どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます 【連載版】
セレン/碧貴子/すらだまみ
このレビューはネタバレを含みます▼
王太子が本心をぶちまけて償いをさせるという流れまでは良かったんだけど、そっからが良くなかった。将来のためといいながら、過去の仕打ちにこだわっているヒロインが悪いみたいな結論でハッピーエンドにしてるのは納得いかない。酷い仕打ちをされたのだから謝罪や贖罪を求めるのは当然だし、信用しないのも当然。国王が別の女に兄王子を産ませ、その息子であることが背景にある中で、一度浮気した男が二度目が無いと信じるのは(魔法で誓約があるとはいえ)無理がある。
更には、その諸悪の根源である国王の排除も出来ていないし、かといって国王と侯爵派との和解も出来ていない。なんでこの国内情勢で解決になるのかwww
王位継承やら勢力争いの背景も混ぜるならちゃんと幕引きまでキレイにしてほしかった。結局お花畑になって終わりかよ、という感想だった。
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