ワンルームエンジェル
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ワンルームエンジェル

はらだ

慈悲という名の祈り

2024年11月23日
死に際に突然天使が見えるようになった男の、空っぽだった心が満たされていくストーリー。

陶磁器みたいにひんやりしてそうな美形天使に一目惚れして購入しましたが、予想に反し熱いものが込み上げてくる人生讃歌でした。悲しみも愛も憎しみも涙も全部抱えて踏ん張っていくんだ。

自分にしか見えず頼れない天使がそばにいて、その天使の羽根が抜け落ちないように悪意から守るような心構えで生きていきたい、誰しも互いに与え合いながら巡っていくのが人生なんだと改めて思います。
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