「好き」と言って。
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「好き」と言って。

ma2

自分向きではなかったかも…

ネタバレ
2024年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 優介の「俺は俺の世界で認められなければ」という言葉がすごく切なくて、でも人生のテーマでもあり、刺さりました。剛と離れた後に仕事では大成できたようなので、目標が達成できていて、それがまず本当に良かったなぁと思えたのですが、この台詞にはやはり恋愛面も含まれていたと思うのです…。
それを考えると、本当に相手が剛で良いのか?というモヤモヤとした気持ちが残りました。
個人的に、"遊び人なわけでも貞操観ゆるめな訳でもなくむしろ真面目寄りなのに、これまで散々女にモテて高校生ですでに女を何人も知ってる攻め"というのが人として一番苦手で。そんな攻めがなぜ男友達でしかない優介を抱き枕にするほどくっついたり懐いていたのか疑問ですし、そこに無自覚な恋心があったと言われるとむしろキツいし、なんだか優介のことを友達としても好きなのかすら伝わってこなくて…剛がボヤッとした印象。
短編なのでページ数的にも仕方のないことかもしれませんが、要は攻めである剛のキャラが自分向きではなかったかなと思います。
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