。自分の香り(タバコ)を染み込ませ、仕事の仕方も感性も快楽も、すべてを教える…なんて、まるで光源氏みたい。
東雲さんも気になりますが、よもぎとシロ君の関係はどうなっていくのか?小説への世間の反応は?今後の展開が気になります!!
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