２つの涙が印象的

ネタバレ

2024年12月27日

このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みが面白そうだけど、ありがちなアオハルBLだったら嫌だな…とかなり逡巡し、でも攻めなければ良い出会いはない！と思い切って購入。大当たりでした！たいしたことは本当に起こらない、なのに気持ちが通うのに長い長い時間がかかるのは、碧が自分の気持ちに折り合いをつけるため。青がずっと自分を好きだと気づきながら、自分からは何もせず、青を試すようなことを繰り返す碧はずるいのかもしれないけど、誰よりもそんな自分が嫌いなのも碧。いや、怖いのは仕方がないよ。みんな怖いんだよ。そのずるさを許せない碧が、青の憧れの人だというのには泣けてきました。2人が何故お互いに惹かれるのかもしっかり伝わり、素敵な友人たちも魅力的で、とても良い作品でした。心に一番残っているのは、「嫌だなあ」と青が流した涙と、一度だけ碧が流した涙。ぜひ読んで確かめてみてください！

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真文さん

(女性/50代) 総レビュー数：1件

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