坂の上の魔法使い
」のレビュー

坂の上の魔法使い

明治カナ子

尊い

ネタバレ
2024年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編の番外編、ありがとうございます!また皆さんを見ることができるの嬉しい。
こちらは本編のその後が描かれていて少しコミカルになってます。成長したラベルと、その周りの者たちの日常を描いてて癒されました。リー様もちょこちょこ登場してるけど相変わらずの放浪癖で必要な時にパッと出てくる感じ。そんなリー様を今でもずっとお慕いしている者達にスポットを当てて描いてます。
お話の軸は、魔法使いを束ねるギルドの長エイベンになります。幼い頃の記憶が途切れてて、一番古いものがリー様と出会った頃のこと。このことを誇りに思っているほど、エイベンはリー様に敬愛を抱いてて「いつかリー様と2人でお茶をしたい」と可愛らしい夢を持ってるのがいじらしい。(リー様が何事にも素っ気ないのもまた悶える笑)
そんなエイベンのちょっと報われるお話が良い感じです。
個人的にラベルの使役が可愛くて仕方ありません笑。
成長したラベルは明るさと魔法に関しての無知さはそのままですが、王の息子の貫禄(父親と同じ力)が備わってて頼れる子に。あんなに小さかった子が…と親目線で見ちゃってなんだか嬉しい。リー様に小言を言ってるのも本当の親子みたいでほっこりしました。
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