このレビューはネタバレを含みます▼
盛大なネタバレを以下に書きますので、ご注意ください。個人的に読む前にハッピーエンドかバッドエンドか知ってから読みたい方なので、同じ考えの方に向けて書きます。人を不幸にしたら(対象者が悪意に塗れた加害者と他者を一切顧みないストーカーの2人だとしても)幸せになってはいけないと考える方には、スッキリしないお話です。しかしながら昨今のざまぁが好きな方、因果応報が好きな方には、ハッピーエンドと感じられるお話だと思います。
思いっきりネタバレしますと、攻めが受けに酷い加害をしたあげく番にしてしまった不良αを、攻めに一方的に付きまとうストーカーΩを誘導して殺害させます。
ストーカーΩは逮捕、攻めは簡単な事情聴取のみで疑われもせず一切お咎めなし。
番いの解消法が億単位の手術と番いの死亡の二つなのですが、不良αの死亡で受けの番いは解消されました。
番いのいなくなった受けと、しつこいストーカーがいなくなった攻めが番なります。
仄暗いものが見え隠れしてますが、攻めと受けが幸せなら良いではないかと単純に納得しました。
人を不幸にしたら幸せになってはいけない…そもそも先に人を不幸にしたのは不良αとストーカーΩの2人なのだから、幸せになってはいけないルールに則っとっているから、攻めが悪いとは思えない。
因果応報という言葉もあります。
それでも人を不幸にしたら幸せになってはいけないと断言する方にはお勧めできない作品です。