はなれがたいけもの
」のレビュー

はなれがたいけもの

八十庭たづ/佐々木久美子

心が震える

ネタバレ
2024年12月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ お試しで8巻まで何度も読み、結局お高めだけど8巻全部買ってしまいました。後悔は無し!初めて読んだ時本当に心が震えました。レビューで他の方が書いていた様に、誰のセリフか分からない部分や前後逆の方が良いかなって思う文章があったり…それも作者様のこだわりだと思います。それを差し引いても本当に素晴らしいです。傭兵の人間ディリアと金狼国の王獣人ユドハ、たった一夜でアシュを身籠り1人で子育てして来たディリア。ずっとディリアを忘れられなくて6年間探し続けて来たユドハ。もう2人の愛が溢れている。王位継承や差別や色々な困難苦難に立ち向かう姿が素晴らしいです!ディリアの強さ、潔さ(ユドハやアシュを守る為なら自分の命すら投げ出す)が悲しくて、涙が出ました。ディリアの総てを愛するユドハの行動力も!スパダリ世界No.1!ディリアの『愛されたことなどない』は幼い頃の記憶を消されていたんですね。それも愛ゆえに…何度読み返してもウルウルしてしまいます。挿絵も素晴らしくコミックスよりも私は好みです。私はディリア推しなので今後金屏風銀屏風がメインになっちゃったら寂しいです。ssでアシュが成長して
アシュの目線のディリアとユドハが出てくる場面があるのですが、私は、ほっとする一方寂しさも感じてしまいました。
9巻新刊出たけどやっぱり買ってしまうんだろうなぁ。
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