このレビューはネタバレを含みます▼
タイトルの文法で行くと、医師のカルテが変態というふうに受け取れるのですが、実は患者たちが変態という。つまり、変態たちを記録したカルテ。そして、医師の何か良くわからんがめちゃめちゃスゲエ魔法のテクニックを披露しつつ、下ネタ患者たちを治療していく。テーマは悪くない。悪くないんですけど、作家さんの品性が上等なんでしょうね。ギャグとしても下ネタとしても中途半端で、下品な私としては「パンチが足りない」と感じてしまう。下ネタなら火鳥先生の『アナノレ』シリーズくらい突き抜けてほしい。異世界故の○ナニーネタ等テーマは秀逸ですが、活かしきれてない感。作画や漫画はめちゃめちゃうまいのですが、似た題材の本と比べると……という印象。