拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
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拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

由姫ゆきこ/八色鈴

読むのに覚悟がいる

ネタバレ
2024年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインとヒーローがすれ違い、重たい話になるのは令嬢ものによくあれどそのなかでもかなり辛い部類に入ると思う。
四角関係(?)の陰謀に巻き込まれて拗れてしまったけれど、二人が自分に自身がない故に相手に想われてないと決めつけて会話を持たなかったことがこんな結果になってしまうなんて。
連載分まで読んでおり、現在の主人公は前を向いていてハッピーエンドが予想されるが取り戻せない時間を思うと悔しい。
主人公ももっと歩みよればよかったけれど、嫉妬の感情から怒りを剥き出しにしたまま無理矢理襲って妊娠させて、生まれた子供に出産以降会わせることもなく、産後体調を崩した主人公を放置して義妹と密会していたオスカーは許せないぞ。
愛人がいるという噂を軽薄な友人がいるのにオスカーは知らないわけないのだから妹の存在を伝えておくべきだった。
でもオスカーも反省しただろうから、どうかこれからは三人幸せに暮らしてほしい。
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