青とジェント
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青とジェント

秋平しろ

優しく爽やかな作品

2024年12月22日
「巣箱の王子様」で作家さんを知り、楽しみに読んだ本作。とーっても良かったです!「巣箱」に比べると受けもまだDKで性格に癖もなく、攻めも陰の部分と自分から訣別しているので、切なさがない分優しく爽やかな素敵なBLになっています。貧しさから追い詰められていた直己が、ジェントルな綾間さんに大切にされて花開いていき、また綾間さんも素直な直己との時間に癒されていく様子が何度読んでも幸せな気持ちにしてくれます。そして、2回目からは秘められた佐久間さんの思いにも胸が締め付けられ、初読ではただ面白かった場面が意味を変えてゆくのがまた素晴らしかったです。私にとって「巣箱」と並ぶ、何度も読み返したい大切な作品になりました!
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