もう少しだけ、そばにいて
」のレビュー

もう少しだけ、そばにいて

白野ほなみ

出会えてよかった

ネタバレ
2024年11月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ かわいらしい表紙に目が留まって買ったけどめちゃくちゃ重かった・・・でも下半身不随の人の日常ってこんななのかと恐らく取材したか経験談なのかめちゃくちゃ解像度が高そうな描写だったのでBLであることを忘れて読んでいた。
五体満足でなく、日常的に痛みや屈辱感を味わう生活・・・もし自分が同じ立場だとしたら主人公の選択は例えお守りだとしても理解できる
どれだけ最愛の人がいても、自分の為に無理してる、自分が縛ってる、自分がいなければもっと自由になれるのにと考えてしまうよね・・・しかも同性同士だから生きにくい部分もあるし大学時代に彼の夢を知っているから尚更
同性同士関係なくこういう人生を歩んでいる人達って存在するんだろうなと思わされたし、もし関わることがあればその人達が普通でいられるように作中の警備員さんやタクシーの人みたいに自然体でありたいと思った
シリアスで辛いシーンも多かったけど、絵がかわいくて、先輩が賑やかし要員だったり、お助けキャラだったりでとても救われた。
おすすめは内容が重いのでちょっと人を選ぶけど、出来れば読んで欲しいです。
エピローグありがとう
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