路傍のフジイ【単話】
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路傍のフジイ【単話】

鍋倉夫

自然体の魅力

2024年11月29日
紹介文の通り、自分にも何だかよく分かんないままじんわり刺さりました。
人にも物事にも穿った見方をしない、人にどう見られようとマイペースに善良に生きる藤井さん。鬱屈したもの抱えて日々を生きる人達が、そんな藤井さんとの関わりを通して“ こんな人も居るんだ ”とちょっとだけ世界の見え方が変わるような、自然体で居られるような、不思議な魅力を感じました。(中には何だコイツ?のまま終わってく人も居る)。
わたくし事ですが最近結婚しまして…自分は絶対しないもんだと斜めに生きてきたのに、出会って1ヶ月で成約した事に驚き (決めた時点で手も握っていない)。あ、お見合いではありませんよ。
ヒロイン石川さんが藤井さんに対して感じたであろう、“性的な値踏み” をされない事への安心感にめちゃくちゃ共感してしまいました。自然体で居られることの大切さを、日々噛み締めて今生きてます。
そんなに続きが気になるって作品でもないのですが、何となく単行本版で続きも購入すると思います。
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