終わらない友情と片恋論
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終わらない友情と片恋論

美和

恋人にはもったいない、か。

2024年12月20日
巷でよく聞く、友達は一生もんで恋人はいつか別れるものってのが土台にある物語。その考え方には一理あるからずっと言われ続けてんだろうけど、それに引っ張られすぎてるが故に実咲は晴真と恋人関係になることを恐れる。元々恋愛感情がある晴真とそうじゃない実咲の違いはあれど、誰よりも大切な存在だからその先に進めないってのは同じで、お互いにストッパーを掛けてただけで両思いになる要因はいくらでもあったように思える。
敢えて最後まで2人は恋人って明言しないけど、きっと友達で恋人で家族のような関係を築いていけんだろうなって思える2人だった。
固定概念とかマイナーチェンジしないままの枠組みにはめ込もうとするからズレが生じるし息苦しくなる。目の前にいる相手と一緒に2人だけが通じる合言葉のような関係をゼロから作っていけばいーんだよね?
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