今世では、ひとりで生きようと思います。そのはずが…
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今世では、ひとりで生きようと思います。そのはずが…

藤いちのせ/未知香

コミカライズの成否は派手な断罪次第!

ネタバレ
2024年12月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系で原作は完結し、読了。設定は面白いのに、盛り上がりに欠け物足りない印象でした。そのためかコミカライズ化にあたって大幅に改編されています。一例ですが、ヒロインが前世の辛い記憶を思い出し魔術を繰れるようになるのは原作では冒頭で日常生活の中、実に平坦。これがコミカライズでは、婚約者と義妹の酷い仕打ちから劇的に蘇ります。good な改編です。今後もこの調子で原作の平坦さを改編していただきたいと思います。私が原作で一番不満だったのは、ラストの元婚約者と義妹への対応です。ヒロインの元婚約者は国家的規模の悪事を働き、弟の命を幾度も狙いました。それがラストで悪事を暴かれてハイ終わり!王太子のまま。エッ!それで終わり?。義妹にも嫌味を言い放っておしまい。(この二人が未来の国王夫妻になるんですよ!興醒めを通り越してギャグ!笑)原作ではイライラMAXでした。コミカライズでは、この悪役2名は原作より酷い言動をとっているので、派手な断罪をお願いします。断罪はその罪の大きさに比例して厳しくあるべきです。元婚約者の行為は国家反逆罪に等しい行為です。学園内のイジメとはスケールが違います。国権による然るべき処罰があるべきです。それでなければ物語世界が悪が許される理不尽な世界になってしまいます。現在は星2つの評価ですが、断罪が原作通りならマイナス1やむなしです。ラストだけ課金して読む予定です。
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