お狐様のお気に入り【コミックス版】
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お狐様のお気に入り【コミックス版】

茉白あさひな

純真無垢な愛の物語に感動の拍手を

ネタバレ
2025年1月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出会えて良かったと心から思える作品に巡り会えました。こんなにも心が震えて泣ける作品は、滅多にありません。
宇迦之御魂神さまに使える眷属のお狐様の三珠さんが、人間の暦くんに恋をした種を越えた素敵な素敵な物語です。
三珠さんの真っ直ぐでひたむきな想いは、読み手も感情移入して応援したくなります。
眩いばかりの三珠さんの笑顔は、そのピュアな心そのもので、茉白先生の絵の美しさに魅了されます。とにかく三珠さんが可愛いくてたまらないのです。
種が違えども、暦が三珠さんに惹かれて行くのもナチュラルで優しい世界に引き込まれて行きます。
人間を愛した三珠さんの覚悟が胸を打ち、涙が溢れて止まりませんでした。
永遠の命や神の元での地位より、数十年暦と生きられる人生を選んだ三珠さんに涙、涙です。なんて尊い愛でしょうか。
そしてもう一つの深い愛がありました。
宇迦之御魂神さまの愛。幼い頃から三珠さんを可愛がっていた宇迦之御魂神さま。きっと手離す事は寂しくお辛い事だったでしょう。それでも、三珠さんの幸せを願って手離すされた。手離すのも愛。見守って行く事も愛だと思いました。もうこの二人の絆にも涙が止まりませんでした。
この作品には愛が沢山詰まっています。
そして…茉白先生の物語の内容も勿論、構成、伏線の回収が素晴らしくて感動です。
三珠さんと暦との出会い、三珠さんが大事にしている赤いマフラー、解き明かされた二人の運命にまたまた涙が止まりません。
何度読んでも泣けてしまうし、その繊細な心理描写も本当に素晴らしく、この物語に出会えて幸せです。
茉白先生の絵の美しさは等身大のキャラにも、小さくなった三珠さんにも描かれています。
小さな三珠さんがめちゃくちゃ可愛いくて、可愛いくて萌えの嵐です。むちむち、ぷにぷに、たまりません。ぜひ読んで下さい!
大好きな作品が沢山の方に読んで頂けましたら、この上ない幸せです。
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