しょうがないけど愛おしい【電子限定描き下ろし付き】
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しょうがないけど愛おしい【電子限定描き下ろし付き】

ななつの航

ストーカー?それともストーカー「気質」?

ネタバレ
2024年11月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者さん買いです。表題作のみ全6話+描き下ろしで合計247ページ。祖父から受け継いだアパートの管理人をする尚樹。そのアパートに、幼馴染みの圭吾が住むことになって…というストーリー。最初、圭吾のヤバさが突き抜けている(笑)ので、この辺りが2次元と割り切って楽しめるとより面白く読めるのかなと思います。要はストーカーなんですが、ストーカー行為をしている方は本作品中では嫌がらせ目的ではなくあくまで好意で行なっていると思ってるんですよね。される側がどう受け取るか、その行為が一方的かどうかで大きく変わってくるわけで、ストーカーと認定されるか「ストーカー気質」に留まるかはやっぱり二人の関係次第なんだなと。尚樹にグイグイと好意を押し付けて怖がらせていたことに気付いた圭吾が、消極的でしおらしくなったり、なんか大型犬が叱られてしょげてるみたいに見えて可愛かったです。尚樹は作中で自分は絆されてると言ってましたが、気付いたきっかけはアレでしたが圭吾の存在は尚樹に対してずっと特別だんたんだろうなと思いました。あと、同じアパートの住人、持田さんがすごい良いアシストしてくれてます。二人の好意を知ってのキューピッド的アシストではないんですが、とても好感が持てました。
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