このレビューはネタバレを含みます▼
柏木将太は34歳にして転職し、新たな職場で28歳の雨宮徹の下に配属されます。営業のエース雨宮は多忙さに加えて年上の部下の扱いに窮してか、ほとんど柏木に接触してきません。管理職も経験している柏木はそんな雨宮を冷静に見ていたのですが、雨宮の作った資料を褒めた事で雨宮がほろりと涙を流します。久々に褒められて嬉しい、今まで居心地の悪い思いをさせてすまないと素直に謝る雨宮は、お互いに褒め合わないかと提案してきます。「?」と思いながらも雨宮の涙を見てしまった柏木は、なんとなく承諾してしまいます。柏木が褒めると雨宮はパァッと喜びますが、柏木は褒められてもそれほど嬉しくありません。初めての飲み会の後、柏木はかなり酔った雨宮にそれを伝えるのでした。とにかくポジティブでかなりのメンタルモンスター雨宮となかなか本音を見せない柏木はまったく噛み合っておらず、それが絶妙なタイミングを呼び恋へと進化してゆきます。転職を余儀なくされた心の傷を負う柏木に、年下らしい行動力で雨宮がグイグイ踏み込んでゆくお仕事BLは、キャラもストーリーもしっかりして読み応えがあり、甘エロい描き下ろしがたくさんありました。