このレビューはネタバレを含みます▼
前から読んでみたかったお話を読み放題でみつけて飛びつきました。椎名くんの帰国・アラタさんとの再会でスタートするお話はどんな流れになるのか──二人の出会いから、田舎での生活、別れ、東京での再会、それぞれの道を経て再び現在に返ってきて。
バンド復活の時には椎名くんの病いが治ったことに安堵。どれほど苦しかったか、イギリスまで、アラタの元を離れてまでだから相当でしょう。待ってくれていたメンバーへどう伝えるのか‥静ちゃんじゃないけど、ここで号泣でした。
そしてラスト───
アラタさんは椎名くんのギターセンス・才能への嫉妬に、なんだかうやむやに折り合いをつけていた感じだったから、この二人だけのステージは、本当の意味で椎名くんのギターに向き合い、気持ちの整理がついたんじゃないか‥そう思うと共に。
この二人だけのステージは椎名くんの叶わない、たった一つの願いが叶った瞬間で。椎名くんじゃないけど大号泣でした。
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