悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~
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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~

白梅ナズナ/まきぶろ/紫真依

最高峰の悪役令嬢レミリア様

ネタバレ
2024年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ メタ要素を得た転生主のチート復讐劇、読んでいてかなり気持ちが良いです。それがレミリアとしての復讐ではなく、レミリアの心の芯にエミがずっと存在していて、『エミのレミリア』を取り戻す為だけに、レミリアが生きているのがエモすぎます。
時折見せる悪女に見える一コマでも、エミを傷付けた者だけが対象の憎悪なのでただただ格好良い…。
敵しか居なかった中で唯一自分を愛してくれていたエミの存在。
転生し直してから増えていく味方や想ってくれる相手、そんな中でも何故かレミリアがまだ孤独を抱えているような気がしてなりません。
レミリアもエミも幸せになって欲しい、でも転生に至る背景的にそれは叶わないのかもしれない。
心が揺さぶられる、一巻一巻読み進めたいけど読み終わりたくない、ずっと読んでいたい。そう思える作品です。
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